こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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そうか、そうなんだ。

2010-03-24 23:24:44 | 訪問看護、緩和ケア
この前から、ずっと「これでよかったんだろうか?」という思いにずっととらわれてきました。
私が、いつも勉強させていただいているブログ「緩和ケア医の日々所感」の「ハイジの隠された話」に寄せた私のコメントに答えてくださった有賀先生の言葉に、とても納得しましました。

そうか、そうなんだと。

先生は、「モリ―先生の火曜日」という本を紹介したうえで、
《これでよかったのだろうかという疑問は、ケアギバーの解釈であり、推論の域を越えないものだと思えるようになり、人が自ら決めたことを歩んでいくということは、私達の価値観を越えたその人の価値の中にあるのだと思います。≫
と答えてくださいました。

そうです。彼が決めて選んだ形です。
それがよかったのかどうかは、私のなかで解決するものではなく、彼の価値観のなかで判断されるものなのですよね。

「一人で死ぬのは孤独である」と感じるのは私の価値観であり、決して彼の価値観ではない。
確かにそこで失われていく命に、感情移入していたように思えます。

感性は豊かであるべきですが、やはり感情にまかせて、測りえない人の思いに疑問を持つのは違うのだと納得しました。
今日、「モリ―先生との火曜日」を発注しました。

私の悪いところは、今も昔も感情移入しすぎるところです。

自分では、客観的なつもりでも、いつのまにか自分の気持ちの中で、沈み込んでしまう事があります。
自分のではわかりようもない人の価値観。推論で考えてわかるはずのない事。
これは看護の上だけでなく、生きていく上でとても大切な事だと感じました。

これまで見送った人たちの中で、何度か同じ思いを抱いて、苦しいと感じた事があります。
けれど、それはその患者さんが選んだ道であったわけで、それがよかったのか、悪かったのかは彼らの中にしかないのだとわかって、とても救われました。


この事を考える事で、また気持ちが少し上に向きました。
単純なのかな~?私ってば・・・

ところで、話が変わりますが今日うちのスタッフが「びっくりしたんですよー!」と言って帰ってきました。
入浴介助の後、記録をしていた彼女が、何かの気配にふと炬燵に座っている患者さんを見ると、大きなカメが患者さんの身体を横切って、首をのばしながら風呂場の方へ去って行ったそうです。
「えぇ~!?カメ?!」
お家の人は意も介さずに「そうそう、放し飼いにしているの、こたつの中にもあと3匹いるわよ。みる?」と言ったとか。

どうやら陸ガメのようですが・・・炬燵で逢うんだ・・・・
ウンチとかどうするんだろう・・?
と後で話題にはなりましたが、いろんなペットいるんですね。

そう言えば、娘の友達はイタチを飼っていて、フェレットみたいに品種改良されていないので、ものすごく臭くて動物園の匂いがしたそうです。
ちなみに、フェレットやお猿さんを飼っている方は意外に多いようですね。

爬虫類は、ちょっと苦手ですが、かえるならいいかも・・
うちには、巨大な黒いウーパールーパーが2匹今年も冬をこえました。
あと、玄関のあたりにヤモリがよく出没します。
奴は超かわいいですよ。指の先が丸くて目がくるくるしてて。

こういう話は、悪気なくて面白くて、素直に笑えるので癒されます。

もっと、面白い話ないかなー?