翔くん
「(今夜は)メンバーの松本潤です。
えー、松本は嵐のコンサートで演出を担当してるんですが、
普段はあまり見せることのない裏方の部分に焦点を当てて話を聞いてきました。」
翔くん
「これはこれは松本さん。」
潤くん
「これはこれは櫻井さん。」
翔くん
「よろしくお願いします。zeroへようこそ。」
潤くん
「よろしくお願いします。」
ナレーション
「無人のカメラが設置された空間で、2人きりの対談が行われました。」
翔くん
「今日は、その演出というところに特化して話を聞きたいので、
まあ、当然僕は知ってることもあるかもしれないけど、
いろいろとお答えいただければと思います。」
潤くん
「わかりました。」
<5×20コンVTR>
ナレーション
「華やかな演出や、最先端の技術など、新しい挑戦をし続ける嵐のコンサート。
その演出を担当しているのが松本潤さんなんです。」
翔くん
「おそらくだけど、多くの人は曲順決めてるだけでしょ、
この曲はちょっと派手にしよう、そういったことをやっているんでしょ、
って思ってる人もいるかもしれない。
改めて、その、どこからどこの辺の幅でやっているのかって、ちょっと説明できる?」
潤くん
「コンセプトを考える、セットのデザインを進める、機構ものを決める、
セットリストを決める、衣装の話をする、映像の打ち合わせをする、
そのあと、照明とかを話して、いく感じですかね。」
翔くん
「まあ、本当に僕の感覚だとゼロから100まで全部を見ているというような感覚だけれども。」
ナレーション
「実は、コンサートでよく目にする観客の頭上を移動するムービングステージも松本さんが考案したもの。
ほかにも、ステージ上部から水を流し、映像を投影するウォータースクリーンなど、
数々の演出を手掛けてきました。」
潤くん
「2000年代の前半から、歌舞伎を見たりとか、現代劇見に行ったり、
あとは、ミュージカル見たり、バレエ見たりとか、いろいろなものを見るようになっていたから、
たとえば、なんか、歌舞伎とかだと、見得を切るタイミングでスローモーションになるとか。」
翔くん
「オレ、すごい覚えてるのが、東京ドームでバックストリートボーイズ見に行った時に、
こっちは、なんかTell me why~とかなっているときに、マツジュンがずっと、こんな、メモりながらさ、
そのころから、もうちょっと、なんていうの、そういうのを取り入れるっていうか、
目線としては、コンサートを勉強しに見に行くみたいな目線があったんでしょ。」
潤くん
「あったね。
1回自分でチケット取って、アリーナ席で見て、2回目にみんなでみたときに、
すごい引きでみてたから、あ、これは、もうチャンスだ!と思って、
自分でノート持って行って、なんか書いた。」
翔くん
「へえ、それは知らなかった。」
潤くん
「そうそう。」
ナレーション
「様々なジャンルのエンターテイメントに触れ、演出を学んでいったという松本さん。」
翔くん
「ジャニーさんに褒められたことあるの?演出。」
潤くん
「1回だけ。
Japonismってあったじゃない。
あんときに、どうだった?みたいな話したら、
いやあ、すごくよかったよ、って。
それ1回だけだけど、急にまじめなトーンで一瞬黙ったから、なんだろうと思ったら、
ありがとう、って言われて。」
翔くん
「伝承がテーマだったからね。
でも、それ1回じゃないんですよ。
松本潤に対して褒められたの2回あるんですよ。」
潤くん
「え?」
翔くん
「マツジュンが自分のソロでYabai-Yabai-Yabaiで、ドームで、こうやって、
フライング、フライングっていうか、吊られて天井を歩く、
MJウォークってやつマツジュンやっているんだけど、
ジャニーさんから電話かかってきて、
YOUあれすごいいいよ、上歩くのすごいよかったよ、
って言われて、あれマツジュンなんだけどなって思ってたんだけど、
ま、褒めてもらってるからそのままにしとこう、
ありがとう、いやー結構大変なんだよね、あれ、って言って。
だから、マツジュン2回褒められてます。」
潤くん
「(笑)あ、そうなんだ。」
翔くん
「はい。」
潤くん
「オレのとこに(電話)かかってこなかったけどな。おかしいな。」
翔くん
「(笑)」
潤くん
「おかしいな。」
ナレーション
「そして、いま、嵐は自身初となる無観客での生配信ライブ開催に向けて、準備を進めています。」
翔くん
「マツジュンとさあ、2人でさあ、最後の最後、まあ、2020年の大みそか、
これ無観客ありじゃないかって話をしたのってさあ。」
潤くん
「結構前だよ。
12月31日にライブをやりたい、やろうっていう話をしたのって、
2019年1月の活動休止を発表する前だから。」
翔くん
「前、前、前。」
潤くん
「配信のスタイルをとらないと、みんなにその日に見てもらうということがかなわないよね、
っていう話をしてた。」
ナレーション
「実は、配信というスタイルは、新型コロナウイルスが流行する前から、検討されていたそうです。」
翔くん
「どうなの?今、その、心境的に、演出松本潤として12月31日のライブってのは、
今どんな気持ちで作っているの?」
潤くん
「セットリストもある程度決まっているけどさ、
この曲のこれ、この感じで合っているかな?とか、
やっぱり、2020年休止前にやるライブっていうのは大きいかな。
普段だったら、合ってなきゃ合ってなかったで失敗か、ハハハ、って笑えるところが結構あるんだけど、
今回に関しては、それはしたくないなっていう思いがやっぱ強いかもね。」
翔くん
「演者としてリハやっていて思うよ。
やっぱ松本潤ってロマンチックだなって思う。」
潤くん
「(笑)え?なにがよ?」
翔くん
「結局のところは、歌はメッセージだから、特に今回は。
だから、リハやってて、自分で歌いながら、
あー、なるほどね、そういうことか、マツジュン、って。」
潤くん
「気抜いたときに、ふと刺さってくる歌詞があるよね。」
翔くん
「いや、ある。日によって、ちょっと変わるし、困るよ、本当にああいうのは。」
ナレーション
「そして、話題は、櫻井さんが気になっていたという松本さんの今後の話へ。」
翔くん
「この先さあ、じゃあ、たとえば、後輩たち、もう、オレなんなら別にほかのアーティストだって、
オレはできると思うから、
そういう、なんか、ほかの人たちとかのさ、演出、ま、もしくはアドバイザー的なことって考えてないの?」
潤くん
「いや、そればっかりはオファーないとね。
オレがやりたいって言っても、どうなるもんじゃないから。
ちゃんと名前が出て、そこで演出をするってなった場合は、
嵐の松本としてじゃない、その作品だったり、
その、自分が演出としてやるスタイルみたいなのが、
きちんとないと仕事になんないと思うから、
まあ、それをちゃんと作れれば、とは思っているけど。」
翔くん
「営業ですね?今。」
潤くん
「営業です。」
翔くん
「(笑)」
潤くん
「お待ちしてます。」
ナレーション
「zeroは松本さんに、こんなお願いをしていました。」
潤くん
「せっかくだから、僕もいろいろね、聞きたいと思って、こういうもの(小さいメモ)を用意していただいて。」
翔くん
「演出するよねえ。」
潤くん
「嵐の中で2人の関係性は?
これはね、面白いですね。」
翔くん
「えー、どうなんだろう?
なんか、オレは、結構無責任にでっかいビジョンみたいなものを放り投げちゃうからさあ、
Japoのときとかも、ちょっと、このタイミングで日本文化みたいなことをやっておきたいんだよねーとかさ。
無責任に放り投げちゃっているのを、まあ、マツジュンがいろいろ細かくやってくれているかなっていうのはときどき思うけど。」
潤くん
「あー。僕は、やっぱそのジュニアのころから一緒だったから、
ジュニアのころって、やっぱ先輩後輩から始まってるから、
すごい兄貴っていう感じだったし、
グループを組んでメンバー同士になった瞬間に、
こう、もともとお兄ちゃんだった人が、こう、横並びの関係性に、
どんどん、リーダー含めて、なっていくっていうことがあって、
なんだろうね、なんか、もう1周まわって家族ではないし友達でもないし、
唯一、なんか、こう、言葉として当てはまるとしたら、もう、その、戦友みたいな。
翔くん
「そうだね。」
潤くん
「苦楽を共にして、下手したら死ぬ思いでみたいな、それぐらいの気持ちでやっていた瞬間もある。
特別だよね。」
有働アナ
「戦友かあ。もうこれリスペクトして信頼しあってないと出てこない言葉ですね。」
翔くん
「なんだろう、傷ついたときに手差し伸べることもあれば、
誰か傷つきそうなときに自分が傷つきにいったりとかもあったでしょうし。
ある種、メンバーっていう特別な関係なんでしょうけど、
演出っていう面では、よくやってくれてるんですけど、
嵐メンバーの思いだったりアイデアだったりを吸い上げてやってくれているので、松本があくまでお届けしているのは、メンバー5人が見せたい嵐、届けたい嵐っていうものを総意として、
汲み上げながらやってるのが松本潤。」