私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

ハートの蛇口を開いてください

2015年04月09日 12時50分55秒 | 悟り
◇ハートの蛇口を開いてください◇

私たちはいつも、自分の愛を出し惜しみします。
いろいろ条件や制限を付けて、これじゃあ愛せない、愛する訳にはいかないと思い、愛を制限します。
もう習慣やクセのようになってしまっていて、自分が制限していることも分からなくなっています。

ただ習慣のように制限するのではなく、ちょっと立ち止まってみてください。
そして、なぜ制限したり拒絶するのか、どうして制限する必要があるのか、考えてみてください。
ちょっと視点を変えるだけで、その対象に対する印象は大きく違ってきます。

その対象は、本当に嫌なものですか?
拒絶しなければいけないものですか?

あなたの愛は、いつも溢れ出そうとしています。
それは、どんな対象に対してもです。

あなたがその制限を少し緩めるだけで、あなたの愛は溢れ出します。
そして、ハートが震え出します。

さあ、あなたのハートの蛇口を開いてください。


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安易に肯定しない

2015年04月09日 08時00分13秒 | 悟り
◇安易に肯定しない◇

悟りの行程で、肯定が使われることがあります。
肯定は、許しや受け入れを促すからです。

しかし、悟りの行程の後半になるにつれ、肯定よりも否定が有効になってきます。
肯定だと、意識が緩慢になり、甘えや依存に傾きやすく、悟りが停滞してしまうのです。
安易な肯定は、内面にまだ曖昧でモヤモヤとしたものがあるのにかかわらず、それを誤魔化してしまうのです。

それに対し、否定的な視線は厳しくシャープなものとなりやすく、また疑いの視線を伴います。
このため、否定の意識の方が、自分が掴んでしまっている曖昧な考えやモヤモヤに対する追求が進みやすく、また安易な妥協も生じにくいのです。

悟りの道を歩む過程で、多くの方が魅力的で特徴的ないくつかの考えに触れます。
それらの考えは確かに魅力的です。
しかし、どの考えも、それが真実であると肯定できるものは何一つありません。
そもそものところ、一切は考えであり、幻想なのですから。

安易に肯定に傾倒しないでください。
すべてを否定するくらいの厳しさを持って、歩んで頂きたいと思います。


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