DIRの名古屋公演に行こうかと思っていたのですが、地元SAITAMAに新進気鋭のバンドたちが来る!ということで、どうしても観たくなって行ってきました。
ソールドアウトしていたので会場は後ろまで詰まっていて、メンバーの上半身しか見えない感じ。物販もビルの3Fでやってたくらい。
“四神降臨”というツアータイトルになぞらえて、本ツアーは4バンドがローテーションでトリを務めるスタイルらしく、~朱雀~がサブタイトルだった日(1/12 横浜F.A.D)はLycaon、~青龍~の日(1/13 柏ThumbUp)はamber grisがトリだったそうです。
話は脱線しますが『Dr.リンにきいてみて!』っていうマンガをご存知の方いらっしゃいますかね? ちゃおに連載されてたマンガなんだけど風水をテーマにしていて、玄武、朱雀、白虎、青龍が出てくるんです。うん、なんかふと思い出してなつかしかったから書いただけなんだけどね。
■■■amber gris
【SET LIST】
SE.
01.新曲(Fragile)
02.wishstar and sunlight and darkness
03.フラニーはご機嫌斜め
MC
04.茨の花は罪に咲く
05.Million Dead Baby Songs
06.bright or blind
07.新曲(グランギニョル)
出演順自体がローテーションなんでしょうけれど、トップがアンバーとは意外でした。
2/27リリースのセカンドアルバム『AROUND CHILDLEN』に収録される楽曲が1曲目。日が空いてしまったので記憶はとうの彼方なんですが、THE amber gris!というような歌ものだった気が。
「光と光と闇のお話」という常套句で始まった「wishstar and sunlight and darkness」は、イントロのwayneさんのギターずるいの。琴線に触れるというか、固く閉ざされた心の扉の鍵を開けて中にすっと入ってくるというか、つらいときに優しくされたときにすごく近い感覚でした。ちょっとうるっとしちゃったー。たぶん彼もうまいへたではなく、体温のあるギターを弾くタイプなのかもしれない。
曲中だったか曲の終わりだったか、手鞠さんが「こどもたちよ、素敵な夜にしましょう」と語りかけていました(いつぞやのブログで、自身のバンドのファンに名称をつけるなら僕は「こどもたち」と呼ぶ、と書いていた)。
「フラニーはご機嫌斜め」では、このバンドは同機なしだったと改めて気づかされて生々しさを感じました。童話のような世界観なのにこうやってリアリティのあるアプローチをぶつけてくるところが人間っぽくて好きだわ。
MCではバンド内で5人中3人が埼玉出身なのにambar grisとしては初の浦和ナルシス公演です、と手鞠さん。Hitomiさんが(1/12の)横浜公演で『俺の横浜!』って言っていたから…と、「俺の埼玉!」「俺の浦和!」と照れながら煽っていました。
詩的なバラードの「茨の花は罪に咲く」は、タイトルコールでフロアからおぉ~と歓声が。「bright or blind」は、CDでは壊れたレコードを再生しているかのように狂った音程のギターイントロから始まるのでライブではどうするんだろう?と思っていたのですが、wayneさんがそれをライブ用にアレンジしてちゃんと弾いていたのでなるほどなあと感心。
「素敵なこどもたちよ、夜を楽しんで」「いびつな夢を」、そんな言葉のあとに演奏されたのは、こちらもアルバムに収録される新曲「グランギニョル」。オイ!オイ!のコールもあるアッパーチューンで「Fragile」とは正反対にこれまでのamberになかった曲でした。これからライブで曲が成長していきそう。amberはイベントでも強いなあと思います。
■■■Lycaon
曲は1曲めの「EROS」くらいしかわかりませんでした。ひさびさに拝見したのですが、以前よりお色気度が増している! もちろんフロントマンの彼のことです。
MCは常に吐息混じり。このツアーでMEJIBRAY 綴さんと仲良くなったことを話していました。
「綴くんは「悪徳の栄」を買ってくれたみたいなんだけど…ジャケットが緋遊バージョンだったんです…。それなので…物販にある僕のバージョンをあげようと思います…。で、このまえの横浜公演で綴くんに『「悪徳の栄え」やらなかったね』って言われたので今日はやろうと思います…!」
で、曲が始まるとスイッチが入る!
女性的な面と男性的な面を使い分ける方だなあと思いました。
■■■Moran
【SET LIST】
ロワゾ・ブルー
紅差し
Vegaの花
遥かの青
Lost sheepy
彼
Stage gazer
Party Monster
玄武(=亀に蛇が巻きついた形で描かれる)だから衣装を緑にしたというMoran。フラッシュリング効果も相まって盛り上がりますね。というか実際にいちばん動員を獲得していたような気もします。
Hitomiさんは風邪気味らしく…。
Hitomi「ちょっと熱があって薬を飲んでて…フワフワしてるんだ。でもすごく楽しい」
Soan「なにそれアブない人(笑)?」
Hitomi「いやいや、楽しいことはいいことでしょ? みんなも気持ちよくなりたいでしょ!?」
と早口でまくしたてるHitomiさんの言葉が終わるか終わらないかくらいに、Soanさんが「遥かの青」のカウントを叩き始めて。この曲はサビから始まるため、MCから間髪いれずに「あるのは~」とHitomiさんが歌い出し、バンドがドンっと入ったんですが、もーうこれが最高にエモーショナルだった。
「~気持ちよくなりたいでしょ!?(タタタ タタタ ダダダダダダダダン!)♪あるのは~!」
って感じ。伝わらないかもしれないけれど。理知的なのに感情的でもあったのが素敵だったのです。
「彼」で会場から沸きおこった♪ウォーウォーウォーウォーのコーラスの一体感が半端なかった。
「Party Monster」の前にはSiznaさんがなぜかステージ脇とスピーカーの隙間に挟まりにいき、案の定メンバーからツッコまれ「ウ ラ ワ フォーーーー!!」と荒ぶっていました。何度もフォー!と叫ぶSiznaさんにHitomiさんもフォー!!と叫び返し、なんだかやたらハイテンションでした(笑)。
去り際にHitomiさんは「ここはなりたいものになれる場所なんだ! 君たちにとってもそうであったらいいな」といった意味のことをおっしゃっていました。
■■■MEJIBRAY
メトさんが上半身裸で出てきてびっくり。身体にはエグい傷のメイクがほどこされていましたが。
MiAさんのギターがうまいという話を聞いたのでこの日は注目して聴いていました。技術だけでなく、弾く/引くの立ち位置の切り替えもうまい方なのかも。バンドがメタルメタルしていないから、そういったフレーズはソロとかでちょろっ挟むくらいなんだけど、それが嫌みっぽくなくてセンスがいいんですね。
綴さんはMCで「地方でも四神降臨やりたいね」とおっしゃっていました。
ラスト前には「あしたは来ないかもしれないんだよ? 僕も酸素がなくて苦しい。でも…それでも限界を越えなくちゃ意味ないだろ!?」と煽り「アヴァロン」へ。アンコールはなしでしたが勢いのあるライブでしたね。
なんだかMCのレポとただの感想になってしまいましたが4バンドそれぞれじっくり観ることができてよかったー。
いやーしかし近場のライブは帰りがラク! もっとSAITAMAにみんな来ないかなあ。
ソールドアウトしていたので会場は後ろまで詰まっていて、メンバーの上半身しか見えない感じ。物販もビルの3Fでやってたくらい。
“四神降臨”というツアータイトルになぞらえて、本ツアーは4バンドがローテーションでトリを務めるスタイルらしく、~朱雀~がサブタイトルだった日(1/12 横浜F.A.D)はLycaon、~青龍~の日(1/13 柏ThumbUp)はamber grisがトリだったそうです。
話は脱線しますが『Dr.リンにきいてみて!』っていうマンガをご存知の方いらっしゃいますかね? ちゃおに連載されてたマンガなんだけど風水をテーマにしていて、玄武、朱雀、白虎、青龍が出てくるんです。うん、なんかふと思い出してなつかしかったから書いただけなんだけどね。
■■■amber gris
【SET LIST】
SE.
01.新曲(Fragile)
02.wishstar and sunlight and darkness
03.フラニーはご機嫌斜め
MC
04.茨の花は罪に咲く
05.Million Dead Baby Songs
06.bright or blind
07.新曲(グランギニョル)
出演順自体がローテーションなんでしょうけれど、トップがアンバーとは意外でした。
2/27リリースのセカンドアルバム『AROUND CHILDLEN』に収録される楽曲が1曲目。日が空いてしまったので記憶はとうの彼方なんですが、THE amber gris!というような歌ものだった気が。
「光と光と闇のお話」という常套句で始まった「wishstar and sunlight and darkness」は、イントロのwayneさんのギターずるいの。琴線に触れるというか、固く閉ざされた心の扉の鍵を開けて中にすっと入ってくるというか、つらいときに優しくされたときにすごく近い感覚でした。ちょっとうるっとしちゃったー。たぶん彼もうまいへたではなく、体温のあるギターを弾くタイプなのかもしれない。
曲中だったか曲の終わりだったか、手鞠さんが「こどもたちよ、素敵な夜にしましょう」と語りかけていました(いつぞやのブログで、自身のバンドのファンに名称をつけるなら僕は「こどもたち」と呼ぶ、と書いていた)。
「フラニーはご機嫌斜め」では、このバンドは同機なしだったと改めて気づかされて生々しさを感じました。童話のような世界観なのにこうやってリアリティのあるアプローチをぶつけてくるところが人間っぽくて好きだわ。
MCではバンド内で5人中3人が埼玉出身なのにambar grisとしては初の浦和ナルシス公演です、と手鞠さん。Hitomiさんが(1/12の)横浜公演で『俺の横浜!』って言っていたから…と、「俺の埼玉!」「俺の浦和!」と照れながら煽っていました。
詩的なバラードの「茨の花は罪に咲く」は、タイトルコールでフロアからおぉ~と歓声が。「bright or blind」は、CDでは壊れたレコードを再生しているかのように狂った音程のギターイントロから始まるのでライブではどうするんだろう?と思っていたのですが、wayneさんがそれをライブ用にアレンジしてちゃんと弾いていたのでなるほどなあと感心。
「素敵なこどもたちよ、夜を楽しんで」「いびつな夢を」、そんな言葉のあとに演奏されたのは、こちらもアルバムに収録される新曲「グランギニョル」。オイ!オイ!のコールもあるアッパーチューンで「Fragile」とは正反対にこれまでのamberになかった曲でした。これからライブで曲が成長していきそう。amberはイベントでも強いなあと思います。
■■■Lycaon
曲は1曲めの「EROS」くらいしかわかりませんでした。ひさびさに拝見したのですが、以前よりお色気度が増している! もちろんフロントマンの彼のことです。
MCは常に吐息混じり。このツアーでMEJIBRAY 綴さんと仲良くなったことを話していました。
「綴くんは「悪徳の栄」を買ってくれたみたいなんだけど…ジャケットが緋遊バージョンだったんです…。それなので…物販にある僕のバージョンをあげようと思います…。で、このまえの横浜公演で綴くんに『「悪徳の栄え」やらなかったね』って言われたので今日はやろうと思います…!」
で、曲が始まるとスイッチが入る!
女性的な面と男性的な面を使い分ける方だなあと思いました。
■■■Moran
【SET LIST】
ロワゾ・ブルー
紅差し
Vegaの花
遥かの青
Lost sheepy
彼
Stage gazer
Party Monster
玄武(=亀に蛇が巻きついた形で描かれる)だから衣装を緑にしたというMoran。フラッシュリング効果も相まって盛り上がりますね。というか実際にいちばん動員を獲得していたような気もします。
Hitomiさんは風邪気味らしく…。
Hitomi「ちょっと熱があって薬を飲んでて…フワフワしてるんだ。でもすごく楽しい」
Soan「なにそれアブない人(笑)?」
Hitomi「いやいや、楽しいことはいいことでしょ? みんなも気持ちよくなりたいでしょ!?」
と早口でまくしたてるHitomiさんの言葉が終わるか終わらないかくらいに、Soanさんが「遥かの青」のカウントを叩き始めて。この曲はサビから始まるため、MCから間髪いれずに「あるのは~」とHitomiさんが歌い出し、バンドがドンっと入ったんですが、もーうこれが最高にエモーショナルだった。
「~気持ちよくなりたいでしょ!?(タタタ タタタ ダダダダダダダダン!)♪あるのは~!」
って感じ。伝わらないかもしれないけれど。理知的なのに感情的でもあったのが素敵だったのです。
「彼」で会場から沸きおこった♪ウォーウォーウォーウォーのコーラスの一体感が半端なかった。
「Party Monster」の前にはSiznaさんがなぜかステージ脇とスピーカーの隙間に挟まりにいき、案の定メンバーからツッコまれ「ウ ラ ワ フォーーーー!!」と荒ぶっていました。何度もフォー!と叫ぶSiznaさんにHitomiさんもフォー!!と叫び返し、なんだかやたらハイテンションでした(笑)。
去り際にHitomiさんは「ここはなりたいものになれる場所なんだ! 君たちにとってもそうであったらいいな」といった意味のことをおっしゃっていました。
■■■MEJIBRAY
メトさんが上半身裸で出てきてびっくり。身体にはエグい傷のメイクがほどこされていましたが。
MiAさんのギターがうまいという話を聞いたのでこの日は注目して聴いていました。技術だけでなく、弾く/引くの立ち位置の切り替えもうまい方なのかも。バンドがメタルメタルしていないから、そういったフレーズはソロとかでちょろっ挟むくらいなんだけど、それが嫌みっぽくなくてセンスがいいんですね。
綴さんはMCで「地方でも四神降臨やりたいね」とおっしゃっていました。
ラスト前には「あしたは来ないかもしれないんだよ? 僕も酸素がなくて苦しい。でも…それでも限界を越えなくちゃ意味ないだろ!?」と煽り「アヴァロン」へ。アンコールはなしでしたが勢いのあるライブでしたね。
なんだかMCのレポとただの感想になってしまいましたが4バンドそれぞれじっくり観ることができてよかったー。
いやーしかし近場のライブは帰りがラク! もっとSAITAMAにみんな来ないかなあ。