
インド映画といえば「ムトゥ 踊るマハラジャ」に代表されるような歌と踊りの世界という印象があったのだが、この映画なかなかどうして一級のサスペンス・ミステリー作品となっていた。
インドに行ったことがない僕も臨場感を味わえた町や路地裏の映像も素晴らしい。
ええっ! そういうことだったのか! というどんでん返しも決まっている。
そういえば、あんなシーンもあったなとか、あのシーンはそういうことだったのかという伏線の貼り方も巧みだった。
ブラリと行った割にはいい映画に出会えて、なんだか得した感じ。
オススメの作品だ。
僕は感受性がないのか邦題の意味がよくわからなかった。
女神とはヒンドゥー教の戦いの女神ドゥルガーのことで、ドゥルガーは優雅な容姿と激烈な気性を兼ね備えた女神ということらしい。
ヴィディヤ・バランは正にそれを具現化する美人女優だった。
その極端な二面性を二度微笑むとしたのかな?
(映画の詳細はこちらでフィルムセンター)