こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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22年度在宅高齢者サポートネットワーク

2010-03-11 23:20:21 | 訪問看護、緩和ケア
瀬谷区で数年前から行われている、在宅高齢者サポートネットワークに行ってきました。
今回は、ワールドカフェ方式をとり、メンバー間で今後のサポートネットワークで何をしていくべきかと言うことを話し合いました。

メンバーを4人ずつグループ分けして、模造紙に出てきた意見を書いていきます。
20分ごとに一人残って、シャッフルします。
残った一人は、新しいメンバーに今まで話していたことを伝え、また20分話し合います。
これを3回繰り返した後、ファシリテーターが意見をまとめていくというわけです。
この時はカフェ方式と言うことで、お茶やお菓子を食べながら自由に話し合っていきました。

・地域で高齢者を中心に、横のつながりを強くするための出会いの場所にする。
・医師との距離を縮めるための方法を考える。
・24時間365日在宅の老人の対応が出来るようにするべき。
・ネグレクトや、ヘルプを言えない、隠れた高齢者への支援を出来るようなネットワークを作る。
・人材育成をしていく。
・もっと多職種が話し合える場を作る。
・いろんな科の医師も呼んで、話し合うべき。
・1次、2次、3次救急のような対応が必要。
・ets・・・・

そんな話がでましたが、じゃあこれをどう実現させていくのか、それが問題ですが、今日はここまでとなりました。
はたして、どこまでが実現可能なのか?

私的には、すでに介護保険の流れの中に乗って支援を受けられている人は、ある程度問題が解決できる状況にあるわけですが、そこに乗れない人達、気ずかれずに自宅で放置されたり、困窮のためにサービスを受けられないなど、うまく介入できないケースなども平行して支援する方法を考えていくべきだと話しました。

たとえば、介護者が幼い子何人か抱えており、親の病状が悪化しても救急車に乗れない、とか逆に介護者が夜間急に具合が悪くなり救急搬送が必要になった。
などと言う場合に、現在どんな支援方法があるのか?
昼間なら何とかなることも、夜半ではどうにもならない事があると思うのです。
こんなとき、相談窓口がちゃんとあって、有償ボランティアでも飛んできてくれたら・・・

小規模多機能や、夜間対応のヘルパーなどと契約していない限り、現状ではお手上げになってしまいます。
こんな時に地域のつながりがあると、お互いさまで助け合えるのでしょうが、全く付き合いのない家庭も少なからずありますので・・・

こんな状況で、何から手を付けるのか、一歩でも前に足を踏み出せるのか、それが一番の課題ですね。
でも、瀬谷区の高齢担当は、よく頑張っていると思います。
今は、同じ方向を向いていると感じます。
お役所仕事だけでない、熱い思いも感じます。
この気風がずっと続けばいいのですが、担当者が異動したとたん尻つぼみにならないように、動かせない基盤を作らないといけませんね。

あ、そうそう。
私の肺の定期検診、今回も変化なくホッとしました。
数か所ある小さなすりガラス陰影は、なぜか1個消えていました。(5mm幅の間にあったのかも)
知らなきゃいいものを、見つかってしまったものはしようがありませんよね。
今のところ、悪いものにはなっていないみたいです。