in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

9/25【Monstar☆Party vol.29】at 高田馬場AREA

2009-09-26 08:22:03 | ライブレポート


お久しぶりぶりざえもんなエリアです。3柵目の上手半分がすべて関係者席となっておりましたエリアです。いくらなんでもつぶしすぎじゃないですかね?ね?笑 




わたしの中ではナルシスのイメージが強いバンドさんでした。だから、ここで観るのは不思議な感じー。……えー大変申し訳ないのですが、このときわたくしはちょっと考えごとをしておりまして、ちゃんと聴いてませんでした。本当にすみません!

イケメン揃いだった気がするよ(そこかよ)。あと衣装がコテコテで好きな人にはたまらない感じかと。ごめんなさい、今度ちゃんと聴きますね。ブログがドラムの方以外アメブロじゃないんですね。なんか貴重!





gaudie.

カッコよくなってきたなーと素直に思いました。エイジさんにオーラでてきた!てかいつドラムさん加入したの?全然しらなかった!あの金髪サポートの方すきだったんだけどなあ……(新メンバーに失礼)

静の楽曲も動の楽曲も魅せられるようになって、いままでよりもさらに自分たちの曲に誇りを持っているんじゃないかなあと思いました。観ていると、なんとなくそういうのって伝わってくるよね。

そういえば、gaudie.さんのオフィリニューアルされたみたいですけど、あんまり変わってなくない?見にくくない!?苦笑 





D'LORE

あら、こちらもいつのまにか4人になっとる!
……うーん前に観たときのほうがよかったなあ。なんでだろう。

ラップ調に歌う曲がありました。あとドラムさんがドロドロになりながらもキレよく叩いていらっしゃって、気持ち悪くて素敵でした(褒めてます)





Like absolute myself

復活してからはじめて拝見しました。えーまたまた大変申し訳ないのですが、このときわたくしは、酔っ払って意識が半分どこかへいっておりましたので、あまり記憶にございません!(いばるな)

ミツヒコさんがラストに披露した「Irony dance」でロボットダンスしてたことは覚えてる、うん。あとヴィジュアルが全体的にあか抜けた。カッコよくなった。





ヴァルナ

THEヴィジュアル系!って感じのコテコテなバンドさん。拳系。ボーカルのyo-kaさんが季節先取りベロアの衣装。パンツが、左足だけ太ももが見えるデザインでして、その絶対領域についつい視線がいってしまいました。

お客さんのノせ方がうまかったなあーという印象です。あと歌もうまい!! いま流行ってる(?)延々背ダイループみたいな楽曲もあったんですけど、そういうのでもしょぼくならずにガーっと力強かったなって。今後も期待!

無配の「存在理由」いただいてきました。実はいま聴きながら書いています。





Administrator

「SELFISH CLOVER」「手招く太陽」「Ace」を含めた全5曲を披露してくださいましたアドミニさん。芥さんのマイクが「-A-」のジャケットに写っている、手持ち部分のないタイプのものでした。

巧いわけではないんだ。芥さんはお立ち台にあがっても、なぜかガニ股でへっぴり腰だし、公佑さんはギターソロを弾くんだけど、わりと適当だし(笑/失礼)。でも光るものがあるんですよね。原石だと思います。

「Ace」はバンド感をさらに打ち出した楽曲だなあと思いました。楽器陣のかけ声に合わせてお客さんがジャンプするの。あとこれは過去作品にも言えますが、メロがすばらしい!キラキラしていてキャッチーで。

あ、いま思い出したんですけど、先日ZEAL LINKでメンバーさんにお会いしたときに、ベースの卓也さんが「ボーカルを前に出したい」といったお話をしてくださったんですよ。それをちゃんと形にしていっているのかもしれないなあ、とふと思いました。

「この1回に命をかけろ!」とラストに煽っていましたけれど、本当にそのとおりですよね!同じライブなんて二度とできないもの。ヴァルナのyo-kaさんも絶賛していらっしゃいましたし(ブログ参照)、また観たいなー。





◇Time Section #1(タイムセクションナンバーワン)

Gt:SIZNA(ex.Sugar)
Gt:ケッチ(KYOKUTOU GIRL FRIEND)
Ba:HISAKI(cocklobin)
Dr:篤人(ex.Sugar)

という豪華メンバーで構成された、われらがスーパーセッションバンド。まさかのトリでした。でもこのメンバーだと必然的にトリかー。ギター陣の立ち位置は、上手がケッチさん、センターがSIZNAさんでした。そうそう、殊さんもブログでおっしゃっていましたが、このお2人、音が似ている。ヌケのあるクリーンな音とかそっくり!同じストラト使いっていうのもあるのかなあ。


SEが突如途切れ暗転。幕が引かれると、白い紗幕に覆われたステージが。シルエットのみが浮かび上がる中、1曲目「OP」が演奏されました。SIZNAさんらしい幻想的な曲。こんなたとえをしてはアレかもしれませんが、Sugarのインスト曲にありそうな感じでした。「Brand new World」的な。

2曲目「TIME LOST」もメロウな曲で、エリア特有の後光のようなライトが回っていました。SIZNAさんがアルペジオを奏で、それを追いかけるようにケッチさんも同じフレーズをかぶせていく(ここ!音が似てた)。そして!なんと!SIZNAさんが歌った。SIZNAが歌った!(クララが立った!的ニュアンスで)。いや、歌ったというかささやいた?ウィスパーボイスで。たぶんSIZNA語。以下の曲は全部歌あり。

そう、この曲でケッチさんお得意のワウとトレモロ奏法が登場しました。あーケッチさんだ!ってテンションあがりますよね笑 あっくんとHISAKIさんのボトムがしっかりしているから、軽いフレーズでも音がこぼれていかないんです。


ここでSIZNA先生がMC。

張りつめた会場「………(圧倒されすぎて拍手もメンバーコールもできない)」
SIZNA「ハイッ!Time Section #1です!(ミッキーマウスボイス)」

うん、ここで会場の空気が緩みました。以下和やかモード。

SIZNA「きょう僕は緊張してます!見てのとおりプルプルしてます!(プルプルと手を震わせて)。またこのエリアのステージに立てたこと、とてもうれしく思います。これもみなさんのおかげです!」
会場「(拍手)」

そしてメンバー紹介へ。

SIZNA「ギター、KYOKUTOU GIRL FRIENDのケッチさん!ナイス・ウォー!ナイス・ウォー!(←意味不明)」
ケッチ「(笑)」
(※コメントにて「ナイス・ワウ!」では?という情報をいただきました!なるほど納得!ケッチ中毒者様はSIZNA翻訳者様でもありますねねね)


SIZNA「ベースはcocklobinのHISAKIさん!ヴィジュアル系界のボブ・マーリー!(HISAKIさんがドレッドヘアだったため)」
HISAKI「!!」


SIZNA「ドラムは篤人!チューニングしたいからちょっと話しててー」
篤人「えーもたないよ……!(一同笑)。あ、でもひとことだけ言いたいことがありまして……『ただいま』的なね」
会場「(拍手)」
篤人「SIZNAさんに呼んでいただき感謝してます」

そんなやさしいあっくんはパーマかけてました。

チューニング終えたSIZNA「僕はSIZNAといいます!」
会場「しずなー!!」
SIZNA「久々に名前呼ばれるとテンションあがりますっ!(ピョンピョンとび跳ねる)。前半がまったりしちゃったんで、速いの!ハヤイノ!」

ということで3曲目「Life」はカッティングが際立つ疾走系ナンバー。赤い照明。
サビらしきセクションで“We are Time Section♪”って歌っているように聴こえました笑 いや、でもカッコいい曲なんですよ!ケッチさんもハモるようにコーラスしていました。

4曲目は「martini」。マティーニ。これカクテルの名前かな?スパニッシュ風なアルペジオにあっくんのキレのいいフィルが入り加速。HISAKIさんのベースラインは終始歌うように動いていて心地いい。こちらもハヤイノ!な楽曲でした。あっくんのほうを向いて弾き倒すSIZNAさん。

ラストの「Dust」はブルーとグリーンの照明に照らされて。こちらもハヤi(ry でした。またこんなたとえをしていいのかわかりませんが、Lokiさんに歌ってほしい曲だったなあ。Sugarの匂いがするんですよねえ……あの低い甘美な声がこの曲に乗ったら素敵だろうなーと思ってしまいました。

そう!この曲にはギターソロもありまして。SIZNAさんの音がキラキラときれいすぎて、ギターじゃないみたいでした。どこからあんな音でるんだよーもうーみたいな。ケッチさんと向かいあって弾いて(なんか違和感/笑)、お次はケッチさんソロ。タッピングを組み込んだテクニカルなソロでした。

いやーホントにこれセッションですかね!? 若い衆は見習うように!って感じですね。4人それぞれが、ご自分の音を持っていらっしゃるプレーヤーなので、いい意味でそのぶつかり合いがおもしろかったです。ぜひ『Time Section #2』もやっていただきたい次第であります!おつかれさまでした!



わたしずっと起きていたんでこれから寝ます笑 おやすみー。

9/21 9GOATS BLACK OUT at Shibuya O-WEST

2009-09-24 04:10:23 | ライブレポート

(Photo by zoisite)


地獄。

悪。狂気。絶望。闇。醜悪。雨。憎悪。負。死。


チクタク…チクタク…

18時42分。


ゆったりと流れていた会場SEがすっとフェードアウトし、ピンと張りつめたピアノの音色に切り替わる。すると、地獄からの使者がゆっくりとステージへ姿を現した。これまでの黒髪からイメージを一新、金髪になったutAが赤いテレキャスターの弦をキリキリと擦る。

「ようこそ、この世の地獄へ……」

最後にふらりと現れたryoがつぶやく。わたしたちは、一瞬にして暗く沈んだ世界へと連れ去られた。

1曲目は新曲の「Belzebuth」。いきなりの濃厚な洗礼を受けると、攻め立てるような狂気に満ちた「red shoes」と、トクトクと脈打つhatiのベースと淡々としたutAのリフが冷たく背筋をなぞる「raw」に追い打ちをかけられる。

しんと静まり返った森の中にいるような錯覚を覚えるSEをはさむと、utAがやさしいストロークを響かせ「Den lille Havfrue」へと流れた。音源とは一味ちがったアレンジがほどこされ、息遣いまで聴こえてくるほどのryoのヴォーカルが、ゆらめく海へと引きずり込む。また、壮大な雪景色のパノラマが広がった「Sleeping Beauty」では、凍えそうな体を抱きしめてくれるような温もりの声と、それをあたたかく照らす灯の音が会場を包みこんだ。しかし、「in the rain」では、鋭く冷たい針の雨が、わたしたちをあざ笑うかのようにとめどなく降り注ぐ。刻まれていく残酷な時。


――なんて生々しいのだろう。彼らが見せるその光景は、人間の“生への執着”のように思えた。死にたくない。死にたくない。生きたい。そう、まるでかの有名な小説「蜘蛛の糸」のように。哀しみが必死にすがりつく。


一度メンバーが姿を消すと、manipulateのサポート・メンバーakayaが紡ぎだすノイズと心音のようなバスに乗せて、utAがクリーン・トーンのアルペジオを奏で始めた。前回のワンマン・ライブ『Bright Garden』ではアグレッシブなパフォーマンスを繰り広げたが、今回はミスの許されない緊張感に包まれたアプローチを披露する。

しかし安息の時もつかの間、“地獄の底まで声を聞かせてくれ!”というryoの檄が飛び、ライブ後半は、さらにバイタリティに溢れたステージが目まぐるしく展開された。オーディエンスを巻き込んだコール&レスポンスを自然と沸き起こす「froat」、スピードの限界挑戦とでもいおうか、疾風のごとく駆け抜ける新曲「Who's the MAD」「minus」を容赦なく突きつけていく。hatiは指先をクイッと曲げて観客を挑発し、utAは切り刻むような高速カッティングで攻めの姿勢から崩れない。

「地獄の歌は聴こえたかい?」

鞭を振り回すかのようにそれぞれのメンバーが華麗に音を操ってみせた「headache」。オーディエンスは拳を突き上げ、髪を振り乱しながら酔いしれた。そんな様子を知ってか知らずか、ryoはどこか楽しむようにそう問いかけて、ステージをあとにした。





「『Bright Garden』というテーマをひとつの括りとして完成させた今、僕らは『Heaven to Hell』という大きなテーマに取り組もうとしています。今夜はそれを完成させる第一歩で……『Hell』です」

アンコール。きっぱりと言い放たれた『Hell』という言葉が、そのあとに披露された2曲の印象をがらりと変えた。死の淵に立たされてようやく“生きたい”と立ち上がる人間の姿ように感じられた「落日」、そしてそんな自分自身を認め、そっと救い上げるような「天使」。

ryoは静かに語る。

「9GOATS BLACK OUTのはじまりは“喪失”でした。肉親の死であったり別れであったり……。今年の夏には僕の父が他界し、友人のミュージシャンも亡くなりました。そして9月21日、この日はutAの父の命日です。僕たちは音楽を続けることが生きた証になると……証明になると思っています。人の死は悲しいと思うけれど、そこに残された人はどう思うのか。心の耳で聴いてください。「Heaven」。」

黄金色に染められていくステージ。ミラーボールが反射し、朝の陽射しのように降り注ぐ。“心をこめて歌う”“渾身の力で演奏する”……そんな次元すら超えているように思えた。彼らの核、そして想いが、そのまま声となり音となり、会場を伝っていた。

ryoは“映画のように鑑賞するのではなく、みんなが参加してこそのライブ”だと語っていたが、それはきっと“同じ空間を共有する”ということなのだろう。静かに涙を流す者、かみしめるようにただただステージを見つめる者、音に身をゆだねる者。音楽を通じて、ともに喜び、ともに苦しみ、ともに“この先”を見据える。


「すごくすごく幸せです。ありがとう」


20時40分。


地獄の底で鳥が鳴き、“生きよう”と羽ばたいた。その鳥の羽は、天使のように真っ白だ。美しき本能が、今この瞬間に輝いた。





2009.09.21『Howling bird at the HELL』



【SET LIST】
01.Belzebuth
02.red shoes
03.raw
04.SALOME
05.Lestat

06.Den lille Havfrue
07.Sleeping Beauty
08.in the rain

09.utA Guitar solo~moses

10.ROMEO
11.夜想-noctorne-
12.float
13.690min
14.Who's the MAD
15.minus
16.headache

-EN-
17.落日
18.天使
19.Heaven

9/19 アム結成5周年記念イベント「ごさいでちゅよ。」at 渋谷 club asia P

2009-09-20 05:09:35 | ライブレポート
本日はclub asia Pに修也さんと淳さんのライブを観に行ってきました。
VUENOSの裏に入口がありまして、会場内は吹き抜け円形コロシアム状でした。ステージとフロアがあって、ひな壇状に2F(ステージと同じ高さ。エリアの2柵的な感じ)と3F(さらに高くなってる)があるの。わたしの夢にでてくるライブハウスに形状がそっくりすぎて、かなーりびっくりしました。そんな話はどうでもいいですね!

↓出演者の皆様方はこちら↓

asia Pメインステージ-アム|金色|Sunnyday Orange'|Furil|ULYSSES|ロマの碧猫
asia Pサブステージ-きゅーぴっつ|リカイ@まいくソロ|スカイブルー100|鈴木淳平|東京どりいむらんど|分身師 夢野修也
asia Kワンマンライヴ-顔がない|きゅーぴっつ(スペシャルシークレットゲスト)

メインとサブで交互にステージが展開され、転換時間をムダにしないという画期的アイディーア♪あ、でもサブステージは人が2人立てるくらいの広さでした(仮設でつくったっぽい)

ではでは出演順にひとこと感想でも。


◆リカイ@まいくソロ
ごあいさつがてら、本日の主催・アムのリカイさんのソロ。白い衣装をお召しになっていて、相変わらずかわいい。声きれーい。

◆金色(コンジキ)
着物姿で登場。ボーカルとギターの男性2人組。ギターさんはスキンヘッドにサングラス。怖そうなのに目玉おやじのモノマネをしてました(けっこう上手)。「関ヶ原~関ヶ原~♪」って曲があった。

◆鈴木淳平
童謡べぇしすと。ベース1本でシュールな詞を歌ってました(は○わみたいな感じ)。実はわたし、この方を高校生のときに観ているのですが、まったく変わってなかったです。あーでも当時は足でキーボード弾いていたりもしたなあ。うん、シュールだ。

◆ロマの碧猫
前に高円寺で拝見しましたが、もおおぉぉぉおおきょうもとにかくかわいかった!ぱっつんおかっぱにお着物で、歌と踊りのステージ。ヴィオリラという大正琴のエレキVer.だという楽器も弾いていらっしゃいました。近々音源出して、主催ライブも行うそうです。

◆きゅーぴっつ
エレキ1本で「あのコは処女じゃなかった~」みたいな歌を歌っていました笑 ギターソロ?的なもののエフェクトノイズがすごくて異空間。

◆ULYSSES
ボーカル、ギター、ベース、ドラムに加え、キーボード、ヴァイオリン、ハープの女性7人編成のステージ。クラシックエモーショナルロックバンド。「物語を見ている様な…」というコンセプトどおり、白い衣装をまとい、まるで妖精のようでした。ヴォーカルYukiさんの透き通った声に癒される。

◆スカイブルー100
半そで半ズボンでやたらテンション高い!「Say オイ!!あと4回!」にかなり笑った。サポートなのか、となりで笛(?)吹いていた子とのテンションの差がありすぎて、ツッコミどころ満載。

◆Sunnyday Orange'
4ピースロック・バンド。素直にカッコよかった!エモーショナル!!音に溺れる感覚になりました。

◆分身師 夢野修也
「睡蓮」と「ピアスをあけて」の2曲でした。どちらも本当にいい曲。淳さんはアコギでしたけれど、足元で音作っていたみたいです。さすがだ。声を張り上げて歌うところで、あやうく涙がでそうになりましたが、がんばってガマンしました笑 修也さんの曲は、涙腺と反射神経とつながっているみたいです。

◆Furil
ボーカルのAsukaさんとギターのEijiさんによる“ドリーミーポップ”ユニット 。打ちこみとエフェクトをかけたヴォーカルで、テクノチック。Asukaさんが金髪のウイッグをかぶって、フリフリの衣装でかわいかったー!声もとってもキュート。

◆東京どりいむらんど
メイド服着たおじさんが歌っとった笑 帰り際にすれ違ったから「おつかれさまですー」とあいさつしたら元気に返してくれた。いい人な気がする。「ホットパンツとサンバイザー♪」!!

◆アム
東響サントラノイズポップ アム。天井から絵をつるし、スクリーンには奇妙なアニメーション映像、そして打ち込みと生楽器のバランスが絶妙な楽曲。ゲストに廻天百眼さん(ダンサーとして登場)を迎えて、視覚的にも聴覚的にも楽しませてくれました。まいくさんのソプラノきれいです。

残念なことに、本日をもって活動休止だそうです。理由はのちのちブログ等で明かしていく予定なんだとか。要チェック!!(?)



顔がないさんはKでワンマンをやっていたのですが、前観たからいいやーと今回はあきらめました笑 すみません。
そういえば、吟さんや燭台(怪)の蜻蛉さんもいらしてました。年齢も性別も関係なくいろんな人が集まっていておもしろかったです。たまにこういうイベント行くと刺激になるよねー。おつかれさまでしたたた!

9/15 DIR EN GREY at 新木場STADIO COAST

2009-09-16 03:48:17 | ライブレポート


きょうは少し降りてきたんじゃないですかね!!「蝕紅」よかったですね。鬼が見えましたね。

14日にミスした「孤独に死す、故に孤独。」も、きょうはスムーズに演奏されました。「蜷局」のイントロでの薫さんのギターも堂々としていて、音が違いましたし。ただ「GLASS SKIN」のヴォーカルはやはり走りますね苦笑 もう同期入れるのはやめて、アコースティックアレンジにしたら、自由に歌えるんじゃないかなあーなんて妄想してしまいました。



14・15日と観ましたが、どことなく『Withering to death.』あたりの匂いを感じました。「孤独~」や「鼓動」をやった、というのが大きいのだと思いますが。あと、『VULGAR』収録ですけれども「蝕紅」も印象深かったです。歌モノよりで、かつダークな楽曲が映えていたような気がします。




“1月にまた”

ツアーファイナルらしく、京さんがいちばん最後までステージに残り、こんな言葉を残して去って行きました。

そして沸き上がる歓声。

ふとバックドロップに目をやると、


『2009.12.02 NEW SINGLE RELEASE
激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇』


との文字が。……なんてヴィジュアル系なんだ!というタイトルですよね笑 わたし最初新曲のキャッチかと思いましたもん。周りの方が「タイトル長っ!」ってつぶやくのを聞いて、えー!これタイトルだったんかい!!みたいな。

ディルの新曲は、発売までどんな曲なのかまったく想像がつきませんし、実際に聴いみても毎回驚かされるのですが、今回も例外ではなさそうですね。ですが!わたしは、今ツアーで見えた、よりダークな部分やシニカルな部分がフィーチャーされるのではないかと予想しておきます。……こうやっていろいろと想像するのも楽しいじゃないですか笑 けっこう好きなんです。


ライブは来年まで本当にないんですかねー。年末あたりにまたポーンとスケジュールが発表されそうな気がしないでもないですが。とりあえず、武道館での集大成を楽しみにしておきます。先行はきょうまでですよ!お忘れなく!(←自分に言い聞かせています。まだ申し込んでいないので) おつかれさまでした!!!


9/15 DIR EN GREY【ALL VISIBLE THINGS】at 新木場STUDIO COAST SET LIST

2009-09-15 21:21:44 | ライブレポート
【SET LIST】
00.SA BIR
01.Merciless Cult
02.RED SOIL
03.AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS

04.STUCK MAN
05.GRIEF
06.OBSCURE
07.HYDRA-666-

京voice delay

08.蝕紅
09.BUGABOO
10.蜷局
11.GLASS SKIN

京voice delay

12.孤独に死す、故に孤独。
13.VINUSHKA
14.DOZING GREEN
15.冷血なりせば

-EN-
16.INCONVENIENT IDEAL
17.鼓動
18.Ugly
19.THE IIID EMPIRE
20.凱歌、沈黙が眠る頃








2009.12.02 RELEASE
NEW SINGLE
「激しさと、胸の中で絡み付いた灼熱の闇」

9/14 DIR EN GREY at 新木場STADIO COAST

2009-09-15 03:34:58 | ライブレポート


きょうはあれですね。中盤に披露された「孤独に死す、故に孤独。」で痛恨のミスが!これにはかなりびっくりでした。薫さんがイントロの入るタイミングを見失い、Dieさんもアルペジオを入れようとするのですが合わず……。でも同期とShinyaさんのドラムはそのまま突入してしまったので、なんとか持ちこたえたといった感じでした。

あきらかにやり直しだろうな……と思ってしまうほどのトラブルだったので、強引さに少し苦笑してしまいましたが、それまでの流れがいい緊張感をもってすすんでいたので、やり直すなんてことはできなかったのかもしれませんなあ。いやーライブは一発勝負だとあらためて思い知りました。とっさの判断ってむずかしいんだろうなって。

このミスのためか、「蜷局」のイントロの薫さんのカッティングもどことなく不安そうな音で。「GLASS SKIN」では京さんが走りすぎてしまい、歌いだしから同期や演奏とズレが。観ているこっちもヒヤヒヤものです。

ですが、唄のようなボイスディレイをはさんだあとの「蝕紅」からはだんだんとテンションを持ち直していきました。「蝕紅」でのアカペラはきょうも圧巻でした。泣きそうな声で振り絞るように言葉を吐き出す京さんの姿には、いつも胸に熱いものがこみ上げます。

「VINUSHKA」は、“此処が真実だ”という部分からラストにかけての照明が、黄金色のまばゆい逆光で、なんだか異空間にいるようでした。そこにオーディエンスの腕がぶわーっと挙がるので、宗教っぽくもあり、人間的でもあり、すごくきれいでした。「冷血なりせば」の鮮血のような赤いライトもよかった。


今ツアーでは、アンコールで以前のアルバムから数曲披露されていますが、今回は「鼓動」と「THE IIID EMPIRE」が歓声に包まれました。個人的に「鼓動」でのDieさんのワウがすごく好きで、この日も注目していたのですが……彼、途中まで弾いたら薫さんに投げましたね、たぶん苦笑 “おまえらひとつになって噛みついてこい!”との煽りがあったラストの「凱歌、沈黙が眠る頃」では、いつものようにギターを縦にかまえて華麗なタッピングをキメていましたが。



まあ、こんなライブもある意味めずらしいです。冷静なプレイをしていたのはToshiyaさんだったのかなあ。

こういう不完全燃焼気味な日があると、翌日のライブがなかなかぶっとんだライブになるので(褒めてるつもり)、ファイナルのきょう15日に期待です!アクロはなんだかもう聴けない予感!でも楽しみ!おやすみ!!

9/14 DIR EN GREY【ALL VISIBLE THINGS】at 新木場STUDIO COAST SET LIST

2009-09-14 21:13:43 | ライブレポート
19:10頃開演


【SET LIST】
00.SA BIR
01.BUGABOO
02.RED SOIL
03.REPETITION OF HATRED

04.DISABLED COMPLEXES
05.LIE BURIED WITH A VENGENCE
06.STUCK MAN
07.OBSCURE

京voice delay

08.THE DEEPER VILENESS
09.孤独に死す、故に孤独。
10.蜷局
11.GLASS SKIN

京voice delay

12.蝕紅
13.VINUSHKA
14.DOZING GREEN
15.冷血なりせば

-EN-
16.INCONVENIENT IDEAL
17.鼓動
18.AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
19.THE IIID EMPIRE
20.凱歌、沈黙が眠る頃


20:55頃終演



孤独イントロでかなり目立つミス。蜷局やGLASS SKINも演奏とヴォーカルにズレがありヒヤヒヤ。後半~アンコールにかけてはいい流れ。

9/11 ClearVeil CD発売記念東名阪主催EVENT at Shibuya O-WEST

2009-09-12 07:26:04 | ライブレポート


開演時間16時!というおっそろしく早い時間帯からスタートしたこのイベント。なにせ10バンドも出演しましたからね……!約6時間にもわたるイベントとなりました。


KYOKUTOU GIRL FRIEND

【SET LIST】
SE_
01_堕落論
02_禁忌

03_依存(仮)
04_勝手にしやがれ(仮)


本日はトップでNNTZしました不謹慎なカリスマの皆様です。後ろのほうは座ってる人も多かったけれど、お客さんの入りはそこまで悪くなかったと思います。半分以上はいらっしゃたと思う!


アンチテーゼを感じた【堕落論】が1曲目。いつも演奏しているハコより天井が高く、ステージもフロア断然広いWEST。手探りな感じでスタートしたライブでしたが、【禁忌】ではちゃんと自分たちのモノにしていたような気がします。

いい曲ですよ、本当に。一見ドロッとしてるのかなと思わせるけれど、サビで目の前がパッと開けて。うん……なんか「ああ、4人がWESTのステージに立ってる!!!」とあらためて思ったら、なんだか泣けてきちゃいましたよね。

で、【依存】でしょう。ケッチさんキタコレ!ですよ。ディレイ万歳!ですよ。しかもね、音響がいいから歌詞がいつも以上に聴きとれまして。ああ、こう歌っていたのかーって。情念の渦に落とし込まれるような感覚。

……この曲は自分がKYOKUTOU GIRL FRIENDさんのライブを初めて観たときの1曲目だったので、個人的に思い入れが強いんですよね。だから、ここで聴くことができて、わたくしは感無量でした。もう悔いはないですうそです!なんだか視界がぼやけっぱなしだったのは秘密の方向でお願いします。

そしてラストは【勝手にしやがれ】。この曲だったかな?サリーさんが思いっきりジャンプしてました(まちがいなくシャッターチャンス!)。それにケッチさんがお立ち台でご機嫌にソロを弾いてました(これもシャッターチャンス!)。そういえば、お立ち台があるという光景自体がめずらしかったですね。

あと、林田さんが“目が眩む程の札束に火を点けろ”のところで、ピンと客席に見せつけるように中指を立てていましたが、それも「あい」だと思っておきます。たかが20分のステージ、されど20分のステージ。彼らは刻みつけるようにケイコクしていました。

いつもならさっさと袖に消えてしまう林田さんですが、きょうは最後までステージに残っていまして。亜門さんがドラムのアドリブを叩き終わったあと、彼と肩を組んで去って行きました。

だ か ら 泣 か せ な い で !

と苦笑

……つらいときに人にやさしくされると、全部崩れるじゃないですか。本当はずっとそうしてほしかったんだって崩れるじゃないですか。たとえるならそんな感じでした。うるうるどころじゃなくて、声上げて泣きたいくらいのいいライブでした。メンバーさんにとってはここも通過点なんでしょう。でもこれだけは言いたい。ここまで連れてきてくれてありがとう。





exist†trace

登場が薔薇の末裔みたいで、ちょっとびっくりしました笑
まじ宝塚だ!ご存じの方も多いと思いますが、メンバー全員が女性です。ツインテールでふわふわのスカートをはいていた下手ギターmikoさん以外は、男性よりなファッションでかなーり男前。

骨太なサウンドに対し、ヴォーカルが弱いのがちょっぴり残念です。





Apr(i)l

街でたとえるなら間違いなく原宿であります。メンバーさん若い?よね。お客さんとの距離が近くて、受け入れ間口の広いバンドさんだなあと思いました。

MCでは「ワキ毛でてるよ!」と言って、ヴォーカルのヒナタさんがベースの祥さんのワキをヒゲ剃りで剃ろうとしていました。ドラムのひさとさんが「ダメ!」と必死に止めていたのがかわいかったです笑





MaitoreiA

以前大祀さんのソロプロジェクトでのライブを拝見したときに「バンドつくります!」と宣言されていたのですが、やーっと観られました。

どこからこんなに巧いメンバーを引っ張ってきたのかと!!! ひとりだけ抜けてるとかではなくて、みんながみんな巧いんですよ。ただ、ベースのZENさん(Lokiさん+SIZNAさん÷2みたいなヴィジュアル)が一身上の都合で9/18のライブをもって脱退されるのだとか。しかたがないのでなんとも言えませんが、ざんねんです……。

ラストに披露された曲が、ギターとベースがタッピングで掛け合いのように弾く曲で、目を奪われました。サビのタメが半端ないっす。





born

猟牙さんの髪がピンク色だったので、どこのバンドさんかと思いました!

bornさんのライブにはいつも「漢(おとこ)」を感じます。音も一丸となって客席を攻め立ててきますし。客席もヘドバン、拳、モッシュと、バンドといっしょに楽しんでいるのが伝わってきました。

知ってる曲ばかりだったのにタイトルわからない……!





カル・ヴァリ

衣装が変わっていました。シネマさんのはブルーが基調、楽器陣はシルバー。そう!シネマさんのヘアメイクはいったいどうなっているのかしら笑 シルクハットが縦半分にカットされていて、残りの半分は髪を盛っているという。アー写見ていただければおわかりになると思いますが、これはもはやいいとか悪いとかの問題じゃないよね。新境地!

ライブに関しては……「カル・ヴァリらしさ」とはなんぞやと。本当に申し訳ないのですが、まったくなにも伝わってこなかったんですね。なにをやりたいのかわからない……。ドラムの英治郎さん脱退後、新たな一歩をうまく踏み出したのかなと思ったのになあ。変わらずにいたいのか、進化したいのか、変化したいのか、イメージを一度払拭したいのか。わからなすぎて不安になるライブでした、わたしは。「これから」が心配。




NightingeiL

楽器陣は黒い衣装でしたが、紺さんだけは白(なんかストリートファイターみたいだった)。アユキさんは髪の毛をふわふわに盛っていました。ショウイチさんは相変わらずイケメンでした(どさくさにまぎれて言ってみた)。そういえば前からレスポール使いでしたっけ?記憶がなーいー。ソロがカッコよかったです。

どちらかといえば彼らの楽曲は「負」の部分が強いと思うんですけれども、それが心地よく感じてしまうから不思議で。だれにでも心の奥に必ずあるであろう弱い部分や醜い部分。そこにすーっと入っていくから共鳴するのかなあと勝手に思っています。意外にって言ったら失礼かもしれませんが、彼らはライブバンドなんですよね!





chariots

やっぱりしばらく見ないとヴィジュアル変わるものですね(そりゃーそうだ。ヴィジュアル系だもの)。戮さんがパーマかけていらっしゃって、なんか見慣れない感じがしました。

てかチャリってこんなに爆音でしたっけ?ドラムの零也さんの暴れっぷりったらすごかったなあ。

「トリガー」のサビに入るところのコーラスってなんて言ってるんですかね?わたしにはいまだに“ギャッツビー”にしか聴こえません。それなので、むしろギャッツビーのタイアップソングにならないのが不思議でしょうがないくらいですどうしましょう。





DELUHI

出順が読めません!chariotsさんがトリ前かと思ってました。

王道チューンばかりで攻めてきたので、初めて観た方にも「DELUHI」がどんなバンドなのかが伝わったんじゃないかなあと思いました。

Ledaさんちょっとぽっちゃりしました?代わりに(?)Aggyさん(きょうサムライみたいだった)が痩せたような……。





ClearVeil

このころには帰ってしまうお客さんもいらっしゃたので、残ったのは2/3くらいだったかな。

わたしも疲れていたので集中力が途切れてしまってまして、実は観てるようで観てないです(失礼)。シャウトがあまりにも多いので、歌おうよ歌を!!みたいに思っていました。すみません。また機会があったらちゃんと観ます!

てか10バンドも出るなら、まん中あたりから後半にかけてが出順的においしくないですか?主催者がそこにきてもおもしろかったのになーと考えてました。そんな感じです。

9/2 THE VELVET主催【真夜中のサーカス 第一怪】at 渋谷CHELSEA HOTEL

2009-09-03 06:23:21 | ライブレポート


どうもどうもー、↑の写真を真剣に撮っていたら、通行人に何あいつ?的な目で見られましたわたくしです。本日は渋谷CHELSEA HOTELにおじゃましてきましたたたた!

さすが雰囲気がいい感じでしたよ。真っ赤なキルティングの貼られた分厚いドアを開けると、同じく赤い天井のフロアが広がっていて、鏡やシャンデリアのような照明も。でね、ドリンクチケットがこれなの。



なんとピック!素敵!写真はトイレで撮りましたけどね(若干夢破壊)。だってフロア暗かったんだものー。そういえば、きょうはビールを飲んだんですね、Sid意識で。でも、やっぱりおいしいとは思えませんでした。あーいつになったらビール飲んで“ぷはーっうめーっ!”ってできるんだー。先は長いです。
あ、前置き長いんで感想いきますねっ!!





◇ドクターモルモット◇

ドラムレスの3ピースバンド。打ち込みと哀愁漂う楽曲が魅力のバンドさん。以前ホリディで観たことがありましたが、そのときより格段によくなっていました。音もたたずまいも、スカスカだったところがうまく埋められて、隙がなくなった感じ。

諒介さん、きょうは狐のお面つけていなかったけれど(バックに飾ってあった)、腰にキューピーちゃんつけてた……!鍵盤ハーモニカソロも健在でした。

ベースのゆーすけさんのハイテンションMCにまたびっくりしてしまいました。いきなり“こんばんはー!!”みたいなテンションでくるので笑 わかっているのにびっくりします。

ギターの稲さんは本日も不思議オーラが漂っていました。演奏後もメイク落とさず営業していた!えらい!(そこかよ)

そんなバンドさんです。







◇ルーシー◇

いつも奇抜な小道具を身に着けてくる泰介さんですが、ブログで告知されていた通り本日はノーマルでした。

……何回か観て思った。ルーシーさんには波がない。よくも悪くも。だからずっと2次元的に感じていたのかなあ。もっともっと振り切ってほしい。バンドなんだから。いつも同じ商品を置いているスーパーじゃないんだから。

ラストの曲では榊さんがかぶっていた帽子をふっとばして、髪を振り乱しながらつんざくような叫び声を上げていました。これくらいほしいなあ!笑



でね……これは書こうか迷ったんですけど……
彼らのライブにはすべての演奏が終わったあとに、つぶやくようなセリフとともにピアノのSEが入るのですが、きょうはその音が入るまでにけっこう間があったんですよ。知っている方ならあれ?SEは?って思ってしまうくらいの間で。

で、はけた直後に泰介さんがPA卓へ猛スピードでやってきて、「こうしてほしいって言ったじゃないですか」ってPAさんに抗議していたの。わたしその近くにいたからもろ話きこえちゃってさ苦笑 えー!お客さんも関係者もいるのにいま言う!? みたいな。しかもPAの方も、彼が去ったあとにブツブツ愚痴をこぼしていたから、おいおい……ってなってしまって。

たぶんコミュニケーション不足だったんだと思うんだけどね。説明したって言い張るバンド側と、そんなこと聞いてないというスタッフ側と。PAさんもさー、大人なんだから、ムカつくムカつくばっかり言ってないで、「だったらこういうふうに伝えてくれないとできないよ」とか彼に教えてあげればよかったのに。なんだかなあ……いまだにちょっとモヤモヤしちゃうよ苦笑 でも、泰介さんはブログで謝っていたからよかった。こだわりが大事なのはすごくわかります。

はい、気を取り直して次!





◇L'eprica◇

きょうはなんだか「激情」でした。やわらかい絹のような繊細さと、割れたガラスのようなとげとげしさと。そっかーRayaさんシャウトもするんだっけ!みたいな笑 磔にされたキリストのように腕を広げていたのが印象的でした。

ラストに向かうに連れ、どんどん激しくなっていく楽器陣にも、感情の昂ぶりと熱いものを感じました。近々音源買おうかなー。

ベーシストは今後入れる可能性はあるのだろうか?





◇KYOKUTOU GIRL FRIEND◇

【SET LIST】
SE_
01_禁忌
02_アルケミー
03_ゲルニカに噤む

04_未遂
05_この人生はフィクションです
06_勝手にしやがれ(仮)

サードシングル【禁忌(タブー)】収録の3曲を、そっくりそのまま前半にもってきてしまうという大胆なセットリスト。

初披露の【禁忌】は出だしがちょっともたっていたような気がしましたが、なんとか立て直しました。しかしこの曲、難解だ!

サビで白いライトに包まれて“おまえ以外全部 嘘”の部分で客席を指差す林田さん。これは……ストレートに受け取っていいのかな? だとしたら「痛いほどのあい」だ。

わたしがこの曲を聴いて感じたのは「決意」だったんですよ。絵を描き続けている“おまえ”はKYOKUTOU GIRL FRIENDであり、林田さん自身で、“ダーリン”はファンやバンドを取り巻く人たち。だからサビで出てくる“おまえ”はKYOKUTOUのことともとれるし、ファンのことともとれる。自分にも、ファンにも語りかけているのかなあって思ったんですよね。俺たちは自分を信じてる。だからついてこい、俺もおまえだけだからって。

……なんかCDレビューみたいになってきた。自主規制しますねすみません。

それよりも!やっぱり彼らの楽曲は、音源とライブじゃ別物だ!音源には音源の良さがありますけれど、ライブはその曲がさらに脈打つ。きょうの【アルケミー】のラストとかかなりスピードアップしてましたもん(これは意図的かな?)。シメのドラムが入る前に、林田さんが荒い息を吐いて、人差し指で縦に空を切る。闇が切り裂かれていく。

やたら喉が渇く緊張感に包まれた【ゲルニカに噤む】をはさみ、ケッチさんの歪んだギターから【未遂】へ。これがまたよかったんですよねえ。リズムを刻むというよりも、歌に寄り添ってドラムを叩く亜門さん。そしてアカペラでワンフレーズ歌ったあとに恐ろしく鋭い眼光で正面を睨む林田さん。ケッチさんのソロが観たいのに、彼から目がそらせませんでした(まじ怖かった)。

これホントに同期使ってないの? と聞きたくなるようなグルーヴを生みだした【この人生はフィクションです】は、楽器陣がドラムの元に集まって堰を切ったようにスタート。そして“闇を嗤えーーー!”との叫びから【勝手にしやがれ】へ。きましたよチェルシーホテルで【勝手にしやがれ】がっ!ロックンロールですよねー聴いていて楽しい。サイレンみたいに真っ赤な照明がチカチカと会場を照らす中、サリーさんはニヒルな笑みを浮かべ、林田さんは“勝手にしやがれ!”と吐き捨てるように歌い、ボトリとマイクを落として去って行きました。亜門スマイルも炸裂。

電影グラマァの儺俐さんがブログでおっしゃっていましたが(お二人ともいらしてたんです。このあいだ遭遇したばかりなのにまたもや佑哉さん見たよ)、サリーさんのベースけっこう埋もれちゃってましたね……。ケッチさんのギターは抜けてたんだけどなあ。会場の雰囲気はいいだけにちょっと悔しい。





◇THE VELVET◇

トリは主催のTHE VELVETさん。
MiMiさんは以前から、このような雰囲気のあるバンドが出演するイベントを開きたかったそうです。「知り合いが倫堕さんしかいなかったんですけれど、声をかけたり勝手にメールしたりして(笑)、なんとか出演してくださるバンドさんを集めました!」とのこと。


本日がニューシングル「ポワゾン」の先行発売日とのことで、こちらの曲も披露されました。THE VELVETさんは演奏も歌もうまいので安心して音に体をゆだねられる。アダルトな世界観も素敵ですし、自然と体が動いてしまいます。てか前に観たときは3人だったのにお一方抜けちゃったのね……。リズム隊はサポートだそうです。


そういえば、こんなおもしろMCがありました。

MiMi「今回のイベントに関しての資料(?)を各バンドさんに送ったんですけど、そのときにバンドのイメージにあったシールを封筒に貼ったのね。ドクターモルモットさんにはポップでかわいいシール、ルーシーさんにはゴスっぽいシール、みたいに。それで、極東さんにはどうしようかなって思って、サリーっていうメンバーさんがいるから、モンスターズインクのサリーのシールを貼って送ったの。でも、硬派なイメージのバンドさんだから怒られるかなあって不安で。だけど返信に大きなクマのシールが貼ってありました。しかも2枚(笑)」

なんともほほえましいですね笑

また、「メンバーの名前わからなくてもね、MiMiとBERA、ふたりとも2文字だからフンフン~!(咲)って適当に言ってもわからないわよ」なんてこともおっしゃっていました。彼のMCはヴィジュアルとギャップがあるからまたおもしろいんですよ笑 BERAさんに話ふっても、けっきょくご自分で話しちゃうというおちゃめな場面もありました。

アンコールも1曲ありまして、本編でも披露した「ポワゾン」をふたたび演奏して去って行きました。指揮棒をくるくると振り回すMiMiさんがキュートでしたね。

時間が押し気味だったようですが、本当に濃ゆい一夜を過ごすことができました。ありがとうございました!おつかれさまでした!!








【余談】
楽屋はステージとしかつながっていないらしく、バンドさんはフロアを突っ切って移動していました。メイク後の極東チームが4人並んで通って行く様は、なんだか圧巻でしたよ。

8/30 Plastic Tree【テント】at 日本武道館

2009-09-03 06:00:17 | ライブレポート


テント。

この言葉からあなたはなにを連想するだろうか。キャンプ?サーカス?それともひみつ基地?薄い布に仕切られた空間。しかし、中に入れば意外に広く、心地よい空間。


黄金色のテントがステージだった。古い映画のような映像が左右に設置された大型ビジョンに映し出され、ゆっくりと入口が開く。逆光のためメンバーのシルエットしか見えない。凛と響く竜太朗の声。雨粒のようにこぼれるアキラのギター。「幻燈機械」。

“2009年8月最後の日曜日。Plastic Tree『テント』のはじまりはじまり。”

「グライダー」「テトリス」と徐々にライブを加速させるような楽曲を突きつけながらも、竜太朗はのんびりとしたいつもの口調でそう告げた。


――彼らは実にアーティスティックだった。


心の隙間を埋めるように、じわじわと鮮やかな青が広がった「藍より青く」。

歌詞がサブリミナル効果のように大型ビジョンに次々と浮かんだ「梟」。

ブログでおなじみのキャラクター、猫印。が某テクノアイドルのようなダンスを披露し、ロボットになったメンバーの出演するPVとコラボレーションを果たした「コンセント。」。

かわいらしくもちょっぴり毒を含んだ絵本を眺めているような感覚になった「うわのそら」。

トーチに火が点り、彼ら特有の浮遊感が会場を包んだ「空中ブランコ」。

そして、黒い傘を持った竜太朗とブルーのライトに照らされた楽器陣がしとしと音の雨を降らせた「雨ニ唄エバ」。

本当は、ハイライトだけを伝えるのでは物足りない。Plastic Treeの楽曲は、1曲1曲がまるで絵画のように、まぶたの裏に強く焼き付くのだ。視覚と聴覚を絶えず刺激し、会場にはメンバーと観客の感性のカケラがひらひらと舞う。


メンバーがそれぞれの想いをひとことずつ述べたアンコール。
アキラは“2回目の武道館なんで全然緊張しないだろうなあと思ってたけど、緊張してる!”と笑い、正は“2年前もじーんとしていたのですが……今回も非常にいい景色を見させていただいております”と感慨深げに語り、ケンケンは“実は1曲目の「幻燈機械」で泣きそうになりました!”と初々しいカミングアウトをした。そして、最後に竜太朗が“いろんな想いでこの武道館にたどり着けました。たまにたどり着けなくなるかなあって思ったんですけど……たどり着けました。ホントホントホントホント本当にみんなのおかげです!”と感謝のことばを伝えた。

ラストに披露されたのは「クリーム」だった。フロント陣は花道を駆け抜け、会場には金色のテープがキラキラと降り注ぎ、まばゆい照明に包まれた。

“ヘンテコな木ですけど、これからも枯れない木でいようと思います。(きょうのことは)一生忘れません!”

前回の武道館公演『ゼロ』から約2年。ドラムに新メンバーを迎え、見た目的にも音にも変化があった。だが“枯れない木”であること――それは今も、そしてこれからも変わらないのだと彼らは証明した。大きな武道館が、みんなで寄り添うテントになった。きっとまた“ただいま”と、ここに帰ってくる日が来るだろう。



【SET LIST】
01.幻燈機械
02.グライダー
03.テトリス

04.まひるの月
05.斜陽
06.藍より青く
07.涙腺回路
08.Dummy Box

09.梟
10.うつせみ

11.コンセント。(猫印。によるダンス)

12.うわのそら
13.秘密のカーニバル
14.空中ブランコ
15.メルト
16.バリア

17.ヘイト・レッド、ディップ・イット
18.May Day
19.メランコリック
20.リプレイ
21.雨ニ唄エバ

-EN-
22.Ghost
23.クリーム