in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

2015.06.27 DIR EN GREY“LUNATIC FEST.”at 幕張メッセ

2016-06-29 12:00:04 | ライブレポート
Twitterのタイムラインで「#1年経ったしルナフェスを振り返る」というタグを見つけて、そういや感想途中まで書いて放置してたや〜と思い出したのでアップしてみます。ライブレポは記憶が薄れてしまっているので、当時に書ききっていたDIRだけしかないです。




行ってきましたルナフェス初日。
数日前に捻挫をしてしまい、長時間の滞在が厳しそうだったので、結局昼すぎに出発し後半のアクトだけ楽しみました。

初めて幕張メッセに行ったのですが、最寄りの海浜幕張駅から結構距離があるんですね。チケットをリストバンドに引き換えて会場入りしてからも、イベントホールまでそこそこ歩く。駅からホールにたどり着くまでに30分くらい要しました。リストバンド交換所は昼すぎだったためすでに空いてました。朝は混雑してカオスだったんじゃないかなと想像。


リストバンドは1日券だとビニール素材のやつ。マップやタイムテーブルが載っているポケットサイズの小冊子ももらえます。帰ってから撮影したものですがこちら。


朝方は小雨が降っていたのですが、長傘を持ってホールには入れないため、入り口前に傘置き場がありました。が、『紛失、取り違え、責任負いません!』の貼り紙とともに、ただ大きな傘かけが置いてあるという。ここもまたカオスな感じ。イベントホールに入場する際、荷物検査がありましたが、折りたたみ傘はバッグに入っていればOKでした。



アーティストのステージ以外は携帯カメラorコンデジでの撮影可。入場してまず始めに目に飛び込んでくるのは、フード&協賛社展示エリアの『EDEN』。



宇宙的なオブジェ、赤や青のライト&ミラーボールで、SUGIZOさんのソロ作品の音楽を具現化したみたいだなあ~いうのが第一印象でした。

階段を降りて正面から。

色が変わります。




まずはドリンクチケットを引き換えました。

ここはスムーズに交換できます。Zeppみたいにストラップホルダーでも付いてこないかな?と淡い期待をしていましたが、普通にペットボトルだけでしたね(笑)。別途ドリンクを購入するとオリジナルペーパーナフキン(ただロゴがはいっている紙ですが)がもらえる、ということになっていました。

フードエリアはメンバーにゆかりのあるUNAGI屋、まつり、天雷軒がやはり人気で長蛇の列。


並ぶほど時間に余裕がなかったので、もうひとつのお目当てだったタコライス屋さん、タコデリオに並ぶ。


バンバン作っているみたいで列はスムーズに進み、10分くらいで買えました。とは言っても、ちょうどライブ中だったからみたいです。ライブが終わったとたん、EDENエリアに流れ込んでくる人がぐわっと増えました。

有機玄米チーズタコライス。スマホ持ち変えるのが面倒で、なぜか縦写真。

画像加工しているので普通に見えますが、実際EDENエリアは青と赤のライトなので、やや化学っぽい見た目になってました。

↓こんなふうに。

味はおいしいですよ!

イートスペースにテーブルはなく、3人掛けベンチがずらっと並んでいるのみ。それも明らかに数が少なく、座れない方は地べたにピクニック状態で、もう少しなんとかならなかったのかな?と思ったり。ゴミ箱は大きめのものがあって、係の方が頻繁に交換していたため、そこそこクリーンな状態が保たれていました。



ごはんのあとはグッズエリアへ。クロークもこちらのエリア。グッズ列は果てしなかったので早々にあきらめました。各バンドのブース列もなんだかよくわからなくて、商品画像の看板も見えづらく、とりあえず人がいっぱいでこりゃムリだ!ってなる…。

500円ガチャガチャはスカスカでしたので、2回だけまわしてみました。これがなかなかの引きの良さをみせました。

【ランダム缶バッジ3個セット】
フェスロゴ、LUNA SEAは固定で、それプラス出演バンドロゴがランダム。LUNACYを引き当て、ルナシーセットに。



【ランダムピック2個セット】
フェスロゴは固定で、それプラス出演バンドロゴがランダム。なんとDIR EN GREYきました! 月面プリントの上にDIRのロゴで、コラボ感があってうれしい。台紙もすべすべした紙で凝っています。

オモテ


ウラ



お花もたくさんです。





ライブホールへ行くにもいったん外に出て、ぐるっと回りこまなければならないため、ちょっと距離がありました。あわよくば、EDENエリアから音漏れでも聴こえるかなと思っていたのですが、なんか音の振動が伝わってくるなぁ程度で、ほとんど聴こえません(笑)。それなので極端に言うと、ライブを取るなら食事とグッズとトイレはあきらめろ!ですね。


中へ入ると、ホール中心部の天井から大きな月が吊るされていました。プロジェクションマッピングで実際に満ち欠けします。
FATE、SHINE、MOONのステージが入り口以外の三隅に組まれています。MOONがメインステージの位置付け。入り口が一箇所のため、1アクトが終わるたび、出る人&新たに入場する人で大混雑。この出入り口についても、もう少しなんとかならなかったのかなっていうポイントでした。


わたしが入場したときは、Fear,and Loathing in Las VegasがFATEステージでライブ中。アニメ『寄生獣』の主題歌が聴けたのでテンション上がりました。かなり遠目から巨大ヴィジョンとステージを交互に観ていたのですが、ボーカルのアクションが激しい。「踊ろうぜ!」とオーディエンスを煽りながらも、自分が一番踊ってるというか(笑)。

なかでも、観客を巻き込んでたけのこたけのこニョッキッキみたいなダンスをしていたのが衝撃でした。若手ヴィジュアル系バンドもびっくりですね。
声も高くて全体的に若い・・・激元気・・・(この日の出演バンドの中で一年齢が若いとMCしていました)。初ラスベガスは、踊れるゴキゲンなバンドっていう印象です。


■■■DIR EN GREY

MOONステージに登場したDIR EN GREY。前方は押しがあったのを確認。わたしもメンバーの表情がわかるくらいの場所にいたのですが、まわりは落ち着いて観る人が多かったです。X、LUNA SEA待機ゾーンだったのかなあ?

ステージには紗幕が掛けられており、彩度の低い、水の流れのような映像が流れていました。SE「and Zero」とともにメンバーが現れます。京さんは6/19のsukekiyo公演時と変わらず金髪で、ツーブロック風に右側へ流してセットしていました。

「Sustain the untruth」は、ワンマンライブだとオーディエンスにも歌わせるという流れが定番化していましたが、この日はフェスかつ1曲目ということもあってか、ほぼすべてのパートを京さんが歌っていました。
「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」は、イントロ→サビという流れなのですが、このサビ後に紗幕が振り落とされ、フロアから大歓声が上がりました。

「朔-saku-」は春ツアーでもセットリストに組み込まれていましたが、ルナフェスでも披露するとはやや意外に思いました(最新アルバム『ARCHE』の曲で固めてくるかなと思っていたので)。
京さんのシャウトとともに、少し緊張感が残っていたフロアも一気にヒートアップ。起爆剤としての威力は抜群でした。バックスクリーンにはMVが。メンバーの演奏シーンもあるMVなので、眼前に広がる11年前のメンバーと2015年のメンバーのコラボレーション。

「THE FINAL」も「朔-suku-」と同じく2004年リリースシングル。2曲立て続けに演奏されたことで、当時のライブの空気感を感じました。ちなみに2008年のヒデサミ出演時もこの2曲はセットリストに入っています。京さんの空を切るリストカットとともに暗転、歓声が沸き起こる。

そしていつのまにかステージにはバイオリンを手にしたSUGIZOさんが! 京さんがやや下手にずれ、正面から観ると薫、Toshiya、京、SUGIZO、Shinya、Dieという並びになりました。コラボ楽曲はバラード「空谷の跫音」。

SUGIZOさんはソロを弾くというよりも、ノイジーな音色も混じえ楽曲にスパイスを足していくスタイル。弓をダイナミックに操り、優雅な立ち居振る舞いでDIR EN GREYのステージなのにSUGIZOさんに目がいってしまう。京さんも間奏中にSUGIZOさんをガン見。

サビでは幻想的なコムローイ(満月の夜にランタンを空へ飛ばすタイの祭り)の映像が映し出されました。映像監督 近藤氏のTwitterによると、監督の亡くなられた奥様がお好きだったお祭りだそう。

SUGIZOさんが去る際、Dieさんが軽くハグしてました。

「Revelation of mankind」はフルMVが。親殺しが描かれた映像なのでファンでもわあ!ここで流すのか!と驚いた。初見の方はどう思ったのだろう…。ラストの「羅刹国」ではヘドバンの嵐&前方に突入していく人多数。

静けさと激しさの入り混じったライブでした。


【SET LIST】
SE_and Zero
01_SUSTAIN THE UNTRUTH
02_激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇

03_朔
04_THE FINAL
05_空谷の跫音

06_Un doux
07_Revelation of mankind
08_羅刹国





ここから2016年のわたしが書いています・・・。
そのあとはDEAD ENDをまったり観て、X JAPANとLUNA SEA。XのときもLUNA SEAのときも、転換中からメンバーを呼ぶ声がすごく大きくて、なんかもうそこで圧倒された。

Xはライブ中盤、YOSHIKIさんの提案によって、ニューアルバムに収録されるという曲のコーラス(バラード調でウォーウォーいうやつ)を観客みんなで歌って録音。2016年6月現在アルバム発売の気配はありませんが(笑)。

LUNA SEAはRYUICHIさんの目がキラキラしていて印象的だった。スクリーンにメンバーがたびたび大写しになるんですが、その表情が「強さ」を感じさせたんですよね。

後半にhideさんカバー「ピンクスパイダー」がきたときには、もう大盛り上がりだったんですが、疲労もピークだったので端のほうで観て、ラストまで観ずに「ROSIER」で退散しまいました。が、ラストにセッションで「PRECIOUS…」「WISH」を演ったと聞いて、うわぁぁああ聴きたかった〜となった思い出。フェス参戦は体調万全で臨むべきですな。

2016.05.29 DISH“ショクダイズ4” at 池袋手刀

2016-06-21 04:15:55 | ライブレポート


↑TOSHI所沢の存在感。

この日はひさびさにDISHを観に行きました。今年初DISH。ライブタイトル通り、燭台(怪)とdieSのイベントなんですが4マンです。

1バンドめは見送ってしまい、dieSの途中からトルネードイン・・・†
「SA.VA.GE」では革ジャンを着た蜻蛉さんをゲストボーカルに迎えていました。あとあと蜻蛉さんがMCで話していたのですが、ジャケットは荒瀬さんに貸してもらったらしい。ラストに「バーサーカー」も聴けてヨカッタ。



■■■DISH

この日のサポートドラムはキリちゃんさん。
ミドルナンバーが多かったせいもあるかもしれないけれど、繊細さというか、物語性が強調された綺麗なDISHだなーと思いました。

「ComeDown」、3月のライブで無料配布されたのですが、平日で行けなかったので切実に販売してほしい・・・†
浮遊感のあるサウンドの中、ベースの照巳さんがペグに軽くキスしていてエロかった。

カラッとした「ドレスフラワー」に続いて、真っ赤な照明の中じっとりと「dancer in the dusk」を聴かせるというと対照的な流れでした。

MCではシビィさんがメンバー紹介。

「きょうのサポートは照巳くんでーす。みんな大好きキリちゃんでーす。好きか嫌いかはっきり分かれるシビィです(一同笑)」

次回の公演についての告知では、出順をさらっとバラす。

「(6/24の)高田馬場(AREA)は、言っちゃダメって言われてるんですけど■番手です。仕事場からのダッシュ、キメて来いや!」

その後、キリちゃんに告知とかないの?と振って、キリちゃんがマイクを通さずに話していたんですが、ちょっと聴こえづらくて、「喋らないキャラなの? MERRYのボーカルなの?」とツッコむシビィさん。今ガラさん喋りますけどね(笑)。ここはゼロ年代か?

「SNOW EMOTION」の演奏も少し大人っぽくなっていました。ラストの「メロウイエロウ」では、“ミルクドレスの入院着、君は綺麗な血を吐いて”という歌詞を歌ったあとにギュイーーーッと、ピックスクラッチを入れていたのがカッコよかった。

アウトロが終わるか終わらないかくらいで幕が下りたのですが、閉じ切る寸前でシビィさんがバッと上半身だけ出してきて、映画シャイニングみたいでした・・・。

やっぱりDISHいいなー。
歌詞世界が、少年少女と、闇と病みと死と事件をイメージさせるものなんですけど、フィクションをノンフィクションに見せる力があると思うんですよね。少年少女がさも実在しているかのように思えてくるっていう。

【SET LIST】
1 ComeDown
2 ドレスフラワー
3 dancer in the dusk

4 SNOW EMOTION
5 デイドリー夢。
6 ハニィドンクライ
7 メロウイエロウ






■■■燭台(怪)

この日の燭台(怪)は汚れ系パフォーマンスでヤバかった。

と言っても観るの3年ぶりとかでした。いつのまにかバルガーさんというかわいい女の子がドラマーとして加入していてびっくり! ほかのメンバーはデスさん、Lyuichiさん、ホーデンさんという構成。

転換中は相変わらず9GOATSが流れていました。前説として出てきた蜻蛉さんが、上海への出張土産だというお菓子を箱ごとお客さんにくれました。ホント会社のような光景(笑)。

ショクダイズに引っ掛けて、大豆をテーマにしたコントからライブスタート。ステージの床にはブルーシートが張られています。コントの出番が終わったバルガーさんは、いそいそとドラムの前面もポリ袋で保護。

で、コントの流れで納豆ときな粉と牛乳を浴びるホーデンさんと蜻蛉さん。「キャー!」ではなく「あぁぁぁ〜」と同情のような声が上がる客席。フロアに充満するなんとも言えない臭い・・・。そして曲が始まり2人が動くたびに舞うきな粉・・・。蜻蛉さんが歌いながら身を乗り出すかから、お客さんにもろかかってます。ひえー燭台ファン強し!
とは言っても加減してるし、ステージを降りて追いかけて来たりはしません(笑)。絶対メンバー
は常識人だ、っていう安心感があるから許せるパフォーマンスだと思う。

ライブ中盤で荒瀬さんも登場したのですが、汚れたステージに若干引き気味でしたね(笑)。燭台メンバーが、レッドカーペットのように新たなレジャーシートを引いて、ここなら安全です!と荒瀬さんを誘導。そして「世界樹」で、一緒にInspire the! HITACH◯!!のコール&レスポンス。

とまぁ、カオスなんですが、本篇ラストに演っていた「飛び降りた僕はテレビ塔に突き刺さる」という曲が哀愁系ロックで耳に残りました。“ありがとう ありがとう”という歌詞がなんか切ないんですよね。

会場内の納豆臭にガマンできなくなり、アンコールは断念して撤退しちゃいました。掃除が大変そうだ〜。

2016.05.21 DEZERT“ZEAL LINK TOUR 2016”at 郡山 club#9

2016-06-05 05:00:25 | ライブレポート
実は郡山公演にも行ってきちゃいました。「ライブを観る」という目的はもちろんなんですが、「地方に行く」というのが気分転換になりつつあるんですよね。ヤバイ。もっとリーズナブルなリフレッシュ法を見つけねば…。

行きは鈍行を乗り継いで、4時間かけて行きました 宇都宮線車内のローカル感。



なんかいい感じの黒磯駅。





CLUB #9は、郡山駅から徒歩5分ほどというアクセスの良さ。ちなみにこの日、関東は晴れてたのに郡山に着いたら雨でした。でも、ライブハウスはアーケード内にあるので、傘がなくても走れば無問題。




アーケードは歩行者天国ではなく、普通にクルマも通ります。



ハコはキャパ250人ほど。浦和ナルシスに似た造りなんですが、どこにいても観やすいハコだと思いました。特筆すべきはPAの後ろのスペース。ひな壇状になっていて、柵もあってすごく観やすかった。距離はあるけれど、ステージに立ったメンバーと同じくらいの目線になる。高田馬場AREAの2柵並の観やすさでした。ただ、PAさんが貼ったセトリも丸見えなので、ネタバレOKな人向け。

2Fロビーは広くて、トイレやドリンクカウンターが。なぜかウーパールーパーさんもいます。





■■■Chanty

トップバッターはChanty。
文句のつけようがない、心に響くライブだった。春のワンマンツアーの成果だと思うのですが、演奏スキルの向上っぷりが半端じゃなかった。ほとばしる熱量。5人が一丸となっていた。

特にshia.さんが変わったように思いました。これまでちょっと控えめな印象があったのですが、グイグイバンドの中に入っていっているというか。

「ここにいる君たちを持って帰りたい」と芥さんがつぶやいて披露された最新音源「貴方だけを壊して飾ってみたい」がすごく良かった。タイトルはドロッとした印象だけど、疾走感のある曲で、艶やかな芥さんのボーカルが映える。この曲、ライブ会場&通販限定なんですよね。今度CD屋さんで買おうと思って帰ってきちゃって、めちゃ後悔!

「命をかけて、この曲を贈ります。またどこかでお逢いしましょう」と告げ、ラストは「赤い糸」。Chantyの本気度を見た。

なんというか、学校では浮いてしまっている5人が偶然にも出逢ってバンドを組んで、Chantyと名の下に輝いている感じなんですよ。5人だから強い。ふわふわ、キラキラしているように見えるけれど、泥くささもあって、ある意味攻撃的で。ワンマンが観たくなりました。

【SET LIST】
1.犬小屋より愛をこめて
2.やんなっちゃう
3.ミスアンバランス

4.貴方だけを壊して飾ってみたい
5.m.o.b.
6.赤い糸






■■■ジン

すでに観るのが3回目となったジン。
ライブ後半がなかなかめちゃくちゃでぶっ飛んでいた。

ラストの「偽モラトリアム」では、「頭振れ頭振れ頭振れ頭振れ頭振れぇぇええええとRIKUさんが急に叫び出してびっくりした。大蛇さんはフロアに降りていて、逆ダイに混ざっていたみたいです。ステージ上から「大蛇! おろち!」と叫ぶRIKUさん。

ですが、ちょいちょい興ざめしてしまう場面があるんですよね~。曲中に「楽しんで!」とも言っていたけど、楽しませるのは君たちじゃないの?観客に強要するのはお門違いじゃないの?と小一時間説きたくなってしまった。たぶん、この「無意識の強要」がジンのクセなのかもしれん。モッシュのときも右!左!、ヘドバンでもあたまあたまー!と、バンド側が言葉で指示することも多くて、観客に自由がないように感じるんですよね。一生懸命さは伝わってくるので、好みの問題かもしれないけど。

「この好きはどうゆう好きなのかもはやわからないけど好きなのです。」「初恋カーニヴァル」は、早口でまくしたてるように歌う曲なのですが、歌詞が聞き取りづらかった。言葉が耳に入ってくるようになったらもっとライブを楽しめそうだと思いました。






■■■DEZERT

幕が閉まった状態でドラムが鳴り響き、SORAさんのソロからスタート。もはやおなじみになりつつある展開。髪色がシルバーアッシュに戻っていました。



続いてSaZさんとMiyakoさんが登場し位置につく。Miyakoさんのギターがジャガーシェイプのサンバーストでした(7弦なのでシェクターのものっぽい)。

真っ赤な照明に照らされる中、3人で「「君の子宮を触る」」のイントロを演奏。なかなか登場しないボーカリストを今か今かと待ちわびる観客。そんな様子を知ってかしらずか、歌入りの直前で千秋さんがふらりと登場。髪を低い位置でツインテールにし、薄いメイク。ブツブツとなにやらつぶやき、「元気にー!」と言ってました。

「大塚ヘッドロック」ではブレイクで「生きてますかー? 生きてますか土曜日ーー!」と。SORAさんも曲中勢い余って椅子から立ち上がって煽る。

続けざまに披露された「「殺意」」では、途中で千秋さんが観客を二手に分け、「そのままでいろ!そのままでいろよ!」となかば強制。センターの柵に脚をかけて前のめりに歌う。照明は暗いブルー&白からサビで赤色。

「お前が嫌いさ~」と「「教育」」の歌詞を独り言のように千秋さんがつぶやいていたのですが、曲は「包丁の正しい使い方~終息編~」

ちなみに観客は二手に分かれたままです。

「手を挙げろ! 斜めじゃなくてまっすぐ伸ばせ! 手を挙げるならまっすぐ! おれは!手を挙げろと言っているんだ!」

「上を目指していくんで!(だから上にまっすぐ手を伸ばせ)」とかも言ってたかな。

千秋:ヴォーイ!

観客:ヴォーイ!!!

SORA:(バスドラでドンドン!)

千秋:うるさい!

観客:!?

千秋:ヴォーイ!

観客:ヴォーイ!!!

SORA:(バスドラでドンドン!)

千秋:うるさい!!!

観客:???

っていうやりとりもあって、煽っておいてうるさいとはなんぞ?と思っていたのですが、どうやらドラムが入ってくるのが気分じゃなかったみたいです(苦笑)。

続く「「教育」」では、

千秋:おれはきみたちのこと好きだけど、きみたちはどう思ってるのかなぁ~~???

観客:\\お前が嫌いさ//

という掛け合いも。


お立ち台に座り込んだ千秋さんが腕時計を見る仕草をして、ラストは「「追落」」
“墜ちていく空が~”の部分で空を指差し。最後の“君のその色は薄れていく”は、“僕のその色は薄れていく”に変えて歌っていました。“僕”という言葉だけシャウト混じり。毎回違って聴こえるからおもしろいなーと思います。

【SET LIST】
01.「君の子宮を触る」
02.大塚ヘッドロック
03.「殺意」
04.包丁の正しい使い方~終息編~
05.「教育」
06.「追落」






■■■SCREW


休憩していたので途中から。

前日もライブだったせいもあると思うのですが、鋲さんの声があまり出ていなかった。ラストライブまでにうわカッコいい!っていうSCREWを観たいなあ。

イベントでありながらも「S=r&b」では、大きな声で合唱が。
ほかのメンバーが捌け、鋲さんが1人ステージに残り挨拶。

「SCREWは11月1日に活動に幕を降ろします。郡山にもたくさん足を運ばせていただいて、それもみんなのおかげです。まだ公演はあるので、全員…ライブに来てください!」





■■■Kra


ZEALツアーで好きになったバンドは確実にKraだと思う。正直なところ、第一線で活躍しているとは言いづらいと思うのですが、一回足を踏み入れてみるとその演奏力と表現力に圧倒される。

この日は幕が開くと薔薇の花を手にした靖乃さんがお立ち台に腰かけていました。ふわりと立ち上がってフロアを煽り、定位置へ。その後ほかのメンバーが登場という流れでした。

「SMLT」というドSソングを初めて聴いたのですが、次々と繰り広げられるパフォーマンスに衝撃を受けた。まず曲前に景夕さんが「さぁ……調教の時間だ!」とか言うの。で、曲中に自分とお客さんの1人に赤いおもちゃの手錠をかけて(ちょっと手錠が壊れるトラブルがあったけれど笑)、そのまま左右に揺らしながら歌うという。ひえー! なんじゃこりゃー!!!

お客さんと1対1で絡むのってなかなかないと思うんですよ。シンディケイト(懐)のフィッシュファイトぶりにこういうの観たかも。
しかもタイゾさん作曲なんですね。意外! また観たくなった。


ラストの「artman」では、Chanty 千歳さん、DEZERT 千秋さん、ジン 大蛇さんが乱入。千歳さんと大蛇さんは終演後にイベントがあるので衣装フルメイクのままだったんですが、千秋さんは私服。赤系のグラフィックがプリントされた白いアメカジ系Tシャツに、キャスケットみたいなフォルムのカーキ色のキャップでした。髪型はツインテールのままだったので不審者感ハンパなかったです!

千秋:(千歳を指差して)Chanty! (大蛇を指差して)ジン!

景夕:(千秋を指差して)DEZERT!

と、なぜかバンド名で紹介しあう。
大蛇さんにタブレットで歌詞を表示してもらって、それを覗き込みながら歌う千秋さん。千歳さんはニコニコしながら、手をパタパタさせてファンの振り付けを真似してました。

サビでは千秋さんがセンターにいる景夕さんに近づいていき、肩を抱く。歌いながらタブレットの歌詞を指差して、今ここ歌ってると教えてあげる優しい景夕さん。なのに千秋さんといったら…

千秋:(景夕を見ながら替え歌で)小さいよ~~♪

景夕:うるさいよww

千秋:(サビを替え歌で)初めて会ったときから思ってたよ~♪ あなたは少し小さすぎる~~~♪

失礼すぎ(笑)。
上の歌詞はニュアンスなんですけど、妙に歌メロにハマっていて、一同爆笑でした。

それだけでは収まらず、ジェスチャーしてフロアを二手に割る千秋さん。なぜかKraでWOD。でもこれも妙に曲にハマってるっていう。その後景夕さんも「もう一回分かれて!」とノッてくれてました。

そして結良さんに近づいていく千秋さん。あ、これは…と思ってたら、案の定、ぼくも弾く!ぼくも弾く!という顔でベースを見つめてました。が、結良さんはなぜ千秋さんが来たのか飲み込めていなくて、???といった表情で見つめ返す(笑)。
ようやく伝わったのか、ベースを貸してもらえた千秋さん、意気揚々とラストのジャーン!というおいしいところを持っていっちゃいました。

千秋:Kraもう1曲!

(ぞろぞろと帰っていく他メンバー)

千秋:あ……。ラスト…じゃなかった…。


千歳さんはWODに混ざっていたみたいで、Kra終演後、普通にフロアから帰っていきました(笑)。側を通ったときに、周りで自然と拍手が起こって花道のように千歳さんを送り出したのですが、イェーイ!と手を挙げて応えてくれてかわいかったです。アットホーム郡山。





■■■Mix Speaker's,Inc.PCMOBILE

さいたま新都心から引き続き、NIKAさんが汗ネタを引きずっていた。

NIKA:熱い! 汗でべたべたでしょ?もっとべたべたになろうぜ!

観客:(お、おう…)

NIKA:聞こえてますか!?(怒)


そしてseekさんの人外感。



だんだん曲を覚えてきたので楽しさ倍増。MSIのライブは平和でハッピーな空間だなぁと思います。






■■■DIAURA

トリは郡山出身のyo-kaさん率いるDIAURA。
幕が開くとメンバーがすでに立ち位置についていて、静まり返る客席。「失翼の聖域」のアカペラからスタートしました。

「Beautiful Creature」では喜びを抑えきれない様子で、「郡山、ただいまぁただいま!」と叫ぶyo-kaさん。
いやなんかもう、ハートマークついてそうなくらい嬉しそうな声だったんですよ。この日のDIAURA、yo-kaさんばっかり観てしまった。


アンコール前にはMC。

「僕、郡山の者なんですよ(一同笑)。郡山、ただいま!!(観客:おかえりー!)あ、いっこ忘れてた。来るとき『かんのや』のゆべしの看板見て、「ゆべし買お」(←これ言い方が素っぽくてかわいかった)って思ってたのに、忘れてた。でも今が楽しいから、お前らはゆべし以上だ!」

「最後まで残ってくれたってことは、ここにいる全員、もう愚民だ。俺の、大切な、大切な、愚民だ」

yo-ka:お前たちのマスターは誰だ!

観客:\よーか!/

yo-ka:郡山のマスターは誰だ!

観客:(笑)! \よーか!!/

yo-ka:福島のマスターは誰だ!

観客:\よーか!!!!/

と、だんだんヒートアップしていって「MASTER」につなげたのが激アツでした・・・† 純粋に楽しかった。


去り際にも熱い一言が。

yo-ka:郡山、大好きだ! もう一回聞かせてくれ! 郡山のマスターは誰だ!

観客:\よーか!!!!!/

yo-ka:愛してます。Thank you!!

イベントでしかDIAURAを見たことがなかったので、ようやくyo-kaさんの素の部分を感じとれた気がします。かわいかったし、カッコよかったし、熱かった。間違いなく郡山公演のMVP。