英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

ご無沙汰しました!

2013-12-02 09:05:13 | 日記
一番最近のブログ投稿よりほぼ1カ月。

いや~、人生でも何度あるかないかの怒涛の11月となりました。
以前にも書いた実姉が11月16日土曜日に亡くなったからです。

昨年11月17日にすい臓がんの手術を受けたのですから
ほぼ1年しか存命できなかったことになります。
すい臓などの深い臓器(肝臓、腎臓、卵巣、胆のう他)は、
発見しづらいこともあり、会社や国保の一般的な定期健診では見つかりにくいのです。

姉は2012年9月の国保の健康診断では「オールA」でした。
ずっとこの成績を維持してきたのです。
それで姉自身は健康には確固たる自信がありました。

料理も裁縫も完璧で、
自営業者の義兄と愛娘である姪の嫁ぎ先の経理まで担当できました。

私とは正反対で、FXなどの株取引もお手のもの。
亡くなるまで自家用車として乗っていた真っ赤な国産車も
昨年の術後に株で儲けたお金で買ったほどです。
8月末に鵜飼い見物とホテルで宿泊した際に
自慢そうに乗せてくれたことを思い出します。

亡くなった当日は私が姪の代わりに病室に泊まる予定の日でした。
岐阜県のその病院に早朝向かう途中の名古屋駅で訃報を聞きました。
「早すぎるよ、お姉ちゃん」
これが偽らざる感想です。

姉の死からまだ1カ月も経っていないので
何をどう整理してよいものやら、
自分の心の中が散らかり放題のままです。

闘病中だった姉の心情を思うと
小説などの感情を寄り添わせるものが全く受け付けられませんでした。
がっ、どうしても読みたいと思える小説が発刊されて
むさぼるように読みました。
久坂部羊作『悪医』(2013年11月30日初版)。

医者と患者の間に横たわる大きな溝に焦点を当てた作品です。
どれだけ言葉を尽くしても、主治医(合計3名)と
明確に納得に足りうる話し合いができないままで終わりました。
なんでなんでしょうか。
ここが私にはどうしても分らないままだったからです。

久坂部羊氏は、大阪大学医学部卒の元・医師だった方です。
それだけに医学界の内情には驚くほど詳しい。
なるべく知りたくない方は読まない方がいいかもしれません。
でも私は知って強くなりたいと思うのです。
なぜなら「誰にでも平等に死は訪れるから」。
その前提では生きる者すべてに投げかけられた問いでしょう。

まだ答えは見つからないのですが、
日本語も英語もどちらもしっかり読もうと思えなかった時期を
薄皮をはぐように一枚ずつ脱しつつあります。

11月1日締め切りだったフェローのメディカルマスターコースは
混沌とした時期に提出だったこともあるのか(私の力量不足でしょう)、
不合格となってしまいました。

茫然としたままだったのですが、夢で姉が現れ
「頑張りなさいよ、しっかりね」と励ましてくれました。

こちらに来て下さるマダムにも伺って
メディカルに強いDHCの基礎から学ぶメディカル通信制講座に
申し込む予定をしています。

多分数年間の時間がかかると思っています。
それぐらい長い道のりがないとプロにはなれないでしょう。
2013年の冬は、姉の魂の昇華に寄り添いながら
時折昔話をしつつ、自らの専門分野の成長を地道にめざします。