Kaettekita 私が思う あのこと このことReturn(Get Back Part2)

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何でも、リビドー(性的本能)が働いているのか?

2023年05月15日 11時44分11秒 | 『福祉』『介護』病院・障碍者・高齢者福祉。母の優しさ。借金ローン返済地獄解決篇
 精神医学では、精神医学者・フロイトの説く、生の本能としての性的エネルギーとして、何に於いても、「リビドー」が働く、と説く。

 それに対して、そんな大げさな話では無かったのだが、我が家に来ていた、S協のベテランヘルパーさん、W辺さんは、こんな反応を示して、語っている言葉があった。
 
 それは、私との、W辺さんが調理中にも、会話が為されていたのだが、私はその時、うろ覚えだが、確か、井上陽水の音楽を、PCで掛けている最中だった。

 その時に、私は、こういう音楽家は、純粋に、損得抜きで、女の人にモテたいなどの気持ちなど一切無しで、音楽家、作詞作曲家となったのか、それとも、多分に、女の人にモテたくて、音楽を志したのか?どっちなんだろう、と。

 それが、女の人にモテたい、との、不純な動機から、そう、有名人になったとしたら、それは果たして、許せる話なのか、との、究極の、人生問答を、W辺さんに投げ掛け、訴えた。

 それら、音楽家、フォークソング、ニューミュージック界の大御所、井上陽水にしろ、吉田拓郎にしろ、南こうせつ、松山千春、桑田佳祐、玉置浩二、財津和夫、等々の人達の名前を列挙して、それら作詞作曲者たちが、皆、当初の出発点が、不純な動機から出発していたら、イヤだ、心外だ、ガッカリだ、と私は、W辺さんに訴えかけた。

 W辺さんは、あー見えても、音楽には、非常に造詣が深く、私などは、ただ、売っている音楽のCDや、電子音楽のダウンロードするのみの、浅い、音楽の聴き方、音楽人生だったが、W辺さんは、実際に、その現場、詰まりは、コンサート会場まで足を運び、直に音楽を見聞きする程の、見聞も広く、大の音楽ファンでもあるので、私などは尊敬の念を持って、彼女の言う事する事、全てにおいて、音楽の達者な人生を送る彼女、W辺さんの事は、素晴らしい女性だと、常々思っていた程、彼女のヘルパーのサービス時間は、私達二人の間で、音楽の話が、全てを占めるのであり、中心をなしていた。それ程、私達は、二人とも、音楽好きで、私は彼女を敬い、音楽を中心とした、関係性が強固に結びついていた。
 
 そのW辺さんが言った。それは、結局、男の人は皆、最初っから、女の人にモテたいと思って、音楽を始めた人は、相当の数に上る筈。それが、どうしていけないの、と、こういってのけた。要するに、W辺さんは、最初から、男の作詞作曲家、シンガーソングライターが、女性にもてるのを目当てにして、音楽を始めた、それが出発点だからって、何が悪いの?という立場だった。
 
 私は、それを聞いて、あー、なんか、ガッカリだ、とその場でため息交じりで、もう、本当にガッカリした雰囲気で、肩を落とした。それならば、その伝で言えば、西洋音楽の、音楽家、モーツアルトや、ベートーヴェン、などの、クラシックにもそれが応用され、皆、女の人にモテたくて、音楽家になった人もいたの?とその疑問を、W辺さんに聞いたら「当然!」との返事。

 もう、開いた口が塞がらない。というか、それじゃあ、こんなに純粋?な気持ちで、それら音楽の楽曲類に幼少から慣れ親しんで来た私などは、本当に、その日一日で、全ての音楽、音楽家に対して、ガッカリの、心底から見損なう、というか、それら音楽家の根性が、嫌気が差す程の、イヤだ、という衝撃を受けた。

 みーんな、女目当てで、モテたいが一心で、それら音楽を、紡いでいた、音楽を作ってきたのだという真実。事実。訳。理由。それらを聞いていたら、もう、何か、自分が自分でも許せない、というか、本当にガッカリ来た。もう、知らない、と。それら、そいつらに、騙された、と。

 けれども、W辺さんが言った。それが事実なんだけれども、結果としては、今現代現在の、それら優秀な、有名な、音楽・楽曲として、名を残し、人々に愛され、記憶にも残る程の、楽曲、音楽を残してくれている事は、その当人にも、我々一般人にも聞く事が出来て残してくれて、誇れる事だし、素晴らしく、悪い事ではないんだよ。動機はどうあれ、結果が良ければ、すべて良し、ということわざもあるでしょ、という。

 私も、音楽は大好きなんだが、そんな一面、今、有名な音楽家たちほとんど全員が、女にモテたくて、音楽を作る。音楽家を目指していた。それには、全面的には承服出来兼ねたが、しかし、W辺さんの言う事にも、一理あるし、後は、何も言えなかった。

 ただ、もっと、それら、フロイトのリビドー説を裏付けるような、そういう性的力学で、この世の中が動いている事に、猛ショックを軽く受けた。純粋な、ウソの付けない、バカ正直者の、私であった。

 考えて、言われてみれば、あの、英国、イギリスのロックバンド、「ザ・ビートルズ」だって、バンド発足当初、デビュー前には、優等生バンドと言われる前は、スキャンダラスな噂、相当なワル、であり、それは、不良性を全面に掲げた、二巨頭、ライバルバンド・ローリングストーンズよりも、相当悪質な、悪さをしていた。

 ヤンチャな時期も、その、ビートルズの歴史には、当然、刻まれている。それらを思えば、そんな、日本の音楽家の貞操などは、優劣に微塵も、損得にも、関係がない程、考え及ばず、しょうがないし、ビートルズのあのタチの悪さに比べれば、所詮、月とスッポン、大人と子供との違い、そんな格差すら感ずる。
 
 とにかく、人の事、ゴシップばかりなどに、関わってばかりもいられない。それよりも、自分の足元を、頭の上に、ハエがたかっていないか、それら、自分自身をもっと見詰め返して、他人事など、この際、どうでもよい。そんな事は、今更、関係が無いのだ。こちらとしても、どうもこうもしようもない。

 無論、今はもう、その当時、今から数年前に辞めてゆかれたヘルパーさんの言った事でもあるし、その後は、今はそのヘルパー事業の利用者でも私はとっくに無くなった。

 とにかく、W辺さんの言う通り、この世に、良い音楽を残してくれた事にのみ、喜び、感謝すべきであるし、音楽家たちの、その動機は、純であれ、不純であれ、どうこう文句をいい、垂れる、という、こちら側にはそんな権限は全く無いのだ。

 とにかく、楽曲は、音楽は、我らの目の前に厳然としてある。それを、まずは、純粋に、聞いて楽しみ、喜び合おうではないか。

 音楽を味わうのに、理屈などは一切要らない。自分自身の感性を試すのみ。その音楽を一心にひたすら味わうのみ。その時こそ、こちら側聴き手・受け手は純な、清純な気持ちで味わえばそれでよろしい。それが本日今日の結論。

 一般大衆の、現在を生き切る、諸先輩後輩・御同輩、皆様方よ!

 長文失礼致しました。ここまでお読みいただき、誠に有難う御座います。

 以上。よしなに。wainai


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