Zepp Tokyo、2日目。ドラムライザーの前に飾り付けられた能面が、蝋燭の光で怪しげに浮かび上がる。何故かニヤリと笑っているように見えたのは、気のせいだろうか。
この日は「HYDRA-666-」からスタート。京の姿がバックドロップに大きく映し出され、会場を支配する。そして、殺傷能力抜群の「GRIEF」「AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS」と畳みかけ、あっという間に会場は混沌の渦へと化していく。
ライブ中盤、「THE DEEPER VILENESS」から京のボイス・ディレイで繋がった「CONCEIVED SORROW」は、このツアーでさらなる深化を遂げている楽曲だと言っても過言ではないかもしれない。後半部に進むに連れ、感情の高ぶりが爆発するかのように、激しさを増していく様には鳥肌が立つ。
前ツアーまでは「dead tree」や「THE FINAL」が“核”としての存在感を放っていたが、その2曲が姿を消した今(と言っても突然また現れるかもしれないが)、この「CONCEIVED SORROW」が“核”になっている気がしてならない。
また、本ツアーのセットリストは、いつどの曲がくるか全く予想がつかないのもポイントだ。この日も例外ではなく、またやられた、と思うことが多かった。
特に11/12発売のAl『UROBOROS』収録予定の「GLASS SKIN」「DOZING GREEN」「蜷局」「凱歌、沈黙が眠る頃」の4曲は、その位置によってライブを大きく変化させているように感じる。本編に組み込まれている日があったかと思えば、アンコールになってひょっこり顔を覗かせることも。“最狂のアルバム”のカケラたちは、その世界を匂わせる、実に良いフックになっていると言えよう。
京がお立ち台にガリッとマイクを擦り付けて、無言でオーディエンスを黙らせ始まったEN.1では、「悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱」と「undecided」を披露。
Shinyaのドラムが心音のように深く心地よく響く。「悲劇~」では艶やかに、「undecided」では渇いた音色を、Dieと薫のギターが奏で、Toshiyaのベースがそれにアクセントを加える。
そして、“ただ…触れていたい。ただ…感じていたい。今、この場所で…”歌い終えた京が、まるでうわごとのように呟いた言葉が、痛いほど突き刺さってくる。
泣いている者、食い入るように見つめる者、温かい拍手を送る者など、観客の受け止め方も様々だった。
EN.2はこの流れを受け継ぎ「GLASS SKIN」からしっとりと始まる。しかし「OBSCURE」の同期が流れ出すと、余韻に浸るのもそこそこに、ヘドバンの嵐に。目が眩むほどの緑色の照明が会場を照らした。
「羅刹国」では、バックドロップに般若心経のような漢字がフラッシュで映し出され、視覚的な刺激も凄まじい。“お前らの声を聞かせてくれ!”と京が叫んだ「CLEVER SLEAZOID」で一体感を描き出し、本公演は「THE IIID EMPIRE」で幕を下ろした。
<TOUR08 THE ROSE TRIMS AGAIN>も折り返し地点。着々と『UROBOROS』へと近付いていく。はたして、DIR EN GREYの行き着く先は―。
この日は「HYDRA-666-」からスタート。京の姿がバックドロップに大きく映し出され、会場を支配する。そして、殺傷能力抜群の「GRIEF」「AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS」と畳みかけ、あっという間に会場は混沌の渦へと化していく。
ライブ中盤、「THE DEEPER VILENESS」から京のボイス・ディレイで繋がった「CONCEIVED SORROW」は、このツアーでさらなる深化を遂げている楽曲だと言っても過言ではないかもしれない。後半部に進むに連れ、感情の高ぶりが爆発するかのように、激しさを増していく様には鳥肌が立つ。
前ツアーまでは「dead tree」や「THE FINAL」が“核”としての存在感を放っていたが、その2曲が姿を消した今(と言っても突然また現れるかもしれないが)、この「CONCEIVED SORROW」が“核”になっている気がしてならない。
また、本ツアーのセットリストは、いつどの曲がくるか全く予想がつかないのもポイントだ。この日も例外ではなく、またやられた、と思うことが多かった。
特に11/12発売のAl『UROBOROS』収録予定の「GLASS SKIN」「DOZING GREEN」「蜷局」「凱歌、沈黙が眠る頃」の4曲は、その位置によってライブを大きく変化させているように感じる。本編に組み込まれている日があったかと思えば、アンコールになってひょっこり顔を覗かせることも。“最狂のアルバム”のカケラたちは、その世界を匂わせる、実に良いフックになっていると言えよう。
京がお立ち台にガリッとマイクを擦り付けて、無言でオーディエンスを黙らせ始まったEN.1では、「悲劇は目蓋を下ろした優しき鬱」と「undecided」を披露。
Shinyaのドラムが心音のように深く心地よく響く。「悲劇~」では艶やかに、「undecided」では渇いた音色を、Dieと薫のギターが奏で、Toshiyaのベースがそれにアクセントを加える。
そして、“ただ…触れていたい。ただ…感じていたい。今、この場所で…”歌い終えた京が、まるでうわごとのように呟いた言葉が、痛いほど突き刺さってくる。
泣いている者、食い入るように見つめる者、温かい拍手を送る者など、観客の受け止め方も様々だった。
EN.2はこの流れを受け継ぎ「GLASS SKIN」からしっとりと始まる。しかし「OBSCURE」の同期が流れ出すと、余韻に浸るのもそこそこに、ヘドバンの嵐に。目が眩むほどの緑色の照明が会場を照らした。
「羅刹国」では、バックドロップに般若心経のような漢字がフラッシュで映し出され、視覚的な刺激も凄まじい。“お前らの声を聞かせてくれ!”と京が叫んだ「CLEVER SLEAZOID」で一体感を描き出し、本公演は「THE IIID EMPIRE」で幕を下ろした。
<TOUR08 THE ROSE TRIMS AGAIN>も折り返し地点。着々と『UROBOROS』へと近付いていく。はたして、DIR EN GREYの行き着く先は―。