シネマと虎とグルメたち

犬童一心監督作品に「ジョゼと虎と魚たち」があった。オイラは「観た映画が面白くて、美味いもの食って阪神が快勝」を望んでる。

おとうと

2010年01月31日 | 映画
昨日の話。
ときわ台に住まいする義姉宅を家人が訪問するので朝方に送っていく。
車をそちらに置かせて頂いて私は伊丹のシネコンへ山田洋次監督の「おとうと」を見に出かけた。
思いのほか時間が掛って到着したら12:10の上映間近になってしまい、珍しく外出したのに昼食なしとなってしまった。
映画は市川崑監督の「おとうと」へのオマージュとなっていて、何十年も前の作品を思い起こさせた。
涙もろくなっている私はちょっとしたシーンに涙を流すようになっていて、ハンカチを持っての鑑賞となった。
詳細は http://www.d3.dion.ne.jp/~masaji.s/ をご覧ください。

帰りにイオンモールをマーケット・リサーチし、1Fの食品売り場で大阪中央市場から搬入された食材によるお造り(大トロ、中トロ、マグロのマグロセット)を購入。
川西池田で乗り換えのため下車し、乗り換えの通路に面している阪急百貨店で和風サラダ(長芋とえんどうの炒め物)と焼きプリンも購入し義姉宅に再度向かう。
初めて能勢電に乗ったのだが、小さなトンネルを超えるごとに山間の町に向かっている雰囲気が出てくる。
雑木林をすり抜けたかと思うと車窓の下には小川が見える。
通勤電車なら読書でもしているのだろうが、流れる景色が心地よく、ぼんやりと窓の外を見ていた。
やがて義姉宅に到着。そこで夕食前の腹ごなしとばかりに「Wii Sports」に挑戦。
ボウリングだのゴルフだの卓球だのと、色んなゲームが搭載されていて対戦をして大はしゃぎ。
いい大人4人が(むしろ老人の部類に入りかけている)キャッキャといってマジに対戦。
普段使っていない筋肉を使用してうっすらと汗が湧いてきて、息使いも激しくなってくる。
久しぶりに大笑いと大はしゃぎをして気分転換ができた。
たっぷりと味噌鍋を頂き、手塩にかけて育てた野菜も頂いて帰る。

たぶん、昨日の影響なのだろうが体の所々が痛い。
きっと、昨日の影響だ。

姉さん、兄さんゴチでした。
これからも「おとうと」を可愛がってください…ネッ。
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海角七号 君想う、国境の南

2010年01月17日 | 映画
昨日は中学1年生になる姪の男の子供が大阪府の中学卓球大会に選手として出るというので守口市民体育館まで応援に行った関係で、いつもは土曜日が多い映画鑑賞に珍しく日曜日の今日行った。
(彼は中学対抗の団体戦の選手に選ばれて出たが、11対1で圧勝したセットもあったのに1回戦も、2回戦もフルセットながら負けてしまった)

台湾映画の「海角七号 君想う、国境の南」である。
2代にわたる日本人と台湾人の恋の物語であり、台湾では大ヒットしたらしい。
ちょっと雑な作りもあったけど良作だった。
戦後から今日に至るまでの日本と台湾の歴史を思うと胸に染みいるものがあった。
届かなかった手紙のモチーフはよくあるが、今回の設定は日本人の私としては自然に受け入れることができた。
見終わると予告編を入れた上映開始10:30から二時間半経っていて13:00になっていた。
のんびりとしたかったので和食レストランで昼食をとる。
かやくご飯、うどん、造り、天ぷら、香の物に紅茶がついた「かやく御膳」が1,000円で割安であった。
良いのは釜に入ったかやくご飯は鳥肉が豊富で、それに出し汁がついていて2杯目は茶漬けとして食べられることだった。
これがなかなか美味かった。
紅茶を飲みながらパイプをくゆらせ読書していると1週間の鋭気が養われる。
窓の外は石垣と水路が目の前に迫り、見上げると青空が目に入った。
空気の色はあるものでなんとなく冷たい色だった。
15年前は大変だったなあと、ふと思った。
時間がくると石垣から水が流れ落ち、飛び出した石垣に跳ね上がり、白い水しぶきをあげる。現代にも名工はいるものだ。
外に出ると少し寒気がすり抜けていった。
通りすがりでレインボー宝くじを買った。
買いたいものは一杯あるのだが宝くじには当たらない。
買わないで貯金していたら、其の内のいくつかは買えていたと思う。

映画は http://www.d3.dion.ne.jp/~masaji.s/ で。
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キネ旬ベストテン

2010年01月15日 | 映画
キネマ旬報の2009年度ベストテンが発表されている。

日本映画1位の「ディア・ドクター」は2009年度作品ではダントツだった。
というか、2009年の日本映画は不作だったと思う。
それ以前に僕が触手を動かされる雰囲気の映画が少なかったように思う。
だから未見作品が多い年となった。
でも「ウルトラミラクルラブストーリー」は見たかった。
見逃した唯一の作品となった。
それにしても西川美和さんは本当にいい映画を撮る。

外国映画の1位は「グラン・トリノ」だったが、同じイーストウッド作品の「チェンジリング」の方が出来栄えは良かったように思うのだが…。
韓国映画は相変わらず力強くて「母なる証明」「チェイサー」は抜きん出ていたと思う。
ベストテンに入っていないが、小品として「シリアの花嫁」「人生に乾杯!」も良かった。
私のベスト・ワンは「母なる証明」だった。
興行収入では外国映画は苦戦だったが秀作は多かったように思う。

入選作はホームページに掲載しています。
http://www.d3.dion.ne.jp/~masaji.s/ の Newsをご覧ください。
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パブリック・エネミーズ

2010年01月10日 | 映画
2010年最初の映画は「パブリック・エネミーズ」となった。
もう少し掘り下げがあってもいいかなと思ったりもしたが、それでもなかなかの秀作でもあった。
ジョニー・デップとマリオン・コティヤールの愛がラストで完成されるという構成もよかった。
10:20上映で2時間10分なので映画館を出ると1時前だった。
昼食はDDハウスの「八角」で造り定食¥1000。
店内は空いているので読書しながらのんびりと食事(飲酒)。
もう一本、時間が合えば「海角七号、君想う、国境の南」という台湾映画を見ようと行ってみたら10分ばかり過ぎていた。
しかたなくチラシを集めて帰宅。
暮れに集めたものも未整理で合わせるとかなりの枚数となってしまった。
夕食は娘が友人の家に行って親戚の方が仕留められた猪の肉を頂いてきていたので「しし鍋」にした。
家人は猪と聞いただけで食べない。(彼女はカキ鍋)
お店のように肉を薄く切ることができず、とてもボタンの花のように盛り付けることはできなかった。
したがって、ぼたん鍋ではなくシシ鍋である。
まだ半分あるので、なんとか次回はボタンの盛り付けを成功させたい。
季節の食材、新鮮な食材は美味い。
なぜか「猫がウサギを捕まえてきた」といった話をした人がいたことを思い出した。
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初孫見参!

2010年01月04日 | グルメ・他
長く不妊治療で悩んでいた娘に神様のご慈悲があり、昨年度に双子の男児が生まれたので正月に娘夫婦共々里帰りをしていた。
私達夫婦は老夫婦と呼ばれる一歩手前で、いつもは静かな正月なのだが今年は実に賑やかであった。
笑ったといっては大はしゃぎ、泣いたといっては大騒ぎ、入浴も大変なら、寝かしつけるのも大変。
何でも2倍なのだ。もちろん楽しいことも2倍ではあった。
彼等は1月2日に13時間を掛けて東京まで帰っていった。
嵐の後の静けさが戻ってきたような感じで、私は今日からフルタイムの出勤で通常生活に戻った。
戻らないのは食べ過ぎによる体調不良だけとなった。
二日酔いは1日で治るが、食べすぎはそうはいかないようだ。
なんだか昨日のことなのに随分と前の出来事のような気がする。

それにしても年末年始は良く食べた。
振り返ってみても結構贅沢したと感じる。
もっとも、娘にとっては、クリスマスに、誕生日に、お正月が重なっているので、私の楽しみも加えてちょっとグルメ気分を味わせてあげようようと思っていて出費も覚悟はしていたことなのだが・・・。

やってきたのがクリスマス時期だったので先ずはチキンで助走に入る。
目の前の七面鳥は油断した隙に最後の一羽が売れてしまって結局チキンになった。
鰯のオイルサーディンを使ったパスタやらパエリアやらで、2日ほどは彼女の旦那の手料理を味わった。
なかなか小粋な料理を作るもので感心した。

正月前にはフグコースを味わった。そろそろ本番モードである。
私はこれが一番美味いと感じた。
フグ一匹を鍋用に裁いてもらったら大きな白子が二つとれた。皮は湯引きにした。
から揚げ用のフグを買い足して、てっさも買い足した。
白子は塩コショウにバターを乗せて焼いて、上からレモン汁を掛けて食すると何とも言えず美味であった。
白子が苦手な家人のために鮑を2個買ってきてバター焼きにした。これまた美味。
てっさは夢に見た、お箸でバサッとすくう食べ方が出来て大満足。
徳島産の超ブランドいちごの「ももいちご」がデザートだったが、これが2番目に美味しかった。
各人に配分し、残ったものをじゃんけんで競い合ったが、私は1個ゲットした。
食い物に関しては容赦はしないのだ。

29日は御用納めで、帰りにちょっと高めのトンカツセットを買って帰った。
もっとも、これに入っていたエビフライよりは家人が作ったエビフライのほうが美味かった。
サラダはズワイガニやホタテが入ったちょっとリッチなものにした。
串カツを駅のギャレフードで買ったが結構美味かった。

大晦日は御寿司を買い出しに行った。
阪神百貨店の地下に「魚屋さんの御寿司」があって、そちらの盛り合わせを購入。
大トロ、中トロ、ウニなど新鮮なネタが使われていて美味かった。
家人はそれらの食材は苦手なので、彼女のためにイカを2種類、数の子、卵を単品で購入。
実に安上がりではあるのだが、人の肩越しに取らねばならないほどの混雑で、入手はこちらのほうが大変だった。
後はカッパ巻きなのだが、これは魚屋では売っていないので別のお店で購入。
値段の割には手間暇がかかる。

娘たちがインターネットで取り寄せてくれた「夜久野そば」を年越しそばとして深夜に食べた。
孫たちが起きてしまってあやしていると、ずるずると食べるのを不思議そうに眺める姿に大笑いをした。
「ソバを食べてこんなに笑ったのは初めてだ・・・」が感想。

元旦はお屠蘇で幕開け。
蘇という悪い鬼を追い出して無事を祈り、若者から生気を貰うということで年少者から頂いていく。
従って、孫たちが最初に真似事で杯をあける。
娘、旦那、家人と続いて最後が私。
三段重ねの杯で頂いたが、お屠蘇は前日から6~7時間掛けて作ったものである。
あとはお決まりの御節料理で酒盛り・・・。

夜は31日に買ってきておいたちょっと高級な肉でのしゃぶしゃぶ。
さすがに柔らかくてとろけるような味わいだった。
残すともったいないので無理して食べたのが未だにこたえている。
貧乏人の性でちょっとしたものだと欲張りになる。食い意地の張るのは良くない。
私としては結構散在してしてしまったが、このような幸せを来年も感じることが出来るように今年一年を頑張ろうかとおもう。

ところで、今年は寅年。寅年にタイガースは優勝したことがある。
今年の快進撃を期待して孫たちにトラッキーをあしらってみました。
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