in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

10/19【世界のやしろ展~2465グラムからの軌跡~】at 池袋音処手刀

2009-10-20 03:46:46 | ライブレポート


というわけで、本日は池袋手刀へ行ってまいりました。北口は治安悪そうな雰囲気が漂っているね。街が灰色だぜよ。道を一本まちがえまして、あやうく迷うところでしたがなんとか到着。会場に入ってびっくり椅子があるー!貧血ねえさんになんてなんてやさしいのでしょう。


トップバッターはロリータファッションでソロステージを披露した水沢魁蓮さん。MCで物販グッズを紹介していらっしゃったのですが、そのグッズたちがゲーマーズの袋に入っているという笑 彼女いわく“オタク度30%!”だそうですが。


続いて登場した五所川原貨物さんはピアノトリオでジャズを演奏。ピアノのゴスロリ高橋電鉄さん(女性)とベースのMちゃんさん(男性)はゴスロリスタイルという、またなんとも奇抜なバンドさんでした笑 アップライトベースの音すきだなー。


そして智蔵さんとアオキジュンさんによるアコースティック・ユニットmonoto。。。。。n。。6月に聴いたときにも感動しまくったんですけれど、「傘をさす中、雨の外。」という曲にまた感動して泣きそうになってしまいました。ジュンさんのギターがガラス細工のように繊細で、智蔵さんの声がかすかな光のようで、とっても素敵な曲なのです。ディレイなのかしら?イントロのジュンさんのギターが本当によかった!Official Myspaceで視聴できます。


トリを務めたのは、こちらに訴えかけてくるような力強い歌声が魅力のノエさんと、この日がお誕生日だったギタリスト社(やしろ)さんによるユニット、ノエ。こちらもアコースティック。

ライブの途中でノエさんを中心に、お客さんやサポートメンバーの方で社さんのお誕生日をお祝い(BGMが「BE MY BABY」なのは笑)。そうしたら彼女、“今年もたくさんギターを弾きたいです”って涙声でおっしゃって……不覚にももらい泣きしてしまいましたよね苦笑 本当にギターがすきでステージに立っていらっしゃるんだろうなあと思ってさ。線の細い体なのに、ダイナミックなカッティングがカッコいいんです。

彼女のギターのボディが赤だったので、その赤の色味だけを出したモノクロ写真を撮りたいと思いました、なんとなく笑 ノエさんの爪を赤く塗って同じようにして、どこかの川原の土手に裸足で立ってもらうのだ。はい、妄想タイム入りましたすみません。


日付が変わってしまいましたが社さん、お誕生日おめでとうございます
おつかれさまでしたー。

10/17【花売りは夜明けの音に眼を閉じる。】at 高田馬場AREA

2009-10-18 20:27:29 | ライブレポート


案の定チョマンですよね。何度「帰りたい……!」とくじけそうになったことか……!



えんそく

トップバッターはいつのまにやら5人編成になっていたえんそくさん。スクリーンにて爆笑フリ講座映像を流し、「愛の流星」からスタート。「少女怪獣バンギャルラ」(ギターソロのユニゾンがすごい!)や「This is a pen.」(歌詞がほとんど“This is a pen.”の神曲)も演奏してくださった!ぶうさんブログによると、新規向けセットリストだったようで笑

ですが、“ぜんぶ俺らのお客さんだと思って演るから!”“そこのおねーさん、笑うのこらえてるでしょ?ガマンするな!笑いたきゃ笑え!!!”とおっしゃっていたのにグッときましたね。マジメにおもしろさを追求するバンドさんです。2010年03月27日に原宿アストロホールでワンマンが決定!(宣伝)





DOG inTheパラレルワールドオーケストラ

以前見逃してしまったので、ずっと観たかったのーです。……なんだかこれからどんどん人気がでそうな予感がしますね。

ヴィジュアルもそれぞれの個性がでているし、曲もキャッチーだし。「Rainy,rain」というバラード曲が個人的にすきでした。baroqueさんの雰囲気に似てる(と思ったらbaroqueのカバーをするらしいです)。ヴォイヴォイいっている曲よりも、こういった歌メインの曲をもっと聴いてみたいかもしれません。





花少年バディーズ

「Blue Bad Boy」から元気にスタートしたバディーズさん。
ミネムラさんがKayaさんと仲良くなりたいそうでMCではこんなやりとりが。

ミネムラ「俺ね、Kayaさんと仲良くなりたいんですよ」
獏「じゃあ俺が紹介するよ!」
ミネムラ「さっきからみんなそうやって“紹介しますよ”って言ってくれるんだよね」
獏「あーでもKayaさんは覚えていらっしゃるかわからないなあ。お、覚えてますか……?ってなるかも(一同笑)」
ミネムラ「Kayaさんと仲良くなって下ネタをたくさん言いたいんですよ。で、“うるさいわよ、ジジイ!”って言われたい!」

そんな願望があったのですね笑





Kaya

本日は王子様のようなパンツスタイルでのご登場でした。なんでも“奥さんをひとりくらい娶(めと)らなくちゃね”とのこと。殊さん……!

「Silvery Dark」をまた聴くことができて、わたくしは感無量でした。この曲とっても素敵なんです。メロディがきれいすぎて泣ける!

“スカートじゃないと調子でないわ”なんておっしゃっていましたが、王子のKayaさんも麗しかったですよ。Kayaさん自身もミネムラさんと話してみたかったそうで、MCで“声をかける機会をうかがっていたのよ。でも相思相愛のようね!”とふれていらっしゃいました。





emmuree


幽閉されてダウンしてしまいました苦笑 あーあの負のパワーとドロドロした世界は自分がどこにいるのかわからなくなってしまいますね。たぶんワンマンなんて行ったらわたし死んじゃう気がする(真顔)。嫌いではないんですよ、でも直視できないこの矛盾!





amber gris

【SET LIST】
01.OP
02.snoozy and roll
03.sinker
04.lizerd skin
05.銀色のコフィン

06.Love in the first


幕が開くと、すでにそこには楽器陣の姿。そして異国の旅人のようなストールを巻いたフロントマンがふらっと姿を現す。演奏はつづき、観客が息をのむ。彼が長い指でそっとマイクに触れる。奏でられる「声」――。

ステージをつたうスモークが、まるで雲のようにものすごい速さで流れていく。乾いた砂漠に染み込んでいく、オアシスのような5人の音。



“素敵な夜にしましょう”



……いやーあなた方が素敵ですって!本当に。6曲くらい演奏してくださったのかな?オープニング的な曲が2曲、続いて「sinker」「lizard skin」「銀色のコフィン」、そしてラストの1曲。

まだ数回しかライブを行なっていないにもかかわらず、安定した演奏と堂々とした振る舞いはさすがといったところでした。リズムも多彩に変化するのに、キメるところはばっちりで。


“泣いてる女の子たちが見えるけれど、お家に帰るまでもう少しガマンして?僕たちもブランクがあってガクブルだから(一同笑)。そう、笑ったほうが素敵だよ。……amber grisは自由なバンドです。だからみんなも自由に楽しんでください。それが音楽の在り方だと思うし……僕らがそれをあらためて提唱していきます”


雲の隙間から見えた一筋の光。キャラバンは旅をする。
「おかえりなさい」だけど「いってらっしゃい」。これから新たなスタートを切る彼らに激励と心からの祝福を。

10/13 gaudie.主催【依存された怪獣-MIRROR SIDE-】at 渋谷RUIDO K2

2009-10-18 16:00:03 | ライブレポート
いまさらです。13日RUIDO K4。

オープニングアクトのHilldagarde(ヒルダガルデ)さんにはけっきょく間にあいませんでした……すみません! 会場に着いたときには、すでにメンバーさんが外でぐだーっとなっていたという笑

そう!今回のライブには無料配布物がありまして、お客さんにはKYOKUTOU GIRL FRIEND_林田倫堕さんデザインのバンダナがプレゼントされました。
さてさて、会場内の壁には、gaudie.さんのフライヤーがたくさん貼ってありましたね。ちなみに不謹慎なカリスマの皆様のフライヤーはロフト単独公演を告知するNEWバージョンになっていましたよ。




東京ヒーローズ

はじめて拝見したのですが、なんだかイメージと違いました。ハードコアやパンクよりなバンドさんなのかなあと思っていたんですけれども、曲がムックさんみたいなーと(言っていいのかアレな感じだ)。歌メロが16分音符でたたみかけるところとか、曲のもつ雰囲気とかが哀愁漂う感じで。MCでちらっとおっしゃっていましたが、ボーカルの雅史さんはどうやら茨城出身のようで。それを聴いてなんだか納得!

ビジュアルは、メンバーさんみんな輪郭が男!って感じで、なんだか怖そうだなあ……なんて思ってしまいましたが、MCでは気さくな兄ちゃんたちでした。しっかし雅史さんがよくしゃべるんだわ。

ギター陣は、イワンさんが「動」でリンダさんが「静」でした。弾くフレーズの振り分けやコントラストがおもしろかったです。





KYOKUTOU GIRL FRIEND

【SET LIST】
1_堕落論
2_禁忌

3_罠(仮)
4_ゲルニカに噤む
5_依存(仮)

6_アルケミー
7_俺の彼女はリストカッター

8_闇を嗤え_警告
9_勝手にしやがれ(仮)


【ゲルニカに噤む】と【依存】にやられました。冷たすぎて火傷しそうな感じだったなあと。氷点下の体温、マイナスの世界。またそのあとに【アルケミー】という流れで……精神的に追いつめられるような感じがありました。

久々な【罠】は進化していましたし……【闇を嗤え_警告】には林田さんのリーディングというかセリフが入っていました。この曲を聴くと7月3日のサイバーで、単独公演告知のステッカーをばらまいていたときのことを思い出しますね。ロフト公演に着々と向かっていく感じで、ドキドキしました。

そして「闇を嗤えーーー!」との叫びから【勝手にしやがれ】へ。ここの流れがとっても自然で、めちゃめちゃ熱くて、“クソカッコいいなおい!”と!笑 前にも言ったかもしれませんが、「ダサい」と「カッコいい」のギリギリのところをうまく突いてくるんですよねー。毎回うーんと唸ってしまいます。





gaudie.

トリは本日の主催gaudie.さん。視聴型-【13】楽章-作品 【MONSTER OF SNIPER】どおりのセットリストだったようです。

作品を聴いていないから、途中で飽きちゃう場面もあったけれど(ごめんなさい!)、gaudie.さんのやりたいことや意志は伝わってきました。怪獣は生まれるんじゃなくて、目を覚ましたんですね。内に眠っていたものが。

アンコール前にはスクリーンで三枚連続企画型作品のリリースの決定と2010年2月10日に単独作品公演を行うということが新アーティスト写真とともに発表されました。……だけど、フィルムのトラブルでなぜか2回告知が流れたのよね笑 大事なことだから2回言ったんだきっと、うん!

また「永遠に響く歪んだ声」では雪を模した泡がステージに舞ったのですが、これまたすごかったですね……!泡が細かく分離せずゴソッとでっかい塊のまま落ちていったり、ドラムセットにぶわーっとくっついてしまったり……もうgaudie.さんおもしろすぎるよ!!! PAさんたちも笑いこらえてたからね笑 曲は訴えかけてくる感じのものだったから、観ているのが(いろんな意味で)つらかったです(失礼)

そんな事件(?)もありつつ、ラストの「CRASH」は本日の出演バンドからゲストを呼んで大セッション。

Vo.エイジ(gaudie.)
Vo.雅史(東京ヒーローズ)
Vo.林田倫堕(KYOKUTOU GIRL FRIEND)
Gt.JIN(gaudie.)
Ba.ゴキミ(東京ヒーローズ)
Dr.亜門(KYOKUTOU GIRL FRIEND)
盛り上げ隊.禾須葉/響(gaudie.)

このボーカルさんが3人並ぶと三者三様でなかなかの迫力でしたねー。禾須葉さんと響さんはステージを駆け回り、肩を組んでヘドバンなんかもしていました笑

エイジさんはアンコール時、すっぴんでの登場だったんですけれど、すごくいい表情をしていらっしゃって、観ていてほほえましかったです!笑顔もかいまみえましたしね。gaudie.さんのライブはコンセプトでがっちり固めたイメージが強いので、こんなふうに人間味のある姿が観られてよかったなあと思いました。

また、エイジさんが今後活動の予定のMCをしたときに、「gaudie.は『ワンマン』ではなく『単独作品公演』と呼ぶから」と断言していたのですが、これを聞いてはっとさせられました。正直、【~型】というくくりや世界観は、初めてgaudie.を観る人にとっつきにくい印象を与えているなあというのが自分の中であったんですね。ですが、彼のことばを聞いて、これはgaudie.さんのこだわりなんだなあと知りまして。
ドラムの響さんも加入してパワーアップしたことですし、今後の活動にも期待ですね!