in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

1/7 篤人24時間BirthdayLive【三部】“V系オールスター感謝祭100曲マラソン” at 新宿RUIDOK-4

2012-01-22 00:05:07 | ライブレポート



ex.Sugar、現しかバンビのドラマーである篤人さんの毎年恒例となりはじめたバースデーライブ。今年はなんと1月6~7日にかけて24時間ぶっ通しのライブでした!

わたしが観に行ったのは、7日昼~夜にかけて行なわれた第三部。その名も“V系オールスター感謝祭100曲マラソン”。タイトル通り、100曲のヴィジュアル系ソングを演奏するわけですが、100曲すべて篤人さんがドラムを叩くというかなりハードな内容です。

13時スタートだったのですがうっかり寝坊し、途中参加。
セットリストは篤人さんのブログで見られます。

到着したのはLUNA SEA、GLAYが終わったところで、シドがはじまる前でした。

ボーカルはINO HEAD PARKのSORAさん、ベースは華凛ちゃん(たぶん)……と、あと……すみません忘却の空へ記憶が旅立ちました。
高すぎず低すぎないSORAさんの声はシドの楽曲にぴったりマッチしていましたね。「青」のアカペラもばっちり。

続いてEATHERLYの守さんがボーカルを務めた黒夢。同じくETHERLYの駿人さん、トーマスのトシくんがギター。ベースはたしかClap'n Rootsのex.sakaeさん。

守さんのテンションが異常に高く、「黒夢たーのしー!!!」ってずっとおっしゃっていました。もしかしてこういうスタイルのバンドでやっていったほうが似合うんじゃないかというレベル。
あっくんはこのあたりからすでにふわふわしてました。守さんいわく「きのう会ったときより痩せた!」とのこと。

ROUAGEはE.Tの浩さんがボーカル、点と線の淳さんとmigiiさんがギター、NoGoDの華凛ちゃんがベースでした。
これまた良いんですよ~。淳さんの音とmigiiさんの音は近いものがあるかもですね。クリーントーンがきれいなんです。久々にメイクしている淳さんを見た気がします!



ここでわたしはエリアにいくことにしていたので離脱してしまいましたが、このあとも豪華メンバーによる演奏で盛り上がったみたいです。時間内に100曲終わらなかったようなのですが、それでも23時すぎまであっくんは叩き続けたという……。いや~すばらしく気合いの入ったドラマーです。

それにしても、自分は90年代のヴィジュアル系をもっと勉強したほうがいんでねーかと思いました。いまってちょうどこの時代のバンドを見て育った男の子たちがバンドマンとして活躍しているときだもんなぁと。

もう少ししたら、「シ◯さんにあこがれて!」とか「the Ga◯ettEさんパネエっす!」みたいな時代に突入するのかもしれませんが。

とりあえず今年はちまちまCD集めでもしようかしら。



1/19 DIR EN GREY“IN THE DYING MOMENTS”at Zepp Tokyo

2012-01-20 12:20:54 | ライブレポート
ちょうど時間があるシーズンに突入しているので昨夜はZepp行ってきました。

彼らのライブを観るのはなんと1年ぶり。主観ばかりですがメモ。

新旧織り混ぜたリストで、きょうもやるとは思わなかった「かすみ」(今ツアーの固定曲になるのでしょうか?)をはじめ、「Mr.NEWSMAN」や「鼓動」も披露されました。

中盤の「蜜と唾」まで、天井から吊るされた半円状の紗幕に京さんだけ覆われていて、照明の当たる位置によって影が大きくなったり増えたり……、ときおり幕越しに本人の姿も確認できました。
目に似た白い模様のある黒っぽい羽織を着ており、映し出された影の指がさらにきれいに見えました。

バンド全体としては余裕が生まれたような感じがしました。適当にやっている、という意味ではなくバンドがちゃんと楽曲を手なづけて自由自在に操っている感じ。
自分が『DUM~』をあまり聴き込んでいないのでこのアルバムの収録曲に関しては言い切れませんが、過去の曲に対してはそう思ったんですよね。

Shinyaさんのドラムセットが三日月状に組まれており、スネアが響きわたるように鳴っていて心地よい音でした。サステインが長めなのかな。

それとやっぱりディルのライブは映像も手伝って情景が見えるし、においも漂ってくる気がします。「かすみ」のときに色彩豊かな紙風船?とともにちらちらと雪が降る映像が映っていて、そのあと「GLASS SKIN」へ繋がったので一面の雪景色が見えました。
においに関しては、『UROBOROS』のツアーで感じたお香の混沌としたものは消えて、お寺の凛とした空気のにおいを感じました。



……で、いま手元に大阪城ホールのチケットがあります。
前売りがきのうまでだったので帰りに衝動的に買ってしまいました。行けるときに行かねば!と自分を言い聞かせています!!


【SET LIST】
01.狂骨の鳴り
02.THE BLOSSOMING BEELZEBUB
03.「欲巣にDREAMBOX」あるいは成熟の理念と冷たい雨

04.DIFFERENT SENSE
05.AMON
06.ROTTING ROOT
07.DISABLED COMPLEXES
08.滴る朦朧

INWARD SCREAM

09.蜜と唾
10.かすみ
11.GLASS SKIN

INWARD SCREAM

12.DOZING GREEN
13.Mr.NEWSMAN
14.THE IIID EMPIRE
15.冷血なりせば

-EN-
16.暁
17.鼓動
18.激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
19.羅刹国

12/23 HOLIDAY presents“Christmas Eve Eve Live”at HOLIDAY SHINJUKU

2012-01-09 07:56:23 | ライブレポート
2011年のライブ納め公演でした。

たぶん仕事してたかなんかで遅刻し、トップのllll-Ligro-さんは観られなかったです。メンバーさんが演奏後にアンケートを配っていて、いかついヴィジュアルと裏腹にコツコツがんばっていてほのぼのしました。



Inpossible

通常は町田を拠点に活動しているそうで、今回のイベントでは結構アウェイな存在。

ですが、初めて聴いても「あ、いいな」と思える楽曲ばかりでお客さんもノッてましたね。メンバーは「(会場の雰囲気が)あったかいですね~」といったことをおっしゃっていましたが、良いライブをするバンドはやはり自然と盛り上がる。

ドラムはムードメーカーできっちりしたドラミング、ベースは男前でテクニカル、ボーカルは文学少年ふうでクセのないまっすぐな歌声。

難点はロックバンドよりでもヴィジュアル系よりでもない宙ぶらりん状態なヴィジュアルですかね。こっちのシーンでやるならば、もう少し固めてほしいなという感じ。
この「ジャンル」の件に関してはボーカルさんがMCで話していたのでわかっているみたいです。なんかこういうふうに自分たちのことを客観的に見ていることが、なんだか斬新でした。

機会があったらまた拝見したいバンドさん。




◇Ariel◇

の、ノーコメントで……と言いたくなるライブでした。察してください。

この日で解散なのに、「あ、きょうで解散でーす」みたいなテンションで最近のバンドはおっそろしいなぁと思いました。本気でやってんのかこらーと説教したくなります。



◇ギースパープル◇

キリオさん(次世代エキサイト)のソロプロジェクトでした。

下調べせずに観ていたので、ボーカルさんが「きのうは次世代エキサイトというバンドのライブで……」とMCをしはじめたところでようやく気づいたという。
「雰囲気のある歌をうたう人だなぁ」と思いながら観ていたので、正体がわかった瞬間めちゃめちゃ腑に落ちました。

ラストに「神田川」のカバーを歌っていました。



LIPHLICH(GUEST)

【SET LIST】
1.リフリッチがやってくる
2.淫火
3.?(新曲)

4.?(新曲)
5.グルグル自慰行為
6.メリーが嫌う午後の鐘
7.VESSEL

自分がいままで観てきた中でいちばんいいライブでした。
演奏がはじまった瞬間のドンッっていう音圧が心地よかったです。

「リフリッチがやってくる」のアウトロで、久我さんがさりげなく言った「Hello. Merry Christmas.」という言葉が、ディズニーランドのホーンテッドマンションような“クリスマスなのに怪しい雰囲気”を漂わせていました。


この日思ったことをつらつらと。
彼らは力ずくでどうにかするタイプなのではなく、頭脳派な優等生タイプなのかもしれません。自分の手は汚さずに笑顔で人を殺めるようなクレバーな集団。それくらい隙がないし、計算しているようなうまい「間」の取り方をする。

たけど、バンドとしての成長はこれからのような気がしました。
ベースの渉さんは観るたびに音もステージングも変態度が増しているのですが、ギターの明人さんはもっと自己主張してもいいんじゃないかと心配になるくらいクールすぎて、いつもはぐれている印象を受ける。

かといって4人が4人変態になってほしいわけじゃないし、クールにキメてほしいというわけじゃない。
じゃあなんなのかというと、波長というかグルーヴというか、そういった目に見えない部分がばらけてしまっているような気がするんですよね。カチッとハマる瞬間が少ない。

たとえば、リレーのバトンゾーンで相手が何メートル地点にきたら時速何メートルで走り出して……と綿密に作戦を練ってバトンを受け渡したチームと、その場の勘で「ハイッ!」「ハイッ!」と声をだしてバトンを受け渡したチームがいたとしたら、LIPHLICHは前者だと思うんです。

そのわずかな違い。キレイに魅せるステージも素敵ですが、メンバーそれぞれがお互いを刺激しあって、我を忘れて「4人でライブをすること」に夢中になっているような臨場感のあるステージも観てみたいなぁと思いました。



ヱレキテル式

観たかったバンドのひとつなんですが、すごいのきましたねコレ! 時代の3歩どころか4歩5歩先をいっていてかなりキテレツですね!

……正直良さがわからぬままでした、いろいろと超越しすぎていて(笑)。

緑地に黒色水玉の布を貼ったパネルをステージに用意したり、1曲演るごとにボーカルの黒蜜さんが曲タイトルを言って、ファミコンにカセットをカシャッと差し込んだり(かなりシュールです)、魅せ方はいろいろと凝っているんですが。


曲がキテレツすぎるー! 途中からある意味パンクなのかなぁとわけわからないことを考えていました自分。頭痛くて洗脳されそうになったので途中で出てしまいました……。予想のナナメ上をいって衝撃的な出逢いでした。

ライブで聴くとさらに強烈です↓




12/11 トーマス 2011 Determinaton TOUR FINAL ONEMAN SHOW [evolution] at 渋谷Star lounge

2012-01-05 03:56:06 | ライブレポート



やっと安定した状態のトーマスを観ることができたライブでした。
ファーストライブではMCでグダグダになってしまう場面があったり、11/3の主催では機材トラブルで1曲目から失敗をしたりしていたので、ここに来てようやく本領発揮した彼らをのぞめたような気がしました。成長の証を見せつけられたというか。

でも、MCでボーカルの昌孝さんが「1年に2回もワンマンをやる予定はなかった」「5月の初ワンマンのあとに決めた」とおっしゃっていたのでちょっと意外でしたね。
2回目のワンマン決行に至るきっかけについては詳しく語っていなかったのですが、メンバーのなかでなにか思うことがあったのかなぁ。


ライブは、煽り以外ほぼMCをとらず、曲に激情と魂を注いでがむしゃらに突き進むという、自分がいいなと思っている「トーマスらしい」ステージが観られました。そのなかで、「コールドディレイ」や「ワスレナ草」などのメロウな楽曲を中盤に組み込んで、緊張感のある展開もつくっていたのが印象的でした。
引き込まれる感覚、ステージのメンバーに感情移入する感覚になったりもして、観ている側なのに終始ワクワクしていた!

あーこれライブ直後に書けばよかったなぁ。ぜったいそのほうが生々しい記録がつけられたのに!



ただひとつくやしかったのは、やはり動員数でしょうか。たかが数字、されど数字。
「スカスカだな」とひと目でわかってしまったのがくやしかった。ひいき目入っているかもしれませんが、「どうしてこんなにカッコいいバンドをみんな観に来ないんだろう」と。いま思い返してもくやしいので、結構衝撃は大きかったです。


話をもどして、ミニアルバム『Determination』のラストに収録されている「Determination」を本編のラストに演奏していたのですが、この曲はバンドにとって大切なものになりそうな予感がしますね。

Determination=決心、決意。

単純に、これからも(ワンマンなど)大きなポイントポイントで演奏されて成長していきそうな曲だなというのももちろんなのですが、いつか訪れるかもしれない最後のライブで聴いたら、また違った聴こえ方になりそうで……「その時」が楽しみだなと。
縁起でもない話なんですが(苦笑)、ふとその光景を思い浮かべてグッときてしまう。不思議と心揺さぶられる1曲です。


アンコールの「パーソナリティ」が終わっても、メンバーを呼び続ける声がずっと響いているくらい終始熱いライブでした。2012年の活動も期待!



【SET LIST】
SE.Intro
01.Shall we dance?
02.パルス
03.ブランコ
04.罪と罰

05.ターゲット
06.Social Puzzle
07.チェイン
08.CRAZY DISCO

09.コールドディレイ
10.ワスレナ草

11.血の轍
12.ピストル

13.サイケデリックモバイル
14.Determination

-EN-
15.涙色ラボラトリー
16.パーソナリティ