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家で過ごす時間

2020年06月08日 | Weblog
 2日前から、NHKで毎週火曜日19時30分(日本時間)からの30分放送枠で、1978年(昭和53年)4月4日から10月31日にかけて放送された。全26話。製作会社は日本アニメーション。 監督は宮崎駿が初めて監督をした、アニメーション「未来少年コナン」を第一話から見ている。
NHKが放映した最初の国産セルアニメーションシリーズでもある。 所謂、ゴールデンタイムの時間帯にアニメを放送するのは、当時はこの時間帯にTVを占領する割合が高い児童、青少年が多くある事を鑑み、この時間帯に放送することになったようだ。
私はこのアニメの初回から全26話まで欠かさずに視聴していたのである。 この少年のコナン、少女のラナとの絆。 そのキャラクターはこれまで見たアニメの中でも傑作に違いない。 後に何度も再放送でも毎回楽しみに視聴していた。 「アルプスの少女ハイジ」同様に再放送回数では最多かもしれない。

アメリカの小説家アレグザンダー・ケイのSF小説『残された人々(原題:The Incredible Tide)』を原作としている。 
しかし、内容は大きく変更されていて、登場人物やインダストリ、ハイハーバーなどの設定も原作とは大幅に変更されている様子だ。 当然だけど、小説ではアニメのように児童や青少年向けに描かれていない。
原作は冷戦中の東西対決を背景とした、イデオロギー色の強いペシミスティックな内容であり、宮崎はこれをそのまま子供たちに見せることを嫌がった。

後にスタジオジブリでも活躍した宮崎駿作品の原点だろうし、トータル的に見ても、これほど面白い作品はそんなに無いだろう。
「天空の城ラピュタ」などの作品との共通点は多々あることが解る。 さらに言えば、好きなアニメ「ルパン三世」があるが、中でも「カリオストロの城」はやはり宮崎作品と言えるのである。 
監督は宮崎駿、作画監督もコナンと同じ大塚康生である。
その他にも声優などもコナンの登場人物と重なる。 特に登場人物の「カリオストロ城の姫のクラリス」と「コナンのラナ」、「カリオストロ伯爵のラサールとコナンのレプカ」、もっと言えば、
コナンのダイス(バラクーダー号の船長)と銭形警部が似ていると思う。
こじつけかもしれないけど、もっと言えば、ルパンの不二子とコナンのモンスリーもどこか似ている気がする。
宮崎駿作品の登場人物の女性はどこか共通点が多く、その作画もとても似ている。
その顔立ちだけではなく、内面の優しさや強い意志、雰囲気全体を見ても、とても共通する部分が多く、私はどの登場人物もとても魅力を感じる。

その「未来少年コナン」を2日前からAmazonプライムビデオで初回から見ている。
昨日は午後から夕方まで見続けていて、後4話で完結するまで見てしまった。
今日も歯科医に行く前に買い物を済ませて、夕方のトレーニングまでの時間に残りの4話を見ることにしている。 最後のレプカ率いるギガントとの闘いもとてもスリリングでリズミカルな展開であり、空を表現するのは宮崎、作画の大塚の得意とする物で、表現力の力量が現れている。





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