in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

12/27 DIR EN GREY【THE UNWAVERING FACT OF TOMORROW TOUR2010-2011】at Zepp Tokyo

2010-12-28 08:17:27 | ライブレポート


【SET LIST】
01.mazohyst of decadence
02.OBSCURE

03.残
04.Merciless Cult
05.慟哭と去りぬ
06.AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS
07.THE DEEPER VILENESS

08.BUGABOO
09.Spilled Milk
10.Deity
11.DOZING GREEN

12.HYDRA-666-
13.REPETITION OF HATRED
14.Beautiful Dirt
15.冷血なりせば

-EN-
16.ain't afraid to die
17.LOTUS(新曲)
18.THE IIID EMPIRE
19.INCREASE BLUE
20.STUCK MAN
21.激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇



いやー早めの出発だったのですが、会場へ向かう途中で用事が入りまして、バタバタしていたら案の定CHIKOKU!なんてこったい!
本編中盤の「Spilled Milk」の終わりくらいから観ました。

あとから調べたら、1曲目が「mazohyst of decadence」と、かなりマニアックなリストだったのですね。この曲は、自分がディルの中でいちばんニガテな曲なので、聴かなくてよかったような聴きたかったような微妙な気持ちです笑 好きなバンドの中にキライな曲もあるというのは、なかなか不思議なものだと思っているのですが。


それより京さんが坊主になっていて驚き!
目があまり良くないので、見間違いかと思いましたが、照明が明るくなったときにじっくり見てみたら明らかに坊主。それに気づいたのが宗教チックな雰囲気漂う「Deity」の曲中だったものだから、“ああ、ついに悟りを開いたのか……”と本気で思いましたすみません!

バックドロップには大きくバンド名が記されており、時折LEDで光っていましたね。
今回の照明はLEDやレーザーが多様されていて、なんだか近未来っぽかったです。「HYDRA-666-」では緑と青の光が花火のように散ったり、「冷血なりせば」のブレイク部では、京さんの背中を赤い1本のレーザーが貫き、バンドが入ると同時に血の飛沫のように弾けたりとおもしろい演出でした。

本編をざっと観た中で印象に残ったのは「Beautiful Dirt」。たまになにやってるのかわからないくらいの演奏になるときもあるのですが(失礼)、きょうは勢いで突き進みつつも、高音シャウト等のヴォーカルも音に埋もれず抜けていて、ガツンとした印象を残してくれました。



アンコールでは、冬の永遠の別れをテーマにした壮大なバラード「ain't afraid to die」が披露されました。イントロのピアノが鳴ったとたんに“わぁっ…”という歓声が起こったので、いまだに高く支持されている曲なんですね。バックドロップにステンドグラス風の照明が投影されていて、幻想的な雰囲気を醸し出していましたし、Shinyaさんのドラミングも、曲の展開に沿ってとてもドラマティックでした。

自然と拍手が沸き起こったところで、耳馴染みのないイントロが。おそらく1月に発売が決まっている新曲の「LOTUS」でしょう。

タイトルから想像するにバラードかな、と思っていたのですが、イントロは厚みのあるギター・リフでちょっぴり予想外。ですが、メロに移行すると、薫さんとDieさんがそれぞれクリーントーンのアルペジオやカッティングを組みこんできたり、ピアノの同期がさりげなく混ざってきたりして、歌モノのミドル・ナンバーへ変化。京さんのサビでのハイトーンヴォーカルへ巧くつなげていました。
まだメンバーもオーディエンスも手探り状態なので、この曲もライブでどんな風に成長していくのか楽しみなところです。


歌モノが2曲つづいたので、後半は駆け抜けていくような錯覚さえ覚えました。
DIR EN GREYのライブのテンションは、切り替えスイッチ一つなのではないかと思うほどバシッと変化するのでさすがといったところ。

「THE IIID EMPIRE」はToshiyaさんのマイクスタンド投げ(東京ドームがフラッシュ・バックした方も多いのかしらとぼんやり考えてしまった)も飛び出し、久々に披露されたアッパー・チューン「INCREASE BLUE」では、“かかってこい!”という京さんの煽りで、フロアも2階席もぐわんぐわん揺れていました。フロント・メンバーがセンターに集まって並んでいる姿はいつ見てもほほえましく、バンドっていいなあと思いますね。

「STUCK MAN」では、いくつもの音の塊をいとも簡単に操りながら放出していく様がすばらしく、「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」では、うごめくオーディエンスの一体感と、全力で立ち向かっていくメンバーの様子から、人の生々しささえ感じましたね。
この曲でも赤・青・黄のレーザーが2階席まで届いていました。アウトロでToshiyaさんがスラップしながらひとり踊り狂っていたのでちょっとおもしろかったです(おい)


全部見られなかったのはざんねんでしたが、久々にDIR EN GREYを堪能できましたし、熱い気持ちになりましたし、終わりよければすべてよしです!新曲の発売が待ち遠しーい。





↑D'ERLANGERさんとGACKTさんからのお花。
なぜかGACKTさんからのお花はShinyaさん個人宛て笑 サバイバルゲームつながりの仲かなあ?