
“『虚空と少年』へようこそ。素敵な夜にしましょう”
2010年10月17日に、ここ高田馬場AREAで行なわれた初ワンマンライブのタイトル、“失意の森の少女”と対になるように、今回“虚空と少年”というタイトルをつけたそう。メンバーはみんな初期の衣装で登場。手鞠さんいわく「3年前から衰えぬバデー(bodyの意)」だからすんなり着こなせたのだとか…。
ラミさんもMCで話していましたが、4年前の初ライブ(メンバーの横のつながりを考えると不思議ではないのですが、バンドの色だけ見るとものすごい異色な対バンだったんだなあ)のことを思いだしました。そして始動から4年も経っていたことに驚きました。まだ2年くらいのイメージだったもので。
記憶がフラッシュバックするような「OP」から始まり、「銀色のコフィン」「Sinker.」と続きます。シングル「上空8000ft -少年は天国へ届くのか-」の収録曲順に進んでいたので、「lizard skin」がくるかと思いきや「摂理と贄」へ。
のちのMCで、「上空8000ft -少年は天国へ届くのか-」とセカンドシングル「少女のクオレ」収録の楽曲を軸にしつつ、最近の曲も絡めたセットリストにしたということが説明されました。「それぞれの曲の聴こえ方も違ってくるんじゃないかな?」といったことをおっしゃっていましたね。
本編ラストの「そこにあるもの」の前に、手鞠さんが長めのMCをしたのですが、話が難しくてあまり記憶に残っていないという(苦笑)。でも、ぼんやりと思ったのは、すごく「強く」なったんだなあということ。シーンをときに憎み、ときに愛し、ひねくれているんだけど、今はどちらかというとすごくまっすぐというか。「まわりや細かいことは関係ない」と言わんばかりに、自分たちの音楽に自信をもって届けているんだなと感じました。初ライブ時に「amber grisは自由なバンドです」という発言をしていたわけですが、その言葉通り本当に自由なバンドになっていると思うんです。
アンコールでは「現在」に帰ってきて、最新シングルである「this cloudy」とライブで欠かせない存在になりつつある「wishstar and sunlight and darkness.」が披露されました。「wishstar~」で、♪もう少し、夜更かしして~と手鞠さんが歌ったあとに響く「お話がしたいの。」という会場のレスポンスは、ふわっと幸福な気持ちになりますね。
原点に立ち返りながらも、「これから」に期待のかかるライブでした。