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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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<弾:中学…ダン、たま、はず(む)、ひ(く) 準1…はじ(く)、はじ(ける)、はず(み)、ただ(す)>
(漢検2)
意味:①たま。銃砲のたま。「弾丸」「銃弾」
②はずむ。はじく。はねかえる。はずみ。「弾力」「弾性」
③ただす。せめる。「弾劾」「糾弾」
④ひく。かなでる。「弾琴」「連弾」
下つき:糾弾(キュウダン)・凶弾(キョウダン)・散弾(サンダン)・指弾(シダン)・実弾(ジツダン)・銃弾(ジュウダン)・肉弾(ニクダン)
・爆弾(バクダン)・砲弾(ホウダン)・防弾(ボウダン)
大見出し:弾(たま)弾圧(ダンアツ)弾雨(ダンウ)弾劾(ダンガイ)弾丸(ダンガン)弾丸雨注(ダンガンウチュウ)弾丸黒子(ダンガンコクシ)
弾弓(ダンキュウ)弾痕(ダンコン)弾指(ダンシ)弾正台(ダンジョウダイ)弾性(ダンセイ)弾奏(ダンソウ)弾頭(ダントウ)
弾道(ダンドウ)弾幕(ダンマク)弾薬(ダンヤク)弾力(ダンリョク)
弾く(はじ-く) 弾む(はず-む)〈弾機〉(ばね)弾く(ひ-く)
*「連弾」:ピアノの二重奏のことだから 「連弾 - 弾(ひ)く」。“たま”の意味ではない。ちょっと調べたけど、それはなさそう・・・。
*「弾弓」:意味からして、また漢字の意味からしても、「弓を弾(ひ)く」とは読まない!!“弾(はじ)く”か“弾(たま)の意。
「弾弓(ダンキュウ)」①繰り綿(種をとっただけで精製していない綿)を打ってやわらかくする弓状の道具。わたゆみ。
②古代中国で、小石などを用いた球形の弾丸をはじきとばし、小鳥などを射た弓。はじきゆみ。
②「ダングウ・ダング」とも読む。
“弾(たま)”の中に、「はじきゆみの石弾(いしだま)」の意あり(大字源)。
また、“はじく”の意味の中に“うつ、たたく、うちたたく”意も含まれている(大字源)
*「弾劾」「糾弾」以外にも「弾(ただ)す」意味に対応する熟語は、大見出し熟語の中では、
「弾圧」(漢検2)政治権力や武力によって強く抑えつけること。「言論―」
(大字源)権力で強く抑えつける。しずめ、おさめる。弾は、ただす意という。
「弾正」(漢検2)弾正台(ダンジョウダイ)律令(リツリョウ)時代の警察機関。風俗や犯罪の取り締まりを行った役所。「弾正」はその役人のこと。
「弾正」は罪を責めただす意。
(大字源)ダンセイ:罪をただす。 ダンジョウ:(国語)弾正台のこと。また、その官吏。
*漢検2では“「弾正」は罪を責めただす意”と、読みを振っていないが、この説明は「弾正(ダンセイ)」で読んで良いのかな・・・。
*国語辞典やネットでは「弾正」・・・ダンジョウと読んでいるのがほとんどだが・・・
*弾丸黒子(ダンガンコクシ):きわめて狭い土地のたとえ。「弾丸」は小鳥などを捕るために使うはじきだま、「黒子」はほくろの意。
(参考)「黒子の地」「弾丸の地」ともいう。 類)尺寸(セキスン)の地
*漢検四字熟語辞典の「弾丸之地」の類義語のところにも、「黒子之地」・・・とある。
*「コクシの地」なんて出題もありうるので、漢検辞典も、こういう(参考)のところもそういう目で見ておいた方が良い。
*弾く(はじ-く):①はねとばす。「指で―く」 ②はねかえして寄せつけない。「水を―く」 ③計算する。「そろばんを―く」 ④弦楽器をつまびく。
*弾く(ひ-く):弦楽器や鍵盤(ケンバン)楽器を演奏する。かなでる。「琴を―く」「ピアノを―く」
・ネットでみると、「弾(はじ)く:文語活用形辞書:〔「引く」と同源〕」に、“弦楽器や鍵盤楽器を 鳴らす。かなでる。 「琴を-・く」 「バイオリンを-・く」 「ピアノを-・く」”とあるので、弦楽器や琴を「弾く」は“はじ(く)”と読んでも良いのかも・・・広辞苑など国語辞典などでは、弦楽器などを奏でる場合は、「・・・を弾(ひ)く」という漢字・読みが一般的なようだが・・・。
(大字源)その他、気になった「弾」関連の熟語
弾冠(ダンカン):①冠をはじいてちりを払う。少しの汚れをも嫌うたとえ。②冠のちりを払って君のお召しを待つ。③転じて、仕官すること。
弾冠振衣(ダンカンシンイ・カンをはじきころもをふるう):①新たに仕官しようと、招きを待つ。②辞職して隠遁する。
弾鋏(ダンキョウ):刀剣のつかをたたく。(孟嘗君の故事あり・・・略)・・・貧しい者が俸禄や地位を求めるたとえ。弾剣。
➪ 「長鋏(チョウキョウ)帰らんか」
弾剣(ダンケン・ケンをダンす):弾鋏に同じ。(孟嘗君の故事)
弾治(ダンチ):悪弊をただし、よく治める。
弾黜(ダンチュツ):不正を責めて退ける。
弾駁(ダンバク):弾劾に同じ。
弾を見て鴞炙(キョウシャ)を求む:はじきだまを見ただけで、ふくろうの焼き鳥を食べようと思う。命中するかどうかわからないから、早計なたとえ。(荘子:斉物論)
*鴞(キョウ(慣用)ヨウ(漢・呉音)):ふくろうの意味あり(他に、みそさざいの意も・・・)。
鴞炙(キョウシャ):ふくろうのあぶり肉。ぜいたくな食物をたとえていう。
鴞鳥(キョウチョウ):ふくろう。悪声残忍の鳥とされ、凶悪な者にたとえる。
*「鴞」は“類)梟 同)梟”とはなっていないので、この成語が「弾を見て“梟炙(キョウシャ)”を求む」なんて内容で出題されることはないと思う、たぶん・・・。念の為、「梟炙」なんて熟語があるかどうか調べたが、大字源ではなかった・・・。
👍👍👍 🐔 👍👍👍
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●29-1までに間に合わず、かつ、事故のため中断していたシリーズを再開しています。漢検2の頁とは順不同です。
●準1以下の漢字については、自分の調べたいところ(不明なところ、興味あるところ抔)のみ、調べて記載していますのでお含み置きください。
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<弾:中学…ダン、たま、はず(む)、ひ(く) 準1…はじ(く)、はじ(ける)、はず(み)、ただ(す)>
(漢検2)
意味:①たま。銃砲のたま。「弾丸」「銃弾」
②はずむ。はじく。はねかえる。はずみ。「弾力」「弾性」
③ただす。せめる。「弾劾」「糾弾」
④ひく。かなでる。「弾琴」「連弾」
下つき:糾弾(キュウダン)・凶弾(キョウダン)・散弾(サンダン)・指弾(シダン)・実弾(ジツダン)・銃弾(ジュウダン)・肉弾(ニクダン)
・爆弾(バクダン)・砲弾(ホウダン)・防弾(ボウダン)
大見出し:弾(たま)弾圧(ダンアツ)弾雨(ダンウ)弾劾(ダンガイ)弾丸(ダンガン)弾丸雨注(ダンガンウチュウ)弾丸黒子(ダンガンコクシ)
弾弓(ダンキュウ)弾痕(ダンコン)弾指(ダンシ)弾正台(ダンジョウダイ)弾性(ダンセイ)弾奏(ダンソウ)弾頭(ダントウ)
弾道(ダンドウ)弾幕(ダンマク)弾薬(ダンヤク)弾力(ダンリョク)
弾く(はじ-く) 弾む(はず-む)〈弾機〉(ばね)弾く(ひ-く)
*「連弾」:ピアノの二重奏のことだから 「連弾 - 弾(ひ)く」。“たま”の意味ではない。ちょっと調べたけど、それはなさそう・・・。
*「弾弓」:意味からして、また漢字の意味からしても、「弓を弾(ひ)く」とは読まない!!“弾(はじ)く”か“弾(たま)の意。
「弾弓(ダンキュウ)」①繰り綿(種をとっただけで精製していない綿)を打ってやわらかくする弓状の道具。わたゆみ。
②古代中国で、小石などを用いた球形の弾丸をはじきとばし、小鳥などを射た弓。はじきゆみ。
②「ダングウ・ダング」とも読む。
“弾(たま)”の中に、「はじきゆみの石弾(いしだま)」の意あり(大字源)。
また、“はじく”の意味の中に“うつ、たたく、うちたたく”意も含まれている(大字源)
*「弾劾」「糾弾」以外にも「弾(ただ)す」意味に対応する熟語は、大見出し熟語の中では、
「弾圧」(漢検2)政治権力や武力によって強く抑えつけること。「言論―」
(大字源)権力で強く抑えつける。しずめ、おさめる。弾は、ただす意という。
「弾正」(漢検2)弾正台(ダンジョウダイ)律令(リツリョウ)時代の警察機関。風俗や犯罪の取り締まりを行った役所。「弾正」はその役人のこと。
「弾正」は罪を責めただす意。
(大字源)ダンセイ:罪をただす。 ダンジョウ:(国語)弾正台のこと。また、その官吏。
*漢検2では“「弾正」は罪を責めただす意”と、読みを振っていないが、この説明は「弾正(ダンセイ)」で読んで良いのかな・・・。
*国語辞典やネットでは「弾正」・・・ダンジョウと読んでいるのがほとんどだが・・・
*弾丸黒子(ダンガンコクシ):きわめて狭い土地のたとえ。「弾丸」は小鳥などを捕るために使うはじきだま、「黒子」はほくろの意。
(参考)「黒子の地」「弾丸の地」ともいう。 類)尺寸(セキスン)の地
*漢検四字熟語辞典の「弾丸之地」の類義語のところにも、「黒子之地」・・・とある。
*「コクシの地」なんて出題もありうるので、漢検辞典も、こういう(参考)のところもそういう目で見ておいた方が良い。
*弾く(はじ-く):①はねとばす。「指で―く」 ②はねかえして寄せつけない。「水を―く」 ③計算する。「そろばんを―く」 ④弦楽器をつまびく。
*弾く(ひ-く):弦楽器や鍵盤(ケンバン)楽器を演奏する。かなでる。「琴を―く」「ピアノを―く」
・ネットでみると、「弾(はじ)く:文語活用形辞書:〔「引く」と同源〕」に、“弦楽器や鍵盤楽器を 鳴らす。かなでる。 「琴を-・く」 「バイオリンを-・く」 「ピアノを-・く」”とあるので、弦楽器や琴を「弾く」は“はじ(く)”と読んでも良いのかも・・・広辞苑など国語辞典などでは、弦楽器などを奏でる場合は、「・・・を弾(ひ)く」という漢字・読みが一般的なようだが・・・。
(大字源)その他、気になった「弾」関連の熟語
弾冠(ダンカン):①冠をはじいてちりを払う。少しの汚れをも嫌うたとえ。②冠のちりを払って君のお召しを待つ。③転じて、仕官すること。
弾冠振衣(ダンカンシンイ・カンをはじきころもをふるう):①新たに仕官しようと、招きを待つ。②辞職して隠遁する。
弾鋏(ダンキョウ):刀剣のつかをたたく。(孟嘗君の故事あり・・・略)・・・貧しい者が俸禄や地位を求めるたとえ。弾剣。
➪ 「長鋏(チョウキョウ)帰らんか」
弾剣(ダンケン・ケンをダンす):弾鋏に同じ。(孟嘗君の故事)
弾治(ダンチ):悪弊をただし、よく治める。
弾黜(ダンチュツ):不正を責めて退ける。
弾駁(ダンバク):弾劾に同じ。
弾を見て鴞炙(キョウシャ)を求む:はじきだまを見ただけで、ふくろうの焼き鳥を食べようと思う。命中するかどうかわからないから、早計なたとえ。(荘子:斉物論)
*鴞(キョウ(慣用)ヨウ(漢・呉音)):ふくろうの意味あり(他に、みそさざいの意も・・・)。
鴞炙(キョウシャ):ふくろうのあぶり肉。ぜいたくな食物をたとえていう。
鴞鳥(キョウチョウ):ふくろう。悪声残忍の鳥とされ、凶悪な者にたとえる。
*「鴞」は“類)梟 同)梟”とはなっていないので、この成語が「弾を見て“梟炙(キョウシャ)”を求む」なんて内容で出題されることはないと思う、たぶん・・・。念の為、「梟炙」なんて熟語があるかどうか調べたが、大字源ではなかった・・・。
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