私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

自覚と内観の違いについて

2015年04月03日 07時52分18秒 | 自覚ワーク等の紹介
◇自覚と内観の違いについて◇

誤解しておられる方が多いのではないかと思ったので、自覚と内観の違いについて改めて書いておこうと思います。

自覚と内観とは、起こってくる考え(現象を含めて)を観るという点では共通しています。
しかし、両者は決定的に違っています。

何が違うのかと言いますと、自覚の肝は、「私」に意識を向けることなのです。
考えを観ることは補助的なものなのです。
「私」に意識を向けさえすれば、考えを観なくとも、自覚になるんです。

ですから、自覚をやられる際には、起きてきた考えをただ観るのではなく、まず、「私」に意識を向けた状態をつくっていただきたいのです。
その上で、起こってきた現象や、感情や思考等の考えに対する自覚をやって頂きたいと思います。
まずは、「私」に意識を向ける、これが基本であり、自覚の最大のコツにもなります。

繰り返しますが、まずは、「私」に意識を向けた状態をつくる、これが基本です。

その状態を保ちつつ、起こってきた考えについて自覚をやっていくのですが、そのときもちょっとしたコツがあります。
現象でも、感情でも、思考でも、行為でも、何か考えが起こってきたときに、『私』、あるいは『私が』という主語が入った自覚のフレーズを心の中で唱えながら、その起こってきた考えに対する自覚をやって頂きたいのです。
具体的には、
「『私』がこれをやっているんだ」とか、
「『私』がそう考えているんだ」とか、
「これは『私』の考えなんだ」等の
主語である『私』が入った自覚のフレーズを唱えながら、逐一、徹底的に、かつ丁寧に自覚をやって頂きたいのです。

そうやって、『私』という主語が入った自覚のフレーズを心の中で唱えることで、自ずと、私(自分)に意識が向くようになり、考えに対する主体性(主導権)が養われていきます。
それとともに、自覚も深まっていきます。
そして、自覚が深まってくると、そう言った自覚のフレーズを唱える必要もなくなっていきます。


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読んで頂いてありがとうございました。

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コメント (9)
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