in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

11/23 9GOATS BLACK OUT&amber gris 「アンビエント・サーカス」at HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3

2011-12-31 05:48:06 | ライブレポート



もう1ヶ月も前のことなのでメモを頼りに更新。
すきなバンドが地元に来てくれる喜びを忘れてはいけないなぁと思いました。


9GOATS BLACK OUT

【SET LIST】
01.missing
02.ROMEO
03.Lestat

04.憂鬱と孤独
05.red shoes
06.Lilith

07.float
08.軽蔑
09.690min
10.Who's the MAD

11.甘美な死骸


先行は9GOATS BLACK OUT。ryoさんがワンマンでも使っていた赤いベロアの手袋をしていた。紳士的なアイテムなのに、真っ赤な血に染まっているようにも見えて怪しくも美しかった。

9GOATSのサーカスはテントのサーカスだと思いました。
くるりと表情を変える変拍子、声の抑揚はまるで猛獣使いのようだったし、軽やかなステージングはトリックの見えないマジック。

「~あまり暗いと怖いから、枕元に星空をあげよう」と「甘美な死骸」の前に台詞口調でおっしゃっていたのですが、「枕元に星空」っていい言葉だなぁと思いました。

あらまぁ感想になっていないぞ!




amber gris

【SET LIST】
01.an Fade
02.悲しみ暮れる黄金丘陵
03.ファラウェイ、ファラウェイ。
04.over flow girl's sick

05.海風と雨と最後の手紙
06.Million Dead Baby Songs

07.フラニーはご機嫌斜め
08.Awake or asleep
09.H u m m i n g b a r d ' s

10.feel me
11.Amazing world

-EN-
12.wishstar and sunlight and darkness

13.残骸(BUCK-TICK) ryo,kaname,wayne,殊 and ラミ


「ヴォーグ……じゃないや、ヘブンズロックは“ちょっとコンビニ行ってくるか!”みたいな感じです」と手鞠さん。

そんなamber grisのライブは、絵本の読み聞かせ、紙芝居、あやつり人形、バルーンアートといった大道芸のようなサーカスが思い浮かびました。9GOATSがセレブを相手にするゴージャスな演目だとしたら、amberは貧しい街の子どもたちも喜ばせるようなかわいい演目というか。

「over flow girl's sick」「Amazing world」「wishstar and sunlight and darkness」と自分の好きな曲が全部聴けただけでも来てよかったなぁと!
「wishstar and sunlight and darkness」の前には「光と光と光と闇のおはなし」と手鞠さんがおっしゃっていました。これも素敵な言葉ですよね。こういう曲に添える言葉って結構印象に残ります。

「フラニーはご機嫌斜め」は音源発売前(発送前)だったわけですが、ちょっとアレンジが違うんですね。最後のサビ前はストップ&ゴーで、手鞠さんが一瞬アカペラになる。

メンバーが家族のような関係性で、気兼ねなく、でもお互いをちゃんと見てライブをしているんだなぁというのが伝わってきました。ラミさんって意外と(と言ったら失礼ですが)周りが見える方なんですなぁ。これまでは勢いありすぎて若干ワタワタしているイメージだったので。



「最後はこの曲でドンといこうか!」と、アンコール代わりのラストは、さらさら黒髪ストレート(!)で登場したryoさんがamber楽器陣を従えてBUCK-TICKの「残骸」を披露。

ツアー初日にもかかわらず、たっぷり2バンドの魅力を堪能できた夜でした。


東名阪公演は来年1月に行なわれるのでお近くの方はぜひ観に行ってみてください。
ファイナルの東京だけどうして金曜日なんだー!


12/4 emmuree単独公演 『二○一一。』 at 目黒鹿鳴館

2011-12-05 05:08:36 | ライブレポート
自身初、emmuree単独公演に行ってまいりました。

2時間半も幽閉されるなんて精神的に身体持つかしら……という不安が若干あったのですが、まったくの杞憂でございました。
むしろバイタリティに溢れていて心地よかった。

自分はemmureeに偏見を持っていたなと反省しました。どちらかというと、やはりドロッとしたネガティブなイメージを持っていまして。かといって、決してキラキラでポジティブなバンドだったっていうわけではないんだけども(笑)。

なんていうのかなぁ。
想さんが、「俺たちのような音で肩を並べられるバンドはいない、と思ってやっているんで来年もよろしくお願いします」とアンコールの際にMCで言ったのね。
その目がどこかギラギラしていて、「まだまだやれる」という力強さを感じたというか。なにかひとつでも確固たる自信を持っているバンドは強い。

4人が前を向いているから、たとえ暗くて重い曲でも、そこに意味が生まれて、美しさと説得力も備わっていくんだなぁと。
これはそう簡単にできることではないと思うんですよね。emmureeはemmureeにしかできない音をつくりだすバンドなんだということを見せつけられました。彼らは自分たちで見つけた「emmureeの在り方」をずっと貫いていくような気がします。



お知らせ的なものは、来年の3月に13年目を迎えるそうで、3月24日(土)に高崎CLUB FREEZにて単独公演を行ない、ベストアルバム『é【acute】』(アキュート/「e」の上に「´」)を先行発売するということが発表されました(一般発売は4月11日で流通を通すそう)。タイトルの由来はemmureeを表す記号にぴったりだったということと、初期にリリースした「an acute」から。

また、4~5月にかけては北は仙台、南は福岡までの全国ツアーを敢行し、6月にはサードアルバム(状況によってはミニになるかも、とのこと)をリリース予定だそうです。


しかしまぁ想さんのMC(?)のクオリティが高い。真面目なことを言ったのは上述の言葉くらいだった気が……。


想「御機嫌如何ですか? 御機嫌……如何ですか?」

会場「……(台詞的な演出かな?)」

想「ゴキゲン……イカガデスカ? …………イエーイ!!!!」

会場「!?(それを求めていたのか!)」



想「ここでお知らせぃぇ~い!! お知らせぃぇ~い!!!」

会場「イエーイ!(今度はノッてみる)」

(中略)

想「このキャラ疲れる……」



想「(楽しすぎて)お家に帰りたくないよぉ~」



もうなんか自由すぎて・・・†
とりあえず楽しい一夜でございました。


【SET LIST】(想さんのブログより)
未来永劫、雁字搦め。
灰色の空の下で
リバティ
絵空事の色彩
-M-
瓶詰少女
壁に描いた花、色彩を欠いた窓。
バレリーナ
ジザスカ
慈愛の羽根
Lovers
instability
熱帯夜
真っ赤な林檎
Gray Note Freak Show
呼吸
miss【drain】
葬列とxxx
新曲

春想う、色彩よ。

-EN-
strawberry
an「acute」

-EN2-
頽廃ロォマンス
ROSES


【メモ】
自分の好きな曲は「Lovers」だった(あまり曲とタイトル一致していないもので……)。イントロのギターフレーズ、シンプルなのにほんとカッコいい。