シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

容疑者Xの献身

2006年03月18日 | 映画
東野圭吾氏の「容疑者Xの献身」
面白かったなー。
一気に読み終えてしまった。
ミステリーとしても面白いし、恋愛小説としても面白い作品だった。
ぜひとも映画化して欲しい作品だ。
「秘密」は映画化されていて、これは見た。
広末涼子は「ぽっぽや」なんかよりも、「秘密」の方が良かったな。
今回の作品も是非映画化して欲しい。

兎に角、作品のテンポがいいわ。
読者である僕も読んでる間ずっと、犯人であるこの親子がこのアリバイをどうして作ることが出来たのかと引っかかっていた。
そんな謎解きの面白さと、それが明かされる爽快と、それと同時に、女性に好意を抱き、男に嫉妬し、愛を貫く男の純真さにも感じ入った。
特に、最後の40~50ページくらいは感動ものだった。
本当に人を愛したらあそこまで出来るのかな。
僕には無理だな・・・。
あーあ、初恋の人に逢いたいなあ・・・。

高校時代の同級生に岡本君という天才がいて、彼も数学者としてどこかの大学でやってるという噂を聞いた。
雨上がりの駅のホームで電車を待ってると、傘の先で地面に数式を書いていた彼の姿を思い出した。
なにせ数学の先生がその才能にほれ込んで、「下宿代を出してやるから東大へ行け」と言わしめた御仁である。
結局彼は田舎を去りがたく京大へ進学した。
数学者と聞いただけで、そんな彼を連想した。
「答えを出すのと、出した答えが正しいかどうか確かめるのと、どっちが難しいか」などというのが数学なの?
やはり、凡人の僕には理解も想像も出来ない。
コメント (1)
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