もうかれこれ何年になるのかなぁ?と自問自答するのが
近隣に住む隠れキリシタン信者の集団のような自主勉強サークル。
毎週土曜日の夜7時から1時間半、6名ほどのメンバーが入れ替わりで講師を務めます。
ライティング以外の3つのスキル、リーディング、リスニング、スピーキングが
その担当者の好みで30分ほどの持ち時間の学習を展開するという手はずです。
私はもちろんTIMEからのリーディングなのですが、
残念ながら当てにしていた英会話クラスが塾側の事情で消滅してしまい、
「ここのこの単語/文章、どういう意味合いなん??」
と気心の知れたオージー同僚に尋ねられなくなりました。
あぁぁ~、やはり独り立ちの時期がいつかは来るんだなぁと思ったり(涙)。
私自身は英語で読んで英語で理解するのはムリ、という考え方をしています。
以前はそういう理想論でがんばって(しがみついて?)英語のニュースや小説に取り組んでいました。
今やどんどん変化してきて本当に情報として自分の興味のないものは
英語力が上がるというエサをぶら下げられても全く重い腰を上げなくなってます。
たぶん手段より内容として英語を道具にする意識が上がったからだと思います。
基本にあるのは常に日本語。
日本語で読めないものは英語では絶対に読めないんだな、と確信に近く思ったりします。
今年は日本語論文をきちんと読もうと音読しながら意味を探ったりするのが結構楽しいです。
科学説明文は未来志向で物語や小説より私はずっとワクワクするのがちょっとマニアっぽい??
例えばオープンアクセスにしてあるサイト、「ライフサイエンス新着論文レビュー」。
興味のある分野、やはり二人に一人罹患するガンの最新論文はいつも読みますが、これもそう。
’Tumour exosome integrins determine organotropic metastasis.’
要約としては;
長年にわたり,がん転移の成立には転移に適するニッチが必要であるとされてきたが,
がんが特定の臓器に転移する転移の臓器特異性については,
がん転移の研究における最大の謎のひとつとされている.
今回,筆者らは,マウスおよびヒトにおいて,
臓器特異性をもつがん細胞に由来するエキソソームが転移先の細胞に優先的に取り込まれ,
そこでがん転移に適するニッチを形成することを明らかにした.
マウスに肺に特異性をもつがん細胞に由来するエキソソームを投与すると,
骨に特異性をもつがん細胞の転移先は骨から肺へと変化した.
さらに,プロテオミクス解析によりエキソソームに含まれるインテグリンの発現には
その臓器特異性によりパターンのあることが判明し,
インテグリンα6β4およびインテグリンα6β1は肺への転移と,
インテグリンαvβ5は肝臓への転移と関連がみられた.
エキソソームに含まれるインテグリンα6β4の発現を低下させると
肺におけるエキソソームの取り込みは減少し,
肺への転移も減少した.
同様に,エキソソームに含まれるインテグリンαvβ5の発現を低下させると
肝臓におけるエキソソームの取り込みは減少し,
肝臓への転移も減少した.
臨床データからは,患者の血中のエキソソームに含まれるインテグリンが
将来の転移先の予測に有用である可能性が示された.
以上引用終わり。
この論文の成果からどんな恩恵が受けられるのだろう?と考えを膨らますのも楽しい。
つまり罹患後のロードマップがきちんと分ること。
それに基づいて対抗策をひとりひとりに合った攻略法で立ち向かえる準備ができるかもしれないこと。
そういう考えを思いめぐらせながら読むのはすごく面白いのです。
それと奇妙な偶然なのですが、
日本語を英語のような外国語としてまず頭に入れることが
地味に楽しい作業です。
この論文は英文もUPされているのですが、精読すると自分のペースで翻訳修行ができます。
不思議なのだけど、バレエクラスで動きにひとつひとつ用語があるのですが、
その作業をインプットするのと同じ脳の部位を使っているように感じるのです。
このレビューで使用されている用語はカタカナ名がきちんとついているので楽ですが、
これがアルファベットと数字の羅列(酵素とかなど)になるともっと読みにくい日本語です。
少しずつ高い山を登る登山者に似ててそれが案外楽しいのです。
うぅ~む、賛同者は自主勉強サークルでは得難いので
TIMEの時事英語の短い記事で自分の分担箇所は行っております。
通訳も翻訳も人工知能の競い合いで30年ほどでその地位が無くなると聞きました。
では後に何が残るの??というと、なんと教師の仕事だそうです。
個々人の進捗状況や心理状態に合わせて教える仕事はAIにはムリなのだそうな。
近隣に住む隠れキリシタン信者の集団のような自主勉強サークル。
毎週土曜日の夜7時から1時間半、6名ほどのメンバーが入れ替わりで講師を務めます。
ライティング以外の3つのスキル、リーディング、リスニング、スピーキングが
その担当者の好みで30分ほどの持ち時間の学習を展開するという手はずです。
私はもちろんTIMEからのリーディングなのですが、
残念ながら当てにしていた英会話クラスが塾側の事情で消滅してしまい、
「ここのこの単語/文章、どういう意味合いなん??」
と気心の知れたオージー同僚に尋ねられなくなりました。
あぁぁ~、やはり独り立ちの時期がいつかは来るんだなぁと思ったり(涙)。
私自身は英語で読んで英語で理解するのはムリ、という考え方をしています。
以前はそういう理想論でがんばって(しがみついて?)英語のニュースや小説に取り組んでいました。
今やどんどん変化してきて本当に情報として自分の興味のないものは
英語力が上がるというエサをぶら下げられても全く重い腰を上げなくなってます。
たぶん手段より内容として英語を道具にする意識が上がったからだと思います。
基本にあるのは常に日本語。
日本語で読めないものは英語では絶対に読めないんだな、と確信に近く思ったりします。
今年は日本語論文をきちんと読もうと音読しながら意味を探ったりするのが結構楽しいです。
科学説明文は未来志向で物語や小説より私はずっとワクワクするのがちょっとマニアっぽい??
例えばオープンアクセスにしてあるサイト、「ライフサイエンス新着論文レビュー」。
興味のある分野、やはり二人に一人罹患するガンの最新論文はいつも読みますが、これもそう。
’Tumour exosome integrins determine organotropic metastasis.’
要約としては;
長年にわたり,がん転移の成立には転移に適するニッチが必要であるとされてきたが,
がんが特定の臓器に転移する転移の臓器特異性については,
がん転移の研究における最大の謎のひとつとされている.
今回,筆者らは,マウスおよびヒトにおいて,
臓器特異性をもつがん細胞に由来するエキソソームが転移先の細胞に優先的に取り込まれ,
そこでがん転移に適するニッチを形成することを明らかにした.
マウスに肺に特異性をもつがん細胞に由来するエキソソームを投与すると,
骨に特異性をもつがん細胞の転移先は骨から肺へと変化した.
さらに,プロテオミクス解析によりエキソソームに含まれるインテグリンの発現には
その臓器特異性によりパターンのあることが判明し,
インテグリンα6β4およびインテグリンα6β1は肺への転移と,
インテグリンαvβ5は肝臓への転移と関連がみられた.
エキソソームに含まれるインテグリンα6β4の発現を低下させると
肺におけるエキソソームの取り込みは減少し,
肺への転移も減少した.
同様に,エキソソームに含まれるインテグリンαvβ5の発現を低下させると
肝臓におけるエキソソームの取り込みは減少し,
肝臓への転移も減少した.
臨床データからは,患者の血中のエキソソームに含まれるインテグリンが
将来の転移先の予測に有用である可能性が示された.
以上引用終わり。
この論文の成果からどんな恩恵が受けられるのだろう?と考えを膨らますのも楽しい。
つまり罹患後のロードマップがきちんと分ること。
それに基づいて対抗策をひとりひとりに合った攻略法で立ち向かえる準備ができるかもしれないこと。
そういう考えを思いめぐらせながら読むのはすごく面白いのです。
それと奇妙な偶然なのですが、
日本語を英語のような外国語としてまず頭に入れることが
地味に楽しい作業です。
この論文は英文もUPされているのですが、精読すると自分のペースで翻訳修行ができます。
不思議なのだけど、バレエクラスで動きにひとつひとつ用語があるのですが、
その作業をインプットするのと同じ脳の部位を使っているように感じるのです。
このレビューで使用されている用語はカタカナ名がきちんとついているので楽ですが、
これがアルファベットと数字の羅列(酵素とかなど)になるともっと読みにくい日本語です。
少しずつ高い山を登る登山者に似ててそれが案外楽しいのです。
うぅ~む、賛同者は自主勉強サークルでは得難いので
TIMEの時事英語の短い記事で自分の分担箇所は行っております。
通訳も翻訳も人工知能の競い合いで30年ほどでその地位が無くなると聞きました。
では後に何が残るの??というと、なんと教師の仕事だそうです。
個々人の進捗状況や心理状態に合わせて教える仕事はAIにはムリなのだそうな。
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