主犯:トーマス
共犯:kazshi(Cat fisT)/nigu(cocklobin)/久我新悟(LIPHLICH)/百合(Signal)/ハロ(PLUNKLOCK)
去年の話ですが途中まで書いていたので記録のためにアップしておきます。
新宿、雨。
トーマス主催…もとい主犯の“【犯行声明】”を観に行ってきました。
2013年1月12日(土)SHIBUYA DESEOを皮切りにスタートする“トーマス主催ツアー【東名阪革命侵攻】”に先駆け、このツアーに参加するバンドの代表者を「共犯者」として迎え入れて行なわれたライブ。
簡単にいうとトーマスのワンマンライブ+各バンドの代表とのセッションという構成で、顔合わせのような感じでしたね。
SEとともに楽器陣が定位置につき、続いて昌孝さんが登場。もちろん衣装は全員真っ黒なスーツ。
1曲目は会場限定シングルとしてリリースされたアッパーチューンの「フラッシュバック」。良い選曲だと思いました。昌孝さんの声も鋭く、楽器陣の音も弾丸のように次々と飛んでいく。
序盤は会場を温めるかのように勢いのある楽曲で固めていましたが、「糾弾の雨」(これトシくんのイントロのギターがおもしろい)「コールド・ディレイ」で聴かせる場面も。こういう楽曲も持っているのはトーマスの強みになっていると思いますね。
ずんさんのベースソロで始まる「罪と罰」からまたじわじわと会場を攻め、「チェイン」ではステージングもヒートアップ。昌孝さんのマイクシールドがすっぽ抜けるハプニングもありましたが、スタッフさんが代わりのマイクを華麗にパス。
そして、ここでお待ちかねの「共犯者」とのセッションタイム。
昌孝さんに各メンバーが1人ずつ呼び込まれ、演奏がスタートという流れだったのですが、久我さんだけ「ちょっと待って。1つ言いたいことがある! 打ち合わせもなにもなくごめん」となにやらひとこと言いたい様子。
久我「KYOKUTOU GIRL FRIENDというバンドを知っていますか? 新宿ロフトで惜しくも解散した伝説のバンド、革命を起こそうとしたバンドを知っていますか? 僕は彼らが歩んできた道を尊敬していて。トーマスはその血を受け継いで、(KYOKUTOUの)途切れてしまった道を歩んでいる。僕は、久我新悟は、それに感銘を受けて、共犯者としてここに立っています。トーマスは主犯者、僕は共犯者。わかるよね。この腐ったつまらないヴィジュアル系シーンに革命を起こすのは誰だ!?」
客席『トーマス!』
久我「この腐ったつまらないヴィジュアル系シーンに革命を起こすのは誰だ!?」
客席『トーマス!!』
といった予想外の展開に。昌孝さんは照れくさそうに後ろを向き、久我さんはしてやったりな顔。なんだかこの2人はライバルでありながら血を分けた兄弟のような雰囲気ですね。
良い意味で荒々しい百合さん、かわいさを振り撒いたハロさん(赤い着物の羽織に猫耳の衣装でした)、セクシーで挑発的な久我さん、実力派のniguさんとその場を楽しむkazushiさん。それぞれの個性を感じさせるセッションタイムでした。
アンコールでは全員出演の大セッションもありました。このあたりちょっと記憶が曖昧なのですが、昌孝さんの進行がグダってniguさんにたしなめられていたような気がします(笑)。
なにはともあれ年明けからスタートするショートツアーが楽しみになるイベントでした。
【SET LIST】
SE.
フラッシュバック
パルス
サイケデリック・モバイル
Social Puzzle
糾弾の雨
コールド・ディレイ
罪と罰
チェイン
ターゲット(百合セッション)
Determination(ハロセッション)
血の轍(久我新悟セッション)
CRAZY DISCO(nigu・kazushiセッション)
煽動者-AGITATOR-
EN.
パーソナリティ(大セッション)