在宅に戻ってくる方の、皆が皆覚悟を決めて帰ってくるわけではないのですが、「連れて帰りたい」思いばかりが先行して、あまり後先考えずに帰って来られる場合があります。
特にあと少ししか時間が無い。
帰るのなら、今しかない。
状況の中では、気持ちも焦るのはいたしかたないと思います。
でも、IVHポートが入り、バルンが入っていたりすると、家族指導がちゃんとできない事になります。
病棟看護師も一所懸命ボトル交換などを指導するのですが、これが怪しい。
カフティポンプに至っては、全然無理。さわれない。エアも抜けない。
バルンは、なんとか尿の破棄が出来るぐらい。
こういう状態で週末に退院となると、私たちもあわてます。
おむつ交換もできない御家族に、ヘルパーを帯で配置。(毎日同じ時間に貼り付けます)
訪問看護は医療保険で、やはり毎日配置。
ボトル交換はできると聞いていたのに、実際はやる気なし。
「訪問看護で全部やってくれるんでしょう?」
いやいや、本当は御家族が担えるところは、ご家族がしたほうが・・・とおもいつつ、こういうパターンはもう無理と判断。
毎日の訪問になってしまいますが、それもご希望なので、こちらでやるしかないですね。
そして、一週間後には、また入院させるそうです。
(病院では、いつでも戻ってこれる安心感を提供するために、約束手形のように入院予約を取ってくれることがあります。在宅に戻られて可能なら看取りまで、無理なら帰っておいでと言う心使いですね)
御本人は、やっと自宅に戻られて、穏やかに過ごされているのですが、またもどる事を何と思っているのか・・・
「病院、またもどるそうですね?」と聞くと「何で?」と本人。
夫は「そういう風に病院で納得したんだから。」と。
本当のところ御本人はどうなのか?
・・・でも、夫がもう限界なのかもしれません。
御主人の思いに関しては、なるべく沿っているのですが・・・。
大変な思いをして、妻も不安の中自宅に戻り、今はとてもいいお顔になっていますが、数日後にまたストレッチャーで戻るのは、はたして「妻の希望」をかなえた事になるのかどうか・・?
あとで、家族だけが満足だったということに、ならなければいいなと思っていしまいます。
もちろん、病院の選択は悪いわけではなく、現在の介護力ではその方がいいとは思うんですが、そこに患者さん御本人の気持ちが置いて行かれぬようにしたいと思っています。
まだ短いお付き合いとは言え、どうもしっくり在宅の良さを伝えられないのが、はがゆいです。
お見舞いの御親戚のかたが「病院にいるときは、本当に辛そうで、大丈夫かしらと思っていたのに、なんて良いお顔なんでしょう。やっぱり家がいいのねー。」何度もそう話しかけていたのですが、ご家族はどうおもわれていたんでしょうか・・・
もう少し、穏やかな時間が続きますように。
特にあと少ししか時間が無い。
帰るのなら、今しかない。
状況の中では、気持ちも焦るのはいたしかたないと思います。
でも、IVHポートが入り、バルンが入っていたりすると、家族指導がちゃんとできない事になります。
病棟看護師も一所懸命ボトル交換などを指導するのですが、これが怪しい。
カフティポンプに至っては、全然無理。さわれない。エアも抜けない。
バルンは、なんとか尿の破棄が出来るぐらい。
こういう状態で週末に退院となると、私たちもあわてます。
おむつ交換もできない御家族に、ヘルパーを帯で配置。(毎日同じ時間に貼り付けます)
訪問看護は医療保険で、やはり毎日配置。
ボトル交換はできると聞いていたのに、実際はやる気なし。
「訪問看護で全部やってくれるんでしょう?」
いやいや、本当は御家族が担えるところは、ご家族がしたほうが・・・とおもいつつ、こういうパターンはもう無理と判断。
毎日の訪問になってしまいますが、それもご希望なので、こちらでやるしかないですね。
そして、一週間後には、また入院させるそうです。
(病院では、いつでも戻ってこれる安心感を提供するために、約束手形のように入院予約を取ってくれることがあります。在宅に戻られて可能なら看取りまで、無理なら帰っておいでと言う心使いですね)
御本人は、やっと自宅に戻られて、穏やかに過ごされているのですが、またもどる事を何と思っているのか・・・
「病院、またもどるそうですね?」と聞くと「何で?」と本人。
夫は「そういう風に病院で納得したんだから。」と。
本当のところ御本人はどうなのか?
・・・でも、夫がもう限界なのかもしれません。
御主人の思いに関しては、なるべく沿っているのですが・・・。
大変な思いをして、妻も不安の中自宅に戻り、今はとてもいいお顔になっていますが、数日後にまたストレッチャーで戻るのは、はたして「妻の希望」をかなえた事になるのかどうか・・?
あとで、家族だけが満足だったということに、ならなければいいなと思っていしまいます。
もちろん、病院の選択は悪いわけではなく、現在の介護力ではその方がいいとは思うんですが、そこに患者さん御本人の気持ちが置いて行かれぬようにしたいと思っています。
まだ短いお付き合いとは言え、どうもしっくり在宅の良さを伝えられないのが、はがゆいです。
お見舞いの御親戚のかたが「病院にいるときは、本当に辛そうで、大丈夫かしらと思っていたのに、なんて良いお顔なんでしょう。やっぱり家がいいのねー。」何度もそう話しかけていたのですが、ご家族はどうおもわれていたんでしょうか・・・
もう少し、穏やかな時間が続きますように。