しし唐のかつ節炒め ～超辛いのをズバリ当てる方法～

超辛いのをズバリ当てる方法‥‥‥。10本に１本くらいの確率で、超辛いブツにお目に掛かる自然界のロシアンルーレット「しし唐」は、シンプル調理のわりには自然の旨みを満喫できるお野菜だ。正式名は「獅子唐辛子（ししとうがらし）」で、先端が獅子の頭に似ているのが名前の由来だそうだ。





一般的に、仄かな苦みと辛さがクセになる味で、大当たりの超辛を見分けるのは至難の業だ。扱い慣れたプロに聞いてみると、ストレスを受けて歪な形（的中率５割）になっているしし唐は辛みが強く、串焼きの串を打った時点でツンと香りがするもの（的中率５割）で、５割＋５割で超辛いのを100％近く予想できると豪語する。



しし唐は、ビタミンＣやβ-カロテンが豊富に含まれており、健康維持・美容・疲労回復に役立つ。軽く炒めた「しし唐」に、出汁醤油をお好みで加えただけで最高級のお酒のアテになるが、かつ節をひと握りバサッ！と投入すると、さらに冷酒が進むこと請け合いだ。



ワシの好みは超辛いブツで、ストレスの中で育った人間ほど味がある法則で、ストレスは大当たりを多く生むそうだ。ここだけの話、生半可な辛さのものに遭遇すると、赤い唐辛子の10倍の辛みの黄唐辛子を内緒（黄色だから唐辛子だとバレない）で追加して、ワシの肴を横取りしにきた家族に「しし唐ムッチャ辛い！」と悲鳴を上げさせるのが恒例のパターンだ。

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