愚昧親爺記  ~ちぎれ雲きょうはどこへ行くのやら~

何でも興味津々のちぎれ雲。
あっちへふらりこっちへふらり飲み歩き記録など。

老舗で酔う @武蔵屋

2021-09-20 17:00:19 | 桜木町駅
今は亡き酒場シリーズ。
なぁ~んてシリーズはもちろんないのですが、下書き放置の中に懐かしいお店の書きかけがあったので、再生利用

実はちょうど10年前の今日の出来事なんだよ!そういえば、愚昧が子供の頃、タイムカプセルって流行ったんだよね。大阪万博の後位からだったかな。その頃のことをご存じの方はきっとこのお店も懐かしく思っていただけるはず。そんなつもりで笑い飛ばしてください。

武蔵屋にやってきた。
久しぶりですね。
時刻は開店まであと10分弱。
待ち人はいない。



中から声が聞こえるので入ろうよって同行者が言う。
覗き込むと、
「まだ開店してないんですけど」
「・・・」
やっぱぁりぃ~!

なんと列の先頭に並んだ。
いや何処にも列はなかったのに、気がつけば後ろに列が~!



奇麗なおねぇさんが後ろに並んだのでちょっかいを出そうとしたら文庫本を読み始めてしまった
もちろん、ちょっかいを出そうとしたのは同行者だけどね

丁度開店時刻になり、目張りが外された。



普通そうだよね。

どうぞって言われてカウンターに陣取る。
あっという間に埋まっちゃったよ!



「今日は大勢の方がいらっしゃるもんでね」
確かに5人組と6人組でテーブル席は埋まっちゃってるし、奥の座敷にも4~5人のグループが入っていったもんね。



後から後からやってくる。
「今、一杯なので・・・」
って、お店の人が断っているのに入ろうとする輩とか居てね。
そういうのが、こういう飲み屋さんの特徴なんだろうけどね。



隣に陣取ったお兄さんがやたら写真をパシャパシャ撮っている。
きっとブロガーに違いない。
まぁいいけどね。

負けずにオイラも撮る



みなさんまずはビールってお願いされている。
ここで、トラブル発生!

「これ冷えてないよ~!」
そう、ビールが冷えていないようなのだ。
「表のはどう?」
そう、外に出したままのビールと温度を比べている。
「外の方がマシみたい」
どんな温度なんだろうか・・

「すみません。冷蔵庫が故障していてこんなものしかないんですけど」
って、ビールを注文した人達に了解を得て回っている。
さすが老舗の飲み屋。
みんな、こんなもんで大丈夫って云ってる。
「ドイツビールと思えば上々」
「これぐらいが健康に良い」
これが、下町の粋な飲兵衛なんだろうか!

「そういえば、この前、霜取りしたような・・・」
カウンターに座っていれば厨房のこんな囁きも聞こえるのだが、親爺の胸の中だけにしまっておこう。

さて、まずは、玉ねぎの酢漬けからスタートです。



すぐにおからも供される。



ちょっとお隣さんの衣かづきが気になる。
目の前のカウンターにもあるしね。



追加注文だ。

「衣かづきお願いします」
「衣かづきってネギの一種だったっけ?」
「・・・」



まぁ、皮がつるっと剥けたって御満悦の同行者に、小芋の皮が衣を被っているようでしょって説明も止めておいた。

鱈豆腐が良いお味なんだよね。



濃い味の鱈なんだけど、御汁全体はそれほど辛くない。
いいねぇ!



納豆もいただきながら2杯目終了。

最近では最後までおにいちゃんが注ぐんだね。



最初は高い位置から勢い良く!



八割方注いだら土瓶を近づけてゆっくりと。



最後はきゅっと!

3杯目は御新香で。



いやぁ、丁度良い感じに酔って来ましたねぇ。



過去の訪問記録
2011年2月


武蔵屋』 いつまで掲載されてるのかわかんないけど、食べログをリンクしときました。

2015年7月末日に惜しまれながらも閉店されました。

20110920

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする