英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

日本テレビ系列「高校生レストラン」

2014-05-30 19:24:30 | 講師の仕事
この舞台になった場所、ご存知ですか?
まぁ~、テレビばっかり見てません?とからかわれそうですが、
このロケ地、松阪市でもやや奈良県よりにある多気町という場所。
で、ここにある県立相可高校に在籍する高校生が主人公のドラマだったのです。

食物栄養科というのがある特殊な学校で、
当時の校長の肝入りで松阪市の料亭が実家だった人物に
何とか先生になってほしいというところからドラマが始まりました。

TOKIOの松岡君がこの先生役。
町おこしも兼ねてレストランを開店させようという話が起こりました。


実際のお店は「まごの店」というのです。
そこへ私が言うまで夫も子どもたちも誰も気がつかなかった
母の日を祝うために先週の日曜日、定食を食べに出かけて行きました。

3-4年前に行った時(開店してすぐ)、夫の誕生日祝いをかねて出かけたのです。
そうすると、朝9時半に到着したのに、10時半までには一日分の数が売り切れ。

今回はもうさすがに大丈夫だよ、と息子が云うので
ホンマかいな?とやや疑いのマナザシだったのですが、
やはり危なかった!

後ろから10番ちょっとで無駄足になりそうなほどの大人気でした。

前回よりもメニューが増えていたのですが、
主になるのが「まごの店定食」で、あとの3種類は早々に売り切れ。
夫が頼んだうどん付きのものがこの1食だけということでした。





和食の基本はだし巻き卵だそうで、これにだし巻き卵がついてお1人様1300円也。

忘れててごめんね、と息子のおごりでした。
なんと娘はすっかり忘れてやんの(汗)。

実は私、自分以外の行事はせっせと他のメンバーに行ってお祝を云わせるのですが、
自分のことは他のメンバーが気がつくまで云いません。
やっぱり自主的に気がつかないと、おかしいですやん??

夫のことは、ほぼ責任感と云うか、妙なのですが
一家の主としての威厳を保たせないとまずいと思って
父の日も誕生日も二人の子供たちに事前に何かやるように云います。
不思議なんだけど、あまり気にならないんですよね。

話が戻るけど、今回も食物栄養科の高校生の皆さんはキビキビと
気持ちが良いくらいに仕事に励んでいました。

こういう若い人たちを見ていると、塾の受け持ち生徒さんたちを思い出します。
勉強するのが嫌で嫌で、親の手前シブシブ来るとか、
大学はどうしても行かないといかんから、仕方なく勉強してるとか。

目標もないままに大学へ行くってホンマにええことなんやろか?
そう思ってしまうのです。

私が30代半ばから子どもの繋がりで教え始めた子たちの中には
同志社、早稲田、東京工業大、福井医科大、他に進んだ子たちがいました。

多分理工系のほうはその専門性を生かした道に進んだでしょう。
問題は文学部とかいう教養にかかわる学科に進んだ人たち。

なんと、その後、また進路変更して歯科衛生士や鍼灸師になった人もいます。

そういう話を聞くと、うぅぅぅ~ん、と考え込む。
親が偏差値だけで子どもの意思を無視して進路を決めてしまっても
また自分の希望する道をやり直すことになるんだろうなぁと思ったり。

親が子供の教育に主導権をとるのは、ロクなことじゃないと思います。
それって子どもの人生を乗っ取る行為だからです。
自分らしく生きられないという閉塞感に悩む子どもが出てくるのじゃないかな?
人生は自分だけのもの。
子どもが心から良かったなぁ、と思える仕事に就けるようにさせてやるのが
親として大切な心構えに思えるのですよね。

借り物の親の希望を優しい敏感な子どもほど先取りしてしまいます。
うまく親の希望通りの大学や就職先に入れたとしても
生きづらさに苦しんで、自己決定ができない自分に苦しむことになる。
そういう元・生徒さんを何人も目撃してきました。
いや~、子どもに自分の願いを重ねるような姑息なことはせず、
やり残したことを自分で今からでもやったらいいじゃないかな、と
親御さんにはそう言いたい。

この話のオチとしましては、我が家の二人の子供を見て下さい!
二人とも教師には絶対にならない、おまけに英語はさっぱりできないまま、ですわ~。
まぁ、あなた方の人生なんだから、
必要と思ったらまたやってください、と
母の私は遠くから見ております、はい!