シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

本宮

2024年10月21日 | グルメ・他
打って変わって良い天気となった昨日は秋祭りの本宮。
天気は良いが肌寒い一日の幕開け。
先ずは8時から地車保存会会長宅へ訪問。
お宅の前でお迎え太鼓を披露する。
早朝から鐘と太鼓の音が響き渡る。
演奏が終わると会長宅からのご接待を受ける。
酒は勿論、焼き鳥、肉の串刺し、玉子焼き、豚汁、おにぎり各種など至れり尽くせりである。
やがて午前の曳き回しが始まる。
メインストリートの交通整理が大変だが、ドライバーは協力的。
休憩するお宅の前では酒、肴の接待を受け昼頃に一旦帰着。
我々は昼食用のおにぎりセットを頂いて帰宅し午後の曳行に備える。

13;15から午後の曳行が開始され午前と違う地域を回る。
こちらでは3度の休憩があり、それぞれ接待を受ける。
酒、肴が振舞われるが、チューハイ、コロッケが美味い。
子供たちには休憩のたびにアイスクリームやらお菓子が配られ、綱を引く子供たちは大喜び。
ケーキ屋さんはお店名物の品を子供たちに配ってくれた。
先日開店した居酒屋さんは日本酒を提供してくださった。
曳行が終わると打ち上げがあり、お寿司とビールで歓談。
町内で最大の行事である秋祭りがそのようにして終わった。
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夜曳き

2024年10月20日 | グルメ・他

昨日の18:30から雨が降ったりやんだりする中で地車の夜曳きが実行された。
私たちのグループは交通整理を担当。
時間前に集合して、婦人会さんが用意してくれている焼きソバを食べて待機。
もちろんビールは飲める。
雨が上がればそれに越したことはないが大雨ならば中止なので、降ったりやんだりは中途半端で困ったものだった。
それでも子供たちは元気だ。
「サァーヨーイヤセー!」の甲高い掛け声が心地よい。
秋祭りの時期とあってドライバーの方も協力的で、交差点などをストップしても待機してくれてトラブルはなかった。
地車が帰ってくると自治会主催の抽選会が始まる。
同時に子供たちが練習してきた鐘と太鼓による地車囃しをペアを組んで次々演奏していた。
21:00ごろになってやっと解散。
一日が無事終了した。
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秋祭りスタート

2024年10月19日 | グルメ・他
今年の秋祭りが今日からスタート。
朝方は天気が良かったが昼前から雨が降り出した。
9:00から神社で宮司さんのお祓いを受ける。
神社でお祓いを受けた後、地車の無事曳行を祈ってお清めを受けた。


午後からは隣村の神社を参詣に行く予定であったが、あいにくの雨の為に地車の曳行は中止となった。
元々は一つの村だったので神社も分祀されている。
したがって地車も兄弟地車で、天気が良ければ2台が揃うはずだったが今年は見送りとなった。
雨の中を曳行コースをたどってお参りに向かう。
先方の神社では我々を迎えてくれた。


それぞれ独自の奉納太鼓が披露されてお酒が振舞われた。


この雨だと夜の曳行がどうなるか分からない。
それでも婦人会さんは焼きそばの準備で大忙しで、たぶん100食以上は用意されるのではないか。
もし曳行があれば、私は防犯委員として交通整理に当たらねばならない。
中止となれば抽選会も中止で、景品の非常食は福祉に寄付し、お米は引き取ってもらい、その他は来年に持ち越しとなる。
明日は天気がよさそうで、飲み放題の一日が始まる。
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2度目のはなればなれ

2024年10月17日 | 映画
秋祭りの準備が一段落したので、昨日は久しぶりの映画館へ行った。
外はまだ暑かった!
映画は大阪ステーションシネマでやっていた「2度目のはなればなれ」だった。

「2度目のはなればなれ」 2023年 イギリス


監督 オリヴァー・パーカー
出演 マイケル・ケイン グレンダ・ジャクソン
   ダニエル・ヴィタリス ヴィクター・オシン
   ウィル・フレッチャー ローラ・マーカス
   エリオット・ノーマン

ストーリー
1944年6月6日、フランスのノルマンディー海岸で決行された「Dデイ」と呼ばれる上陸作戦は、第二次世界大戦において勝機が連合国側に大きく傾いた分岐点となった。
この作戦から70年目の2014年6月6日に、元戦地ノルマンディーで各国首脳の列席のもと記念式典が開かれることになった。
イギリス・ブライトンの老人ホームで人生最期の時を過ごすバーニーとレネの夫婦が取ったある行動が世界中でニュースになる。
70年前のDデイでイギリス海軍下士官だったバーニーは、イギリスの町ブライトンの高齢者施設を無断で抜け出し、フェリーに乗り込みドーバー海峡を渡ってノルマンディーを目指したことが判明したのだ。
捜査にあたった警察は、SNSでハッシュタグ「#TheGreatEscaper」を付けて行方をツイートした。
“脱獄もの”映画のクラシックとして名高い『大脱走』(1963)の原題(The Great Escape)をもじったこのハッシュタグは瞬く間に拡散。
ところがスマホを持たずSNSとも縁遠いバーニーは、自分が一躍時の人となっていることをまったく知らない。
2人が離ればなれになるのは、人生で2度目。
決して離れないと誓った男が、妻と離ればなれになったのにはある理由があった・・・。


寸評
何か大きな事件が起きるわけでもない静かな映画だ。
主人公のバーニーが旅している所は第二次大戦中に激戦が行われた場所だ。
海もノルマンディーの海岸も美しい映像でとらえられていて、世の中は平和でなければいけないと感じさせる。
バーニー夫婦は歩くのもままならなくなってきている老夫婦だ。
今でも愛と信頼で結ばれている素晴らしい夫婦と言える。
映画の一方はこの老夫婦の愛情物語でもある。
交わされる会話がウィットにとんだものでイギリス映画らしい。
派手な作品が多い昨今だが、僕はこのような静かな作品が好みである。

バーニーは戦場で経験したことを妻のレネに話していなかったのだろう。
レネは、はなればなれになっていたバーニーが戦場から帰ってきた時は固まっていたと言う。
過酷な経験をしてきたことを察したレネは何も聞かなかった。
バーニーが心に秘めていることがあると悟ったレネは申し込みが遅れたバーニーにDデイの式典に行くべきだと告げる。
そしてバーニーは誰にも告げずフランスへ旅立つ。
施設の人たちは大騒ぎするがレネはお見通しでとぼけている。
レネのバーニーに寄せる信頼の度合いが感じられる。

バーニーは途中で、やはり第二次大戦で空軍パイロットだったアーサーと知り合うのだが、このアーサーという退役軍人もなかなか良い人で、同じ境遇を辿った人ならこんなにも親切になれるのかと思ってしまう。
ふたりが秘めた思いがもう一方の物語である。
アーサーの弟はレジスタンスに助けられてある町まで逃げて来ていた時、アーサーはその街を爆撃して壊滅させ、弟はそこで亡くなった。
もしかすると自分が落とした爆弾が弟を殺したのかもしれないとの思いがある。
バーニーは戦友が戦死したのは自分が励まして送り出したからなのではないかと思っている。
二人には悔恨と贖罪の気持ちがある。

バーニーは亡くなった仲間を弔うためにDデイの記念式典に参加しようとしているドイツの退役軍人と出会う。
そしてお互いが同じ戦場でまみえていたことを知り慟哭するドイツ人を、バーニーは手を取りお互いに無言で慰め合う。
そしてお互いに生き延びて良かったなと敬礼を交わす。
感動的な場面で、やはり平和でなくてはいけないと痛感するいいシーンだ。

二人はためらいながらも、それぞれの相手が眠る戦没者の墓を訪ねる。
やっと胸につかえたものを取り除くことが出来たのだと思う。
レネが言うように、亡くなった者は運が悪かったとしか言いようがないのが戦争なのだろう。
バーニーは「無駄な死だ!」と叫ぶが、全くその通りだ。
元アフガン戦争兵でフェリー従業員のスコットという若者も登場するが、彼ら退役軍人が抱えるPTSDのメンタルケアというシビアな問題も提起されている。

レネは2回目のはなればなれを経験したわけだが、次は私もいっしょに行くと言う。
実話の映画化で、バーニーが逝った後すぐにレネもなくなったことが知らされる。
レネは本当に一緒に行ったのだと思う。
二人は些細なことをしながら過ごしてきたのだろうが幸せな夫婦生活だったと思う。
イギリスは福祉が充実しているのかもしれないが、あのような施設があるなら僕も入所しても良いかなと思ったりした。

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