ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

昔の私はピグレットだった

2015年04月06日 | ❺ 追憶の日々

小さい頃からい100%インドアな性格だったと思うけど、

生まれてすぐに保育園に入れられているので 否が応でも外遊びを強要された。

冬でも下着姿で裸足で走り回ってる子がよしとされていて

大人は子どもを 寒がらない生き物だと思っているらしく

「寒さで死ぬかもしれない」という子どもの私の叫びは聞き届けられなかった。

私は毎日寒さと戦った。

子どもにだって個人差があろうに・・・。

 

 

一番好きだった遊びは泥団子づくり 二番目は散歩中のどんぐり拾い。

竹馬や ポプラの落ち葉の茎でする「葉っぱ相撲」も好きだったな。

あとはレンゲやクローバーで冠(花環)作り。

 

 

逆に嫌いな遊びは「フルーツバスケット」です。

負けたら罰ゲームをさせられると思うと気が気じゃありませんでした。

怖くて怖くて、少しも楽しくなかったわ。

思い出すだけで 吐きそう

 

 

「椅子取りゲーム」も大嫌い。

音楽聞きながら 顔ひきつってたと思う。

人と競って 力ずくでイスを奪うなんて 嫌で嫌でたまらなかった。

いつも混乱の輪からはじき出されて 泣きそうになってた。

 

 

「はないちもんめ」も。

いつも名前を呼ばれなくて 

「今日も呼ばれなかったの私だけだ・・・」って心の中で思って悲しかったな。

 

 

公園での缶けりでは、鬼がなかなか探しに来ないので

勇気を出して鬼の陣地まで行ってみると とっくに遊びは終わってて

もう誰もいなかったり。

はっ!?  いつ終わったの!?  私聞いてませんが

 

 

「かくれんぼ」もたまに 探して貰えなかったな。

まだ隠れてるのに 「はい、みんな見つかったねー!おわりでーす」とか言われてさ

のびた(ドラえもんのね)かっつーの。

 

 

 

引っ込み思案で 影の薄い子どもだったのは間違いないけど

集団遊びって 苦手な子には残酷なものです。

 

 

思い出した。

落ち葉で焼き芋した時も、私には「芋」回ってこなかったな。

私が「芋」食べてないこと 誰も気づいてなかった・・・。

園で飼ってたヤギ🐐ですら貰ってたのに

 

「・・まだ食べてません・・。」

と消え入りそうな声で訴えた時には 芋はすっかりはけたあとでしたわ。

「え!?食べてないの? もう終わっちゃったよー ダメだよ早く言わなくちゃ」

と注意を受けましたっけ。

そんな勇気があればとっくにゲットしてます。

言えない性格なんです。

・・・でも知ってます。

むらたなおき君が2つ食べたから 私の芋が無かったこと。

 

 

今なら躊躇なく言えるんだけど、子どもの私はイライラするほど内弁慶。

 

「焼き芋」マジで食べたかったな。

あの時 みんなに隠れて ひとりで泣いた気がする。

迎えに来た母にも

「食べられなかったの 貰えなかったの」とずっとぐずってた気がする。

余程欲しかったのね~。

 

 

 

でも、こんな子でもちっとも心配いらなかったね。

時は過ぎ こんなに図々しく自己主張できるまでに成長したのだから。

小さい頃に損した分を すっかり取り返してるしね。

結局私は自分に足りないものを補いながらここまで生きてきたわけだ。

焼き芋をただ待っているだけの子どもじゃないよ。

もう自力でいつだって作れちゃうんだから、恐れ入ったか

 

 

大人ってすごいな

大人になってよかった

人生ってよくできてる