英語で人生修行していこう!

50代で塾講師
独学で英語の上級をめざしています

アメリカ人の考える「幸福の追求」

2013-08-18 10:36:36 | TIME reading
なんとまぁ、先月初めのTIMEのカバーストーリーでしたね、これって(汗)。
思い返すと、今年の夏の酷暑がこのあたりから爆発したんじゃなかったでしょうか?
7月1週目に40度近くに気温が上昇したように記憶しています。
それじゃぁこんな辛気臭い話題、まして英語で書かれていたんじゃ読めないはずだ(苦笑)。


ブランドイメージが大きすぎてそこに集う面々の中に自分の嫌な姿を見る思いだった慶應通信時代。
お気を悪くされる方がいたらごめんなさい。
でも、自分の一番見たくないものを過大評価されて見させられることは
私には何よりも嫌でした~~。
これは理屈じゃなくて生理的なものなので申し訳ないです。

ぶっちゃけ何が嫌だったのかといわれると「学歴コンプレックス」でした。
東大理系を頂点とした夫一族の中で私の私学文系の肩書は半人前だったのです。
文系でもエリートと言われる慶應ってどんなもんだろう?という興味もあり、
日大通信から3年編入もオッケーだったという好条件もあり編入学しました。
教育哲学専攻だったことから、一通りの哲学者の難解と呼ばれるような著作も読まされました。
そうじゃないとレポート作成(4000字)→科目試験という道筋で単位がもらえなかったから。
でも悪いことばかりじゃないって、多少時間と距離がおけるようになり感じ始めています。
それもこれも、頭を掻きむしりながら意味不明の難解な哲学書を読んだおかげです。
結局、母国語の日本語での知識の深まりができたことへの感謝です。

タイトルにもある、'The pursuit of happiness'の内容は3部構成になっています。
*アメリカ人の国民性としての幸福とは何か、
*イギリスから独立を果たしたジェファーソン思想との関連性、
*実生活のあれこれにアメリカ人が持つ意識のデータ一覧。
<一つ目の記事の全文URL>http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,2146449-1,00.html

二つ目が異常に難解です。
というのも、私自身がジェファーソン思想ってのがよく分っていないから。
アリストテレスのいう幸福の定義はかろうじて分るような分んないような・・・・。
だからこういうものを実感として読めるようになろうと思えば、
字面からもう一段高い作業をせねば到達できないんだろうなと思った次第。
で、私ならどうするかというと「何回でも読み返す」という作業しか他に道なしです。
これってまるで考古学者みたいですわ~~~。

英語力をあげるのに、私がどうしてもやりたくないことがリスニングのディクテーション。
これをやってると英語自体が嫌いになりそうになる。
客観的にみても、母国語でこれをやってる人って誰だろう?と考えると・・・・。

そうそう!!
心理職のカウンセラーの人がテープおこしという作業でやるじゃないですか?
それ以外に通常はやらないことだと思うわけです。
だんだん哀しくなってきて『あか~ん、これは合わへんのや』と諦めました。

私はリスニングで語学力が上がるタイプじゃないんです。
このことから、自分が上がったスキルを一般化することの怖さがわかります。
自分のことは自分だけしか分んない。
だからそのオリジナルを自問自答して探し求めなくちゃいけないと思うのです。
簡単に答えをもらおうと思えば思うほどどんどん目的地は遠くなるように思うな。
長続きするような方法を考えることを恐れずに探していくのが大事だと思います。

さてTIME、7/8-15のdouble issueですが、日本人の国民性を卒論の一つの柱にせねばならなかったことで
この特集の「アメリカ人の求める幸福の形」という内容は興味深かったです。
清教徒の精神を貫くためにアメリカ大陸に移住した白人のプロテスタントたち。
日本人の私との考え方の大きな相違は、
「常に変化を追い求め、
時々思い立ったように新しいことをはじめ、
それに伴うリスクは気にしない」という精神かな?

一番初めの記事内の難解な部分、Easterlin Paradoxという用語の説明文です:
which is held that there is a threshhold beyond which increases in income produce
no commensurate increase in subjective well-being.

私のへっぽこ訳だと、「自分が感じる幸福と相反するほどの所得の増加から始まるものを指す」くらいでしょうか???
こういう、なんじゃこれ??という箇所がマスターの課題でも何箇所か出てくるのです。
1日考えてもわかんない。
で、まぁ、放置して明日の朝になったら良い考えが浮かぶかも?と適当な性格が幸いするのでしょうね。
時間がたっぷりあることに感謝せねば、と思っています。


ところで、Easterlin Paradoxとはなんぞや?
これはRichard Easterlinが提唱する幸福理論の一つです。
おおざっぱに言うと、衣食住が事足りたら人間は現在の収入の増加があっても
それに比例して幸福度は上がらないっていうことだと理解しました。

面白かったのは、他人の幸福を妬む気持ちのシステムとは、という箇所。
嫉妬の感情は、あまりにも相手との差がありすぎる場合は発生しないという。
つまり、自分よりちょっとだけ幸福な人に対して妬む感情がおこるっていうのです。
『あぁぁ~、あるある』とうなずくことしきり。
自分から見て手に届きそうな人をターゲットにするんだ、そうそう!と思ったのです。

基本的に古いものを大切にする日本人の特性と
アメリカ人の壊して新しいのもを造っていく精神は違うだろうなぁと思いました。

二つ目の難解な記事は、あと10回ほど読まないときっちりわかんないわ~~。
それも私には嫌じゃないので、やってみてまた違う読みがでてくるかもしれませんね。



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (大阪の主婦)
2013-08-18 14:16:47
私学文系の私です(爆)

エコノミストを読んで思うことは、
なんで、こんな言い回しをするんだ。これがわかる人は誰や!!!

ておもうことで、
何十回もおなじとこ、読まれへんで~(泣)

何かをうらやむ気持ち。。。

もうね~。あまりにも 一般的な家庭と環境、条件が違いすぎて、どこをどう、参考にして、頑張ればいいのかわからんね(汗)

とにかく、自分の中の自己満足感をなんとかあげるべく、英語に関しては、
英検一級、通訳ガイドときて、「通訳翻訳など」と肩書きつけたいところだが、

通訳なぞ、あんな瞬間2言語操作、年々衰えてきた敏捷性。。。今更無理ってことで、

読む、書くをなんとか残しておきたいと思うな~(汗)

一緒にがんばりましょう(爆)
返信する
もう今更って感じもします (sylphide1832)
2013-08-18 22:13:18
マダムへ

ちょこっと毒を吐かせてもらうと
夫と結婚して数軒しか距離のない夫の実家とのつきあい。
これ、ホンマに自分でもよくやってきたと思います。
力仕事や面倒くさいことだけは、表面上そうとは思えないような理由でうまく利用されてきました。
でもねぇ、実際、格下扱いだったわけです・・・・。
旧帝国大系が大好きだった亡姑。
名古屋の私立大学なんて、ね?わかるでしょう??
孤立無援の中で折れそうになる時にヘルプしてくれたのが
闘病中の姉でした。
いや~~、私がヘルプせずいつ?今でしょう!の気分になりますやん?

学歴や社会的地位で相手がカモフラージュしてしまうのを
絶対に止めようと思い知らせてくれただけでも
よかったとは思っています。

やっぱり自分だけの物差しって必要ですね。

これって英語の勉強法や方向性にも言えると思うな。
世界に一つだけの花って名曲は、やっぱりなるほど!と思います。
考えることを止めないで、と子供たちにもいつも話して大きくしたつもりなんだけどなぁ、どうだろう。

私はIPS細胞の治療にも政府がお墨付きを出し始めた医療翻訳の分野で修行する覚悟です。
5年はかかるかな?それもまた楽しみにしていきます。
人生、一生修行中かも????
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threshhold (angel)
2013-08-19 00:57:40
「収入が増えることが、自分の幸福度を(収入の度合いと)同じ程度あげてくれることは全くないのだという限界があるだと考えられている」

もっと砕いて言うと、「いくらお金を持っても、それに応じて幸せ度が上がっていくわけではない。それには限界がある」というparadoxなのでは?

たまたまこの間単語集でthreshholdを覚えたのと、別の長文を読んでいて英語は全然違ったんですが、似たような話を読んだので、こんな感じかなあと思いました。

間違っていたらすみません。
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お久しぶり^^v (sylphide1832)
2013-08-19 07:58:15
angel先生へ

いや~~、大阪府下、暑いですね!
東海地方より2度ほどいつも最高&最低気温が高いと思っています。
あとちょっとですね、ガンバです。

私の該当する部分の訳も怪しい×3です。
でも、「どうしてそういう訳出したの?」と尋ねられたら
一応の理由が説明できるようにはなりました。
こじつけでも理由ができるのは、初級&マスターコースを受講したからかな?
これも独力で受験英語に文法から入った成果かもしれません。

フェローで修行をしていく覚悟ができつつあります。
還暦までになんとか(激汗)、という長期プロジェクトかもなぁ~~~
全6回の6回目は二度目の日英、日銀・審査委員のインタビュー記事を英訳します。
金融英語にもかなりアレルギーがなくなったので、ラストスパートダッシュします!
返信する
Unknown (大阪の主婦)
2013-08-29 20:51:29
10月末にあっこさん大阪入りなんですが、
シルフさん、そこから来れませんか。
(←唐突に、強引に端的に質問)
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大阪大集合のこと (sylphide1832)
2013-08-31 10:04:31
マダムへ

えっとね、いまそっち(ブログ)へ行ってみて
ブログからメールを、と思ったら
もう閉めてあるっぽいので、
私のこちらのほう↓にメールをいただけますか?
sylphide1832ineurope@mail.goo.ne.jp

私的には、曜日が問題かも。
火曜日、水曜日、木曜日は仕事があるので行けないかなぁ、です。
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