北のパラダイス

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きょう参院選が公示されました

2013年07月04日 | 選挙
参議院選挙がきょう公示され投票日も7月21日に決まりました。
投票日までの17日間でどのくらい有権者の関心を高めることができるのかがとても重要になると思います。

とりわけ今回の選挙は、自公が過半数の議席を獲得し衆参議院のねじれを解消することが、政権与党にとって最大の目標となります。

選挙の争点は「憲法改正」「原発再稼働」「TPP交渉参加」という懸案事項もさることながら、「消費税増税」や「年金問題」など市民生活に直結する重要な問題も忘れてはいけません。

とにかく、多くの有権者が投票し、自公及び与党寄りの政党に過半数の議席を獲得させないことが、今後の日本や世界のために必要なことだと私は思います。

もし、政権与党が多くの議席を獲得し、衆参議院のねじれが解消されてしまったら、少なくとも3年間は自民党のやりたい放題になってしまうでしょう。

もし、憲法改悪により第96条だけでなく第9条まで書き変えられてしまったら、日本はやがて太平洋戦争以前に戻ってしまい、徴兵制度の復活により自分達の子供や孫を戦争に向かわすことになるかもしれません。
そんなこと許されますか?

もし、原発再稼働が認められたら、原発周辺の市町村は福島第一原発事故のような大惨事と隣り合わせになるばかりか、行き場のない使用済み核燃料が増え続け、子孫に多大なるツケを追わせ続けることになります。
それでも平気ですか?

もし、TPP交渉により全ての関税が撤廃されたら、食品の安全性も健康保険制度も失われて、安心・安全・健康な市民生活が奪われてしまうかもしれません。
それに耐えられますか?

まず、最低でも「憲法が改正になった場合」「原発が再稼働になった場合」「全ての関税が撤廃された場合」にどんな事が想定されて、それにどう対処して行くのかということを、政権与党はこの選挙戦で有権者へ明確に説明しなければなりません。
それは政治責任を果たすだけでなく、道義的責任も果たすという意味から絶対やらなければならない事です。

本当の部分は隠しておいて、選挙が終わったとたんに手のひらを返すのは、まさに「羊の皮をかぶった狼」のやる事です。

どうか、「自分達さえ、自分達の時代さえ良ければあとは野となれ山となれ」という事だけは絶対にやめて戴きたい。
それは政党や立候補者だけでなく、有権者にも言える事です。

有権者には、まず棄権しないで投票して戴きたい、そして将来の日本や世界の行く末に必要な事は何なのかを充分に見極めて投票して戴きたい、と切に思います。