in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

11/5 篤人24時間BirthdayLive【体験版】(第二部) at 渋谷RUIDO K2

2011-11-14 02:54:54 | ライブレポート
ex.Sugar、現しかバンビのドラマーを務めている篤人さんが、2012年1月6日(金)~7日(土)にかけて開催する24時間BirthdayLiveの「体験版」として行なわれた今回のイベント。16:30~と19:30~の二部制で、第二部のほうを拝見してまいりましたー。


【出演】
Kaleidoscope

■メンバー
Kaya
真悟(ex.Sugar/Moranサポート)
篤人(ex.Sugar/しかバンビ)
■ゲストメンバー
Gt.冴(ex.BABYLON)
Gt.ケッチ(ex.KYOKUTOU GIRL FRIEND)
Key.Dr.テロ(ex.ヴィドール)

【SET LIST】
01.夢見る少女じゃいられない/相川七瀬

02.Future Line
03.SPARK/THE YELLOW MONKY

04.モノクローム
05.丸の内サディスティック/椎名林檎(JAZZver)

06.夜空ノムコウ/SMAP(LATINver)
07.くちばしにチェリー/EGO-WRAPPIN'

08.雨色フォトグラフ

09.ROSIER/LUNA SEA

10.ナイトサーカス
11.Lust

-EN-
12.Rose Jail/Kaya


カバーあり、オリジナルありでゆるーく進んだ全12曲のライブ。
RUIDOのブッキングの方から篤人さん宛に「この日スケジュール空いてるんですがどうでしょう?」といった旨の連絡があったそうで。そこで、篤人さんはKayaさんに「この日あいてる?やってくれる?」と電話。するとあっさりOKの返事が返ってきたため、真悟さんのスケジュールを押さえ、冴さんとケッチさん、テロさんを誘い、ちゃちゃっと実現したそうな。冴さんいわく「スケジュールだけ聞いてきて、内容はあとから知らされる。誘導尋問みたい」だそうですが。

ちゃちゃっと決まったにも関わらず、「月一でやって!」というお客さんの声に対しては、「だめです、鬱になります!」と返す真悟さん。なんでも譜面は耳コピでぜんぶ真悟さんが書き下ろしているのだとか。尊敬。


第一部はモノトーンでパキッとキメた衣装だったそうですが、二部はみんな私服だったのかな?ラフな服装でした。Kayaさんはモノトーンのレオパード柄のアクセントが入った白いパーカーを着て、短髪&金髪の(たぶん)ウィッグ。見た目は男の子なのにしゃべるといつものKaya姫だからなんだか違和感……!
あっくんは黒髪、ケッチさんはえりあしだけ茶金髪に染めていました。

ジャズバージョンの「丸の内サディスティック」は、篤人さん、真悟さん、Kayaさんはさすがだなぁと思わせる余裕がありましたね。あっくんのドラミングは、体の芯がぶれないのでフォームがきれい。軽くスティックを振り下ろしただけでもスコーン!と抜けた音がするんです。

しかし、「ROSIER」ではテロさんにドラムをバトンタッチ。
この日はキーボード奏者としてステージ上がっていたテロさん。Kayaさんに「なんでもできちゃうのね!」と言われ、「趣味です!」と返していました。ご、ごいすー。

話がそれましたが「ROSIER」。この曲こそおもしろがってあっくんが叩きそうな曲なのに、バトンタッチするなんてめずらしいなぁと思っていたら、曲の中盤に出てくる英詩のセリフの再現役にまわってました。関係者席になっている中二階からつぶやくあっくん。ステージではKayaさんが爆笑しちゃってました(笑)。おいしいところ持っていきますな。

アンコールでは「声をちょおだぁああああい!」とKaya姫が叫び、「Rose Jail」で締めでした。


1月の24時間ライブ本番は出演者もどどっと増えるので、さらに盛り上がりそうな予感……というかみんなナチュラルハイになってしまいそうな予感。ラルクコピー祭りやV系100曲マラソンなんかもあるそうで(笑)。

金曜の夜~土曜にかけてなので、行けそうだったら覗きに行こうかと思っております!



11/3 トーマス主催 2011 Determinaton TOUR [departure] at 新宿RUIDO K4

2011-11-13 06:42:02 | ライブレポート


↑バンド名部分、書くの大変だったろうなぁ……と思わせる看板。

夕方まで仕事をしていたもので、到着したのが開演の約1時間後。よって、トップバッターのLIPHLICHとDISHを見逃すという。くやしーい!


emmuree

好きだけどニガテなemmureeのライブ。バンドの持つ念というか気というか、それにいつも負けてしまうので。

ですが、この日は気持ち良すぎました。自分も大人になったんですかねぇ。後半トリップしそうでしたもん。

ねっとりとした重い空気を醸し出す演奏と、想さんの鬼気迫るようなステージング、人をその場から動けなくさせるような良く通る声。世間一般のいう「かっこいい」といは違う次元でかっこいいんですemmuree。



NightingeiL

オフィシャルサイトのアー写は相変わらず血まみれなんですが、この日は黒い軍服ふうの衣装でした(というか、いまの衣装がこれなんですかね?)。紺さんはさらに真っ黒な拡声器を持っており、1曲目はそれを通して歌っていました。

でも、「歪んで走る」とか「吊り下げの恋」とか少し前の曲もふつうにやっていたので、別に路線変更したわけではなさそう。一時期からスタイリッシュな血まみれですよね。ニュアンスでわかってほしいです、スタイリッシュな血まみれ。

「歪んで走る」のサビの“♪気持ち悪い 気持ち悪い”の部分で、紺さんがピョンピョン跳ねながら率先して手を前後に振るフリをやっていました。それがすんごいかわいかったです、すみません。



トーマス

【SET LIST】
01.Shall we dance?

02.CRAZY DISCO
03.サイケデリック・モバイル
04.チェイン

05.血の轍
06.ピストル
07.Determination

-EN-
08.コールド・ディレイ

-EN.2-
09.パーソナリティ

1曲目の「Shall we dance?」で同期と演奏がかみ合わずグダグダグダグダ~となってしまい、観ているほうがハラハラ。本来ならミニアルバム『Determination』の流れ通りに、SEからこの曲に繋げてクールにライブを転がすはずだったのでしょうが、さすがに無理だと判断したようで1曲やったところでMCをはさんでましたね。

話の内容は、この日のライブがシューティングされていて『Vの流儀』(※1)で放送されるということ。

昌孝「でも15秒です!」

どうやらライブの後半で伝える事項だったもよう(笑)。


主催ライブという大きなイベントでミスをしてしまったのはアレですが、言葉を変えれば、いい意味で緊張が解けたのかなぁ。メンバーの機嫌が悪くなることもなく(近年のバンドは温厚だと思う)、徐々にヒートアップしていってました。


以前も書いたかもしれませんが、自分の思うトーマスの魅力は、激しいだけじゃなくて「憂い」も表現できるところ。どうにでもなれという若さゆえのがむしゃらさと、ふとした瞬間に見せる大人の男らしさが交互にのぞく感じ。自分の魅力にまだ気づいていない思春期の少年のような。メンバー自身まだ若そうなので、等身大な姿が音や声に表れているのかもしれないなあと思います。

完成されていないバンドが好きな人にはたまらなく魅力的に映るバンドでしょう。伸びしろがたくさん。

できるだけ観られるライブがあるときは自分も足を運ぼうかなと思っています。というわけで今夜はナルシス……。


※1
11月8日にO.A.。番組の終盤にニューリリースのコーナーがあり、『Determination』が紹介された。その際、イメージ映像の一部としてライブ映像が使用されていた(音はアルバムのもの)。