■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

味噌かんぷら ~福島の郷土料理 じゃがいもの甘辛みそ焼き~

2020年06月03日 16時31分29秒 | レシピ紹介(炎クリ流)
じゃがいもの収穫を経験された方はご存じだと思うが、根っこの先っぽの方には、小さい未成熟のお芋が数珠つなぎに引っこ抜けてくるときがある。売り物にならない子芋は、子供の頃塩茹でや蒸し器で蒸したり、いまではレンチンで充分だが、当時はお鍋一杯に作って、即座におやつになるのが田舎の決まり事だった。





子芋を皮付きのまま、レンチンして多めの油で揚げ焼きにして火を通し、日本酒・砂糖・味醂と、味噌を加えて味が馴染むまで煮詰めたものを「味噌かんぷら」といい、子芋が無けりゃ~大きな芋をひと口サイズに切れば良い。福島県の方言で「かんぷら」とは「じゃがいも」のことを指し、語源はポルトガル語のアーダアップル→アップラ→カンプラと変化したようだ。県民ショーで扱っていたので仕上がりのイメージは頭にある。





福島の郷土料理「味噌かんぷら」は、食糧難のときはじゃがいもを米代わりに食べるためのお惣菜として生まれ、現在では大衆的なおつまみとして地元では人気があるようだ。レンジで柔らかくしたじゃがいもを、油で揚げてホクホクの食感に、甘辛い味噌のこってりとした味わいが、お酒のおつまみとしてウケたようで、刻みネギが乗っかってもよさそうだ。



■味噌かんぷらの材料(2人前)
・じゃがいも:300g ※大きい芋ならひと口サイズに切る
・サラダ油:適量 ※ジャガイモを揚げ焼きにするときの油に使用
・日本酒:大匙1
・砂糖:大匙1
・味醂:大匙1
・味噌:大匙1半

■味噌かんぷらの作り方
・じゃがいもは芽を取り除く。
・水で洗って水気を切っておきます。
・耐熱ボウルに料理酒を入れ、ふんわりとラップをかけ電子レンジへ。
・600Wで5分ほど加熱。
・フライパンに2cmほどサラダ油を入れ170℃に熱し芋を揚げ焼きにする。
・全体がキツネ色になったら油を切る。
・別フライパンにお芋・砂糖・味醂を入れ中火で絡ませる。
・混ぜ合わせたら味噌を加え煮詰めながら絡める。
・お皿に盛り付けたら完成。



最近のワシの常套手段は、じゃがいも・ベーコン・チーズで、フライパンにフタをして、焼き焼きしてガレット風に仕上げると、飛びっきり美味しいビールのおつまみになる。



‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥

ご訪問して頂きありがとうです。
どなたさまでも、お気軽にコメント戴けると嬉しいです。
酔っ払っても写る「CANON Power Shot G7XⅡ」と「iPhone」での撮影です。
日本ブログ村 こだわり料理部門、写真ブログ部門に参戦しております。


下のバナーをクリック🎵して頂くと励みになります。



コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラーメン屋さんの天津飯 ~... | トップ | サバのきずし ~酢〆したサ... »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (くにちゃん)
2020-06-03 17:13:13
こんばんは^^
炎クリさん♪

そうそう新じゃがと共に、この小芋さん♪
これね~蒸かしてもらって、塩つけて食べたな~
今じゃ~マヨとかチーズ、そうそう塩からとか
色んなトッピングあって、これも美味しいのだけど
子供時のシンプルなやつ。。メチャ美味しかったな~

福島の名物「味噌かんぷら」アタシもケンミンショーで見た!みた!!
大皿にどっかーんと盛られたこの「味噌かんぷら」真ん中にして、
おにいさんはビール片手に、おねえさん子供はご飯にのせてて(このフレーズ多いよね)(笑
我先にと食らいついてる様子!!笑えるというか
寝る前の夜9時過ぎ「食べた~~い」て、思ちゃうんだな~(笑
この甘辛いみそだれ、絶対に日本人の郷愁の味で誰もが好きだと思います。
味噌かんぷらもですが
炎クリさんのこのガレット風のチーズ焼きも。。ビールにも、おやつにも。。最高!!とまんない~~

今夜もごちそうさま~炎クリさん♪
お芋てほんと、おりこうさんだね(笑
返信する
Unknown (しじみ)
2020-06-03 21:12:51
お晩だす

新じゃがの子芋で

しじみも作るだす

ただ味が甘辛醤油で、味噌では

作ったことないだす

味噌味今度つくってみまふ

美味しそうだす

ぷっちんだす
返信する
Unknown (炎のクリエイター)
2020-06-04 15:45:31
こんちは。(*⌒ー⌒*)ゞ
いつもコメントありがとうです。

くにちゃん
農家にすれば、不要な未成熟の小芋なわけですが、これを好意で持って来てくれるお婆さんなりに、大好きだから有難いってよくお礼を言ったものです‥‥‥ホウレン草くらいではお礼を言わないし。あかんやろ! 塩茹でが一番楽チンなんで、オヤツはそのケースが多かったですね。今や少量も手伝って、レンチンで速攻の早業ですよ。あと、ナンバと呼んでいたトウモロコシなどがおやつの主流でした。味噌かんぷら‥‥‥県民ショウの再放送でタイミングよく見たから即つくりました。

しじみちゃん
そうそう、塩ゆでが多かったんですが、その土地では寒いとか何らかの理由で味噌を使っているんですよね? 確かに醤油味もイケそうですが、そうなればラーメンの塩・味噌・醤油と同じことですよね。そうだ! 味噌バターや、豚骨はどうでしょうね?(笑)

皆さんの応援を感謝します。
いつも(^_-)-☆ありがとうです!
返信する
これも (チーママ)
2020-06-06 00:26:57
聞いたことないなぁ?
子どもがずるずるって・・・芋ずる式って😁
味噌かんぷら❔
ミソ味のジャガイモって食べたことない~
みそ汁に入れるのは、おいしいと思うし合うな~😊
チョイしょっぱいホクホクいいね~
返信する
結構な甘い味噌味で‥‥‥ (炎のクリエイター)
2020-06-07 00:37:46
チーママさん
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ

庫のネーミングは福島のものですから、そちらからの方が近いですけどね? 県民ショーで見なければワシも知らないところでしたよ。味噌だけとは違って、砂糖・味醂も入れるので、結構な甘い味噌味で、ご飯のおかずにもなりそうでした。刻みネギを振り掛けると、よりいっそう美味しくなるかもです。

いつもありがとうです。(^_-)-☆感謝!
返信する

コメントを投稿

レシピ紹介(炎クリ流)」カテゴリの最新記事