「愚昧君は何年大阪勤務だったんだね」
「3年半です」
「結構永いね」
「『当初は長くて3年、まぁ1年で帰る人も居るしね』っていわれたんですけど」
「ほう、そうなんだ。でも、3年半も居たら隅から隅までわかったでしょ」
「そんなことはありませんよ」
「社内では大阪飲みの案内人って噂だよ」
「本社ではそんな噂が」
「そうだね、大阪から直接山梨だったっけ」
「その通りなんですよ」
「山梨も後1年だろ」
「そんな口約束は信じられないんですよ」
「おいおい、俺に噛みつくなよ」
「すみません。ついつい」
「まぁどこか案内してよ」
「そういう御用命なら喜んで」
「やっぱり、大阪飲みの案内人だ」
「しまった・・・」
「行ったことないけど、間違いないお店です」
「おいおい、そんなんじゃ困るよ」
「何店舗かお店を持っていらっしゃる方の一番の高級店ですから間違いありません」
「なら君を信じるよ」
カウンターに陣取る
ビールを発注
「ようこそ、大阪へ」
「君って大阪じゃぁないよね」
「大阪経験者でした」
「まぁ、大阪案内人の名に恥じないようにね」
「品書きを眺めるなんて野暮なことはしないんだろう」
「ぇ~」
「大将、この後飲み会があるんだけど、その前に軽く呑むんだ、肴見繕ってよ」
「お造りなんてどうでしょ」
「いいねぇ、お任せでお願いするよ」
「その前にお通しです」
(覚えてない) けど、蕎麦だ
(覚えてない) けど、牡蠣だろう
「じゃぁお造り出させて貰いますね」
赤貝に鮃の昆布〆
赤貝も美味し
あ、そうだ雲丹を昆布〆ヒラメで巻いたものだったわ
「キャビアまで乗っかてますよ」
「なかなか手の込んだお造里じゃないか。本来ならばコースで楽しみたいところだね」
「流石、大阪案内人。良いお店じゃないか!僕はそろそろ帰るけど、君はもう一晩泊っていくんだろう。せいぜい、楽しみたまえ」
「ホンマありがとうございました。これから旧知の友に会いに行きます」
お店の情報は個人の備忘録として掲載しています。訪問時とは所在地、営業時間、定休日等変更になっていたり、そもそも誤った内容を記載しているかもしれません。最新の情報はお店のHPなどでご確認ください。
『鮨と日本酒の奢酌楽』
大阪府大阪市中央区北浜東2-13 幸ビルB1
・京阪本線 天満橋駅 徒歩4分
営業時間:11:00~14:00、17:00~23:00
定休日:日曜日
「3年半です」
「結構永いね」
「『当初は長くて3年、まぁ1年で帰る人も居るしね』っていわれたんですけど」
「ほう、そうなんだ。でも、3年半も居たら隅から隅までわかったでしょ」
「そんなことはありませんよ」
「社内では大阪飲みの案内人って噂だよ」
「本社ではそんな噂が」
「そうだね、大阪から直接山梨だったっけ」
「その通りなんですよ」
「山梨も後1年だろ」
「そんな口約束は信じられないんですよ」
「おいおい、俺に噛みつくなよ」
「すみません。ついつい」
「まぁどこか案内してよ」
「そういう御用命なら喜んで」
「やっぱり、大阪飲みの案内人だ」
「しまった・・・」
「行ったことないけど、間違いないお店です」
「おいおい、そんなんじゃ困るよ」
「何店舗かお店を持っていらっしゃる方の一番の高級店ですから間違いありません」
「なら君を信じるよ」
カウンターに陣取る
ビールを発注
「ようこそ、大阪へ」
「君って大阪じゃぁないよね」
「大阪経験者でした」
「まぁ、大阪案内人の名に恥じないようにね」
「品書きを眺めるなんて野暮なことはしないんだろう」
「ぇ~」
「大将、この後飲み会があるんだけど、その前に軽く呑むんだ、肴見繕ってよ」
「お造りなんてどうでしょ」
「いいねぇ、お任せでお願いするよ」
「その前にお通しです」
(覚えてない) けど、蕎麦だ
(覚えてない) けど、牡蠣だろう
「じゃぁお造り出させて貰いますね」
赤貝に鮃の昆布〆
赤貝も美味し
あ、そうだ雲丹を昆布〆ヒラメで巻いたものだったわ
「キャビアまで乗っかてますよ」
「なかなか手の込んだお造里じゃないか。本来ならばコースで楽しみたいところだね」
「流石、大阪案内人。良いお店じゃないか!僕はそろそろ帰るけど、君はもう一晩泊っていくんだろう。せいぜい、楽しみたまえ」
「ホンマありがとうございました。これから旧知の友に会いに行きます」
お店の情報は個人の備忘録として掲載しています。訪問時とは所在地、営業時間、定休日等変更になっていたり、そもそも誤った内容を記載しているかもしれません。最新の情報はお店のHPなどでご確認ください。
『鮨と日本酒の奢酌楽』
大阪府大阪市中央区北浜東2-13 幸ビルB1
・京阪本線 天満橋駅 徒歩4分
営業時間:11:00~14:00、17:00~23:00
定休日:日曜日
ってコンセプトかな?
コースで頂きたいお店です。
グラスかいいですね。