先日の読売新聞・編集手帳にベネディクトの「菊と刀」が引用されていて、はたしてその引用箇所はどこに書かれていたのだろうと、書庫まがいの物置からその文庫本を探し出して再読しているのだが、当時の文庫本は実に文字が小さい。
老眼鏡をかけながらの読みこなしなのだが、時々出てくる画数の多い文字は虫眼鏡で判読しなければならない。
実に情けなく、ストレスのたまる読書を続けていたら小松左京氏の訃報を目にした。
氏のベストセラー「日本沈没」を僕も買っていたなと思い、先の書庫から引っ張り出してきた。
流石に400万部を売り上げただけのことはあって、昭和48年3月20日の初版が蔵書本は4ヶ月後の7月20日で166版を数えていた。
これぐらい古いと、もう記憶はあやふやで大筋しか覚えていない。
物語が東京駅八重洲口港内のウォータークーラーの前のわずかの亀裂から始まっていたことさえ忘れていた。
こちらは新書版で、先の文庫本よりは一回り文字も大きくて虫眼鏡のお世話にはならなくてよさそうである。
「菊と刀」ほど堅苦しくもないし、「日本沈没」上下2巻は一気に読めそうである。
東日本大震災に襲われ、その後の余震の広がりと相照らすと、物語はSFとは思えぬ展開で、氏の洞察に感服している。
梅雨明けの真夏から始まる「日本沈没」を残して、今年、この時期に氏が亡くなられたのはこれも何かの因縁か。
本日は亡母の月命日でご寺院様のお参りを頂いた。
そして8月15日に行われる盂蘭盆会(うらぼんえ)の案内を頂いた。
供養して頂くために法名、俗名を書いてお渡ししたが、キッチリとお布施だけは集金して帰られた。
いやいや、集金などと呼んでは罰があたる。
不信心の私をお許しください。
そして小松左京氏のご冥福をお祈りします。
老眼鏡をかけながらの読みこなしなのだが、時々出てくる画数の多い文字は虫眼鏡で判読しなければならない。
実に情けなく、ストレスのたまる読書を続けていたら小松左京氏の訃報を目にした。
氏のベストセラー「日本沈没」を僕も買っていたなと思い、先の書庫から引っ張り出してきた。
流石に400万部を売り上げただけのことはあって、昭和48年3月20日の初版が蔵書本は4ヶ月後の7月20日で166版を数えていた。
これぐらい古いと、もう記憶はあやふやで大筋しか覚えていない。
物語が東京駅八重洲口港内のウォータークーラーの前のわずかの亀裂から始まっていたことさえ忘れていた。
こちらは新書版で、先の文庫本よりは一回り文字も大きくて虫眼鏡のお世話にはならなくてよさそうである。
「菊と刀」ほど堅苦しくもないし、「日本沈没」上下2巻は一気に読めそうである。
東日本大震災に襲われ、その後の余震の広がりと相照らすと、物語はSFとは思えぬ展開で、氏の洞察に感服している。
梅雨明けの真夏から始まる「日本沈没」を残して、今年、この時期に氏が亡くなられたのはこれも何かの因縁か。
本日は亡母の月命日でご寺院様のお参りを頂いた。
そして8月15日に行われる盂蘭盆会(うらぼんえ)の案内を頂いた。
供養して頂くために法名、俗名を書いてお渡ししたが、キッチリとお布施だけは集金して帰られた。
いやいや、集金などと呼んでは罰があたる。
不信心の私をお許しください。
そして小松左京氏のご冥福をお祈りします。