こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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卒業式

2010-03-12 23:57:52 | 家族のこと
合唱曲『旅立ちの日に』


今日は、娘の中学の卒業式でした。
子供たちへの御褒美にように、空mo青く澄んでいました。

この学年、うちの娘ともども、本当に先生をてこずらせた学年です。
大騒ぎして、爆発して転がって、また立ちあがってまた自爆して・・・・
そんな子どもが結構いて、うちの娘も2年生の1年間をそんな風に過ごしました。
先生たちは、そんな娘に我慢ずよく接してくれました。

友達の事、部活のこと、自分の心の中での葛藤をいつしか乗り越えて3年生になりました。

そして今日、みんな元気に巣立ちました。

ツンツン頭の少年が、声をあげて泣いていました。
少女たちは、先生と一緒に満面のピースサイン。

先生たちにとっても、手がかかった分感慨もひとしおのようでした。

一連の表彰式や来賓の挨拶があって、ちょっと眠気に負けていたころに、在校生送辞。
そして、卒業生の答辞。
この答辞、生徒会長の男子が校長先生の前で、読み上げましたが、これがすばらしかった。
「千と千尋の神隠し」の千が、なにもかも人任せの子から、人任せではなく自分で未来を切り開こうと頑張っていくようになったこと。
親も知らず誰にも、どこの誰かも知られていない「顔なし」が、千に気ずいてもらったことで、千を頼ろうとし、気を引くためにいろんな災いを起こしてしまった事などを引用して、自分たちは、顔なしになってはいけない、自分の未来は、自分で開いていくのだということを、時に涙で声を震わせながら話しました。
この答辞で、あちこちからすすり泣きが・・当然私も感動です。

そのあと、子供たちが文化発表会の時から必死に練習して、真剣に取り組んでいた合唱がありました。

まずは国歌、横浜市歌、校歌。
そしてあの曲「旅立ちの日に」
これは、泣かせるために作ったような歌ですね。
子供たちの合唱うまい!!

次に「大地賛頌」
もう感動です。

最後に全校生徒で「ふるさと」。

  雨に風につけても おもいいいずる ふるさと

涙止まらず、鼻をすする音があちこちから・・・

こんないきれいなコーラス出来るんだ。この子たちは。
一生懸命に歌わないと、こんなにきれいには聴こえないと思います。

ふざけたり、騒いだりしていても、やる時はやる。

先生たちもボロボロでした。

後で父兄だけを前に、学年主任の男の先生が、「教職を長年やっていて、今まで卒業式で泣いたことはありませんでした。・・・でも・・今年は、本当に感動しました…(絶句)歌っている、あの子たちの横顔を見ていたら・・・本当にどうもありがとうございました。」と、頭を下げられ、また涙です。
こんな大変な子供たちをよく見ていただいたと、感謝するのはこちららのほうなのに。

式の後、子供たちは中庭へ。
先生たちとわーわーきゃーきゃー。

そして、卒業生と先生たちがスクラムを組んで、何かを誓ったようでした。
 
最後のひと時です。

みんなキラキラ輝いていて、これからいろんな可能性を持って広がっていくんですね。

             

早咲きの桜も咲き始めました。
卒業おめでとう!