実はこの数か月、いろんな意味で自分の立場や、お上との価値観の違いで、凹むことが多かったのです。
その上今日は、朝から崖から突き落とされるようなメールをお上から頂き、かなりやばい精神状態だったんですよね。
一生懸命やればやればやるほど、理解されない事への苛立ちは、中間管理職の経験者なら誰もが経験するんでしょうが、特にわかってくれる筈と、信じていた人に分かってもらえなかったという悲しさは、さすがの私もこたえました。
でも「私は誰のために頑張ってきたのかな」と考えたとき、もちろんステーションのためであり、スタッフを守るためでもあるのですが、やっぱり関わる患者さんの為なんだと、今日すごく感じる事がありました。
私たちは、患者さんやそのご家族の笑顔や、ホッとした顔や、うれしそうな顔が見たくて頑張っているんじゃないかと・・。
ケアマネとして3カ月ほど関わっていいた、呼吸疾患の利用者さんが、急速に病状が悪化していきました。
主治医の先生には、その辛さは上手く伝わらず、彼の中には悪化していく恐怖と、身捨てられているような不安におびえていました。
「もう、通院することも辛い。」
連携室の看護師さんとも相談して、往診医のお話をしてみました。
短い間にそれが実現できました。
月曜日に「水曜日に往診して下さる呼吸器の先生が来てくれることになりましたよ。とてもよくお話を聴いてくれる先生だから、安心して待っていてくださいね。」
と伝えると、電話の向こうで奥さん「ありがとうございます!こんない苦しんでいるのに、そばにいても何もしてあげられないのが辛くて・・」と泣いていました。
この数週間で寝たきりになってしまったAさんの家で待っていると、お願いしていたY先生が来てくれました。
長い時間をかけて、診察をしながらいろんな話をしました。
私は、今の呼吸器の疾患のことしか、考えていなかったのですが、既往歴の中で糖尿病があったことがわかりました。
急激なるいそう(やせ)、水分をやたら欲しがっていて、身体が思うように動かない。
先生がBSチェックをすると食後4時間も立つのに300以上。
呼吸状態の悪化とばかり思っていたのは、糖尿病の悪化のためでもあったのですね。
思ったほどの呼吸状態の悪化はなく、これなら今は乗りきれそう。
先生も診療補助のKさんも私も、ホットしました。
先生からは、呼吸の病気の事も、糖尿病の事もちゃんとお話ししていただいて、お薬もすぐに出してもらえました。
2週間後には、また必ず来る事もお約束して、どれほど奥さんがほっとしたことか。そして、今後の呼吸の病気の事や、最後は苦しくない終わり方をしたいと言う御本人の言葉も聞かれて、奥さんも泣きながらも覚悟をされたようです。
「大丈夫。」の言葉、「これからちゃんと自分が診ていくから。」の言葉に妻は「もっと早くお願いすればよかった!」と。
「よかった」と、本当によかったと思いました。
光が、見えた気がしました。
これなんだな~と、思いました。
大きな病院のお医者さんでも、ちゃんと患者の話を聞かなければ、なにも見えてこない。
検査をお願いしても「ほかの科でやってもらって。」
ちゃんと聞いてくれれば、とっくに高血糖の状態にあることはわかっただろうに・・・
聴けないDrと聴けるDr。
そんな時に、私が関わっている事で、少しでも早くY先生に繋げられたことも、あんなにおびえていた奥さんに笑顔が戻ったことも、Aさん自身が自分の意思でこれからの選択を出来たことも、私が嬉しかったんです。
何のために、頑張るのか。
私のため。
スタッフのため。
ステ―ションのため。
そして、なにより患者さんのため。
ちょっと元気が出ました。
まだまだ思うところはあるけれど、やっぱり私は頑張らないといけない。
待っていてくれる人たちのためにも、自分のためにも。
その上今日は、朝から崖から突き落とされるようなメールをお上から頂き、かなりやばい精神状態だったんですよね。
一生懸命やればやればやるほど、理解されない事への苛立ちは、中間管理職の経験者なら誰もが経験するんでしょうが、特にわかってくれる筈と、信じていた人に分かってもらえなかったという悲しさは、さすがの私もこたえました。
でも「私は誰のために頑張ってきたのかな」と考えたとき、もちろんステーションのためであり、スタッフを守るためでもあるのですが、やっぱり関わる患者さんの為なんだと、今日すごく感じる事がありました。
私たちは、患者さんやそのご家族の笑顔や、ホッとした顔や、うれしそうな顔が見たくて頑張っているんじゃないかと・・。
ケアマネとして3カ月ほど関わっていいた、呼吸疾患の利用者さんが、急速に病状が悪化していきました。
主治医の先生には、その辛さは上手く伝わらず、彼の中には悪化していく恐怖と、身捨てられているような不安におびえていました。
「もう、通院することも辛い。」
連携室の看護師さんとも相談して、往診医のお話をしてみました。
短い間にそれが実現できました。
月曜日に「水曜日に往診して下さる呼吸器の先生が来てくれることになりましたよ。とてもよくお話を聴いてくれる先生だから、安心して待っていてくださいね。」
と伝えると、電話の向こうで奥さん「ありがとうございます!こんない苦しんでいるのに、そばにいても何もしてあげられないのが辛くて・・」と泣いていました。
この数週間で寝たきりになってしまったAさんの家で待っていると、お願いしていたY先生が来てくれました。
長い時間をかけて、診察をしながらいろんな話をしました。
私は、今の呼吸器の疾患のことしか、考えていなかったのですが、既往歴の中で糖尿病があったことがわかりました。
急激なるいそう(やせ)、水分をやたら欲しがっていて、身体が思うように動かない。
先生がBSチェックをすると食後4時間も立つのに300以上。
呼吸状態の悪化とばかり思っていたのは、糖尿病の悪化のためでもあったのですね。
思ったほどの呼吸状態の悪化はなく、これなら今は乗りきれそう。
先生も診療補助のKさんも私も、ホットしました。
先生からは、呼吸の病気の事も、糖尿病の事もちゃんとお話ししていただいて、お薬もすぐに出してもらえました。
2週間後には、また必ず来る事もお約束して、どれほど奥さんがほっとしたことか。そして、今後の呼吸の病気の事や、最後は苦しくない終わり方をしたいと言う御本人の言葉も聞かれて、奥さんも泣きながらも覚悟をされたようです。
「大丈夫。」の言葉、「これからちゃんと自分が診ていくから。」の言葉に妻は「もっと早くお願いすればよかった!」と。
「よかった」と、本当によかったと思いました。
光が、見えた気がしました。
これなんだな~と、思いました。
大きな病院のお医者さんでも、ちゃんと患者の話を聞かなければ、なにも見えてこない。
検査をお願いしても「ほかの科でやってもらって。」
ちゃんと聞いてくれれば、とっくに高血糖の状態にあることはわかっただろうに・・・
聴けないDrと聴けるDr。
そんな時に、私が関わっている事で、少しでも早くY先生に繋げられたことも、あんなにおびえていた奥さんに笑顔が戻ったことも、Aさん自身が自分の意思でこれからの選択を出来たことも、私が嬉しかったんです。
何のために、頑張るのか。
私のため。
スタッフのため。
ステ―ションのため。
そして、なにより患者さんのため。
ちょっと元気が出ました。
まだまだ思うところはあるけれど、やっぱり私は頑張らないといけない。
待っていてくれる人たちのためにも、自分のためにも。