in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

3/21 amber gris presents【クオレ】at 高田馬場AREA

2010-03-24 03:30:21 | ライブレポート


なんとスーパーライブシアターにミラーボールがついたということで見に行ってまいりました。冗談よ。あ、でもミラーボールがついたのは本当よ。あれ言われなきゃわからないわよねーなじみすぎて!
そんな本日は、amber grisさんの3月24日に発売となるセカンドシングル「少女のクオレ」を記念したイベントでした。対盤さんがあら豪華!




オトガデッド

おおっとー1曲目からさっそくミラーボールが回りましたオトガデッドさん。2曲目に演奏された曲で、IVさんのスラップに乗せてZenさんがラップ!スラップラップ!(なんか言いたくなっただけ)

“以前から殊と知り合いで、主催ライブに呼んでいただきました。ありがとうございます。楽しみにしていたイベントなので、みなさんも楽しんでください”とMC。

暗黒界隈系のバンドっぽいのですが、そのなかにオサレ要素が入っている感じ。バンドの見た目は黒くて硬派っぽいのに、ファンの方は咲いていたりするしね。カテゴライズするわけじゃないけれど、どうしたいのか曖昧に感じるかなあと。あと、ロアさんのところのVirgilみたいなにおいがするね!Zenさんが俳優さんだからだと思うけれど、しゃべり方が演劇風で“それはちょっとクサいよおにーさん!”みたいな。慣れれば平気なはず!たぶん!

言いたい放題言ってしまいましたが、この日は上手ギターの伶希さんが4月18日の公演をもって脱退するという発表もありました。理由は頸椎をいためたためと、音楽性の相違だそうです。ですが、バンド自体はこれからも走りつづけていくそう。

“道は違えど、空はつながっているから……。伶希がつくった曲です、「sora no tobikata」”

そんなZenさんの曲紹介で披露されたのは伶希さんのリフからはじまる疾走チューン。空を仰ぎ、全力でシャウトする伶希さん。せつない。





L'eprica

ベースレスの3ピースバンド。ヴォーカルのRayaさんの立ち位置がセンターから下手になったんですね。あれ、きょう手鞠さんコス?(以前想さんコスで登場したというお話をうかがったもので) ちょっと雰囲気が似ていらっしゃる気が。

楽器陣が丸みのある音でして、ヴォーカルを際立たせているのかなあと思いました。しかし!ハード・ロック的なアプローチになる曲も何曲かございまして、ちょっと彼らがよくわからない。Rayaさんは声も纏う雰囲気も穢れのない綺麗なイメージなんですよ。だから、そういうガツガツした魅せ方をしてもあまり伝わってこないんですよね。お客さんも体をゆらす止まり。

4曲目(「Via Dolo Rosa」だったかなあ?)からの流れはすごくよかった!やはりL'epricaらしさっていうのは退廃美と儚い雰囲気だと思います。華やかな「florence」から一転して、ダークな曲で会場を落とし込んで終わるのもよかったですし。それなので、魅せ方次第ですごく化けるんじゃないかなあ。でも、メンバーさんのやりたいことはどういったものなのかしら。あ、4月4日にミニ・アルバムが発売されるそうなのでそこでわかるかな。あら、宣伝!





Administrator

【SET LIST】
SE.
01.SELFISH CLOVER
02.朧

03.Ace
04.Heart is...
05.手招く太陽


ライブだと音源の倍アグレッシブ!でも「SELFISH CLOVER」を終えての第一声が、

“アドミニストレーターです!あーひゃっひゃ!”

いや、ほんとにそう聴こえたんですって!芥さんの自然体っぷりは尊敬に値するのではないでしょうか。
本日のセットリストは「朧」以外シングル曲だったので、初めて観る方にも印象を残せたんじゃないかなあなんて思いました。アドミニさんの楽曲のメロディーセンスは秀逸です。

ロングMCでは“芥くんからムチャ振りされまして……”とめずらしくドラムの龍さんを中心とした楽器陣が担当。5月12日にサードシングル「喚情(かんじょう)レイテンシー」をリリースするとのことで、お客さんに“喚情レイテンC!(腕をつかってCの字をつくる)”という動きを強要するベースの卓也さん。ちょっとグダグダだったのでヒヤヒヤしちゃったわ。

「Ace」ではミラーボールが星屑のようにチラチラと輝く。“ヘイ!”のコーラスで一斉にジャンプするお客さん。“ヘイ!”とかさ、最初は“ダ●くない!?”って思ったけれど、みんな笑顔で“ヘイ!”しているからかわいいんです、ヘイ!ラストのサビの“腐りきってく~”で公佑さんと卓也さんが華麗にターン。
いまは同期だけれど、「Heart is...」のサビでヴォーカルに被さる“my heart is slave of smell”のコーラスも、このお二人が生声でやったらぜったいカッコいいと思うんだけどな。

ライブだと適当になる公佑さんのギターソロ(失礼)も、だいぶしっかりしてきたもよう。ラストの「手招く太陽」では、センターのお立ち台の上で弾いていました。この曲は龍さんのドラムが歌っていて素敵ね。そして歌詞を変えて“退屈な世界から……おまえらと一緒に抜け出そうぜ!”と叫ぶ芥さん。

力づくで会場をねじ伏せるというよりも、お客さんを巻きこんで高みを目指していくバンドさんなのかなあと思います。来月からは新衣装お披露目とのことで(SHOXXさんに新アー写が公開されているそう)、ニューシングルとともに今後のご活躍にも期待です。





DISH

池袋は音処手刀を拠点に活動しているギター&ヴォーカルとベースのユニット。ライブではサポートドラムの方がいらっしゃいました。

なんだろう、彼らは不良だ。ヴィジュアル系にありがちな女々しさはひとかけらもない。それはまるで、感情に身をまかせてがむしゃらに壁を殴ったり、やり場のない怒りにまかせてナイフを地面に突き立てたりする思春期の少年のよう。

人は傷つけない。矛先はいつもモノか自分。そんな内にこもったひねくれている部分が自分自身とリンクすると、彼らの提示する世界にはすっと入っていけるのかもね、と思いました。でも、だれにでもあると思うんだよねー、自分しか知らない黒くて醜い部分。

ぐちゃっと歪むベース、ジャムセッションで歌っているかのようにラフなヴォーカル。でも、その目はギラギラと鋭くて。
音に体をゆだねている人もいれば、ポカンとただただステージを見つめるだけの人もいる。ちょっぴりアウェーな空間。だけど、シビィさんは不敵な笑みを浮かべていた。

降り注ぐ雨の音から始まったラストの「ナミダレイン」が終わると会場はしんと静まりかえった。ふと思い出されたように数秒遅れて拍手。

アコギで作曲されていそうな曲たちだったなあ。なんとなく。日常の感情の起伏をそのまま切り取ったような……とにかくカッコよかった!手刀とか近いところで拝見したら鼻血でちゃうかもね。

近々音源ほしいなあ。それまでMySpaceでガマンいたします。シビィさんが物販運営をしているにもかかわらず、隅っこで根本さんが体育座りして縮こまっていました(しかもご自分のスペースではなくレプさんのコーナーで)。ちょっとキュンとした。





花少年バディーズ

不良は不良でも、こちらは不良品種。 Let's Go to the 絶対的 Happiness!!をテーマに掲げるバディーズさんです。ミネさんがブログで大人気になってから、登場されるたびに“うわあモノホンだ!”と思ってしまいます。

“amber grisさんが僕らの主催ライブに出ていただいたときは、ほかの出演者が僕たちみたいなふざけたバンドばっかりだったのですが、今回のamber grisさん主催は僕ら以外世界観のあるバンドさんばっかりで……!”

“(外国人のお客さんが前方にいらしたのを見て)I wanna S●X!!”

“でもね、これが僕らの世界観だから!”

……きょうもミネムラ、すべったね!笑

6月9日にBloomされるミニ・アルバム『Balloon』の中の「NBL」も演奏されていました。イントロでお客さんを巻き込んだハンドクラップのあるノリノリのアッパー・チューン。曲中でなんとツブクさんがラップを披露する箇所があったのですけれども(ラップ流行ってるのかしら)、そこのセクションに差しかかると彼はベースをおいて前に出てくるんですね。そのときにベースを下げるローディー的な役割を、なぜかジュリィーの勇治郎さんが務めていらっしゃいました。なぜー!“目立つローディーだなあ”と思ったらまさかの!クリビツ!!!




amber gris

【SET LIST】
01.OP
02.snoozy and roll.
03.sunny day's seeker.
04.Love in the first.

05.lizard skin.

06.茨の花は罪に咲く
07.銀色のコフィン


“素敵な夜にしましょう”

そう言ったのは本日の主催者amber grisさん。


“オオカミが赤ずきんの少女に恋をしました”――「Love in the first.」

“背筋を這う感触……”――「lizard skin.」

“いつか……いつか、きっと君が笑える世界に連れていくと約束するよ”――「銀色のコフィン」

それぞれの曲にひとこと添えてから演奏が始まるので、想像力がかきたてられました。また、MCではこんなお話も。

“「クオレ」という意味なんだけど、これは「心臓」のことを表しています。人間は不思議なもので、物理学的にも医学的にも生物学的にもまだまだ解明できていないものがいっぱいあるそうです。頭で考えることもたくさんあるけれど、痛みや想いはココ(左胸を指して)で感じるんじゃないかなって思います。だから、僕たちのクオレから君たちのクオレに、痛みや想いを伝えられればいいな”

と。あー彼らの音楽は心で聴くんだなあと思いました。むしろ心で「感じる」のかもね。
2009年10月17日の始動ライブで、“anber grisは自由なバンドです。だからみんなも自由に楽しんでください。それが音楽の在り方だと思うし……僕らがそれをあらためて提唱していきます”というお話をされていましたが、それは頭で考えたり分析したりしないで、純粋に心で音楽を楽しんでくれってことだったのかもしれません。……ライブの流れとしては3月3日のほうが降りてきていたけれど。なんで主催のほうが曲数少ないんだー!

でも、彼らの核はゆるがないんだなあと思いました。わたしの彼らに対するイメージも、最初に観たときと変わらず、いまだに旅する楽団・吟遊詩人・キャラバンだったりしますし。



“それじゃあ、また”

彼らはつぎの街へと出発していきました。少女に会うために。「クオレ」に秘めた想いを、彼女の「クオレ」に伝えるために。

3/18【MAGICAL MOONIES 3days-最終夜・終末の予感-】at 池袋手刀ドーム

2010-03-19 07:21:02 | ライブレポート


手刀行くときって、どこの角を曲がればいいのかわからなくなっちゃって、プチ迷子してからたどり着くことが多いです。てかemmureeさんのフライヤーかっこいいなあ(きょうのフライヤーの束に折り込んであった)。想さんのうつろな目が素敵ー。

はい!本日のGIGSは、モンスターアルバム『MAGICAL MOONIES』を発売したMUNIMUNIさんのレコ発3daysの最終日。チケットはソールドアウト!終末の予感を感じてきましたよ・・・†



KYOKUTOU GIRL FRIEND

【SET LIST】
SE_
01_放送禁止のブルース
02_堕落論
03_ダムドマン(仮)
04_国境の花嫁

05_罠
06_サヨナラセカイ

07_「吐く血」になってラストダンス
08_噛みついて離れない
09_縄と拡声器とヒロイン

10_俺の彼女はリストカッター
11_勝手にしやがれ
12_闇を嗤え_警告(instrumental)
13_禁忌


トップバッターを務めたのは、不謹慎なカリスマを名乗るKYOKUTOU GIRL FRIENDの皆様。前日に配信されたメール・マガジンに記された“ぶっ■■していこうかと思います”との言葉どおり、激アツなステージでした。

【放送禁止のブルース】、ライブだとピッチが外れるのでそこがいっつも気になーる。いきなりドン!と入るからむずかしいのかしら。でも極東のおにーさんたちのライブは、音源の再現ではないし、巧い演奏を届けることよりも、ほかに重点を置いているでしょうから、あまり気にしてもしょうがないかもね。1曲目を飾るに相応しい曲ですし、勢いまかせに突き進む感じが彼ららしい。めずらしくマイクスタンドをつかっていました。

それより本日はいきなり新曲披露が!その名も【ダムドマン(仮)】!
だ、ダムドマン!? いやー曲はカッコよかったんですよ。6拍子なのかなあ。亜門さんの変則的なドラミングがおもしろいなあと思った曲でした。ケッチさんのソロもお祭り騒ぎで。チョーキングしつつのディレイと、ナイス・ワウね。ただ【ダムドマン(仮)】て!ケッチさんのブログを拝見して目ん玉飛び出ちゃったよね。二度見しちゃったよね。(仮)が(笑)なのかと思っちゃったよね(失礼)

どうしましょうタイトルのセンスについていけなくなってしまいました!KYOKUTOU GIRL FRIENDっていうバンド名も、俺の彼女はリストカッターっていう皮肉な曲名も、え?ピストルズ!? っていうアルバム名もすきですしカッコいいなーと思えたのに【ダムドマン(仮)】がわからない!!! 先を行き過ぎているー。「ダムド」じゃダメなのかな。どうしても「ダムドマン」なのかな。もうわたしの頭の中は呪いの戦士!ダムドマン!(敵なのか味方なのかわからない悪役チックな謎キャラ)でいっぱいです。PISTOLSのつぎはThe Damnedとか?……ってちがうか。

あーもうダムドマンでひっぱりすぎました。申し訳ございません!

【罠】は倫堕さんの手が素敵よね。“裏側から見たストーリー”の部分で手のひらをくるりと返すのとかね。レポートなんぞを書いていると、よく“手で表情をつける”という表現をつかってしまうのですが、ほんとそうなのよー。目つきなんかも曲に合わせて色気を含んでいるのですが、指先をつかった表現がきれいで惹きつけるなあと。無意識に手を目で追ってしまいますね。演奏の入りのタイミングがちょっとズレたけどね(失礼)

あ、色気といえば、【「吐く血」になってラストダンス】ではサリーさんのベースとともにミラーボールが回る演出がありました。小馬鹿にしたように跳ねまわるリズムがたのしい。

そうそう、【縄と拡声器とヒロイン】での“縄と拡声器と■■■■!”や【俺の彼女はリストカッター】での“I love you!!”といった客席のレスポンスは爽快ですね。リストカッターにいたっては、倫堕さんが“俺のー彼女はー”と曲名を言い始めたとたんにもう“きゃー!”っていう興奮の波が一気に会場に伝わっていくのね。
“I love you!!”のところ、以前は倫堕さんが“I love you”や“I hate you”と叫んでいたけれど、いまは客席のターンですし。進化していますよね。お客さんが“I love you!!”って全力で叫ぶのほんとかわいくてすきです。

【勝手にしやがれ】で終わりかと思いきや【闇を嗤え_警告】があって、【闇を嗤え_警告】で終わりかと思いきや“お前らの声を聴かせてくれ!”との煽りから【禁忌】がラストでした。3MANということで13曲!しょっぱなから熱い!ダムドマン!(言いたいだけ)



-KYOUKUTOUさん終演後-

楽屋に向かう儺俐グラマァさん「すみませーん通りまーす!通っちゃいまーす!」





LAB.THE BASEMENT

桜井アヲ氏がヴォーカル・ギターを務めるLAB.THE BASEMENTさん。先日武道館で拝見した方がキャパ200人弱の箱にいらっしゃるー。なんかもう状況がよくわかんないっすね!
アヲさんは“手刀いい!ウソじゃないわよ。ホントよー。やっぱり(客席と)近いといい!”とおっしゃっていましたが。

あとは“KYOKUTOU GIRL FRIENDのお客さんは脇目もふらずオキニのメンバーの名前を叫ぶのに、ラボのお客さんは周りを見ながら叫ぶわよね。密室系特有なのかしら”と笑 「周りを見ずに叫ぶ」が今年の目標に決定されていました。また、そこから派生して“30代、40代からのヴィジュアル系を提唱していこうと思います。加齢臭のする中年だけど(笑)、若いコに負けてられないんだから”とのお話もありました。いやーいつもMCのレベルが高すぎて笑いっぱなしです。

2・3曲演奏したあたりで“髪あげていい?暑い!”とヤワラちゃんスタイルになる場面もありました(ヘアセットはしていなかったため前髪が顔を覆っていた)。なんでもまだ某バンドの撮影が残っているので、切りたくても切れないのだとか。

そんな中、今後のスケジュールも告知されまして、6月26日に開催される東京地下室にて、ギターの三浦キリヒトさんが在籍していたどろろが復活するとのこと。このどろろというバンドのヴォーカルさんをアヲさんがかなり絶賛しておりまして、“彼をカリガリに誘ったけれど、ダメだったから石井さんを誘った”という裏話をされていました。そうなんだ!

自分はどろろさん(さん付けするとヘンかしら)を存じ上げていないのですが、周りにいたお姉さま方が“どろろまじカッコいいから!ぜったい地下室いこうっと!”といったお話をされていたので(耳ダンボ)、興味津津でございました。気になる気になるー。

そういえば“春らしい曲を”とのことで「WHEEL OF FORTUNE」が披露されていました。ノスタルジックな曲を書かせたら、彼の右に出る人はいないんじゃないかなあと思ってしまいます。
ですが、ラストは「人間牧場」~「東京犬」となかなかのカオスっぷり。モッシュ超たのしそうだったー!





MUNIMUNI

本日の虎(アヲさん談)、MUNIMUNIさんでございます。
なんだか爆音だと思った!ベースの音圧半端ないっす。手刀ドームをホームとしているだけありますなあという感じ。

このじわじわと襲いかかりつづける音と、気がふれそうになる浮遊感のなかで眠りたかった。いやー真面目な話ですよ。2年前くらいかしら。いちばん初めに彼らのGIGを拝見したのもここ手刀だったのですけれども、そのときはこわい!っていう印象が強くて。でも、いまは完全に毒されていますねー。気持ちいいし、居心地がいい。

あ、本日はスペシャルゲストがいらしていました。アルバム『MAGICAL MOONIES』のP.2に写っているお人形さん笑 お名前があったのに忘れちゃったーすみません。

ラストは「切断」でした。摩天楼様が“お別れの曲を――「切断」”みたいにおっしゃっていて、それがすごく素敵だったんだなあ。
アンコールで「ヒー」を披露して終演。“おやすみなさい”と去って行かれたのがまた……!(なに)

余談ですが、終演後にアヲさんが物販で“『MAGICAL MOONIES』、さんぜんひゃくごじゅうえんで~す!”と宣伝販売されていました。
ラボさんとムニさん双方のライブのMCでもありましたが、青さんのデザインが〆切ギリギリまで終わらなかったそうで。ですが最後の最後で降りてきたのだとか。


名盤エンダ、モンスターアルバム『MAGICAL MOONIES』絶賛発売中でございます。マジオススメですよ(笑)

3/14 砂月PRESENTS【SERENADE OF MOON SPIRAL】at 目黒鹿鳴館

2010-03-17 04:27:42 | ライブレポート


会場のトイレはこわいからね、入り前に用は必ず済ませておくんだ!さてさて、お久しぶりの目黒鹿鳴館でございます。世間はホワイトデーですけどー、きょうもきょうとてライブなんだな。みつを。


ヴァンパイア(O.A.)

以前拝見したのは2009年の4月だった気がする!『JOJO』。さんの主催に出演されていたときだ。いつのまにやらRENTRER EN SOIのローディーを務めていたH氏ことマヒロさんが加入したのねー。

ライブの感想は……はっきり言って……

こ れ は ひ ど い !(すみません)

もっと場数を踏みましょうっていう感じです。曲はぜんぜん耳に入ってこないし、ステージングにしても、ヴォーカルのゴシカくんとドラムのロージさん以外みんなぎこちなさすぎる。マヒロさんの動きがおもしろすぎました。\(^O^)/みたいなポーズしとった!謎!メタラーっぽいからまだ試行錯誤中なのかしら。リエント匠兄さんと同じく、彼もフライングVです。

ゴシカくんの長くて白いエクは、扇風機ヘドバンのためについているようです。バンギャル顔負けのヘドバン!歌も練習すると尚よし!(失礼)





Hi:BRiD

1回目→おお!いいバンド!
2回目→んん……なんかつまらんくなった
3回目(今回)→おお!また良くなってる!

観るたびに印象が変わるのはなぜだろうHi:BRiDさん。同期のコーラスが効果的で、広がりのあるサビがキレイ。

なんだかDELUHIさんみたいにコツコツがんばって、そのうちドカンときそうだなあ……なーんて思っていたら、来月ウエストワンマンなんですってー。ひえー。でも、3月末にギターのききさんが脱退なんですってー。ひえー。

つぎに観るときには、また印象が変わるんだろうなあ。うーむ。





UnsraW

UnsraWかこいい!かこいいよUnsraW!いまさらですが復活万歳。おめでとうございます。ライブは2年ぶりに観ました!に、2年て……(遠い目)

本日は、新メンバーの円さん(Gt.)と迅さん(Ba.)加入後初のライブでした。衣装も一新され、軍服のようなセットアップに。勇企さんは白い手袋、口元ラメラメ(歯もキラキラしてた?)。円さんはサイバーチックでした。頭からカラフルなチューブがエクステのようについていた!頬のラインがlynch.の玲央さんみたいな感じ。おまけに白コンもしていた!こわい!迅さんは赤髪ロン毛で90年代風。

“衝動”を思い出させてくれる熱いライブでした。思わず拳突きあげたくなっちゃうよね。ペットボトル乱舞も健在で。10本くらいぶっ放したんじゃないですかねー。前方カオス!

勇企さんはステージに立つべきひとだと思いました。
「嗤い鬼」聴けてなつかしくなったー。やっぱりラストはこの曲で暴れてナンボよね。





SwallowtaiL

アー写がシャレオツだなーと思っていて、ずっと気になっていたバンドさん。視聴もしていたのですが、きょうやっとライブを拝見できたーっ!ライブのほうが5割増しでいい!ヴォーカルのRYOJIさんがアコギを掻き鳴らしながら歌っていました。ドラムのYU-KIさんもジャズやフュージョンっぽい叩き方をしていましたし、このシーンではちょっとめずらしい感じ。

なんというか全体的にとってもかわいらしかった!
ぎゅっと抱きしめられたときのようなぬくもりを感じる楽曲。枯れて真っ白になった木々に花を咲かせ彩っていく歌声。

まるで絵本から飛び出してきたようなひとたちだなあと思いました。だけど、彼らはストーリーテラーの位置にいるのかな。バンド全体のコンセプトを固めて世界観をつくりだすのではなく、ひとつひとつ楽曲に合わせていくスタイル。「きょうはこのお話ね」と、音と言葉で聞かせてくれる4人の語り手。

「バンド」というより「音楽隊」と言ったほうが的を射ている気がします。
ライブが良すぎてシングル買ってしまったよー。さりげなく衣装が燕尾になっているのもまたかわいくて。演奏を終えたあとに、軽快なジャズをバックにして、メンバーさん全員が並んでお辞儀をしていらしたのもかわいかった!また観たいなあ。ぜったいもっとライブ本数を増やしたほうがいい。





born

あれ、猟牙さんドレッドになったって聞いたんだけどな。金髪のゆるいパーマだったよ。ほんとによくヴィジュアルが変わりますよね。アー写とちがうじゃん!っていうのがしょっちゅうです。ドラムのTOMOさんはモヒカンでした。これがまた似合うんだ。

いつもラストによく披露している曲が1曲目でした(何回も観ているのにいまだにタイトル覚えられない)。飛ばすねー。

bornさんのライブですきなのは、全曲演奏後に“We are born!!!”って叫ぶところです。自分たちの音楽を見せつけたあとに、バンド名を堂々と叫ぶから潔いなあって思います。存在証明。





砂月

【SET LIST】
SE.In a Lucid Dream
01.MOON SPIRAL
02.PRAY FOR THE SUN

03.La Lune
04.RAIN DROP

05.Veil of MARIA
06.AWAKE

07.新曲
08.CLOSS OF YELLOW

-EN-
09.HEART
10.PRAY FOR THE SUN


RENTRER EN SOIのヴォーカルを務めていた砂月さんのソロです。

今回のメンバーは、

Vo.砂月
Gt.tetsu(ex.ギミック)
Gt.ランディ(ex.カルト)
Ba.凛(ex.Schmelz Cure)
Dr.未架(ex.RENTRER EN SOI)

でした。

王子様のような真っ白な衣装に、長い髪をなびかせて登場した砂月さん。う、うるわしい……。そこらの女子よりきれいよたぶん。「PRAY FOR THE SUN」で客席に体を預けるように仰向けにダイヴしていたよ。そこらの女子より軽いよたぶん。

ブログを拝見していると、頻繁にスタジオやらリハやらに入っているみたいなので、歌に向き合っている機会が多いのかしら。凛としていながらも力強い歌声を聴かせてくれました。


流れも大切にしていて、「Veil of MARIA」~「AWAKE」では、夢の中~目覚めを表していたみたいです。タテノリの新曲は、「夢」と「現実」のどちらかといったら「現実」のほうかもしれないなあと思いました。でも、その「現実」は汚くて、思い描いていたものと違って、“こんなんじゃない!”と逆らっている感じ。ええ、お得意の勝手なイメージですよー。


アンコールの「HEART」ではベースの凛さんにトラブルが!MCでつなぐ砂月さん。なんでもこの曲は、“結婚式でも歌える曲を”ということで制作されたのだとか。バンドのときにはなかったまっすぐなラブソングです。ラストは“暴れて終わろうぜ!”とふたたびアッパー・チューンの「PRAY FOR THE SUN」でした。「CRYSTAL」聴きたかったよさっちゃん!


そういえば、本編ラストの「CLOSS OF YELLOW」のアウトロあたりで砂月さんが未架さんのほうを振り返っていたのですけれども、その画がなんだかなつかしかったです。客席には見せない満面の笑みでも浮かべているのかなあ、なんて思ってしまいました。リエントのときに未架さんがそんなお話をされていたので笑

ああーリエントいいよね!前サポートのクロさんには申し訳ないけれど、やっぱり未架さんのドラムのほうが素敵だ。砂月さんのことをよくわかっているんだろうなあと思いました。強弱の付け方とかキメとか息がぴったりだったものー。そんな感じです。ワンマンいきたいねー。

3/3 【Sweet trade vol.4】at 高場馬場AREA

2010-03-07 14:15:20 | ライブレポート


明かりをつけましょステージに~ お花をあげましょメンバーに~(咲)
というわけで、おひなまつりですけれども今日もきょうとてライブ!スーパーライブシアター様におじゃましてきました。5バンドの出演なので演奏時間が長めでして、お客様の入り具合もほどよい感じ。



ReivieЯ

硬派なサウンドでライブを盛り上げていたにもかかわらず、MCで突然ヴォーカルのJeyさんが“元気ですかー!!”とイノキになったReivieЯさん。リヴァイアサンっていう怪獣いるよね。ドラえもんの映画、南海大冒険にも出てくるよ。この映画すごいすきー。

上手ギターの誠さんがボルドーのシャツに黒いベスト、黒縁メガネ。イケメンである。スタイルがいいのでなんでも似合うのでしょうなー。あの赤いセミアコも彼だから似合うもんなー。そんなことをぼんやり思いながら拝見していたのですが、きょうは途中で機材トラブルが。ぽっかり空く上手。

“おおっと、ここは隼人さんの出番だ!上手にいくんだ!”と念じたのですが動かず。“うわーどうするのー!”と勝手に焦っていたら、琥雨さんがいったー!やったー!GJ!そう、この日は琥雨さんがMVPだったのです。いままで気づかなかったんだけど、彼熱いっすね。汗まみれになりながらガシガシ弾くし、歌詞も口ずさんじゃうし。漢、って感じのギタリストだと思いました。

トータルでは「for my tear」(ちがっていたらすみません)っていう曲がすき!Jeyさん押しの一曲ですね。





Lycaon

“噛み殺されたいヤツはいるか!!!”……さすがは2.5次元悠希さん、おっしゃることが違います。KAMIJO氏の「Shout & Bites」での鎖骨の煽りくらい強烈でした。上手ギターリトさんの衣装も強烈でした。むかしのTMRかよ!っていうくらいの露出っぷり。上半身は裸に近いし、もう少しで尾てい骨見えるで!?ってくらい股上の浅いエナメル・ホットパンツだし。目のやり場に困りました。布より肌の割合のほうが多かったにちがいないわ。

3曲目に演奏されたちょいディスコっぽい曲がいいなーと思いました。ギャー!っていう激しめの曲(どんなだ)よりも、ちょっとヌケ感のあるキャッチーな曲が似合う気がします。

EVEさんの頭にピンクのリボンがついていたのだけれど、あれって自毛でつくっていたのかしら。いまっていろんな盛り方あるよねー。このあいだ友人がagehaに載っていた【東京タワー盛り】っていうのを教えてくれました。





Kaya

お客様のなかに何人か和装の方がいらして、なんでだろう?と思っていたのですが、きょうのKayaさんのコンセプトに合わせていらしたのですねー。

幕が開くと「桜花繚乱」「迦夜」「百鬼夜行」と書かれた障子のセットが(Kaya姫直筆だそそう)。そこにKayaさんの影が浮かび上がり、歌いながら登場という演出でした。“ひなまつりだから妖怪になってみました”と、2007年7月リリースのミニ・アルバム『百鬼夜行』収録曲を披露。衣装のお着物も当時のものだそうで。

“2年ぶりにこの衣装を着ようと思ったのに、なかなか見つからなかったの。だから「もしかして……?」と思ってクリーニング屋さんに電話してみたら「あ、着物の方!?」って言われて(笑)。工場に保管されていたみたい。捨てられていなくてよかったわ~!”

クリーニング屋さんって2年も保管してくれるんだ!(感動)

女の嫉妬を謳ったであろう「般若」で、完全に恨みの化身と化していたKayaさんにゾクッとしました。なにかが乗りうつっているみたいだったわ。





◇TIME SECTION#4◇

【SET LIST】
1.OP SECTITON
2.TIME LOST
3.Life
4.Vibe
5.martini
6.Dust
7.ED


本日のメンバーは、

Vo&Gt.SIZNA(ex.Sugar)
Gt.トシ(トーマス)
Ba.真悟(ex.Sugar)
Dr.篤人(ex.Sugar)

でした。

板付き(幕があがったときにメンバーがいる状態)スタート。最初にトシくんが下唇の下にだらーんと黒い物体をつけていてなんだろう?と思っていたら、つけヒゲだったみたいね。すぐ取れちゃっていたけれど。

去年の3月3日といえば、雪が降っていて、Sugarの解散発表がされたのだけど、こうしてまた3人の姿を観られてよかったです。Lokiさんは次回なにかあったら観に行こう!

やっぱり演奏巧いなあ。勝手に体が動いてしまうほどのグルーヴがビシビシ感じられます。いやーあっくんがすごい。ちがう畑出身のドラマーだからかもしれませんが、基礎をしっかり固めていらっしゃるんだろうなあって感じの音で。スコーン!ときれいに抜けるんです。

SIZNAさんは相変わらずで、きょうはオタマトーン(音のでるおもちゃ)のODODAMAくんを引き連れていました。このオタマトーンを開発した明和電機の社長さん、ちょっぴりSIZNA氏と同じ匂いがする(テンション感とか)







amber gris

【SET LIST】
1.OP
2.Sunny day's seeker
3.Love in the first.
4.sinker
5.lizard skin
6.銀色のコフィン
7.茨の花は罪に咲く

-EN-
8.snoozy and roll


やっぱり彼らは旅人だと思いました。吟遊詩人というか。

“背筋を這う感触……!「lizard skin」”

そう手鞠さんが叫んでバンドがドンって入っていった瞬間になんだかものすごいパワーを感じました。あとは、「銀色のコフィン」で“君の笑顔を~”のフレーズを手鞠さんがアカペラで歌ってから始まったのも素敵でしたね。そういった細かい演出で、曲世界にグッと引き込んでいくのです。

個人的にだいすきだった曲は「茨の花は罪に咲く」というタイトルでした。サビよりメロ部分がとんでもなくすばらしいです。この曲も「lizard skin」みたいに“ふたつあった曲をくっつけてみました”っていうような気がしてならない。実際のところどうなのでしょう。教えておじいさーん。

手鞠さんが“またね”っておっしゃって去っていかれましたが、その“またね”は、おかあさんがベッドのそばでこどもに本を読んであげていて、“きょうはここまで”とパタンと本を閉じるのと同じニュアンスだと思いました。

まあ、その“またね”のあとにすぐさまアンコールがかかってしまったのですが。こどもが“もっとー”と駄々をこねた感じね笑 「snoozy and roll」でつぎの章の冒頭文を読んで、きょうはおやすみ。つづきは21日の“あしたの夜”に。