blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

先生はいつも優しい

2021-03-23 01:58:31 | 日記
もう日付が変わって、3/23になってしまった。
昨日は例月の通院日で、市内の病院に行ってきた。

今の主治医の先生とはかなり長い付き合いとなっている。
他県に4年半いて病院そのものからも離れていたのに、昨春にこちらに帰って行ってみるとカルテはちゃんと残っていたし、先生は自分のことは鮮明に覚えてくれていた。
先生は非常に温厚な方だが、かつて私が別の環境で倒れてしまった時の当時の会社の対応には、文字通り血相を変えて激怒した。
話は聞くフリ、薬だけは大量などという先生では少なくともないし、診察室内で激怒しても一銭の得にもならないのにそうできるのは、「本気」であたってくれているということである。

今回の不調の経緯については、前回記事にあらかた書いてあるので繰り返さない。
せっかくの機会だから洗いざらいお話はさせてもらったが、先生は半分あきれ返っている様子だった。
「もうそんな所辞めちまえよ」というのが先生の結論であったし、「半年近く仕事してきたんなら他のチェーンでもできるよ」ということであった。
もちろん自分のことだから丸飲みはしないが、自分なりの判断基準はお示しした。
それは、今後経営から来る「最初の連絡の中身」で決めるというものだ。

私を結果的に追い詰めた二代目君は、私の突然の離脱宣言に当惑し「社長」に話し合いを丸投げして、その話し合いは社長の最大限の厚意によって今のところは穏やかな形に収まっている。
その話し合いからやがて一週間近くも経とうかというのに、あれほどグループLINEで吠えていた二代目君からは一言とて連絡はない。
いずれジレて連絡してくるだろうからという先生のアドバイスもあって、こちらからのアクションはしないで連絡をひとまずは待つ。
体調への気遣い、事の重大さへの反省が(ウソでも)見られれば復帰も考えるが、何もなしで「いつ頃から出れそうですか?」などという連絡が唐突に来ようものならその時は終わりだ。
結局は「店舗を回す」ことしかアタマにない人間のもとに帰ってもロクなことはない。
ほとぼりが覚めれば適当にこちらをおだて上げて難儀な仕事を投げてくるのは目に見えるからだ。

無知を承知で言うが、CVSの経営者というのはだいたいが単独店舗か、せいぜい目の届くところにもう一つの二店舗というのがイメージとしてあった。
ウチの経営のように、家族経営でありながら片手を越えるような店舗数を手掛ける例はあまり聞いたことがなかった。
地理的に決して近接はしていない店舗も抱える中、各店のスタッフの努力によって何とか支えられてはいるものの、管理するほうに余裕が全くないように見える。
なぜここまで増えたのかは知らないが、ひたすら拡大拡大で来て組織に無理がかかっているとすれば、最近不正が明らかになった某大手医薬品メーカー(繰り返すが私の古巣でもある)と全くイメージがかぶってしまう。

いみじくも、社長との話の中で「組織として考えなくてはいけない部分がある」との言葉が出た。
一度立ち止まって、場合によっては店舗数縮小も含めてスリムな体制にすることまで視野に入れないと、私のような木っ端スタッフばかりでなく、大事な大事な店長クラスまで潰してしまうことになってしまい(実際潰れそうという話も聞いている)、そうなったら本当に終わりである。
それでもあくまで現状のまま、勇気ある他のスタッフからも疑問が出ているところを中央突破していこうとするなら、いずれ全てを失うことになるだろう。

もうほぼほぼ縁が切れそうないちスタッフでも、わずかでも縁があった環境にはそれなりの思い入れはある。
立地7割努力3割という言葉があるCVS業界にあっても、努力を怠って立地すらも失いそうな現状を見過ごすわけにはいかないのである。

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