総理大臣は無税？

　毎日読んでいるブログで「鳩山首相の母からの贈与の件はあまり気にならない」と書いてあったのにはとてもびっくりしました。

　待ち焦がれていた民主党政権には、少しぐらいの事は目をつぶっててやろう！

　そんな気持ちの人が意外と多いのかも知れない。

　さすがに貧乏人の味方だけのことはある、けた外れに金持ちな総理大臣。


　私個人としては、今年の４月に麻生総理が「日本人の総資産の合計金額はかなりの金額になるのだが、それはお年寄りの所有する不動産がかなりの率を占めているのだから、実質の経済効果には貢献していない。よって相続税や贈与税の見直しによって経済を流動させたい」との提案は拍手しました。

　さすが、会社の社長を務めただけの事はある！金銭感覚のある政治家です。

　

　昨日の記事で私の妹が宅建の資格を取得したと書いてます。

　父は裸一貫で山形から上京して今の会社を興しました。

　母は地元江戸川で４００年以上の歴史がある農家の娘。

　当然、むかしは田んぼや畑だった土地を所有しております。

　農家の土地は３００坪単位で数える。

　坪単価１００万円としても３億円です！３人兄弟で分けると一人１億円。

　親が死ねば１億円がもらえる！なら苦労はしません。

　課税評価額といって、付近の相場などから割り出したその土地をいくらに見立てているかのお話です。

　そうです、１億円を相続するためにいくらの相続税を払うのでしょうか？

　３人兄弟みんな住宅ローンを抱えております。

　相続税を払う準備として親から土地を借りて、更にもうひとつ住宅ローンを組んでアパートを建設して備えようと考えてみました。

　現在区画整理事業が進行中で次から次へとアパートが建設されて供給過剰な状態だから、新しいアパートが出来上がると入居者は移ってしまうらしい。

　残されたアパートはローン返済があるので空き室より家賃を値下げしてまで満室を保とうとする。相場は崩れ資金計画通りにはいかない。

　銀行から計画中止を言い渡されました。

　私のこの動きを眺めていた妹が猛烈に勉強をして見事宅建に合格した。

　ちなみに兄は元大手不動産会社勤務です。

　この話を書くにあたってはある程度具体的な数字を出さざるを得ませんでしたが
銀行や会計事務所とも相談してのお話ですのであしからず。

　一般人には相続税を払う為にこれほど苦労を強いられているというのに、総理大臣は母親から１１億円もの生前贈与が無税なんて信じられない！

　贈与税の課税を免れようと、死んだ人の名前を勝手に使い政治献金として処理したのは、明らかに計画的な脱税行為なのです。

　それを言いたいのでした。