in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

4/24 cocklobin VS KYOKUTOU GIRL FRIEND 2MAN 「MONOCHRO」 at 渋谷Star lounge

2011-04-26 04:41:30 | ライブレポート


↑会場の写真撮り忘れてしまったので、ハートランドでいただいたフライヤーでも。

SHIBUYAのStar loungeさんに初めて舞い降りてきました。2010年9月にCHELSEA HOTELさんの上にオープンした新しいハコです。同じ系列なので、ドリンクチケットがピックだったり、真っ赤な壁にゴールドのシャンデリアという内装だったりとCHELSEAと酷似しているのですが、音はこちらのほうがよい感じでした。


KYOKUTOU GIRL FRIEND

【SET LIST】
SE_禁じられた謝肉祭
01_堕落論 
02_エクスタシー
03_俺の彼女はリストカッター

04_家出少女のように
05_噛みついて離れない
06_WELCOME

07_樹海(バラッド)
08_スロウ、ダンス

09_ダムドマン
10_プラットホーム(仮)
12_勝手にしやがれ
13_縄と拡声器とヒロイン
14_闇を嗤え_警告(instrumental)


仕事が長引きましてCHIKOKU!
というわけで、「家出少女のように」からしか聴けませんでした。「エクスタシー」聴きたかったのにざんねん。

「WELCOME」はcocklobinさんのセカンド・ミニ・アルバム『死と再生』に収録されている一曲。カバーだったのですけれども、再構築しちゃったといったほうが的を射ているような気もします笑 キレのいいカッティングを多用して、KYOKUTOUらしさを出したロケンローなアレンジでした。
倫堕さんはサビのファルセットがかすれちゃってましたね。こうして聴くとniguさんと倫堕さんはまったくタイプの違うボーカリストなんだなあと思います。

そんな感じなので、最初はKYOKUTOUの新曲かと思うくらい別の曲のように聴こえていたのですが、ひとつすごいなあと思ったのは“その声は~”という歌メロのフレーズ。ここってものすごくcocklobin節が出ているよね!このメロディはniguさんじゃないと出てこないでしょう。“あ、cocklobinの曲だ”とわかる強いメロディだと思います。


「樹海」はテンポを落とした渋いアレンジでの披露。初めてこのバラッドVer.を聴いたんだけど、いまのKGFにすごく似合っているなと思いました。アルバムに収録されているオリジナルVer.は生き急ぐように疾走するイメージなのですが、こちらはすべてを受け入れて噛みしめているようなイメージなんですよね。
wikiで“バラッド”という言葉を見てみたら、“物語や寓意のある歌のことであり、通常は詩の語りや、語るような曲調を含む”とあって、バラードとは別の意なんだそうです。ほーう。

「スロウ、ダンス」へつなげるというのも雰囲気をキープしていて素敵でした。マイクスタンド使うのいいなあ。あれ、「樹海」でしか使ってなかったかな。記憶がー。

「ダムドマン」ではアウトロで“さよなら……さよなら……さよなら……親愛なる音楽業界”とつぶやいていて、うーわー!いいのかー!?とこっちがムダにハラハラ。呪ってるよー!みたいな。でもこういうの意外と好きです。ひねくれてナンボです。

終盤はライブ映えする曲をたたみかけ、ラストの「闇を嗤え_警告」ではバラマキ事件(ステージ上から倫堕さんがフライヤーをばらまく)が発生。2011年6月にラストシングルをリリースするという告知でした。
解散までまだまだやらかしてくれそうです。



cocklobin

【SET LIST】
-below the horizon
01_WELCOME
02_GAMUT
03_翼
04_hearts
-in my hands
05_coil
06_生まれ落ちた世界
07_死と再生
08_the dark
09_rein
10_grisaille
11_fall on one's knees
12_DELIC
13_black

-en1
14_放送禁止のブルース(cocklobin ver)
15_chloe

-en2
16_DELIC

覚えているのは「WELCOME」が1曲目だったということ!本家「WELCOME」!
観ていたはずなんだけど、またちょっとうとうとしていたものでして……(ダメ人間)。爆音が本当に心地いいのです。ライブハウスで眠くなる症候群の人いないかなあ。どうしたら治るのでしょうか。やはりライブは万全な体調で臨むべきだなあと反省です。

そうだ、MCで“ツアーファイナル”ということを強調していたんだった!(そういえばKGFサイドも“俺たちのツアーファイナル”と言っていたような気がする!)。それと、7月の東名阪ワンマン決定の告知もされていました。

震災の影響でSel'mさん主催ツアーは関東の2本が飛んでしまったけれど、こうして無事にファイナルを迎えられて本当によかったなあと思います。自粛モードはだんだんと解除されてきたけれど、一時はどうなるかと思いましたしね。音楽は必要だと思う派なんです。

アンコールではこの日のためにつくった「鳥」マスクをつけて、KGFの「放送禁止のブルース」をカバー。駒鳥サイドもやりたい放題アレンジで素敵でしたよ笑 niguさんが“crack a boy”のあとに“sick! sick! sick!”(あれ、shake!だったかな)と煽っていたのがなんだかかわいらしかったです。
終演かと思いきや、お客さんの声に応えて予定外のダブル・アンコールもありましたね。ボリューム満点の2manでしたー。



【本日のフライヤーマン(フライヤーを配ってるバンドマンの意)】



Signalさん。ライブ後も仕事場に戻らなければならなくて足早に会場を出たわたしにも“お願いします!”とサッと渡してくださって、ちょっと感激。
6月7日の主催ライブで本格始動するもよう。HPで試聴もできますが、もうすこし個性がないと“よくあるバンド”止まりになってしまう気もします(失礼)。ファイッ!

4/3 The final act to the unknown world~Chapter:-01~ at 名古屋ハートランドスタジオ

2011-04-11 03:28:58 | ライブレポート
仕事終わりの金曜日。22時半。
それまで迷っていたけれど、思いきってバスと新幹線・ライブのチケット(そういえば、ぴあがファミマから撤退したのを知らなかったよ!!)を一気に手配し、行ってきちゃいましたよNAGOYA!

当日の朝、6時起きで新宿へ向かいバスへ乗車。遠征といったらバスでしょう……すみません、ケチっただけです。だって3,000円ちょいなんだもの。
5時間の乗車でしたので体はバキバキでしたが、徐々に目的地に近づいていく感じは「旅してる!」って雰囲気を味わえるので楽しいっちゃ楽しいのです。強がりではないです。

さて、初上陸のNAGOYA。



なんだかキテる街だなあという感想。しゃちほこくん・・・30円のコーヒー・・・。




会場は、くたびれたソ■プランドみたいな入り口だったので一瞬わからなかったよ。失礼だよ。



でも、会場内は好きな雰囲気でした。壁が白くてなんだかテントの中にいるような感じだったなあ。
音も悪くなかったと思います。ただステージが低いので、出演者の頭しか見えなかったのがざんねん!



Cat fisT(O.A)◇

ずっとキャットファーストさんだと思っていたらキャットフィストさんでした。
九州からはるばると!

同期でヴォーカルのコーラス部分をガンガン流していたので、カラオケ状態なのがちょっと気になりましたけれども、シャウトやグロウルボイスの迫力は「おお!」と引きつけるものがありました。演奏もキメがしっかりしていて安定感があり、グイグイ引っ張っていってくれます。ヘヴィなだけではなくキャッチーさも兼ね備えている万能タイプです。

lynch.さんやギルガメッシュさんに近いかなーと個人的には思いました。
東京にでてきたらもっと人気がでそうな気がします。エリアとかにぽっと出ても目立てそうな雰囲気でしたねえ。




KYOKUTOU GIRL FRIEND

【SET LIST】
SE_禁じられた謝肉祭
01_放送禁止のブルース
02_勝手にしやがれ
03_セックス
04_最悪最悪最悪最悪(仮)
05_ゲルニカに噤む
06_禁忌
07_堕落論

12月のワンマン以来に観るKYOKUTOUさん。おお……ホントにカリスマが黒髪だっ!(いまさら)

彼らのステージがはじまる前に、前方で「気合い入れていくぞー!」というオーディエンスの気合入れが起こり、それだけでちょっとうるっとしちゃいました。SEとともに「オイ!オイ!」という声も大きくなっていって……自分がステージに出るわけじゃないけど感極まっちゃうよおい。

3月の初めにHP上で解散発表をした彼ら。ライブを拝見していても、やはりどうしてもそのことが頭の片隅から離れなかったですねえ……でも、ライブを観てちょっと気づいたこともあったり。

自分はこの日のライブを観るまで、KYOKUTOU GIRL FRIENDというバンドはメンバー4人だけのものだと思っていたんですよね。だから、このまま7月の最期のときまで4人だけで駆け抜けていくんだろうなあ、それを自分たちはただ眺めていくしかないんだろうなあと感じていて。

しかし、いつのまにかこのバンドは4人だけのものじゃなくて「みんなのもの」になっていたのかも、とライブを観ながらふと思ったんです。というのは、こうやってライブ会場に足を運ぶお客さんだったり、会場には来られないけれど応援しているリスナーだったり、ライブハウスやイベンターやショップ等の関係者の方々だったり……たくさんの方が関わって、一人ひとりの力に支えられて、このバンドはどんどん大きくなってきたんじゃないかなあと思ったからで。

まあそれはどのバンドにも言えることなのかもしれないけれど、観客を突き放すようなステージングとアクの強い個性を貫いてきた彼らが、こうして多くの方に支持されているのがすごいなあと感心してしまったんですよねえ。なにより大きな成長の証ではないかと。
きっとラストライブはたくさんの人の手が「KYOKUTOU GIRL FRIEND」を最高のステージに上げてあげるんじゃないかなあ。

憶測ですが、コメントやインタビューを読んでいると、4人もどこかしらで自分たちを客観的に観ている部分があるような気がするんですよね。
「解散を決めた、さてその最期の日までの期間をどう築いていこう?」と考えたときに導きだした答えが、「バンドの美しさを「守る」ために「攻める」手を緩めない」ということだったんじゃないかしら。だから、ムダにしんみりとしたMCをとったり、解散を意識させるような曲を演ったりはせず、いつも通りの自分たちを見せつける。

それが最良だから、カリスマになれる方法だから。防御と攻撃が交差するめずらしいパターンだけど。きっと各々のバンドに対する意識が高いんでしょうなあ。


……って褒めすぎっすかねー!(おい)
ライブのレポートをしてないべ!!

倫堕さんが「名古屋、声を聞かせてくれ!かかってこーい!かかってこいよー!! かかってこーい!かかってこぉおおい!!!」とめちゃめちゃ煽っていました。
あと良い意味で荒々しさが増していたかも。抑えようとしても勝手に叫び声が口から洩れてしまうような歌い方で、メッセージ性よりホント空気感を重視したステージでしたね。「禁忌」では、指でカメラのファインダーのような四画をつくって覗きこんでいました。

「勝手にしやがれ」ではケッチさんもセンターのお立ち台でソロをキめ、「セックス」ではサリーさんが挑発するように前に出て、亜門さんは……見えませんでした!申し訳ない、造りの所為!

ラストにやった「堕落論」で“傍観者は全人類さ”という歌詞を“傍観者はお前だ!”と変えていたのがなんだか印象に残りました。あと真っ赤な拡声器。いつも通り、が純粋にカッコよかった。

しかし「最悪最悪最悪最悪」はコアすぎる。あのお経系導入部がいまだに???です笑



DuelJewel

オーディエンスのノリがごいすーだよ奥さん!
ファルセットを交えたサビがある新曲がちょっとサン●ラみたいでしたが、カッコよかったなあ。

……すみません、意識飛んでいたのであんまり覚えていないです。ライブハウスでも寝ちゃう癖(立ち寝)を直したい。2バス気持ちいいんです。




cocklobin

新生cocklobinは初めて拝見したかもしれないです。
勝手なイメージで聴かせる系の曲ばかりなのかしらと思っていたのですが、ガンガン激しい曲もあるんですね!ギャップ!!

あとniguさんのMCもおもしろかったです。ギャップ!! 5月からはじまるDEATHGAZEとの2マンツアーを「あの“わんぱくツアー”が帰ってきた!」と宣伝していました。
niguさんは民謡のこぶしを効かせたような歌い方ですよね。それが持ち味だよね。素敵素敵。

なんか変拍子を多用した曲があって、拍数数えるのに必死になってしまっただよ。




Sel'm

4人のころはよく拝見していたのですが、最近はめっきり……というわけで、なんだか新鮮Sel'mさん。
曲が最近のものばかりでほとんどわからなかったんだけども、パワーアップしているのはひしひしと感じました。

しかしトラさんとNagiさんが今月17日のワンマンをもって脱退というのが非常に惜しい。特にボーカルのトラさんの歌声は、まっすぐで透き通っていてこのシーンにはなかなかいないタイプ。ほかを探すとなると相当難しいのではないかと思われます。バンドの顔を失うというのはかなりの痛手でしょう……。

しかも震災の影響で満足にツアーも回れないまま、あとは脱退ライブを残すのみとなってしまうとは、仕方のないこととはいえバンドもファンもさみしいだろうなあ。
しかし、解散という選択肢をとらずにつづけることを選んだMANJ゛さんをはじめ、椿さん、拓磨さんの決断も、「Sel'm」とトラさん、Nagiさんを大切に思っているからこそなのかな。今後の動きに注目ですね。

「想いをこめて歌います」と言って演奏された「囀-saezuri-」がじーんときましたよ。
ライブ会場限定販売のラストシングル「dusty doll」買うの忘れたよ。



そんな感じで初NAGOYAでした。帰りは新幹線でセレブ帰宅。速い!味噌カツとえびふりゃーのお弁当食べたよ。
日帰りでNAGOYAはイケる!ということに味をしめたので、今後もまたふらっと行ってしまうかもしれまん。フッフー。てかライブの記録はなるべくつけたいですね、やはり。