翻訳者の散歩道

  ☆ 法律翻訳者の思考のあれこれ ☆
(「翻訳者になりたい人のためのブログ」を統合し「第ⅡBlog〇〇編」と表記)

トライアルを受けるとき

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【翻訳編】

(2006年9月10日 翻訳編)

 

翻訳と通訳の大きな違いとして、

英日または日英のどちらか一方で勝負できる、ということがあります。

そこで、トライアルを受けるときも、どちらか一方で構わないわけです。

この点、英日、日英両方の仕事をしたいという人は、トライアルも両方受けようとする場合が多いのですが、

必ずしも両方受ける必要はありません(@_@)

つまり、突破口は1つ=より得意な方で(も)よいのです。

両方受ける場合には、英日&日英の課題がドサーっと送られてきます。

トライアルといえでも、たいてい期限が決められており、

一定期間内に相当量をこなすのは結構キツイ場合もあることは否めません。

その点、どちらか一方なら、分量もそこそこですから、まぁまぁ、こなせるし、丁寧に取り組めます

(時間もたっぷりあるし、両方こなせる、という場合もありましょうから、それはそれでOK・・・)

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納品時の注意

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【翻訳編】
(2006年8月4日 翻訳編)
 

納品するときは、発注側の指示(書式、送信方法など)に従いましょう。

「翻訳が完璧!だから、あとはどうでもいい」などと思わないで下さいね。

ここで注意すべきは、(書式等)納品方法は、発注側によって異なる(ことも多い)ということです。

1社だけで仕事をしている人は、特に注意して下さい。

ある会社が決めている納品方法はどこでも通用する、とは限らないからです。

 郷に入っては郷に従え!

言い換えれば、柔軟な思考が必要です。

A社だけで仕事をしていた人がB社で初めて仕事をするとき、B社からこれまでの納品方法と違った方法を指定されたとします。そういうときに、

「その方法はおかしいです。これこれ(A社で身についた方法をグダグタ述べる)が普通ですよ。」と、得意になって話す人はいませんか?

気をつけましょうね。翻訳がしっかりできているのなら尚更最後の締めくくり(納品)もしっかり行ないましょう。

もっとも、書式をはじめ納品方法について、何の指示も出さない所もありますが、一応最低限のマナーは守ります。

その際、自分を中心にせず、エンドユーザー=お客さまの立場になって考えることをおすすめします。

例えば、1ページに膨大な文字数をぶちこんでいないか(=読みにくいです)(余白もちゃんととってね)、メールには件名を明示しているか、などなど。

また、A4の1頁いくらという単価のときには、1頁になるべくいっぱい文字をいれてくれ、という指示もあるような…

また、担当者と親しくなったからといってため口など使わないように^_^;

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トライアルは落ちるところから

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【翻訳編】
(2006年3月18日 翻訳編)
 

(急に話が飛びますが、順不同で書いていますのでお許し下さいね。)

トライアルは、まず落ちることから始まることが多いものです。

ギョッとしましたか? あるいはホッとしましたか?

かなり実力のある人でも、最初は落ちる(こともある)のです。

そこで、あぁ~この世の終わりだ  と思わないで、「始めの一歩」と思って下さいね(^_^) 

そう、ここから始まるのです。

・・・でも、どうしても気になりますか

「全く話にもならなかっただろうか?」「次点だったかも」「何が失敗したのだろう?」

気になって夜も眠れないという人 

会社によっては、どのくらいで落ちたか、

例えば、「もうちょっとでした」「残念ながらCです」など、成績を教えてくれるところもあるようですから、

自分で探すなり、あるいは、ダメ元で聞いてみるのもいいかもしれません。

問合せる場合には、丁寧にお願いしましょうね。

「そういったサービスはしていません」と言われたら、お礼を言って引き下がります(笑)。あまりしつこく食い下がるのはかえって印象を悪くしますから・・・。

いずれ、あらためてトライアルについては触れると思います

 

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本を読もう

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】

(2006年10月10日 英語編)

 

☆ 以前、「英字新聞の活用」を書きましたが、

英語に慣れるという観点から、「ペーパーバック」も活用できます。

ジャンルは何でも、自分の興味のもてるものでいい。

例えば、ロマンス系が好きならシリーズで読んでもいいし、

サスペンス系が好きなら特定の作家の作品を読破してもいい(^_^)

やわらかい物で頭が慣れてきたら、硬めのものにも挑戦してみるのもよいでしょう。何でも興味をもって読めば、冊数が増えるに従い、読むスピードが上がってきます。

☆ ところで、速読法もいろいろあるようですが、多読によって自然に速くなります。(「速読法」で検索したら「~式」の類いが相当数ヒットしたのでびっくり。)

もっとも、翻訳はペーパーバックを読むのとは違い、重箱の隅まで注意しなければなりませんが、多読→速読を身につけることにより全体的な「読むスピード」はかなり違ってくると思います。

☆ まとめ⇒ペーパーバックなども利用して英文を多読することにより、英語に慣れると同時に、読むスピードが上がってくる。これは、後日翻訳作業にも役立つのです。

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映画をみよう

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】
(2006年10月2日 英語編)

 

「英語耳」の記事にも書きましたが、

映画(やTV)を見ることも英語学習のひとつです。

もちろん、原語でわかるという人も多いでしょう。

しかし、翻訳者になるための学習として=翻訳を意識して見るなら、字幕と対照する方がいいですね。
映像翻訳を目指さなくても、いい勉強になりますよ。

原語を聞きながら、心して字幕を読むとおもしろい発見がいっぱい!

へぇー、こんな風に訳すのか!

えっ、こんなに意訳していいの?(笑)

あらっ、ちょっとおかしくない?(爆)

個人的には、法律分野の用語使いは特に気になります(^_^)

この映画の活用法、昔と違い、DVDで日本語字幕のみならず英語字幕も利用でき、いろいろ活用の方法が広がりました。

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英語耳

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】

(2006年9月9日 英語編)

 

英語力(広い意味)をつけるには、さまざまな方法があります。

例えば、英語耳に関して、

外国人と話す機会がない、なるべくお金をかけたくないという人は、

テレビやラジオなどを利用してニュース、バラエティ、ドラマなどを楽しみながらを鍛えることはできます。

「翻訳者になるのに英語耳が絶対必要なのか?」と聞かれれば、答えはNOでしょう。(従って、以下は、ひとつの考え方であり、"must"ではありません。)

でも、学習上の観点からは、読み書きだけに限らず、耳や口も鍛える方が楽しいし、総合的な英語力という観点からも、相乗的効果が生まれます。

さらに、派遣など外で仕事をするとき、翻訳のみに限定するより、通訳レベルとはいかないまでも、多少?聞いたり話せる方が雇用機会は広がりましょう。

また、声を出す、という作業は脳の活性化にとてもよいので、

シャドウイングとまではいかないまでも、映画(ビデオ・DVD)などを利用して、自分でも声を出してみるのもとても楽しいですよ。(気に入ったセリフのみでもOK)

やはり、学習は楽しみながらするのが一番です(^_^)

(おまけ)

英語学習中、英語で夢を見るようになったら、英語漬けになっている証拠

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英語の資格は必要?

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】

(2006年4月7日 英語編)

翻訳者になるために英語の資格が必要か?と聞かれれば、
 「必須不可欠のものではありません」


英語の資格と関係なく、翻訳者として活躍している人、翻訳者としての適正が優れている人はたくさんいます。
しかし、今のご時世では、あればあった方がいいと言えましょう。
と、申しますのも、企業をはじめ国をあげて英語力の向上を重視していることを考えれば、第一関門としての客観的な判断を加える場合、例えば履歴書にそういったものが書いてあると、一応の指標になるからです。


「私は英語ができます」と、言われたとき
どうやって判断するか? 
実際に、多くの生徒の就職、転職状況を見ても、(翻訳のみならず)国内、外資系の就職、転職の際に、かなり良い印象を与えるようです。
なお、ここで英語の資格というのは、TOEFL、TOEIC、英検のいわゆる御三家?を指しており、そのうちどれかひとつあれば、(少なくとも)履歴書の段階では有利に運ぶようです。
(以上は一般論で、具体的にはそれぞれにあったアドバイス*をしており、場合によっては「不要」と言うこともあるのはもちろんです。) 

*上記のアドバイスは生徒に対して行っているものです。

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英字新聞の活用

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】

(2006年3月31日 英語編)


身近な英語学習法として、英字新聞の活用があります。

読みやすく、日本語と対照できる、という学習上の観点から、

日本の新聞社が出している英字新聞がはいりやすいでしょう。

朝日、読売、毎日、日経など国内の大手新聞は日刊または週刊で出しています。

最初は駅の売店で試し買い(笑)、気に入ったら購読します。

読み方も、自由でいいのですが、

すべてを日本語の新聞と比較する必要はなく、

エンターテイメントなど興味のある話題、日本語の新聞で気になった表現を英語で何というのだろう?というように興味をひかれるものを比較するだけでもOKです。

とにかく英語に慣れる、ということから始めましょう。

また、新聞によっては、翻訳の課題が載っていたりするものもあるので、そういったものに挑戦するのも刺激になります。

 

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日本語と英語の違い

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【英語編】
(2006年3月13日  英語編)

英語を上達させるには、

まず、日本語と英語の違いを認識する必要があります。簡単に見ていきましょうね。

  1. 構文の違い=主語と述語の位置

    基本的に、

    日本語は、主語+目的語+述語 (私はあなたが好きです)の順ですが
    英語は、 主語+述語+目的語 (I like you) の順になりますね。


  2. 単数・複数の区別

    ご存知のとおり、英語には、単数・複数の区別がありますが、日本語には英語ほど厳格な区別はありませんね。

    従って、和訳のときは、それを訳出するか否か、
    英訳のときは、単数形で書くか、複数形で書くかを考えねばなりません。


  3. 冠詞

    いやですね(笑)
    日本人が苦労するのが冠詞で、永遠のテーマです。
    ちなみにネイティブすら冠詞は難しいって言ってますからちょっと安心?

    定冠詞は特定しているものですよね。特定してないもの、まずは辞書を引きましょう。数えられる名詞か数えられない名詞か。この基本的作業を怠って、「あっ、特定していない→"a"をつけようって、数えられない名詞にも堂々と?つけてくる人も少なくありません。


  4. 時制

    これも、日本語は英語ほど厳格な使い方をしていませんから、注意が必要です。

    英訳のときは、日本語の表現(例えば、現在のことを過去形で表す)に英語の時制をあわせるとちょっと違ってしまうこともありますよ。

 

これらはいずれ翻訳編でも言及するかと思いますが、予定は未定だったりします・・・

 

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継続は力なり

2014年01月19日 | 第ⅡBlog【基礎編】
(2010年03月14日 | 基礎編)

学習のみならず、お稽古、リハビリなどなど、基本的に、一旦始めたらある程度継続しないと効果がなかなか出ません。

最初は「まるで進歩ないじゃーん、やっても無駄じゃい。」と思っても、これはほとんどの人が同じで、すぐ効果を実感できる人の方が少ないです。

しかし、人生いろいろな事が起こりますから、継続できないこともありえます。
翻訳学習も、やむを得ない理由によって中断することもありましょう。

では、中断した場合はどうするか?
 なるべく中断期間を短くする。
 中断期間中も、できれば(少しでも)何らかの形で英語に接するようにする。

お?「簡単にいうな!」と言いたいですか?
たしかに、書く(言う)は易し、行うは難し・・・。
さらに、中断期間が長期になってしまうこともありましょう。

そういう場合は、ここは潔く、一度リセットをかけて「最初から学習しなおすぞ!」くらいの開き直り(^_^;)が必要。

基礎=土台ですから、そこがグズグズになっている状態に上物をのせても不安定です。

もっとも、リセットをかけると言っても、過去に一度学習しているので、復習もサクサク進む(はず)ので、あまり深刻に悩む必要もありません。
「急がば回れ」
「継続は力なり」けだし至言です。
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