翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

人権インタビュー

2008年12月13日 | 雑記
先日、偶然ラジオで「人権インタビュー」を聞きました。
殺人事件の被害者のご遺族のインタビューでしたが、このような生の声、なかなか聞く機会はありません。

夜中に警察から電話を受け、何が何だかわからないままに警察に行き、
取調室!で家族一人一人の経歴を聞かれたこと。
そして何があったのかと警察に問いただした結果、
「娘さんは殺人事件の被害者です」と言われ驚愕したこと。
数年後に自首してきた犯人に弁護士がついた途端、完全否認に転じたこと、
などなど、
ニュースでは到底知りえない生々しい声でした。
中でも非常に印象深かったのが
 「日本は犯罪者天国」という言葉です。これはかなり重い。


裁判でも被害者側の声を聞くことが重要だと思っていたところ、
折しも、犯罪の被害者やその遺族が一定の刑事裁判で被告に質問または求刑意見を述べることができる「被害者参加制度」が12月1日から始まりました。

さらに、間もなく裁判員制度も始まり、一般市民も裁判に参加するようになり、
日本の裁判(刑事)も大きくその姿を変えようとしています。

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