in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

2016.05.14 DEZERT“ZEAL LINK TOUR 2016”at HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3

2016-05-23 01:24:43 | ライブレポート


さいたまー!
近場に好きなバンドが来てくれるのは、やっぱりうれしいものである。

スーパーアリーナでのダンスグループのライブやら、けやき広場でのビールまつりやらで、駅前は大混雑でした。
ソールドアウト公演だったのでライブハウス内も大混雑。開演前からスタッフさんが2人がかりで詰めてくださーい!と声かけがありました。

看板は撮り忘れたのでDIAURA 達也さんのTwitterから。





■■■ジン

4/24のAREAで観たときより良くなっていた!ように思いました。

ドラムの沙久さんは顔をあげて客席をよく見ているなぁと思いました。演奏も一生懸命さが伝わってきてかわいい。ベースの大蛇さんは、突飛なパフォーマンスに加え、音の面でもグイグイ前に出ていました。リズム隊がんばっている。

ボーカルRikuさんの「頭フリフリターイム!」には笑った。あとLuyさんの衣装のバックスタイルがスポーツブラ。見どころです。

ラストに演った「偽モラトリアム」は逆ダイ曲なんですが、大蛇さんがフロアに降りて、下手最前でふとんになってました。でも前方4~5列くらいしか盛り上がってなくて、なんとも言えない気持ちになってしまった。Rikuさんの目線もだんだん下がっていって、ああああ~と。

こういうときって、バンド力がものを言うと思うんですよね。初見のお客さんも引き込んでしまうような。それを見たいなー。





■■■Mix Speaker's,Inc.PCMOBILE

28分の持ち時間が表示された電光掲示板がステージに運び込まれ、ライブスタート。

メンバーとファンがつけている丸いサイリュウムブレスがかわいい。メンバーカラーに光るやつ。


今回の衣装を近くで見るのも初だったのですが、seekさんの板前と、Ayaさんの60'sっぽいウエイトレス姿がツボでした。

各楽曲に細かいフリがついていて、やや難しいんですが、やってみたいと思わせるのがMSIのすごいところ。ちょっとやる気なさそうにパフォーマンスするMIKIさんがすごくいい。お立ち台にはあまり登らず、NIKAさんの影のように隣にさりげなくいるっていうのもたまらないですね。

NIKAさんはきれいな顔立ちをしているのに、ちょっと予想のななめ上なMCをするのがおもしろかったです。前日にTwitterでも発言していたけれど、「(汗で)びしょ濡れでしょ?」と観客に問いかけて、ビミョーな空気を作り出していました(笑)。


ラストの「MONSTIME」ではKra 靖乃さんとBORN TOMOさんが乱入したり、seekさんがMIKIさんにベースを預けてフロアを煽ったり、ひっちゃかめっちゃかで楽しかった。


しかし、タイマーが0を指すとパッと演奏を止めて帰っていくメンバー。最後に残ったNIKAさんがこのあとも楽しんで、と挨拶をして終演。
インパクト大な展開で、あちらこちらから「えっ、楽しい…!」という声があがっていました。






■■■Kra

板付で登場したKra。あらためて聴くと、楽曲のちょっぴりダークな部分が感じ取れて引き込まれてしまった。

やっぱりメンバーそれぞれ立ち居振る舞いがプロだ~。結良さんのプレイ、カッコよすぎです。あと、タイゾさんはシンプルで渋いソロを弾くんだなと思いました。

ラストの「ショータイム」では、またもBORNのTOMOさんが盛り上げに乱入!

ちなみに靖乃さんは、MSIのブレスレットを赤色にして着けてました。





■■■DEZERT

この日もSORAさんのドラムソロからスタート。ハコ常設の白いTAMAのドラムセットでした。自前の黒いセットと正反対だけど、白も爽やかで似合ってました。

MiyakoさんとSaZさんが現れ、リズムセッションののち千秋さん登場。みんなアー写と同じ衣装。最新アルバムの曲を聴きたかったので、新旧楽曲半々セトリでうれしかったです。

「脳みそくん。」のときに千秋さんがフロアを煽っていたんですが、なんと言っていたのか聞き取れず。「チョロいなーー!」って聞こえた。合っているか謎。

「「おいしい脾臓は笑わない」」は、ワンマンツアーでは観客にサビを歌わせるときもあったけれど、この日は全部千秋さんが歌っていました。が、途中歌わずに縦ヘドバンしていて、イヤモニが吹っ飛んでました。そのあともずっとプラプラさせたまま進行。結んでいた胸元のリボンもゆるゆる。さっちゃんもこのあたりでメガネなしに。

「「秘密」」では、土下座ヘドバンのために観客が座ったタイミングで、千秋さんが「うしろ見てみなよ!(ギュウギュウで座れない観客多数)もっと前に詰めろ! 同じチケットなのに不公平だろーーー!」と一喝。みんな同じ人間だろ!といった流れで「鼻ついてんだろー!」というようなことも叫んでいました。そして真ん中で観客を二手に分かれさせ、しゃがませたまま、メドレー的に「包丁の正しい使い方~終息編~」へ。

「なに座ってんの? バカじゃねーの!!!?」

んな理不尽な(笑)。

その後、千秋さんとSaZさんがパートチェンジ。SaZさんがヴォイ!ヴォイ!とデスボでフロアを煽動し、「さいだま゛ぁぁあ!」と煽る。ステージが高めなので、見下し目線が最高でした(?)。
その後さっちゃんはフロアへ降りて後方へ。通りすぎたときにフルーティーないい匂いが。去年の年末あたりではブルガリかな?と思っていたのですが、この日の香りはインカントチャームやエスカーダ的な。女子力高い・・・。

ところでこの写真かわいい。お肉ちゃん's。


Miyakoさんは下手でフロアを煽る。今日は生き生きとした表情。
SaZさんはいつのまにかステージに戻ってきていて、再びボーカルをとる。千秋さんがSORAさんにマイクを向けて、“君が死んだから僕も死んだ”とラストのサビを歌わせていました。SORAさんの地元だから花をもたせてくれたんですかね? さっちゃんとのツインボーカルでパンキッシュ。

ラストの「「追落」」は、千秋さんが数ヶ所歌詞を変えて歌っていました。
“うまく動かないベロを”“うまく動かない舌(した)を”
“受け入れることに慣れてきた朝に”“受け入れることに慣れてきた夜に”
“時を止めようとした人の背中には”“時を止めようとした君の背中には”

大サビの“最後にはきっと一人きりなのに~”の部分は、声量もあって歌がすごく良かった。それに呼応するようにSORAさんがドラムを強めに叩き始めたので、キターーー!と。千秋さんもノッてきたのか、後半は客席ではなくSORAさんのほうを向いて歌うという(笑)。ライブならではの良さがありました。いいもの観た!



【SET LIST】
01.「君の子宮を触る」
02.脳みそくん
03.「おいしい脾臓は笑わない」
04.メリーさんの自殺未遂
05.「秘密」※途中まで
06.包丁の正しい使い方~終息編~
07.「追落」





■■■DIAURA

ここからは後方で観ていたのですが、ワンマンライブ並の盛り上がりでした(終盤だけど客席は相変わらずぎゅうぎゅう!)。のまれそうになるくらい。

「赤い虚像」の前には、yo-kaさんが「赤い……虚像……」とウィスパーボイスでタイトルコール。赤い虚像というワードをこんなにセクシーに言えるのはyo-kaさんだけだと思います・・・†
「さいたまー!」ともたくさん煽ってくれてテンション上がりました。





■■■BORN

トリを務めたのは、この日だけツアー参加のBORN。解散発表をした1月のワンマンぶりに観ました。
解散発表後のBORNのライブがスゴイ、と噂では聞いていたのですが、本当にすごかった。完成形に近づいていっている。タイムリミットがあるからこそ光り輝く解散マジックってホントなんなんでしょうね。切ないけれどカッコいい。ぜんぜん泣く曲じゃないのに1曲目の「SUICIDAL MARKET~Doze of Hope~」がグッときすぎてヤバかったです。


例えるならマッドなディスコパーティー。フロア全体が揺れた。猟牙さんが何回か「カモンベイベー!!」と煽っていたんですが、そのちょいダサな雰囲気も妙にハマっていたんですよね。時々背中からフワッと客席にダイブするのも、ファンを信頼しているからこそできるんだろうなぁと思いました。

が、「殉恋歌」のあとに、“目を閉じれば 幾千の星~”と湘南乃風の「純恋歌」をアカペラで歌い出す猟牙さん。フロアも手拍子で悪ノリ。最初なぜだかわからなかったけど、タイトルの読み方が一緒だからか~。本当に突然だったので、TOMOさんはポカーン、Kさんは苦笑、Rayさんは俺は関係ないと言わんばかりにポーカーフェイス(笑)。
ちなみにBORNの「殉恋歌」は“キミを想像 マスターベーション…”とストーカーモチーフの歌詞なので、そのギャップにも笑いました。「殉恋歌」オススメです。

アンコール時のMCでは、「楽屋が狭い! 千秋がウザい!」と猟牙さんが苦言を(笑)。でも、「かわいいヤツだけど」とボソッとつぶやいてました。ツンデレか。
ラストに披露されたのは、「shrive.」。曲中、猟牙さんが袖に引っ込み、Kさんがギターボーカルに。しばらく歌っていたんですが「アイツまじでどこ行ったんだよ!!」とキレる(笑)。
しばらくして猟牙さんが景夕さんを連れて帰還。寝ていたところを起こして引っ張ってきたらしい。景夕さんのデスボイスも迫力ありました!

お決まりの「We are BORN!!」という雄叫びの前には、猟牙さんがTOMOさんのほうを振り向いて「楽しかったよな?」と問いかけてました。「5月26日、Zepp DiverCityでまた遊ぼうぜ!」と言い残し終演。熱気に満ちたライブでした。



2016.05.03 DEZERT “SPEED DISK PRESENTS~森羅万象tour'16#1”at TSUTAYA O-EAST

2016-05-06 02:45:00 | ライブレポート


3/28から行なわれていた森羅万象ツアーのファイナル公演へ。EASTひさびさに行ったかも。

この日、開場時間を勘違いして早く着きすぎてしまいました(笑)。前日にDEZERTのHPのライブスケジュールページを見て確認したら、開場16:00/開演16:30だったんですよ。それなので16:00過ぎに会場に行ったら、まだオープンすらしていなくて。なんでだろ?リハでも押してるのかなー?と思ってたんですが、券面を見たら開場16:30/開演17:00だったという。あぁ~。まぁ早く来るに越したことはないですけどね。
Aチケットは200前後、Bチケットも同じくらいだったので、フロアは結構余裕がありました。



■■■DEZERT

後方でボケーッとしてたら、トップバッターはまさかのDEZERTでした。地方ツアーは参加せずにファイナルだけ出演なので、よくよく考えればまぁそうか。

またもSORAさんの爆音ドラムから幕開けでした。毎回音の大きさにびっくりしてしまう。
きょうもハコ常設のYAMAHAのセット。衣装は新アー写同様、ノースリーブライダース、腕に赤いバンダナ。そういえば4/30のCureフェスのときも、メンバーみんな新衣装だったんですね。

続いて登場したMiyakoさん、SaZさんも新衣装。みーちゃんの足元はマーチンっぽい白いブーツでした。SaZさんはスニーカー?かな。あと顎ヒゲを生やしてました。いよいよ本格的にサッカー選手かもしれない。

さっちゃんのスラップから「肋骨少女」が始まり、千秋さんが登場。無造作なウルフっぽいヘアスタイルで、目の下を赤くしたメイク。白のロングシャツにジャケット(ジャケットは1曲めで脱いでいた)、ネクタイ、ハーフパンツにハイソックス、黒ブーツ。

「肋骨少女」演奏後、千秋さんが「前に詰めろ! (観客の1人を指差して)お前だよお前!」「2柵いらない!」「後ろ! 前に来い!」と煽る。そしてステージを降り、観客を前に追いやりながらフロアを闊歩。わたしも前に移動したんですが、通りすがりの千秋さんに背中をドーンと押されました(物理)。

ちらっと後ろを振り返って千秋さんを見てみたら、センターの2柵を引っこ抜こうと、歯を食いしばりながら必死にガッタガタゆすってました。はたから見たら奇行である。
そんな中「ゴシック」へ突入。スタッフさんにジェスチャーしてマイクを手に入れた千秋さん、そのまま柵の足掛け?に登ってそこで歌っていました。この曲ではまるまる2柵にいたように思います。前方ではボーカリスト不在のステージに逆ダイ、そしてモッシュが巻き起こる。

「「殺意」」は赤と緑の照明。Miyakoさんも歌詞を口ずさんでました。この日はニコニコというより終始クールな表情。これまでの衣装はブラウスだったからわからなかったけれど、新衣装は首まわりが開いていて汗が光っているところまで見えるんですよね。ブンブンと縦ヘドバンもしていて男らしい雰囲気。
ステージに戻った千秋さんはセンターで身を乗り出して歌っていました。

「包丁の正しい使い方~終息編~」では、千秋さんがいきなりMiyakoさんの目の前に。真顔で「なに」と口パクするみーちゃん。次の瞬間千秋さんが、片手でMiyakoさんの両ほっぺをむぎゅっとやってました。真顔のままのみーちゃんが、なんやこいつ?みたいな目を千秋さんに向けていたので、上手の住人からは笑いが。

そのままギターを奪った千秋さんが、上手で「東京生きてますかー? (客席:ヴォーイ!) そりゃーよかった。もう少し暴れようか!」と煽る。千秋さんのギターが自由すぎて、ちょっとグダりそうだったんですが、SaZさんが半強制的にベースで曲の流れを仕切っていてさすがでした。

Miyakoさんはセンターで拳を突き上げ、オイ!オイ!とフロアを先導。そのあとフロアにも降りて、たぶんモッシュに混ざってました。
千秋さんはギターに徹していたので、またもやボーカリスト不在(笑)。でも、途中でMiyakoさんにギターを返してちゃんと歌ってましたね。

終息編のあと、わざとすれ違いざまにMiyakoさんの肩にぶつかりに行っていた千秋さん。Miyakoさんのこと好きすぎでしょ…!
そして未音源化のストレートなロックナンバー「ghost」。Miyakoさんのイントロのピッキングが、1音1音気持ちがこもっているように感じました。千秋さんもこの曲はセンターでマイクスタンドを立てて、しっかりと言葉を噛みしめるように歌う。この曲のストーリー調の歌詞、やっぱり好きだなー。SaZさんとSORAさんはアイコンタクトをよくしていて、ラストのキメも息を合わせてました。SORAさんはステージを去るときに、左胸をトントンと叩いていて最後まで男前。


5曲やっているのに感覚的にはすごく短く感じました。
複数対バンのトップバッターだと、やっぱり会場の空気もどことなーくぎこちなくて、客席乱入はなかなかのギャンブルだったと思います。空回り一歩手前な感じもありましたね。それにしても、短いイベントだと最新アルバムの曲はやらないのかなぁ。やらないと聴きたくなってしまう。

【SET LIST】
01.肋骨少女
02.ゴシック
03.「殺意」
04.包丁の正しい使い方~終息編~
05.ghost








■■■THE MICRO HEAD 4'NS

昨年10月にex.A(エース)のNimoさんがボーカリストとして加入したTMH4'NS。前半はEDMっぽい曲、後半はバンドサウンドに重きをおいた楽曲、というようなセットリストでした。
TSUKASAさんって、もはや最上川の印象が強いような気がしていたんですが、やっぱりドラムカッコいいわ。ツインペダル!
みんなキャリアがあるので、どのプレイヤーを観ていても楽しい。

MCでは、SHUN.さんの話し方が学校の先生みたいだとツッコむNimoさん。それに対しSHUN.さんは「こんな頭(ブレイズ)の先生おらんて!」とツッコミ返していました。
あと、観客に目をつむらせて、「THE MICRO HEAD 4'NS知らない!って人~?」と自虐的なアンケートも開催。意外と多く手が挙がっていて、「あっもう(下ろして)いいです。心が痛くなる…」とSHUN.さん(笑)。

ツアーの思い出や感謝の言葉もNimoさんが述べていました。ちなみにこのあとに続くバンドも、ツアーファイナルを迎えて感慨深いというMCをしていたんですが、ポンとファイナルにだけ出たDEZERTはホントになんだったんだろう?とちょっとジワジワきました…。





■■■Anli Pollicino

4/30をもってベースの将寿さんが突如脱退し、話題になっていたアンリ。サポートは入れず4人でのライブでした。

が、ライブ開始早々機材トラブル。上手ギターの琢磨さんが引っ込んだので、ギタートラブルかと思ったのですが、同期のトラブルだったみたいです。琢磨さんとドラムの清澄さんで調整していて、ボーカルのShindyさんと下手ギター&DJのYo-1さんがMCでつなげる。結果的に15分くらい中断していたような。

4人になりました、とは言っていたけれど、メンバー脱退の理由などについては特に言及せず。
Shindyさんは(眠っているときのほうの)夢の話をしてました。最近は空を飛ぶ夢を見たそうで、なぜかブロッコリーを持って飛んでいたそうな。

Shindy:僕は、夢の中だと好きだった人に好きって言えたり、キライな人に死ねよ!って言えたりもするんです。

Yo-1:こらこら、お口が悪いよ~!

なんてやりとりも。
トラブルが長引いていて、Shindyさんはもう少し待ってね?とフロアを気にしつつ、自身も焦っているように見えました。Yo-1さんはずっとニコニコしていて、常に明るい声で、完全にプラスオーラの人だなぁと。安心感ハンパない。

ラストに披露された「白百合ヴァネッサ」、サビがキャッチーで印象的でした。いい曲。

最後にShindyさんが「この4人で再出発するのでよろしくお願いします!」と力強く挨拶。4人全員で前に出て、深々と一礼していました。





■■■ギガマウス

スロットマシーンの擬人化みたいなヴィジュアル!! カラフル。あとから知ったのですが、ボーカルはex.Ap(r)ilのヒナタさんなんですね。変わりすぎていて全然気がつかなかった。素のままというより、「式」というボーカルになりきっているような感じでした。

幕が閉じたままの状態で、式さんが会場を煽り、「監獄ロックメン」からライブスタート。“Cutしたい”→右手をチョキにする、“Fxxk off 期待”→左手の中指を立てる、“Bad 未来”→その両手をクロスする、という振りがあって、ツカミばっちりでした。その場で駆け足とかもあって。

が、歌、演奏ともにあまりメリハリがないように感じられて、自分はちょっとニガテなタイプのバンドでした…。YouTubeも観てみたんですが、MVではよくても、ライブ映像になるとあれ?ってなる(苦笑)。結成2年半なので、もう少し経ったころにまた観たいです。








■■■ベル

ex.AYABIEの夢人さんや、ex.PLUNKLOCKのハロさんらによるバンド。ほんのりレトロで歌謡曲チックな楽曲がハロさんの声にばっちりハマっていて、聴けば聴くほど引き込まれていくライブでした。1曲1曲の個性が立っているというか。
「涙傘」という曲でベースの明弥さんのスラップが炸裂していて、見入ってしまった。

TMH4'NSのMCに引っ張られたのか、ハロさんが先生風の煽りをしていて、夢人さんにツッコまれる場面もありましたー。






フェストとSCAPEGOATは見送り…すみません。




2016.04.30 DEZERT“Cure World Visual Festival”at 新木場スタジオコースト

2016-05-02 15:55:30 | ライブレポート


Cure主催フェス、途中離脱しちゃいましたが観てきました。4ステージで31バンド出演。

DYNAMITE STAGE:通常のメインステージ

SPARK STAGE:メインフロアの上手に設営されたサブステージ

HEAT STAGE:アゲハで言うと、ドリンクカウンター奥のラウンジ・DJブースのところ

BURN STAGE:外にあるステージ。コインロッカー奥のテント小屋みたいなところ





開場時間通りに行こうと思ったのに、案の定寝坊…。ダッシュしたら間に合うはずと、BURN STAGEのザアザアから観ようと思ったのですが、到着したらまさかの入場規制で入れず(死)。
てか、コーストは腐るほど行ってるものの、この外のステージの存在を今日知りましたわ。テントみたいな小屋なんですけど、もともとあったんでしたっけ。




しばらくザアザアの音漏れを聴きながら絶望してましたが、我にかえってメインフロアに行くことに。

上手前方の扉は封鎖されていたので、入口は後方の一か所のみ。バルコニーエリアの後方はまぁまぁ余裕があったけれど、下のフロアはかなり埋まっていて、階段も人でいっぱいでした。
バルコニーで観る場合、下手端に行くか、階段を降りて下に行くかしないと、SPARK STAGEの全体は見えない造りになってまして(第二の死)。転換時に人の流れにのって、なんとか下のメインフロアに降り、SPARK STAGEに近いところにたどり着けました。まだ1バンドも観ていないのに疲弊!



■■■DIAURADYNAMITE STAGE

yo-kaさんは最初フードつきのマントを羽織っていて、教祖様みたいでした。演奏もしっかりとバンドとしてのまとまりがあって、ワンマンライブのような貫禄。個人的な感覚ですが、DIAURAは小箱で観るよりこれくらい大きい場所で観たほうが宗教感あっていいなーと思いました。

「新木場! 新木場ー! ここは今、俺たちが独裁する!」といったyo-kaさんの宣言から「赤い虚像」。フリの話ですが、この曲のサビのテンポが上がって手扇子になるところ、ゼロ年代感があって好きかも。拳ヘドバンにジャンプもあって、トッピング全部乗せみたいな感じですよね。

ラストは「お前らのマスターは誰だ!?」と何度も煽って、「MASTER」。4曲と短いステージでしたが、定番曲もいい具合に盛り込んで、会場の熱をグンと上げていました。捌け際には、翌日の赤坂BLITZワンマンの宣伝もちゃんとしていて、いい意味で「なんて優等生なんだ~」と感動。



■■■DEZERTSPARK STAGE

先日のAREA公演同様に、転換中にSORAさんのドラムが聴こえてきて、そのまま幕が開きスタート。ステージにはSORAさんと、荒ぶるSaZさんの姿が。さっちゃんテンション高い!

SORAさんの髪がアッシュがかった金髪になっていました! 夏! 髪型自体はAREAのときと似たようなアシンメトリーな雰囲気。ドラムはハコのものだと思われるYAMAHAのセット。ボリュームは若干小さめな気がしました。

SaZさんはマスクなしで、黒縁メガネ(1曲目で外してましたが)。額にはいつものヒッピーバンド風の紐。私服なのか、背中にアディダスの赤いロゴが入ったブルゾンを着ていました。
そんなSaZさんがステージセンターに躍り出て、「包丁の正しい使い方~終息編」のイントロを奏で始める。

そして、Miyakoさんと千秋さん登場。みーちゃんは丸首の黒いシャツにジャケットだったかな。千秋さんは白シャツに緩く締めた黒ネクタイ姿でオールバック、白かグレーのカラコン。

イントロ中、いきなり千秋さんがいなくなったと思ったら、なんとDYNAMITE STAGEに立っていました(笑)。黒い幕の前に立った千秋さんに赤いスポットライトが当たっていたんですが、日の丸を背負っているような絵面でカッコよかった。

そのまま、“絶望!”の合図でフロアはWOD。ここで下がる人がちらほらいたように思います。1曲目ですが、観客をふるいにかけた感がありましたね…。バンドは意図していないかもしれないけれど、ついて来られるヤツだけついて来い的な。

自分たちのステージに戻った千秋さん、フロアへペットボトルを高く投げ入れる。「きみたちの歌を唄います」との言葉から「「遺書」」へ。アカペラになる部分では、“さぁ遺書を書こう こんな静かな夜に”という歌詞を“こんな静かなお昼に~!”と歌い、ちょっと和むフロア。千秋さん自身、素で笑ってました。

昼間のライブだからか、何度も「ハロー! ハロー!」と連呼。頼むから笑わせないでくれ!

「胃潰瘍とルソーの錯覚」では2サビだったか、千秋さんがマイクスタンドごと上手に移動して、そこで歌う場面もありました。
Miyakoさんのギターソロ時にもスタスタと千秋さんがやってきて、弦をいじってプチ妨害(血のりをつけてたのかも)。キレないみーちゃん優しい・・・。ピックも奪ったみたいで、そのあと下手に行ったときにフロアに投げ入れてました。

「後ろーー! 見えないけど!」と煽り、「大塚ヘッドロック」。この曲も序盤は上手で歌っていて、“左腕のない娼婦が泣きながら歌ってたよ”という歌詞を、フロアをガン見しつつ、“左腕のないブスが泣きながら歌ってたよ”と言っていました。泣きながら歌うブス・・・。
“偽りの午前0時の車窓”のところでは、右手の親指と人差し指で「0」を作っていました。←こんな感じのOKサイン。
千秋さんの手で魅せるパフォーマンス好きなんですよねー。

「SPARK STAGEという名のサブステージです! あーーーDYNAMITEがよかったなぁ~~!!!」と千秋さんが駄々をこねて「「殺意」」
さっちゃんが腰をかがめて上手へ突進! そのままフロアに降りる! その後千秋さんも、ステージから身を乗り出して「前に詰めろ!」と叫び、観客に支えてもらいつつグイグイ前へ。「中指立てろ! おれに!」
直後、支えきれなくなった前方が崩れてぐちゃぐちゃに。スタッフさんが介入して、千秋さんもステージに戻り持ち直しましたが。

演奏終了後、真っ先にステージをあとにする千秋さん。SaZさんとMiyakoさんも退場。が、なぜかギターを持って千秋さん再登場。ジャーン!とやって帰って行かれました。弾きたかったのか、最後キメたかったのかなんだったのか(笑)。
それを見届けたSORAさんが、片手を挙げて最後に去って行きました。

この日のライブのテンション感はすごくよかったなと思いました。こういうふうに、自分たちのことを好いている人ばかりではない、不特定多数の人が観ている場所で、がむしゃらにライブしているときこそ本領を発揮するような気がしました。そこで共鳴した人がどんどん彼らの元に集まっていっているイメージ。

【SET LIST】
01.包丁の正しい使い方~終息編~
02.「遺書。」
03.胃潰瘍とルソーの錯覚
04.大塚ヘッドロック
05.「殺意」




Dayzy Stripperはちら見したんですけども、チアリーディングみたいな女の子ダンサーをたくさんしたがえて、フロアに大きな風船を降らせていました。パリピやん…と目が点になってしまったんですが、夕霧さんが「踊れパーリーピーポー!!!」と叫んでいて、あっ…(納得)と思いました。

外に出てLONDBOYを観ようと思ったんですが、またも入場規制で入れず。少し休憩して再びメインフロアへ。



■■■Blu-BiLLioNSPARK STAGE

実は曲とボーカルの声が好きでたまに聴いているブルビリ。

序盤2曲の「S.O.S」「Miss Mermaid」では、ミケさんがインカムで歌っていました。うたのおにいさん。
手持ちぶさたになることなく、両手で動きをつけながら歌っていたのがかわいかったです。後ろやバルコニーのお客さんのこともちゃんと見ていたような。

ただ、SPARK STAGEはやっぱり音が小さいかも! 宗弥さんのギターソロ、いつもはもっと抜け感あってきれいなんですが、良さが半減していた~。

でも、キラキラしたイメージだけじゃなく、楽曲の良さもがっつりアピールできていたいいライブだと思いました。ブルビリは観終えたあとに100%幸せな気持ちになれるんです。



■■■A9DYNAMITE STAGE

「死んでくれーー! 死んでくれーーー!」

と、将さんが叫んでスタートしたA9。
この前リリースされた2nd EP「LIGHT AND DARKNESS」のダンサブルでエレクトロな雰囲気が好みだったので、ライブで聴きたいと思っていたんですが、まぁ見事に演りませんでしたね! 超会議のほうが新譜を入れたセトリだった模様。

でも、アリス九號.時代の「闇ニ散ル桜」「DEAD SCHOOL SCREAMING」を聴けました。最近の曲かと思ったくらい太くどっしりとしたサウンドで、ネオヴィジュアル系と呼ばれていた時代のイメージをぶっ壊されました。沙我様とNaoさんのリズム隊が熱かった。
ちなみにリズム隊は下手、ギター隊は上手という立ち位置で、それぞれ端にいるヒロトさんと沙我さんが縦ヘドバンしているから、フォーメーションが美しかった。

将さんが、「A9(エーナイン)です! アリスナインって言ったほうが早いかな!!?」とちょっと自虐的なMCをしていたのですが、もう正式変更から半年経つし、A9です!で押し切ってもいいような(笑)。
そんなA9の皆様、なんと前日は郡山でライブ→深夜にニコニコ超会議リハ→日中に超会議本番ライブ→そして今ここ!というハードスケジュール(しかも、これ終わったら金沢に移動らしい…)。

そのせいなのかわからないですけど、将さんがやたらハイテンションで、(中二階の観客を煽ろうとして、そこは)バルコニーって言うのぉ」「(メインフロアの観客に向かって)アリーナぁぁと叫んでいました。

いやでもホントいまのA9、自由でカッコいい。また観たい!



the Raid.はバルコニーの後ろのほうで観ていたので、ほぼ音だけ聴いてました。ヒィロさん(ex.ν[NEU])がサポートで入っていたみたいです。でも思い出そうしても、あまり記憶がない…。ファンの暴れっぷりがすごかった。拳ヘドバン首もげそう。モッシュ曲もあって、とにかく運動量がすごい。
ボーカルの星七さんは、ちょっと緊張感してるという話をしていました。あと、「どすこーい!」とみんなで言うのが定番らしく、会場をまとめ上げて全員で\どすこーい!!/。「おつかれいどー!」と元気に去っていきました。

MEJIBRAYは序盤の2曲だけ観ました。聴くというより観る。メトさんのドラムはLEDでカラフルに光ってるし、恋一さんはミッキーマウスの手をはめて出てくるし、MiAさんは貴族だし、綴さんは半裸だし。メンバー1人1人が濃い、濃すぎる…。
もう彼らは、登場するだけで人を喜ばせる力を手に入れている感すらあった。それはそれですごいことだと思うのだ。



■■■Phoenix AshHEAT STAGE

最後はまったりfrom San Franciscoのバンドを拝見。fromサンフランシスコだけど、ボーカルとベースの方はアジア系の顔立ちでした。

バンドマンも結構偵察に来てましたね。が! 4曲中3曲がカバー。なんてこったい!
LUNA SEAの「STORM」、ONE OK ROCKの「The Beginning」(実写るろ剣の主題歌)、MONGOL800「小さな恋のうた」を披露。日本語詞もそつなく歌いこなしてました。

MCは英語でしたが、簡単な言葉で話してくれていたのでそれとなーく理解。日本でライブするのは初めてなんだ、だから嬉しい!とかそんな雰囲気。メンバー紹介もあり。

ラストは、オリジナル曲をやるね!ということで、英詞と日本語詞の入り混じった楽曲を演ってくれたんですけど、こっちの演奏のほうが断然いい!
カバーは音がスカスカで、パンク路線…?なのかな?という感じだったのですが、オリジナル曲はイントロからズン!と音に気迫がこもっていて、地に足がついた演奏でした。カバー1曲で3曲持ち曲のほうがよかったのでは、と思ってしまった。5/5にはアルタ前でのフリーライブに出演するみたいです。


体力があるうちに帰ろうと思ってここで退散。入場規制で観られないバンドがあったのは心残りですが、普段なかなか観られないバンドのライブも観られたのでよかったよかったー。