漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 28-②に向けて (明日香10:有馬5(完))

2016年09月22日 | 漢検1級高得点獲得のためには
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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<大御所整理中の「斂」> 斂衾 殯斂 斂臀 斂昏
<その他> 東施効顰 曁羅女 西施乳
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●文中に、書き問題・読み問題があります。よろしければトライしてみてください。文中のゴチック文字・・・カタカナは漢字で、漢字は読みをひらがなで、回答してみてください。
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【syuusyuu倫】 未成年の方はご遠慮ください。成人女性の方は自己判断でお願いします。
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(夕食前、色欲に①チンメンしちゃった二人、でも、お湯の中なので未遂のまま、その後、別々に銀泉にも浸かり、お部屋の夕食・・・今日は神戸牛のコース・・・いつものようにお酒を飲みながら、先付、②ワンモノ、お造り、③タき合わせと進み、いよいよメインの神戸牛・・・)

明日香姫:ウッワ~ッ、すっごい!!これがホンマの神戸牛かあ・・・美味しそうだねえ!!
大御所:ふふふ、地元だしな、自慢するだけあって、ええ肉よな、これ、柔らかくて蕩けるようやなあ~・・・
明日香姫:ホンマ、ホンマ、美味しい~!!
大御所:ふふふ、但馬牛の最高品やもんな、旨いわな・・・日本3大和牛の一つやがな・・・(ふふふ、若い娘はやっぱり元気で食べっぷりがええわなあ・・・ワシには、これ、ちょっと重いでえ・・・で、でも食、食っとかんとな、か、体がもたんわ、もお・・・)
明日香姫:ねね、おおちゃん、また、東京行くんだよね?東京の先生方にまた会うって・・・この間言ってたよね・・・アテも一緒でええんでしょ?
大御所:ああ、そおや、もちろん、一緒やけど、なんかあるんか?
明日香姫:うん、“蕩ける”って聞いて思い出したんだけどお、アテ、ほら、あの、連れてってくれた鰻のお店、あそこの鰻の味、忘れられないよお、もう一回、食べたいなあ・・・また、連れてってくれないかなあ・・・あのね、実はね、忘れられないっていうか、逆にほとんど覚えていないの、夢中で食べちゃって・・・とっても美味しいってのは分かってるんだけど、あれこそ、ホントに口の中でほろほろと溶けちゃう感じだったでしょ?アレッっていう間になくなっちゃって・・・えへへ、ほとんど覚えてないんだもん・・・
大御所:ふふふふふ、そおなんよ、あの焼き方こそ、あの店の④シンズイなんよな、他ではちょっとないで・・・今度、東京行ったらまた行こか・・・でもな、ワシ、もう一軒あるんよ、行きたい鰻の店、そこもエエでえ・・・この間のカンダガワとは違うんやが、こちらも老舗でな、逆に、こっちは“食った、食った~”という感じがするでえ~、まさにこれが鰻かあ、という感じやで。大きい蒲焼きがな、2枚と2枚、お重の中で2段になっててな、全部で4枚も食うんやでえ~、こりゃあ、食いであるで、しかも、もちろん、うっまいかんな・・・あれは満腹感、満足感ともに満たしてくれるでえ、若いアッちゃんなんか、そっちの方がええかも知れんよ・・・
明日香姫:へ~っ、鰻の店っていっても、店によってそんなに違うんだあ・・・へえ~っ!?そっちも行きた~い!!
(とかなんとか、大⑤ハシャぎで、飲んで食べて夕食を終了・・・広い部屋でテーブルを⑥挿んで、残りの整理を開始・・・しかし、二人とも十分に酔っており、しかも夕食前のひと時がひと時だったため、二人とも、もやもやとした気分のまま・・・)
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大御所:ふうっ、たらふく食って、たらふく飲んでっから、頭、よお回らんわ・・・ちょっと、アッちゃん、ワシ、独り言のように言いながらメモしながら、残りの「斂」の字、整理すっからな、何か気づいたり、わかんないことなんか、あったら、聞いてくれや・・・
明日香姫:はあい!でも、おおちゃん、大丈夫う?もお、休んだほうが良くなあい?顔もまだ赤いし、酔ってるでしょお?ふふ、そういうアテも酔っちゃってるけんどサ~、ふうっ・・・
大御所:あ、ああ、でもな、やること、まだまだ一杯あるんや、やれることは、やれるときにやっとかんとな・・・
明日香姫:そっかあ、大変だね、わかったあ・・・でも、メモしながらみたいだから、こっちからだとちょっと見づらいよお・・・そっちの隣に行っていいかなあ~?
大御所:お?お?お、そおか、そおやな、ええよ、ええよ、隣り、おいでえな・・・メモもよく見てくれや・・・
大御所:先ずは、「⑦斂衾」や、これは、「屍体を蔽う衣のこと」や、“しまう、かくす”という意味が含まれてるから、厳密には「おさめる」訓に対応しているかどうかは疑問やな・・。、それから、「⑧殯斂地」は「珍しい陵墓の形態で仮埋葬所のこと」、「斂汗法」は「慢性の汗や寝汗などを止める」という意味やな。ま、こんなん、マイナーすぎるんで、出題には適さんやろな・・・じゃが、「殯斂」「斂汗」までならエエかも知らんな・・・「殯斂」は“⑨殯して、遺体を⑩殯る”って意味やから、「斂」の意味は“おさめる”意味で出せるかもしらん、それから「斂汗」も“汗をおさめる”って意味になるから、これも“おさめる”意味で出せるかもしらん・・・。(ふう、酔い、醒めんよ、しかも、アッちゃん、もう浴衣姿で隣りにいるんやで、胸元・・・胸なんか丸見えやもんなあ・・・さっきからモヤモヤ続いてるし、ワシ、なんかしちゃいそうやで・・・)
明日香姫:これは出すとしたら、熟語・一字訓読みで出すん?それとも他の分野の・・・、うっ、おおちゃん!な、なにすんのお?うっ、うっ、・・・もお、キスなんかしちゃってえ~!
大御所:やや、ごめんな、ちょっと昂ぶってもうた、ごめん、ごめん、ちょっとさっきからモヤモヤが続いてたんでな、つい・・・
明日香姫:・・・ううん、ええけど・・・でも、整理しちゃいましょ、先に・・・アテだってモヤモヤしてんのよ、さっきから・・・おんなしなんだからあ、ちょっと我慢しましょ・・・ふふ。
大御所:ふふっ、そやな・・・ごめん。えと、次は・・・太極拳用語で「⑪掖胯斂臀⑫ソケイ部を収め、尻を締める」ってのがあるな、ま、これもマイナーやな、出すとしても読み問題ぐらいや・・・う~ん、「斂臀」で“ひきしめる”意味で出せんこともないか・・・ま、マイナーやな。
明日香姫:おおちゃん、ごめん、ソケイ部ってどこのこと?
大御所:(もうたまらず・・・)ここら辺の事や・・・ここら辺・・・
明日香姫:あっ!も、もお!!い、いやあね、おおちゃん・・・、・・・ご、ごめん、もお、やめて・・・もお!!やめないと、こっちからもいくからね、もお、知らないっから!
(・・・ということで、お仕事そっちのけで、第4Rになっちゃった二人・・・その代わり、スッキリして気を取り直して仕事再開・・・)

大御所:よっしゃ、「斂」の字はあと少しや・・・えっと、「斂昏(れんこん)」・・・これはな、たそがれ、⑬コウコンのことや。コウコンの類義語で出したら、誰も出来んよ、絶対、ぐふふふ、出してみっか?・・・あとは、植物の名で、「五斂子(ゴレンシ)」(=カタバミ科の常緑低木)とか「白斂(ビャクレン)」(カガミグサが別名)てのがあるけど、ま、これは問題外やな・・・。
明日香姫:その「斂昏」の類義語問題、それ、絶対無理だよ!!・・・逆ならなんとかなる人、いるかも知れないけどお・・・ね、「斂昏」の類義語としての「コウコン」なら・・・。
大御所:そりゃ、易しすぎるで、アッちゃん。そりゃ「・・・昏」で勘づかれちゃうで!「コウコン」のほう、字じたいが易しいしのう・・・。
明日香姫:・・・そっかあ、でも「斂昏」て、どうしてそういう意味になるん?
大御所:ええこと聞くで、アッちゃん。これはな、出典がな、宋の蘇軾の詩でな、「仲殊の雪中 西湖に遊ぶに次韻す、二首」としてな、「水光瀲灧(れんえん)として、猶ほ 碧を浮かべ、山色空濛にして已に“斂昏”」てのがあんのや、大きな漢和辞典には載ってるで・・・ただな、この「斂昏」、「昏(こん)を“斂(あつ)める”から、たそがれ」って意味なのか、「斂(ほぼ)⑭昏い」あるいは「斂(ほぼ)⑮昏れ」だからたそがれなのか、漢和辞典にはどっちの読みかまでハッキリ書いてないんでちょっと曖昧なんよ・・・ま、ワシとしては後者のほうの意味だと思ってんだがな・・・。
明日香姫:へえ~っ、面白いし、わかりやすいね、その説明・・・でも、その蘇軾の詩ってどこかで見たり読んだりした記憶があるわ、たしか「晴好雨奇」のところだったかしら?
大御所:そおやな、おんなしような言葉使ってるわな、「水光瀲灧」とか「山色空濛」とかな、ただ、そっちの詩は「湖上に飲す 初め晴れ後に雨ふる」って詩やで・・・「水光瀲灔として晴れ ⑯方⑰好く 山色空濛として雨も亦また奇なり 西湖を⑱把って西子に比せんと欲すれば ⑲タンショウノウマツ 総て相⑳宜し」ってな・・・
明日香姫:あ、そおそお、そっちの詩やわ、「西子」って、あの有名な、中国の4大美女の一人、“西施”のことなんよね?
大御所:そや、「顰みに㉑傚・効う」とか「西施㉒ホウシン」とかでも有名やな、前者は、“効顰”て熟語で漢検2にも載ってるな・・・ぐはははは、この、㉓傚たほうの㉔醜女、当て字で<㉕醜女>ともいうけど、アッちゃん、この女の名前、知ってっか?・・・こっちはな、西施じゃなくて東施っていうのよ、故事ではな、ははは。んで、さっきの“効顰”、四字熟語では「東施効顰」ともいうんやで・・・覚えておくとオモロイで・・・。
明日香姫:へえ~っ、そこまで知らなかったあ~!「東施効顰」ね、うん、覚えてこ!
大御所:ワシ、“西施”のことはうるさいで・・・西施の事を「㉖曁羅女」というとも書いてある辞書あるんやで、ま、美人を指す熟語らしいが・・・それから、フグな・・・こっちでは“フク”やが・・・これ、別名「西施乳」というんやで、フグの白子のことも指すらしいがな、ははは、ふぐは美味やからのう、西施のお乳に喩えてんだと・・・だれも西施のお乳なんて飲んでねえはずなのによ、がははははは・・・
明日香姫:・・・おおちゃん、午後の、さっきの菜根譚の話じゃないけど、すこし“斂束”したほうがええんじゃなあい?ふふふふふ、度を越して、ちょっとエッチすぎるもん、きゃはははは・・・・
大御所:ぐ、む、(ワシ、続けて、「“西施乳”より“明日香乳”のほうがええで」って云おうとしたんやが・・・やめとこ・・・アッちゃんにきっと嫌われるで・・・)ま、なんだ、そういうくらい、西施は今に至るも歴史に名を残しているってわけや、ま、スゴイ女やったんやろな・・・う、うっほん。そ、そおや!芭蕉も句を残してるんやで、「奥の細道」で。“象潟や 雨に西施(せいし)が ねぶの花”って・・・(注)解釈:象潟の雨に濡れて咲いている合歓の花は(かの絶世の美女)西施が目を閉じて眠っているかのような趣である・・・
明日香姫:ふふ、おおちゃん、あせっちゃって・・・かっわいい!アテ、おおちゃんのそういうとこも大好きやん、全然、気にせんといて・・・うふ。
大御所:そ、そおか、ほなら、良かったでえ~(ふう、ほっとしたでえ~)ワシ、西施より断然アッちゃんのほうがええからな・・・
明日香姫:ふふっ、ふふっ、おおちゃん、それって、「眼中に自らセイシ(西施)を出だす(=ほれた欲目で見れば、恋人は絶世の美女に見える)」ってやつじゃないのん、ふふふ、ははははは・・・・でも、嬉しいよ、そお云ってくれると、ふふふ。
(ということで、なんとか明日香姫の心ををつなぎとめた大御所、しかし、第4Rですっかり精も根も尽き果てている大御所、二人で入浴後、本日はおとなしく就寝・・・かと思いきや・・・)

明日香姫:ふふ、おおちゃん、お仕事もなんとか済んでお疲れみたいね、今夜はゆっくり寝ましょうねえ・・・
大御所:そ、そおやな、そおしようかな・・・ワシ、もお、動くのも大儀やねん、寝、寝よっか・・・
明日香姫:ううん、おおちゃん、動かんでええよ、ふふ、アテが、ぜ~んぶ、なんもかも・・・してあげるから、ふふ、そのままで、ね・・・
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・・・思い出尽きない、というか、することは他にない有馬温泉での最後の夜、本館では僉寝しずまり深い静寂(しじま)がおとずれている頃、音も人も斂遮断されている、ここ、離れの個室では、大御所の、いつまでも果てない、喜悦とも断末魔ともつかぬ叫び声があがっていた・・・という ー明日香:有馬編(完)ー・・・
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<文中の読み書き問題 解答>
①沈湎 ②椀物 ③炊 ④神髄・真髄 ⑤燥(はしゃ)ぐ ⑥挿(はさ・さしはさ)む  ⑦れんきん ⑧ひんれんち ⑨かりもがり ⑩殯(ほうむ)る ⑪えきこれんでん ⑫鼠径・鼠蹊 ⑬黄昏 ⑭昏(くら)い ⑮昏(く)れ ⑯方(まさ)に ⑰好(よ)く ⑱把(と)って ⑲淡粧濃抹 ⑳宜(よろ)し ㉑傚(なら)う・効(なら)う ㉒捧心 ㉓傚(まね)る ㉔しこめ ㉕ぶおんな ㉖きらじょ 
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