私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

真理も幻

2015年01月24日 15時55分29秒 | 悟り
◇真理も幻◇

以前、「私は在るという錯覚について」という記事を書いたのですが、今日は真理について書いてみたいと思います。
今回もリンゴを例にしたいと思います。(^^)

あなたの目の前にリンゴがあるとします。
そのリンゴは、あなたがそのリンゴを観て、あるいは感じて認識しているときだけ、存在しています。
あなたがリンゴを認識していないとき、リンゴは存在していません。
私たちは、リンゴ、すなわちこの物質世界が実体としてあるものだと思い込んで生きています。
しかし、それは私たちの思い込みであり、誤解なのです。
リンゴという実体がそこにあるのではなく、リンゴというあなたの認識があるだけだからです。

リンゴがあなたの認識(考え)であり、幻であるこという点については、ご理解頂ける方は少数でしょうがおられるのだと思います。
では、真理についてはどうでしょう。
真理の内容は、真我でも、根源でも、無でも、無我でも、空でも、神でもなんでも結構です。
あなたが真理と考えているもので結構です。

リンゴに対してそれが幻であると見抜かれた方も、対象が真理になると、なぜか皆さん、それが絶対であると信じ込み、握りしめてしまいます。
どうしてでしょう。

真理も、リンゴと同様に、あなたが認識している考えじゃありませんか?
真理とリンゴにどういう違いがあるのでしょうか?
何も違いはないのに、皆さん、真理に触れると簡単にそれを抱え込んでしまうのはどうしてでしょう。

そこには、まず、何かにすがり付きたいというあなたの依存心(執着と言ってもいいです)があります。
そして、あなたが依存しているその対象が崩れ去ることに対する恐れがあります。

盲目的に真理を抱え込むのではなく、また真理に意識を向けるのではなく、真理を認識しているあなた自身に意識を向けて頂きたいと思います。
そして、真理を認識しているあなた自身(自我)に気づいて頂きたいと思います。


とは言え、真理を手放すのは簡単ではありません。
真理と共に生きる道も、それを手放していく道も、どちらの道もパーフェクトです。(^^)


コメント大歓迎です。気軽にお書きください。
読んで頂いてありがとうございました。

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コメント (2)
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