漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

愚臣、不諱(フキ)の朝に処(お)る ~ 過去問の精査“+α(プラスアルファ)”の学習の仕方 ~

2017年05月26日 | 過去問等の深掘りシリーズ
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●29-1は28-1と同じように、年度第1回だから高難度になるのかな~。それともここ2回ほどの難度に落ち着くのかな~。
●全体のレベルはそれほど変わらないだろうけど、いわゆる“満点阻止問題”はふたつ、みっつ、出してくれそうだなあ~・・・。
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●H12-1過去問の音読み問題・・・「愚臣、不諱の朝に処る」・・・「不諱」を読ませる問題・・・解答は“フキ”・・・
●意味は省略・・・(ネット上のどこかに書いてあると思う)
●故事成語類でも出題されそうな問題ではあるけど、ここでは“過去問の精査”につづき、更にその上を行くやり方について・・・

<1>「不諱」・・・勿論、音読みができるようにするのが第一、次に、この意味を調べる・・・漢和辞典でなくても国語辞典に出てるのも多い・・・
 不諱(フキ):「不諱・不忌」(フキ) (広辞苑)①諱み憚らずに言うこと。直言。 ②避けることのできないこと、すなわち、
 ・これだけでも以下のように相当の知識が増える・・・
  ①不諱は「不忌」とも書くんだ・・・ 
  ②普通、「忌み憚らず」と書くけど、広辞苑では「諱み憚らず」と書いてる。「諱」は「いみな」だけでなく「諱(い)む」という読みもある・・・
  ③「不諱=不忌」=直言なので、 直言=ふき という同義語問題にもなりそうな熟語だ・・・
  ④広辞苑の意味②では「死」という意味もあるんだ・・・(注)これは要注意・・・他の“フキ”でも死を意味する熟語あるため・・・

<2>「フキ」の同音異義語を調べる・・・国語辞典に出ている、同じ「フキ」読みの熟語もざっと見てみる・・・
 ・広辞苑では(植物名などをのぞき)、

  不軌(フキ):①おきてを守らないこと。法に従わないこと。 ②むほんを企てること。反逆。「・・・をはかる
  不起(フキ):(再び起たない意)病気が治らないこと。また、世を去ること。「・・・の病(やまい)」
  不帰(フキ):帰らないこと。また、帰るのを忘れること。忘帰。転じて、死ぬこと。
  不器(フキ):天性の器量のない者。
  不羈(フキ):(「羈」はつなぐ意)①しばりつけられないこと。束縛されないこと。おさえつけにくいこと。「奔放・・・」 ②才識すぐれて常軌で律しがたいこと。「・・・の才
  
  *その他、「付記・附記」「富貴(フキ)」(➪“フウキ”の項への指示あり)・・・などあり。

 *これらの中には、<1>と同じように、同義語問題や語選択問題になりそうな熟語もある。また、熟語の文例や表現の仕方などもあるので、書き問題や文章題で出た時に、どの“フキ”なのかを訓練しておくのも勘を養うのに良い・・・

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過去問の“精査”が大事・・・

2017年05月26日 | 過去問等の深掘りシリーズ
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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●29-1は28-1と同じように、年度第1回だから高難度になるのかな~。それともここ2回ほどの難度に落ち着くのかな~。
●全体のレベルはそれほど変わらないだろうけど、いわゆる“満点阻止問題”はふたつ、みっつ、出してくれそうだなあ~・・・。
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●過去問の問題個所と解答のみを理解・復習するのでなく、その周辺を“深掘り”することが大事だとは、以前から、このシリーズで力説していますが、
自分で言っておきながら、まだまだ“精査”が足らなかったものもあったことも含めて、今日は、その実例を過去問から例示します。


<1>H11-1訓読み問題・・・「善を嘉して不能を矜れむ」・・・“矜(あわ)れむ”の訓読み・・・
・つい最近の試験で、「ヨミ(嘉)して」という書き問題(文章題中だったか?)が出ました・・・

<2>H11-1文章題・・・「・・・既に早く評壇の一隅に囁囁の語を為す者あり・・・」・・・“囁囁”の読み・・・
・これなんか、23-3の過去問で、「一隅に囁囁の語が起こった 」という音読み問題で出て、この読みについて、漢検さんにも照会しちゃったけど、すでに、H11-1の文章題で出てた・・・この標準解答は「しょうしょう・じょうじょう」だった(^^;)・・・やはり、「しょう“じょう”」という読みは怪しそうだ・・・


*上記2例以外にも、過去問の内容を別の分野で出題している事例はたくさんあります。
*高得点を狙うには“重箱”の隅を突くような学習や漢検辞典の精査も必要でしょうが、こうやって、過去問を“精査”するだけでも相当の力がつきます。
*初心者や初合格を目指す方は、そういう視点で、過去問(および、その問題の周辺の語彙など)を重点的に学習されたほうがよろしいかと思います。

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