☆わんこと一緒の想い出と共に☆

シェルティと暮らしていたマールママの記録と記憶のためのページ

介護する側 される側

2011年09月09日 | 三婆通信

ショートステイ中の1番叔母に面会に行ったとき

「わたし、10日もここに置かれるみたいよ・・・」と言う叔母。

「そうね、F叔母さんが病院に行くし手術ができないかわりに1週間くらい電気かけたり治療に通うみたいよ」と

嘘も方便で、1叔母の納得がいくように「F叔母さんに、きちんと治してもらわないと叔母さんが一番困るものね」と私。

他のことはコロっと忘れるのに、1週間のショートスティのことが10日と頭の中にガッツリ入ってしまい

家でも機嫌が悪く、口を利かなかったらしい。

でも、病院に治療に通う話をしたら「そうしなさい!」と解ってくれたとのこと。

1の叔母も ホームでの生活が苦痛なわけではなく、楽しみにして出かけていく。

ただ、お泊りとなると難色を示すのである。

 

 

誰しも、住み慣れた家の お布団で休みたいのは同じ。

それは、介護している 3の叔母にとって もっと切実だと思う。

耳が遠い1の叔母はテレビの音はガンガン!!2階の部屋でも眠れないほど。

やさしく かわいい叔母だが、ガンコな部分もあり姉としての威厳は保っている。

施設から具合が悪いところがあると、病院に連れて行くように言われても言うことを聞かない。

介護する側というのは、まわりのひとが何気なく言った言葉に傷ついていることがよくある。

「おばさん、施設に長く置かれるなんてかわいそう・・・」

介護される側の気持ちを考えて言った言葉が、介護する側にはグサッと突き刺さる。

介護の経験のある人は絶対に、そんなことは言わないのだが。。

「だったら、あなたにお願いしようかしら。かわりにお世話してくださる?」そう言いたくなる。

相手の人は、そんなつもりで言ったのではないこともわかっているのに

施設に預けることは、手を抜いているみたい・・・そんな呵責に悩んでしまうのである。

そんなことが、このところ続き 3の叔母は「自信が無くなった」とひどく落ち込んでいた。

話を聞いてやり、ショートスティを利用し少し自宅で休むようにと伝えたら

ケアマネージャーのNさんが「Fさん!ひとりで抱え込まないで何でも相談して下さいね!」

と言ってくれたと、うれしそうな電話がかかってきた。

「おばさん!来週わたし “大人の休日パス” 使えるから行ってみるね!美味しいものでも食べに行きましょ!」

「そうして!うれしいわ~♪ 楽しみにしてるね~」

 

 

介護される側は、施設でも多くの人に守られているが、介護する側は孤独に頑張っている場合が多い。

そして精神的に、少しずつ自分を責めていって 暗い気持ちになってしまうのだ。

いつか自分も通る道

介護する側 される側 どちらの気持ちも 経験しなければわからないことではあるけれど

大変な中 がんばっている人には いたわりと感謝の気持ちを伝えたい。