in a schale

シャーレにとじ込めたありふれた日常。

2016.02.14 DEZERT 『最高の食卓』インストアイベント at little HERATS.仙台店

2016-02-18 04:15:00 | ライブレポート

DEZERTワンマン翌日は、リトルハーツ仙台店でのインストアイベントに参加してきました。
フォーラスというショッピングビル内に店舗があるんですが、バンギャル専用控え室があってたまげた! 閉店した店舗の跡地を利用していたみたいです。


左からSORAさん、千秋さん、Miyakoさん、SaZさんの順に着席。登場時に千秋さんがガムかなにかを噛んでいてガラの悪さが倍増していました、オールバックですし(笑)。

 




メイクはしているものの、メンバー全員私服。Twitterの写真には写っていないけれど、千秋さんの靴は『PHY』の撮りおろしでも履いていた、足首のところで折り返してあるスニーカーでした。あとから気づいたのですが、メンバー内で服がちょいちょいかぶっているのが、なんかかわいい。

SaZさん & SORAさん→デニムジャケット
千秋さん & Miyakoさん→ディズニーキャラのプリント
千秋さん & SaZさん→裾に紐のついたダボっとしたパンツ

それと全員、ツアーグッズのラバーバンドを色違いで着けてました。




トークなしで、サイン&握手オンリーのイベントだったため、メンバーのテンション感がわからずにちょっと緊張。でも話してみたら、威圧感はなくみんな気さくでした。バンドによって違うとは思うのですが、DEZERTはメンバーと話せる時間が結構長いんですね。1人あたり1分くらいは余裕でOKみたいな。インスト自体久々に行ったので、今はどこもこんな感じなのかな?


サインは私物OKだったため、Zeppベアブリックの台紙にしてみました。
これ。


メンバー全員食いついてくれたので、会話に困らず助かった。

【SaZさん編】

SaZさんはベアブリックを集めているらしく、「見せて見せてー」と言ってくれて、テーブル上でフィギュア鑑賞。からの、「(サインを)どこに書く~?」と、マイペースでほんわかしていました。

昨日のライブに行ったことを伝えて、あれがよかったです!みたいな話をしたら、笑って照れている感じだったので(かわいい)、仙台はZeppなくなっちゃいましたねー。「でも仙台PITっていうのができるみたい」、PITでライブやりましょうよー!みたいな世間話を。個人的にはSaZさんがいちばん話しやすい空気感でした。

握手は両手で。関節がゴツゴツしていなくてふわっふわ。

 

【Miyakoさん編】

Miyakoさんは挨拶も丁寧にしてくれて、目を見て集中して話を聞いてくれるしっかり者な雰囲気。
声が小さめであまり聴き取れなかったんですが、昨日のライブの「追落」が良かったと伝えたら、弾くのに慣れてきた(?)というようなことを話してくれました。握手でもずっと目を見てくれていて、ええこやーと思いました。こんな弟がほしい…。

 

【千秋さん編】

千秋さんはホント、よくも悪くも小学生みたいなテンション。黙っていても話を振ってくれそう。
気になっていたことを聞いてみました。

――『最高の食卓』の初回盤のジャケットに書いてある、『CA104P』ってどういう意味なんですか?

「あ! それ聞いちゃう!!??」

――はい!

「おしえなーーーい!」←すんごいいじわるな声で


予想はしていたのですが、案の定ヒミツらしい。ちょっと押してみたけどダメでしたねー。
でも「教えない」ということは、まったく意味のない文字の羅列ではないということかな?

このほかにも話をしたんですが、基本いじわるなことばかり…笑
「あんちぜっぷ!」とドヤ顔でサインを渡してくれましたよ!

 

【SORAさん編】

SORAさんも話かけてくれるタイプ。同じく地元が埼玉だと話したら、「え、どこ? 俺の地元は千葉方面で、大宮方面はよくわからないんだよねー。でも高校は◯◯のほうだった!」と、自分のことめちゃオープン笑

握手は一度普通に握ったあとに親指をグイッとのせるようにして組み替えて、がっちりと。結構昔の話ですが、Sel'mのMANJ゛さん(from群馬)もこういう握手なんですよね。ヤ◯キースタイル!




千秋さんの題字のおかげで、ものすごくパンクなクマになった。※一部自主規制。




そんなDEZERTの“楽しい食卓ツアー”のファイナル公演は、6月5日(日)Zepp Tokyo!


2016.02.13 DEZERT“ONEMAN TOUR 2016 楽しい食卓ツアー”at 仙台MACANA

2016-02-16 18:30:00 | ライブレポート
うおおおおおお
DEZERTの“楽しい食卓ツアー”初日、仙台MACANA! マカナって、アーケードの中にあるんですね。商店が立ち並ぶ通りに、さりげなくある。



ホールは地下なのですが、天井が高くて音が良かった。ステージも高いので、後方でもドラムまでばっちり見えました。
スタッフさんも土地柄なのか、気さくで穏やかな雰囲気でしたし、いいハコだなーと思いました。

開演前のBGMは、THE BEATLESの「Hello Goodbye」エンドレスリピートでした(これまでは「Yesterday」)。
18:44ごろ暗転。

シンフォニック要素のあるSEが流れ、メンバーが1人ずつ登場。SORAさんはターバンスタイル復活。Miyakoさんはツンツンヘア。千秋さんも全体的に髪を立たせていて、黒シャツ、ハーフパンツにハイソックス。SaZさんはヒッピーバンドを着けていました。
ちょっと話が脱線しますが、ツアー特設サイトのURLがこれ→ http://dezert.hippy.jp/dezertevent/tokusetsu2016a.html なんですけど、なぜゆえに「デザート ヒッピー ドットジェーピー」なのか(笑)。デザインもインターネット初期みたいになってるし、わざとなのかしら。


ライブの話に戻ります。
千秋さんが咳払いして「「あー。」」からスタート。最初はマイクスタンドを立てていたのですが、曲中に外して初っぱなから激しいパフォーマンス。「「君の子宮を触る」」は、2/7のアウトストアイベントのときもそうだったのですが、サビの“戻れない場所だとしても”の“しても”を、音程を下げてアレンジし歌っていました。指折り数える動きもあり。SaZさんとMiyakoさんが立ち位置を入れ替わっていたのも、たしかこの曲。スムーズな入れ替わりだったので打ち合わせてたのかなーとも思いました。「「殺意」」「大塚ヘッドロック」のヘドバン+モッシュのコンボでフロアはヒートアップ。

千秋さんが「おれが神か!? おまえが神か!? …ぼくが神だ!! 「ここにラブソングを」」とタイトルコールし、SORAさんの高速ドラム炸裂。ヘドバン→折り畳み→手扇子というめまぐるしいフリ展開が楽しい。

「「追落」」はMiyakoさんがギターをE-II TE-7からテレキャスにチェンジ。このときのみーちゃんのギタープレイ、スーパー良かった! 単音のメインフレーズの終わりに、歪ませたカッティングをかぶせるように入れていて、グッときた。カッコ良すぎてちょっと泣いた。SORAさんのバスドラの音の抜けもきれいで、これまで聴いた「「追落」」の中で一番良かった気がします。メンバー全員、丁寧に紡いでいました。曲の最初のほうの照明もきれいだった。Miyakoさんにイエロー、SaZさんにブルーが当たっていて、二分割されている感じ。

「「排泄物」」のサビは千秋さんがファルセットを出しづらそうにしていて、一部地声に近い声でがなるように歌っていました。曲が終わって静かになったところで、ドラム台のほうを向いて“明日にしよっ”とかわいくリピート。

「包丁の正しい使い方~実行編~」は、ほぼヘドバンな曲なので、千秋さんがオーディエンスに「バテてんじゃなーいと一喝。でも、千秋さん自身も結構キツそう。続く「「おいしい脾臓は笑わない」」で、息がきれて歌えていない箇所もあったり。八つ当たり(?)なのか、フロアやMiyakoさんに水の入った紙コップを投げつけていたのも、たしかこのあたりでした。みーちゃんは笑ってましたけど。

そんな千秋さん、「包丁の正しい使い方~思想編~」の前に、「ぼく、もう、バテちゃったぁぁああ」「しんじゃう~~~」と自己申告(笑)。
「「秘密」」のイントロ部分では「しんじゃえー! しんじゃえー!」と矛先を外に向ける。この曲、モッシュ&土下座ヘドバンパートがあるのですが、フロア後方はぎゅうぎゅうすぎてホント死ぬかと思いました(笑)。ちなみにMiyakoさんとSaZさんは結構スタミナあって、崩れないんですよね。安定。


「「セイオン」」の前にも千秋さんがなにか叫んでいたんですけど聞き取れなかった。「ぼくたちの、正しい音で!」と、歌詞みたいなニュアンスだったんですが。それがすごくカッコ良くて、この曲からペースを取り戻してきた感じでした。4人の佇まいが堂々としていて、なんかロックだった。いいバンドだなーと思えた場面でした。

「「宗教」」の後半ではSaZさんとMiyakoさんがヘドバンしていて、みーちゃんがブンブンと縦ヘドバンしていたのにシビれた。男らしさを感じました。エフェクターの残響音を残して本編終了。



アンコール。
楽器陣はツアーTシャツ姿。千秋さんは白シャツで、髪はもう修復不可能なのかへたったまま登場。楽器陣に向かって、「なんだよ、いけしゃあしゃあとTシャツ着てきてさー」と言っていたのですが、どうして急に「いけしゃあしゃあ」なんて言葉が出てきたんだろう(笑)。あと、軽く風邪ひいたらしいです…。インフルではないそうですが。きみらに感染す!と言ってました。


「あんな、さっき『実行編』で歌詞間違えて。“もしもまた 生まれ変わり~”って2回歌っちゃって! もうそっからパニックでなんも覚えてない(真顔)。 楽屋戻ってからもおれ、それしか言ってなかったからね」

「(メンバーと観客に向かって、歌詞を間違ったこと)気づいた? 気づいてないでしょ? ほら、どうせぼくの歌なんか聴いてないんだ!」


ここで、わたし的本日のハイライトなんですが、この千秋さんの発言のときに、SORAさんが「そんなことない」と言わんばかりに、真顔で首を横に振ってたんですよね。大川くんこそが、ここにいる誰よりも千秋さんファンだ…!と思いましたね。千秋さんはまったくSORAさんのほうを見ていなかったけれども!!

すみません話に戻ります。

「仙台は嫌いです。あ、今は好きになりました。昔バードランドってところでやってたんやけど。鳥、住めるのか?っていうとこ。そのときは最前が近くて、こーんな感じで目の前で歌ってて(体をかがめて再現する)。ここ(MACANA)もね、柵をもっと前にもっていけるって言われたんだけど、『いや、そのままでいいです』って即答して。………SaZくんが」

SaZさん、めっちゃ首を横に振ってますけど(笑)。

「SaZくんが『いや、そこでいいです』って。おれはちょっとね、近いのダメなんで(←ゴメンね!って顔しつつ/一同笑)。誰のおかげでそこに立ててるんだ? 誰のおかげでベース弾けてるんだ? ……おれだろ!」


千秋:あー、もう実行編パニックだったから。♪なにげなくー!右手にもつー(自分に言い聞かせるように歌う) ……その刃物を取り戻しに行きたい!

他メンバー&客席:(お、おぅ…)

千秋:しーーーーん! (メンバーに向かって)煽れよ!


でも、Miyakoさんが前に出てジャーン!とやったらやったで、「煽るのヘタ」とディスる!
そんなわけで、アンコール1曲目は、千秋さんのために再び「包丁の正しい使い方~実行編~」でした。例の歌詞の部分は自分の言葉を確かめるように、しっかりとした発音で歌う千秋さん。でも、曲中にまた「ぼくの声なんて届かないんだ!」とも言ってました。

「ちょっと待ってて!」と、一瞬千秋さんが下手袖に引っ込み、赤いストラトタイプのギターを手に現れる。そして「脳みそくん。」へ。男も女もホモも!(ニュアンス)と叫び、なぜか照明さんのことも煽っていました(笑)。

「チョコレートクリームチェーンソー」は、バレンタイン前だっからやったのかな?とちょっと思ったり。曲中に千秋さんがドラムソロ!ギターソロ!ベースソロ!と無茶ぶりも。SORAさんはダメ出しくらって2回、みーちゃんは一発でばっちりキメました。SaZさんはそもそもタイミングを逃して「あ、あ…」みたいな状況になって床にへたり込む。

そこで千秋さんが、じゃーSaZくんはギターソロねという感じで、自分のギターとSaZさんのベースを交換しようと近づいていったのですが、さっちゃんのベースのヘッドが千秋さんの口元強打! その場に崩れ落ち悶絶する千秋さん。慌てるさっちゃん。手を引っぱって起こしてあげてました。で、SaZさんがギターソロをステージのセンターで弾いたのですが、プリングとパワーコードのハッタリソロ(笑)。

ワンマンのため、逆ダイパートをこれでもかと何度もリピート。千秋さんが「とべ! どうせ人生なにもつかめないんだ! でも、おれらが(それを見て)なにかをつかむかもしれない!!」「トンでる!?」と煽る。演説みたいなテンション感で、これこれこうだからとべ!と煽っているのですが、めちゃくちゃすぎて笑った。途中でSaZさんがフロアに乱入する場面も。

そして「doze.」を畳みかけ、千秋さんの「はやく!」の一言で徐々にテンポアップ。続けざまに「包丁の正しい使い方~終息編~」を投下し、フロアでは“絶望!”の合図でWODが。


アンコールらしく終始はちゃめちゃだったのですが、終息編のあとにひと呼吸おくような間があり、Miyakoさんのカッティングから「「ピクトグラムさん」」
アウトストアイベントで披露したときは、イントロの出だし4小節のギターとドラムは同期だったのですが、みーちゃんのギターオンリーの生演奏になっていました。もうこの時点で鳥肌。ちょっと荒削りだけど、断然こっちのほうがいい。

さっきまで一緒に遊んでたのに、いきなり大人びてカッコ良くなった! ギャップ!みたいな感覚でした。4人の点と点が線でつながっていて、末永く続いてほしいなーと思った。

「またどこかで会いましょう」とつぶやいた千秋さんがゴトリとマイクを落とし、終演。SORAさんだけ、いつものように客席に向かって片手を挙げてステージをあとに。


終演時刻はちょうど19:30くらいだったので、約2時間のライブでした。感覚としてはもっと長くやっていたような気がしたので時計を見てびっくり。

ぶっとんでいてなんかよくわからんけどカッコいい!っていうところと、人間味があるところをいったりきたりしているようなライブだったなと思います。でも嫌な振り幅ではなくて、ずっとぶっとべるようにがんばってるんだけど、体力がついていかない、みたいな感じでした。全部ぶっとんでいたらぶっとんでいたで、恐ろしいイメージしかわかないけれど(笑)。ツアーでどう変化していくのか楽しみになる初日でした。おつかれさまでしたー。


【SET LIST】
1.「あー。」
2.「君の子宮を触る」
3.「殺意」
4. 大塚ヘッドロック

5.「ここにラブソングを」
6.「追落」
7.「排泄物」

8. 包丁の正しい使い方~実行編~
9.「おいしい脾臓は笑わない」
10.包丁の正しい使い方~思想編~
11.「秘密」

12.「セイオン」
13.「切断」
14.「宗教」

-EN-
15.包丁の正しい使い方~実行編~
16.脳みそくん。
17.チョコレートクリームチェーンソー

18.doze.
19.包丁の正しい使い方~終息編~
20.「ピクトグラムさん」

2016.02.07 DEZERT アウトストアイベント 2部 at 池袋Black Hole

2016-02-13 12:25:32 | ライブレポート


【第2部】


予定時刻から10分ほど過ぎたころに暗転。
千秋さんの髪型がオールバック風になっていました。髪を撫でつけているわけではないので、スーパーサイヤ人みたいでしたが。



完全MCなしのライブでした。1部でトラブルがあったからか、みーちゃんは全編テレキャスで通していたと思います(たぶん)。

「「ピクトグラムさん」」からスタート。ちなみにこの曲では、1部も2部もオーディエンスは暴れずじっくり聴くスタイルでした。個人的にはとってもありがたいのですが、今後変わっていくような気もする。

「infection」では、千秋さんが“ふわり消えた幻想”の部分で白目を剥いてました。ライブ中の目の動き、好きだなー。
「「おいしい脾臓は笑わない」」の照明がグリーンで、曲に合っているなあと思いました。

「「問題作」」、初披露のときは気づかなかったのですが、SORAさんは電子パッド?を叩いているんですね。1曲まるまるそれだけを叩いているので、派手な動きがなく不思議な感じ。
あと、“「あんたは生きていいんだ」”“「あんたは死んじゃだめだ」”の歌詞は同期音源でした。そこ一番歌ってほしい部分なのに!と一瞬思いましたが、歌詞を読むと天の声っぽい感じなので、あえてなのかも。

前方で観ていたため、「包丁の正しい使い方~思想編~」では、逆ダイパートのときに千秋さんに手を掴まれて、うわああとなりました。以前SaZさんに掴まれたときは、むぎゅっという感じだったのですが、千秋さんはひんやりしっとり(どんなレポ)。
終息編はWODですが、メンバーはフロアに降りずステージ上で演奏。千秋さんがわざと呂律が回っていないように歌っていたのはこのときだったかな?

「「セイオン」」はノリ方講座通り拳で、それが映える曲でした。SaZさんの歌うベースがいい!
「「宗教」」は精気を吸い取られる曲。Miyakoさんも真顔ほぼ棒立ちで淡々と弾いてました。これもライブで演奏を重ねていくうちに、どんどん迫力が増していきそうだなと思いました。

1部は終了時刻を50分くらいオーバーしてましたが(笑)、2部はほぼ定刻通り終了でした。

【SET LIST】
1.「ピクトグラムさん」
2.「あー。」
3. infection
4.「ここにラブソングを」

5.「おいしい脾臓は笑わない」
6.「問題作」
7. MONSTER
8.「不透明人間」

9. 包丁の正しい使い方~思想編~
10.包丁の正しい使い方~終息編~

11.「セイオン」
12.「宗教」

2016.02.07 DEZERT アウトストアイベント 1部 at 池袋Black Hole

2016-02-13 11:33:26 | ライブレポート
DEZERTが1/20にリリースしたアルバム『最高の食卓』のアウトストアイベントへ参加してきました。2部制で、2部だけ観るつもりが血迷って1部も参加。



【第1部】

~前説~
14:00開演予定だったのですが、14:10過ぎにSaZさんが黒いカンペボードを持って登場。『最高の食卓』のノリ方伝授のコーナー。
助っ人としてスパイダーマンのマスクを被った「スパイダーマンくん」が登場。体調があまり良くないということで、スパイダーマンマスクの上に、普通の不織布マスクをつけてました。

ノリ方解説といっても一緒に考えて欲しいということで、あくまで「提案」だそうです。SaZさんはほとんど、ここはブワーッと、ガーッと、サワーッとなど擬音で説明していました。あとは「ここはどうせ跳ぶんでしょ?」「どうせ頭振るんでしょ?」とか(笑)。

タワレコインストア時の提案と若干変更になった点も。まず「「ここにラブソングを」」の“嫌になっちゃって~”のパートの折り畳みヘドバンは、1小節に2回折り畳むところを、ペースを落として1回に!とのこと。
実際に音源を流して、スパイダーマンくんに実演してもらってました。ヘドバンするたびスパイダーマンマスクがずれて、目鼻の位置がおかしなことになっていました。あと、手がなぜか胸元で縮こまっていて、さっちゃんから「クマムシのあったかいんだからぁ~みたいじゃん」とツッコミが。

「「おいしい脾臓は笑わない」」はモッシュでぐちゃぐちゃに!だそう。

「宗教」の“出来の悪いタンパク質”のあとのパートに関しては、前日2/6のO-EAST公演で披露した際に2回席にいたスタッフさん(某ト○さん)が、一部のお客さんを観て、「折り畳みよりヘドバンのほうがカッコ良かったっスよ!」と言ったことによりヘドバンに変更。

「セイオン」はロック色が強いので拳をとの提案。「ワンオクみたいに! 俺たちワンオクを目指していくんで…いや、違う。きみたちが、ワンオクのファンを目指して!」とSaZさん。

「「ピクトグラムさん」」はノリとか関係ない曲だと思うので、と自由に聴いてほしいといったニュアンス。

アルバムの曲はツアーでやるので、来て、聴いて、やりながらノリを覚えてみて、とのことでした。ここでいったん幕が閉まります。




14:40ごろライブスタート。
歪ませたギターストロークが鳴り、メンバー登場。SORAさんは髪が短くなっていて、ソフトモヒカンみたいなヘアスタイル、Miyakoさんはエクステなしで、後頭部の髪を立たせてパンクロッカー風。マンガ『NANA』に、出てくるシンみたいだなあと思いました。
千秋さんも髪を切っていて、みーちゃんと似たような髪型。襟足は長いです。リボンタイ付きの黒シャツ姿。涙袋に赤シャドウ。SaZさんはヒッピーように頭部にぐるっと黒い紐を着けてました。

「「告白」」のイントロでざわめく場内。マイクスタンド前に立った千秋さんが「うるせーよ、黙れ」とぶっきらぼうに言い放つ。歌いたい曲を歌うシリーズなのかなーと思いました。
マイクのシールドが赤色になっていました。DIR 京さんと一緒じゃんんんん!と、勝手にテンションが上がりましたが、あとで調べてみたらワンオクTakaさんも赤シールドだわ。Miyakoさんのイントロアルペジオが途中よたっていて初っ端からヒヤッとしました。

「「君の子宮を触る」」はみーちゃんが身体をひねってギターのバックボディを見せながら弾いていたのがカッコ良かった。“指で数えたら”という歌詞に合わせて千秋さんが右手の指を折り畳んでいました。

「「ここにラブソングを」」は千秋さんがドラム台に乗って、歌詞を早口にまくし立てる。失礼ながらこの部分はリズムがグダるかと思っていたのですが、SORAさん、千秋さんでしっかり呼吸を合わせていました。
しかし、どうやら「「君の子宮を触る」」でいったんライブの流れを区切るはずだったらしい。SORAさんがカウントを始めてしまったため、そのままなだれ込んだそうです。

「カンカンカンカン(カウント)って! “あなたの気分次第で”ってか? お前が神様か!」と千秋さんがツッコみ、SORAさん苦笑い。

そのあとも、新曲やるの嫌なんだよな~。おれも歌詞も間違えちゃったしさ~、覚えてないんだよね、と千秋さん。「でもツアーまであと一週間ある! それまでに仕上げてくるんで。あ、マスクしてる人インフルエンザじゃないよね!? おれらには頼むから感染さんといてな。もうすぐツアーやから」

「きみらあれやろ? 今日、ある意味タダやろ?(中略)おれらアルバム出すと毎回アウトストアやってるんやけど、シングルのときどうしよ? あ、社会主義みたいに、全部3000円にしたらええねん。チケット3000円、チェキも3000円。そのベースも3000円、ドラムも3000円(SORAさん苦い顔)。おれはプライスレス」


千秋:(弱々しく右手を挙げながら)元気に行こう~。
客席:お、おお~。

そして謎の気合い入れ。昨日もライブかつ今日も朝が早かったため、千秋さんは元気がないらしい。2部制ってイヤやねん!みたいなことも言ってたかな。

「新曲やるのやなんだよー。そういう顔でおれを見るなー! おれがどう動くか(曲のノリを)見てるでしょ」

「死ぬ気でやってないでしょ? きみらにとっては娯楽だもんね? おれらは死ぬ気でやってるから」

↑死ぬ気でやっているというのは、昨年末の“密室会議”時にも発言していました。いいこと言ってるのに、照れが入っちゃうのかニヤニヤしながら話すんですよね。で、お客さんに笑われて、なんだよ!って軽くキレるパターン(笑)。



「「排泄物」」はニューウェーヴ! 歌詞が生々しくて気持ち悪かった(褒めてます)。千秋さんが“8人目のボクは いない”の部分で、右胸を叩いていました。「脳姦少年」は初めてライブ聴けてレア感ありました~。


「元気になってきたー!」と叫んで始まった「「おいしい脾臓は笑わない」」では、千秋さんがSORAさんのほうを向いて、指揮者のパフォーマンス。音源で聴いたときに、ギターリフのリズムは「「君の子宮を触る」」に寄せてるのかな?と思ったのですが、ライブで聴いたら、脾臓は脾臓のリフのような気もしてきた。

イントロにアレンジをプラスした「大塚ヘッドロック」では、曲中Miyakoさんのギターの音が出なくなるトラブル。ギターを指差し、ワルい顔で中指立てるみーちゃん。

直るまで時間がかかるようで、「ゆっくりでいいよー。そんな泣きそうな顔すんなよ(笑)」と千秋さんがフォロー。すぐさま「いやいやもう少し急ごう?」と茶化してましたが。SORAさんも立ち上がってみーちゃんの様子を見ていました。

「休憩タイムでーす。(お客さんがくしゃみをしたのを聞いて)くしゃみはダメだよー。感染るから!」

「んーじゃあ、Miyakoくんの話をしまーす。昨日、O-WESTでライブだったんですよ。そしたら、Miyakoくんがめっちゃクルクル回ってて! 『なんや今日めっちゃ回っとったな』って言うたら、『うん、広いからね◯』って(笑)」

「あーそうだ。ちょっと久々に悪口言ってもいい? アルバムが地方のショップで買えないらしいねん。北海道とか、日本じゃないみたいなところとか。結構刷ってるのに。そういうの嫌なんだよねー。ZEAL LINKは頭おかしいから、アホみたいに置いてるんだけど。アコースティックライブやりましょう!とか。0部ってなんやねん。『そのほうがおもしろいじゃないっすか!』とか言ってたけど。いや、そんなことはどうでもええねん。CD買えないの、おれは嫌。どうしたらいいとおもう?」
←突然の問いかけ

「押してる? (Miyakoのギターを一緒に調整していたスタッフさんに向かって)今何時? …3時20分かー(本来3時終了予定)。2部も来る人いる? 今日時間大丈夫? ずっとやってようかな、ここで。ツアー始まるまで。みんなで一緒にそのまま仙台行ったらええやん? ここにいる人がみんな行ったらソールドするっていう。チケットあともう少しみたいなんで」


ここでギターが復活し、ジャーン!と音を鳴らすみーちゃん。

千秋さんが「そんなカッコつけなくていいから!」とツッコみ、SORAさんが口開けてめっちゃ笑ってました。そして「もう少し遊ぼうか」と、「大塚ヘッドヘッドロック」を仕切り直し。「包丁の正しい使い方~実行編~」のときだったか、千秋さんのイヤモニが外れた?ようで、親指で片耳を塞ぎながら歌っていた場面がありました。

そして、千秋さんがMiyakoさんのギターを奪い「doze.」へ。「さっき音が止まっちゃたんで歌います!」と、みーちゃんがボーカルをとることになったのですが、シャウトができず「声がでない…」と。カラオケでキーが合わずに歌えない女子高生みたいでした(笑)。シャウト以外のパートも歌詞がわからず、ラララララーラ~で通す。SaZさんが通常通りシャウトのコーラスを入れてきて、それに続いてみーちゃんもシャウト。メロディ無視で、シャウト対決のようになっていました(笑)。

「なんで今「doze.」やったん? 実行編で楽しくなっちゃったんでしょ?」と千秋さんがSORAさんに問う。どうやらノリでやったらしい。

そして「「問題作2」」をやろう!と、千秋さん、SORAさん、SaZさんでジャムり始める。みーちゃんはモンキーダンスみたいに手をパタパタさせてノッてました。
リズムが8ビートっぽい感じで、「なんやねんそれ!」とSORAさんに詰め寄る千秋さん。でもツボだったのか、「今のもう一回やって!」となぜかリピートさせて、「なんなんそれ(笑)! おしゃれでもないし!」と2回ツッコんでました。

「「ピクトグラムさん」」は、Miyakoさんがギター調整しているのに、SORAさんが同期を流し始めてしまって仕切り直し。

千秋:(SORAに向かって)見てからカウントしろよ! なあ、さっちゃん。

SaZ:(ぶんぶん頭を振りながらイメトレ中)

客席:(笑)

千秋:ちょ、さっちゃん!? さっちゃん! 普通カウントする前に、まわり見るよなぁ?

SaZ:(コクコク頷く)

千秋:(勝ち誇った顔で)ほらー! もうお前、埼玉に帰れ!

SORA:もうあの場所には帰りたくない…。

千秋:嘘だよ嘘! 故郷を捨てたらあかんよ? 栃木とか茨城とかもね、地元を大切にせえよ。おれも大阪だから。

客席:(大阪は都会やろ…という空気)

千秋:…あれ?


「「ピクトグラムさん」」も同期入りだったんですね。なしでガシガシ行くのかと思ってました。ライブの場数を踏むたびに成長していきそうな曲だなあと思いました。バンドにとって大切な楽曲になりそうな予感もする。

2部に続きまーす。


【SET LIST】
1.「告白」
2.「あー。」
3.「君の子宮を触る」
4.「ここにラブソングを」

5.「排泄物」
6.「脳姦少年」
7.「おいしい脾臓は笑わない」
8. sister

9. 大塚ヘッドロック

10. 包丁の正しい使い方~実行編~
11. doze.

12.「ピクトグラムさん」
13.「追落」

2016.02.06 DIR EN GREY“ARCHE”at 日本武道館

2016-02-10 23:20:27 | ライブレポート


雨風にさらされた焼け野原、あるいは荒廃し何年も立った都市。再生は不可能に近いかと思われた場所に、たったひとつ植物の芽がーー。そんなイメージが浮かぶほど、力強い生命の息吹を感じるライブだった。
『ARCHE』とはギリシャ語で「根源」という意味だが、この日のライブを観て「種(たね)」という言葉もしっくりとハマる気がした。

アンコールのラスト、京が「ここから始まる、お前らと、俺らの、『未来』に向けて」と語り「Un deux」が披露された。
私がDIR EN GREYのライブを初めて観たのは2006年夏の武道館公演だったのだが、その頃の京は自らの身体に「No future」と刻みつけたり、口内を引っ掻き血を吐いたりしながら必死に叫んでいた。あれから約10年の時を経て発した『未来』という言葉。その説得力と重みは計り知れない。本当の意味での光、そして希望を感じた。

2017年、DIR EN GREYは結成20周年を迎える。その序章とでも言わんばかりに、今後の情報も一挙に発表された。
2016年7月にニューシングルをリリース。また、6月3日(金)Zepp Nagoyaを皮切りに"TOUR16-17 FROM DEPRESSION TO ________ [mode of VULGAR]" がスタート、 9月には「TOUR16-17 FROM DEPRESSION TO ________ [mode of DUM SPIRO SPERO]」 、11月には「TOUR16-17 FROM DEPRESSION TO ________ [mode of 鬼葬]」 と、過去にリリースされたアルバムをテーマにしたツアーを複数告知。

ツアータイトルには“FROM DEPRESSION TO________”=“絶望から________へ”と冠されている。『VULGAR』『DUM SPIRO SPERO』、『鬼葬』という種に、水と養分を与え、やがてそれらは蕾をつける。この日の公演も、始まりを告げる種のひとつだった。時を超えて咲く花を、この目に焼きつけたいと強く思った。






今回、チケットをとるのがギリギリでX列の後ろの立ち見席だったため、細かいところを観るよりも空気感を楽しみました~。

以下演出メモなど。

「and Zero」
薫さんが1人で登場しギターを掻き鳴らしスタート。緊張からか手の状態のせいか若干ヨレた。1人1人メンバーが登場し、歓声があがる。バックヴィジョンにはタイトル&バンドロゴ。京さんは軍帽を被り、マントを羽織っていた。

「空谷の跫音」
マッチで火をつける指のアップ、コムローイ、ブルーが基調の映像だった。燃えさかる木?なども。

「Behind a vacant image」
無数のキャンドルに火が灯っている映像が差し込まれる。

「Suthtain the untruth」
途中観客に歌わせる場面も。

「鱗」
ヴィジョンを横3分割。MV映像でリアルタイムのライブ映像をサンドしているような感じ。遠くから観ていると、リアルタイムのメンバーが立方体の中に入って動いているようだった。

「懐春」
和室に横たわる胸の大きな裸の妊婦の映像。途中顔がアップになったときは本物の人間だと思ったが、引き絵はCGが本物か区別つかず。障子に透けるモノクロの彼岸花。妊婦にたかるムカデ。

「Phenomenon」
京さんが声色を変えて複数人格のよう。

「てふてふ」
ライブの空気感が「和」だった。京さんがマントを翻す姿がとてつもなくカッコ良かった。

「輪郭」
MVではなかった。…が、なんの映像だったか忘却。ラスト“鬼を捕まえ私と変わ…”のあと、メンバー前方でスモーク噴射。ステージが白煙に覆われる。

「禍夜想」
イントロの歪んだギターフレーズにグルーヴを感じた。京さんが2サビ前の1フレーズをすっ飛ばし、“止まらない~”と先走りサビ入りタイミングを間違える。映像化されるとしたらどう編集されるのか。

「咀嚼」
北スタンドにも照明が仕込まれているのか、座席から天井付近にまで放射状に光の筋が。

「Midwife」
ツアー時と同様、黒地に極彩色の花々、3人並んだ胎児の映像。

INWARD SCREAM
赤い照明とスモーク。鐘を鳴らす京さんの手元がヴィジョンに映る。

「Cause of fickleness」
前半のセットリストは「SUTHTAIN~」「鱗」以外、ほぼ聴かせる系の曲で固めてきていたので、ここでようやく弾けたイメージ。京さんもこのあたりから「武道館!」等煽っていたような。フロント楽器陣も上手へ下手へ移動。

「Chain repulsion」
これまで同様70年代アメリカンダイナー風のネオンサインにサイケデリックなイメージ映像がミックスされていた。

「Revelation of mankind」
フルMV。まとまりある演奏だった。

「The inferno」
ツアー時同様、退廃した都市のようや映像。炎の特殊効果あり。


-EN-
「濤声」
ステージ前方は半透明のアクリル?のようになっていて、下に仕込まれたムービングライトで光が透けるようになっている。メンバーの真下から光が立ち昇るのでとてもきれい。

「THE FINAL」
京さんが「生きてるか?」と煽る。
歌詞つきのドキュメント風映像。

「OBSCURE」
イントロで歓声。「LOTUS」に収録されているリメイク版のほう。

「MARMALADE CHAINSAW」
たしか映像はメンバー5分割。“俺はイッチャッテますか?”のところで、京さんが顔をしかめながら、右のこめかみを人差し指でトントンとしていてパンクだった。サビでは、ライブで多く披露されていた当時と同じく、モンキーダンス風の振りをしているオーディエンスが多かった。

「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」
京さんが「男!」「女!」と数回ずつ煽り、「ひとつになれんのか? 俺らとひとつになれんのか? なれんのか!!?」と問いかける。ラストみたいに盛り上げていた。今考えると、「Un deux」で話すこと決めていたから、ここで煽りを入れたのかもしれないなと思える。

「Un deux」
前述した通り、京さんが「お前らと、俺らの未来に向けて」と伝える。言い切る前にイントロのシーケンスが流れ出したのが粋だった。



終演後、ピックや水を巻くDieさん、薫さん、Toshiyaさんに、京さんからハイタッチ、ボディタッチしにいっていた。
最後に京さんがお立ち台で拍手する際、前を通りたかったToshiyaさんは気を遣ってかがんで通っていた(笑)。


この日の武道館ライブは精神面がすごく健全だったように思います。アルバム集大成というより、「これから始まる」感があってワクワクしました。
過去アルバムツアーに『Withering to death.』の文字はなかったけれど、もし今後あるとしたら、今のDIR EN GREYならば、鬱屈した感情に飲まれずに、楽曲をモノにして表現してくれそうな気がする。



【SET LIST】
01.and Zero
02.空谷の跫音
03.Behind a vacant image

04.Suthtain the untruth
05.鱗
06.懐春
07.Phenomenon
08.てふてふ

09.輪郭
10.禍夜想
11.咀嚼
12.Midwife

INWARD SCREAM

13.Cause of fickleness
14.Chain repulsion
15.Revelation of mankind
16.The inferno

-EN-
17.濤声
18.THE FINAL
19.OBSCURE
20.MARMALADE CHAINSAW
21.激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
22.Un deux



2016.02.06 DIR EN GREY ジャケットオブジェ&楽器特設展示 at 日本武道館

2016-02-06 16:20:54 | ライブレポート


きのうは行けなかったので、きょうを楽しむ!

グッズがほとんどソールドしていたのでキーホルダーだけ買いました。お守り欲しかったな~。直筆サイン入りということで売れ行きがすごかったみたいですね。当たりとかではなく、すべてに入っているというのがスゴイ。


ジャケットオブジェ&楽器特設展示テント全体。真ん中のヴィジョンには映像が流れています。


一番左にある薫さんの紫ラメギターがカッコよかった。


Shinyaさんが前夜2/5の公演で使用したスティック。


『ARCHE』ジャケットオブジェ。

あのジャケット、オブジェの写真だったんですね。ずっと植物かと思ってました…。お腹が膨らんでいるから妊婦モチーフなんでしょうか。

正面に設置してあった看板とか。





後ろに掲示されている「こころとからだをきたえよう!」の文字が、この椅子と合わせて見るとジワジワきますね(笑)。



お花シリーズ。
KAMIJO氏の深紅の薔薇が目立っていた。



2016.01.09 “「人見知らない #1」~ChantyとDEZERTの場合~”at 池袋EDGE

2016-02-05 22:30:48 | ライブレポート
凡人代表と天才代表の会合でした。
ソールド公演だったため激混み!




Chanty shia.さんも↑のようにTwitterに書いていましたが、ChantyとDEZERTって対極なようで、精神的なところでどこか似ているのかもしれない。


芥さんは、ブログのタイトルを「続・凡人代表(仮)」としているように、凡人として凡人の中の一番を目指している人で。それに対して千秋さんは天才代表と形容しても過言ではないぶっ飛びぶりを見せてくれる。だけど、時にはDEZERTが人間らしさを覗かせたり、Chantyが圧倒的な世界を作りあげたりもする。


■■■DEZERT

楽器陣は板付き。真っ赤な照明に照らされたステージは、たっぷりとスモークが焚かれていてメンバーの表情があまり見えない。SORAさんが立ったままシンバルを鳴らす。(Pearlのワンバスセット。ハコのかな?)そして千秋さん登場。ロングの白シャツにリボンタイ、逆毛を立てて盛ったヘアスタイル、あとは新アー写とほぼ一緒でした。楽器陣も然り。SaZさんは鼻から顎にかけてレース地の黒い布を巻いて、ストライプ模様のジャケットを羽織っていました。

1曲目は「「眩暈」」。照明が青に切り替わる。千秋さんはマイクスタンドに体重を預けるようにして歌い、“笑ってるパパ”という歌詞のところでニヤッと笑っていた。怖っ!と思ったけれど、笑みで曲世界の気持ち悪さを体現するのいいなー。

「「殺意」」ではMiyakoさんが“頭がもう初期化しそう”と歌詞を口ずさんでいました。個人的にまだMoranのギタリストのイメージが強いから、こういう姿を観るとわぁ!っていまだにびっくりしてしまいます。久々に会った親戚の男の子だったり、近所のかわいい少年だったりが、いつのまにか成長してやんちゃになっていた!みたいな感覚。

「大塚ヘッドロック」の頭で、千秋さんが「頭の中にお花が咲いた」と繰り返しつぶやいていました。今まで気づかなかったのですが、よくよく聴いたら音源にも入っていたんですね。
たしかこの曲だったと思うのですが、SaZさんがカポをつけていました。ベース(しかも5弦)につける人を初めて観たので、ベース+カポってありなのか!とまずそこで驚いた。そんなSaZさん、“トチ狂った”という歌詞の部分でステージギリギリまで出てきて身を乗り出し、目を見開いて「と ち く る っ た!」と叫んでいて大迫力。

バンドスタッフのトシさんがエレアコを用意。その間、千秋さんがトシさんの背中をバシバシ叩いてたり、トシさんのキャップを奪って一瞬被ったりしていて、ちょっと笑いが起きました。

「なに笑ってんの」

低いトーンで千秋さんが発したので、ちょっと空気が凍った気がします(苦笑)。「…タオルがなかったんです。…それだけです」

千秋さんがエレアコをジャッ!と弾いて、Miyakoさんがエレキで同じくジャッ!と返すという音の会話をしたあと、「「遭難」」へ。みーちゃんはこのときテレキャスでした(メインはESPのE-II)。千秋さんのはオフィシャルTwitterに上がっていたYAMAHAのやつ。



SORAさんのドラム、激しい曲でバッシバシ叩くときはハマってるんですが、こういうしっとりめの曲になるとフワフワしているような気がした。しなやかに叩くところを見てみたいなと思いました。

「「君の子宮を触る」」はSORAさんの入りまでにちょっとした間があり、千秋さんが「遅い!」と叫ぶ。この曲の前だったか忘れてしまいましたが、千秋さんがいけんのかーみたいなことをテンション低めに言い、戸惑ったオーディエンスが「ぅ、ゔぉーい…」と返したら、「盛り上げてんですけど?」と逆ギレして、クスクスと笑いが起こってました。

この曲は、ライブでは2回目の披露。“墜ちてゆく君を救うのは僕じゃないから”のところで千秋さんが地団駄を踏むようなアクションをしていて、なんかグッときた。
前回よりは盛り上がっていたと思いますが、演奏後に「だから新曲やるのやなんだよー」と愚痴ってました。自分たちの演奏について発したのか、ファンのノリについて発したのかはわかりませんが、たまに完璧主義なのかな?と感じるときがある。

「ゴシック」では千秋さんがSaZさんのベースをベンベン弾き、「最近ベースたのしくなって買っちゃった!」となぜか曲中に報告。逆ダイするファンに向かって「人を押せ! それただくっついてるだけだろ? そんなに(客同士)好きなの?」と下手で煽っていました。

「「秘密」」前あたりだったかな? 時系列の記憶があやふやですが、声を出せ!と千秋さんがSORAさんに檄を飛ばして、SORAさんが本気でヴォイヴォイ叫ぶ場面もありました。SaZさんもそのあとに声を出していたのですが、千秋さんにポンポンと肩を叩かれながら「お前は声出しすぎ」と言われ、目を細めて素で笑っていました。

この「「秘密」」では、ギターを千秋さんに預けたMiyakoさんはなんと、WODをするために二手に分かれたフロアの中央に立ちました(!)。猛獣の群れの中に放り込まれたインパラみたいでしたよ。曲が始まる前に後方に移動していましたが、いやいや、後方でもつぶれちゃうんじゃ⁉︎とヒヤヒヤ。そのあと観客に埋もれて見えなくなっでしまいましたが、いつのまにかステージに戻っていたのでよかったよかった。SaZさんも途中からフロアに降りていたみたいで、前列センター付近で暴れてました。

MCでChantyについて触れる千秋さん。
「芥くんは僕のことを、「好き」とかじゃなくて「普通」に接してくれる人です」

ここで芥さんがふらっと登場。でも、話に加わらず千秋さんのMCを聞いていました。
2マンのお誘いを二つ返事でOKしたという千秋さん、当初は単発の2マンだと思っていた模様。イベントの告知を「まだ発表せんといて!」と渋っていた結果、#2以降の情報が先に発表され、“人見知らない”というシリーズイベントだったと知ったみたいです。
「このライブって、Chantyの企画の一発目とかなんだよね? KraとかNeverlandが出るやつ。そういう企画ものとか出たくないんだけど~」

芥さん、しょぼんとした顔でステージを去ろうとし、千秋さんに待って!と腕を掴まれてました(笑)。

ラスト前にショートMC。
「1月1日に今年のコンセプトみたいなものを立てたんですよ。まだメンバーに言ってないんだけど。だから今ここで言います。『歌いたい曲を歌う』。だからこの曲を」

そう告げて披露されたのは「ghost」。未音源化曲なので、この日は歌詞を聴きとろうとしてみました。歌詞、めっちゃピュア! 薬も人体損壊も出てこないんじゃないかな。「君」がいなくなってしまって、悲しさと後悔で嘆いているストーリーのようでした。“例えばね こんな雨の日に神様を殺してみても 君に会えるわけじゃなくて”というフレーズの表現が好きだ。
最後の歌詞が“息をしてる”だったのですが、12/31の代々木第二体育館では“君を見てる”と歌っていたような。その日その日で変えているのかもしれません。

ライブ後にみーちゃんが写真をアップしていました。



【SET LIST】
1.「眩暈」
2. メリーさんの自殺未遂
3. 脳みそくん。
4.「殺意」

5. 大塚ヘッドロック
6.「遭難」
7.「君の子宮を触る」
8. ゴシック
9. doze.

10.「教育」
11.「切断」
12.「秘密」

13. 包丁の正しい使い方~終息編~
14. ghost





■■■Chanty

「おとなりさん」からスタートしたChanty。千歳さんの動きがアグレッシブで表情もコロコロ変わるのでついつい見てしまう。
日が空いて記憶がとんでしまったので覚えているかぎりのMCレポを。

芥さんは途中、千秋さんのMCに対し物申す。
「企画ものに呼ばないでっていっても、自分たちが先に企画ものに呼んだんじゃん!」←正論


:人見知りな僕たちですが…(成人に向かって、DEZERTと)喋れた?

成人:(指で少しのポーズをしながら)じゅ、10秒くらい。

:(あきれた素振りで)ああ、もういいよ! でもね、今日は打ち上げに行く予定なんです。Chantyにしてはめずらしく。DEZERTにとってもめずらしいみたい。

「“人見知らない”という企画には、“音楽に人見知らない”っていう意味も込めてるんです」という、ちょっといい話もしていました。

上記のMC前にアルペジオを奏でようしていた千歳さん。しかし芥さんに「ムード作ろうとしなくて大丈夫だから(笑)!」と言われ、あ、そうなの?なんだぁエヘヘといった顔でテレテレしていてかわいかったです。

芥さんは、「トシくん(DEZERTスタッフ)だったかな。『からし』ってケータイで打ったら『芥子』って出てきたらしくて、それから一時期『からしくん』って呼ばれてました」なんて話もしていました。



本編終了後、アンコールの声に応えてくれたChanty。が、芥さんはChantyのみアンコールに出るということにちょっぴり恐縮していたように見受けられました。

「アンコール、出ない予定だったんですが…。(DEZERTと)一緒に出てくると思った人もいると思うんです。でも裏でもう真面目な話してたからさ。客電点いてるのに呼んでくれたこと、うれしく思います。ありがとうございます」

そしてDEZERTとの出会いの話。

「DEZERTとの出会いは、知ってる人は知ってると思うんですけど…(あまりいい印象ではなかった模様)。でも、マイナスからのスタートのほうが、より強く惹かれると思うんです。あいつ最低!って思ってたけど、だんだん好きになっていっちゃうみたいな」

そして本日の笑撃発言。

「僕はDEZERTのこと、コテコテのバンドだとは思ってなくて。あの、これ言ったら反感買うかな? 千秋くんに対して思ったことがあるんですよ。彼はミッキーマウスだなと。暗黒のミッキーマウス。ちょっとわかるでしょ? ね? パレードみたいなバンドだなって」

暗黒のミッキーマウスという突拍子もない発言にみんな笑ってました。芥さんの言葉のセンスはさすが(笑)。

「さっちゃん(SaZ)はよくわからないけど(笑)。でも前にセッションで一緒に出て行ったときにレッツゴー!(ジャンプしながら)ってやってくれたのがすごくかわいくて! うん。なんか、好きです」


「最後に1曲やらせていただきます」と話し、ラストは「「C」」で締めくくりました。
帰りにドリンクカウンター前を通ったら、カーテン越しに箱スタさんの「Chantyのツインギターがそれぞれの仕事をしていていい!」という話が聞こえてきて、当事者でもないのになんだかうれしくなった。

【SET LIST】
01.おとなりさん
02.流星群
03.いっせーの
04.誰
05.ダイアリー
06.絶対存在証明証
07.ミスアンバランス
08.やんなっちゃう
09.フライト
10.天翔る
11.m.o.b.

-EN-
12.「C」