タイトルにこれを選んだのには訳があります。
英語の読解力UPのためには何がベストか。
自分なりに考えるのは、
「読む英文の段落ごとに要約ができるものかどうか」
じゃないかと思うんですね。
というのも、読めているVS読めている気になっている、のギャップを
自分が実感できないまま英検のような資格試験に臨む。
もしかして?と,一抹のすけべ根性(汗)もありながら
参加することに意義がある、と心裏腹で受験。
そして当然玉砕することになると思うからです。
私もかつてそうでした~(遠くを見る目)。
自分がどのあたりにいるのか、
客観視できないというのが痛いところです。
というのも、深刻だったころ(つまり読めてる気症候群ですか??)、
内容一致問題の長文を完璧に読めていると自負していました。
おろかですよねぇ・・・・。
で、答え合わせで愕然!
全く内容がわかっていないことだけ判明するという大失態。
そして以下のような惨めな自己憐憫の悪循環。
どうせこんな難しい内容の英文は要らないんだ→私は悪くない→試験が悪い。
うぅぅ~ん。
自分の実力不足なだけなんですね。
だからなぜ自分の「読んだ気になっている」ところが原因なのか、
謙虚に突き詰めないといけないと思う。
それの状態を打破するには、一字一句読み、特に代名詞をおろそかにしないぞ、と
しっかり覚悟することが私には必要でした。
今でもit,they,のような代名詞、それとtheのついた定冠詞の名詞には
最新の注意を払って読みます。
私の座右の銘は「代名詞と定冠詞を敬え」???
discourse marker(接続詞)を見つつ読みましょうと
有名予備校講師の人の著書も読みましたけど、
私の中では代名詞や定冠詞に注意を払う方が長文の森で迷わずに済むことが多いです。
これも個人差があるのかもしれませんね。
ところで昨晩の自称英文輪読会(面目上英会話クラス)では
もう一人のメンバーの持ち込みマテリアルを2週にかけて読みます。
この方はイギリスのガーディアンの週刊版を空輸していますから
そこからの記事になってます。
昨晩から読みだしたのは、
'A life ruled by anxiety' by Scott Stossel
先月1月に出版した彼の本のPRもかねているようです;
My Age of Anxiety, published by Heinemann on 16 January (£20)
もう驚いたのは、全くお目にかかったことのない単語がいくつも出てきた記事でした。
これは今受講中のメディカルコースの臓器名の英単語とは種類の違う難解さですねぇ。
よくよく読むと、このスコットさん、曾祖父がハーバード大学の創設者の1人という
恐ろしいほどの頭脳をもったジャーナリストだそうです。
解説してくれるオージー講師も、
「僕もこんな単語、初めてや!」
というくらいの古語などを使ってあったりする・・・。
一度読んでみて下さい。
きっと彼の頭の中に格納してある語彙の豊富さがわかると思います。
一方でサブタイトルの、
'he comes clear'
というのはてっきり「彼はもう不安神経症から治癒した」と思ったのです。
がっ、これが全く思いこみ。
これは、「彼はそれを認めた」と訳すのです。
目からウロコ再び、ですわ。
ご存知でした?
だからやっぱり長文をきちんと読むことは新たな発見になるんだなぁ。
これは日本語にもなった「カミングアウトする」と同じ意味合いだとも知りました。
ある段落がさっぱり理路整然とせず、
誠に申し訳なかったのだけど
延々とその部分の説明をオージー講師に尋ねることとなりました(涙)。
やっぱり理解したいという気持ちが先に出ますね。
持ってきて下さった方は呆気にとられると思うのですが、
やはりしっかり分りたいという、それじゃないと読んだぞと思えないのですよねぇ。
sさん、ごめんなさい。我慢してくださいね!
さて最近2冊ほど興味深い本を読みました。
1つ目が「失われた名前」マリナ・チャップマン。
もう1つが「熔ける」井川意高。
チャップマンは実名が不明の元・コロンビア人。
自宅の庭から5歳の時に人さらいに森に捨てられて
猿の一団に仲間として迎えられて7-8年間過ごした経歴を持ちます。
密猟者の男女に発見され、コロンビアのある地方都市の売春宿に売り飛ばされます。
間一髪で逃げ出し、その後浮浪児になるも、篤志家の女性に助け出されて
現在はイギリス北部の町で「普通の主婦」をしているということです。
猿の母親と子供の関係を目の当たりにして
同じ人間が自分を傷つけようとしたときに
しっかり身を守る気持ちをもっていたことが感動的でした。
人間より本能で家族を守る猿のほうが上だということ??
ちょっと哀しくなりました。
大王製紙の元・社長だった男性は
現在禁固刑で栃木県の刑務所で服役中です。
彼の父親は彼が勉強しなかったり、行動を正すために
ゴルフクラブで叩いたりする虐待に近いことをする暴君だったそうです。
反抗できない雰囲気が家庭にあると
こういう遅く来た人生のつまづきになって
「道草」をすることになるのかもしれないと思いました。
この人生の道草で、彼はそれまでの社会的地位から解き放たれ、
ゼロから裸一貫で起業家として出発すると宣言しています。
必死に家業を守った2代目の実父さんはどんな気持ちで彼を見ているのでしょうか。
私の実家も実兄がやや暴君気味だった亡父に従っていたなぁ、と
兄の胸中を思い、そのしんどさを考え直させられました。
自分の人生を自ら決定できない悲しさ。
これは辛すぎませんか??
それでいいと思っている人もいるかもしれないけど、
私はもう自分じゃなくなる怖さがありますね。
こういう本を読もうとする原動力には、
人間が正しく善く生きていくには何が必要だろう?という
教育哲学っぽい命題を探しているからかもしれません。
1つヒントがあるとするならば、
親からの無条件の承認(生存しているだけでよいこと)が
その子どもたちに大きな生きる力を与えそうだなということです。
親は子供が相談してきたら、
その時に話し合える存在でいいのかもしれないと思うな。
さてさて今月内に青色申告もしなくちゃいけないし、
今日の午後はまたDHCの翻訳修行に戻ります。
例えば、前の文章でSonyと書いてあって、次の文章でthe giant と書いてあったら、「あー、Sonyのことか」と。
theがあるから、英文が読めると言っても過言ではない(笑)
医学英語って難しいですね。
あれを覚えた人は尊敬します。
今、脳をやっているのですが(レッスンで)、英語に見えません(涙)
各器官を覚えても、今度は病名も難しいし・・・。
医学用語は、日本語(漢字)のほうがずっとラクだと思います。
ほぼ毎日ブログ更新、頭が下がります(ぺこり)。
そして激務な毎日のスケジュール・・・・。
体調管理、頑張ってしてくださいね。
ところで英語の4つのスキルのうち、
英検を受験してみて自分が一番欲しかったのは「リーディング力」でした。
だからあの過程を通じて積み上げたものは
ずっと自分の力として残るなぁって嬉しく思ってます。
そこから実感したのがやっぱり定冠詞のtheと指示代名詞の意図するものを明らかにすること。
これがしっかり押さえられると、本当に読むのが楽になりますよね。
DHCの基礎コース、メディカル英日の2巻目をやってます。
消化器官を勉強中。
まったく小学1年生の気分なんですよ(苦笑)。
フェローのマスター金融経済はやはりお試しコースでしたねぇ。
まぁ、年をくって良いことはあまり焦らずに
じっくり取り組める「気の長さ」かもしれませんねぇ~★
私はすでに、もう「翻訳あきらめ」モードです(汗)
お金がもったいないので何とか、課題をだしたいところ。
この2月にはいり、忙しすぎて、ぼーっとするんですが(涙)
リーディングもリスニングもまったくやってないかも。。。
PBをちょっとよんだんだけ(汗)
はあ。。。
なんかはつらつとした、打ち込める目標がほしいいわ。。。
大王製紙のその「溶ける」読んでみたいです(爆)
こんなこと、人生の機微を私より僕ちゃんを通じて
ずっともっと経験しているマダムにいうのもおこがましいですが、
「その人生の時期にあったことをするしかない時もある」
と思ったりします。
だから私が一番下の娘が高校入学時に再度通信制で大学に編入学したのも
「その時だ!今しかないでしょう??」
の心境でした。
マダムが英検に埋没したのもそういう好機だったからだと思うなぁ~~。
子どもが小学校のうちは私なんか子供会やら町内会やら全部やるしかなくて
やれることをやろう、と諦めてましたねぇ。
じゃないとストレスで病気になりそうだったなぁ。
その嵐の時期が過ぎると(子どもが中学、高校に進む)
気がつけば細々とでも続いてきた英語との付き合いが
またラブラブになると思いますぞ。
どんどん愚痴でも泥でも吐きに来て下さい~~♪